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2008年07月08日

2007-7 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●自己防衛に走る手前勝手な本部幹部会での池田大作スピーチ

・6月23日付「聖教新聞」「新時代第19回本部幹部会での名誉会長のスピーチ」
 「師匠の恩を知る者は、必死になってその恩に報いるものだ。(中略)私は、戸田先生に対して恩を報じた。戸田先生も、牧口先生に恩を報じた。この報恩の心を忘れてしまえば、将来の学会は心配だ。(中略)いざという時に、不惜身命で、師の恩に報いよ!これが大聖人の教えである。(中略)“恩知らず”が多くなれば、学会は危うい」
 「戦後、広宣流布に立ち上がった恩師の戸田先生を待ち受けていたのは、事業の挫折という、最大の苦境であった。この絶体絶命のときに、だれが恩師を護ったのか。臆病な弟子は、逃げ出した。年寄りの幹部の多くは、ずるくなり、要領を使うようになった。当時、幹部は大勢いたが、戸田先生は、『青年しか信用できない』『第3代会長は、青年部に渡す』と明快に断言されたのである。今も方程式は同じだ。私も青年に託すしかない。どこまでも、師弟の心を護り、師弟の心を受け継ぎ、戦っていく人間をつくる以外、広宣流布の未来はないのである。信じられるのは、君たち青年である。(中略)牧口先生、戸田先生に流れる、日蓮仏法の『広布に戦う魂』――それを受け継いだのは私である。私がいなかったら学会精神は滅んでいる。第3代が、学会を救ったのである」
 「戸田先生は、恩知らずの坊主や元幹部などには本当に厳しかった。『あんな下劣な連中に、崇高な学会を乱されてたまるものか!』と烈火のごとく叫ばれた。この『正義の怒り』を幹部は持たねばならない。邪悪への『怒り』が大事なのだ」
 「私は、青春時代、朝から晩まで、『先生!』『先生!』と叫んで、戸田先生だけを心に思って生きてきた。戸田先生ひと筋。まるで急行列車のように、まっすぐに先生を求めた(中略)しかし19歳で戸田先生と出会った私は、『戸田先生こそ創価学会の大黒柱であり、牧口先生の真実の後継者である』と直感的に見抜いた。そして、ただ一人『戸田先生が師匠だ』と決めたのである。決めたからには、仕事のこと、広布のこと、先生の健康のこと、すべてにわたり、言語に絶するほどほど、私は働いた。先生を徹してお護りした。私は心に誓った。『どんなことがあっても、先生に健康になっていただこう。そして絶対に、先生に学会の会長として指揮を執っていただくのだ』と。そして、その通りの『勝利の歴史』を切り開いていった。
 これが学会の師弟である。皆さんも、この師弟に続いて欲しい。真実の師弟を知る青年部であってほしい」

 ※「編集部として、名誉会長の了承のもと、時間の都合で省略された内容を加えて掲載しました」とあるように、実際の本部幹部会での池田発言は、もっとラフでアバウトな内容だったようである。しかも健康状態が優れないのかスピーチの大半を、長谷川重夫副理事長が代読した。それでも意図するところは分かる。戸田会長を引き合いに出しながら、創価学会は池田大作教であり、その教祖である自分を守れ、裏切り者、不知恩の輩を許すなと、何も知らない青年部に檄をとばしているのである。要するに矢野元公明党委員長が造反し、池田氏の国会招致も取り沙汰される中で、「俺を守れ」と叫んでいるのだ。
  ベンツにふんぞり返り、周囲を二重・三重の警備陣に囲まれ、イエスマンにかしずかれる池田大作氏だが、裸の王様の実態が暴かれることに内心は戦々恐々としていることが分かる。池田氏は本部幹部会以外にも、全国青年部幹部会、各部合同協議会などでもスピーチしているが、内容は大同小異である。矢野氏に「土下座しろ」などと威迫を加えたのは青年部であるが、非常識な行為が、こうした池田氏の指導に基づいてなされていることは間違いない。

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2007年08月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-08-15

●敗北を勝利と強弁する学会幹部

・7月31日付「聖教新聞」「偉大なる創価の前進万歳」
 「偉大なる創価の前進、万歳!正義の大闘争を貫いた大功徳は燦然!民衆勝利の新記録を打ち立てた同志の集いが30日、各地で行われた。
 東京、大阪、愛知、埼玉、神奈川をはじめ全国の同志は、『全力を出しきった』『自分に勝利した』姿で参集。世界広布の指揮を執る池田名誉会長とともに、悠然と、朗らかに『限りなき前進』を新たに開始した。原田会長は東京の総区長会、埼玉の区圏長会へ。正木理事長は神奈川の友を激励した」

・8月3日付「聖教新聞」「新時代第9回本部幹部会 新時代第3回青年部幹部会から(要旨)」
 「原田稔会長 愛知・埼玉・神奈川の3選挙区は、残念ながら惜敗しましたが、いずれも過去最高の得票を勝ち取ることができました。マスコミも、この点に注目し『逆風下にもかかわらず、強固な組織力が健在』と報じるなど、盤石な前進を満天下に示すことができました。私どもは信心の世界であり、永遠の戦いです。一人一人が自分に勝ち、広布の地盤を大きく拡大できた――この一点で、大勝利である。こう勝ちどきをあげ、奮闘をたたえ合いたいと思います」
 「高柳洋子婦人部長 限界突破の戦いを祈り抜き、戦い続けてくださった全同志の皆さま、大変にありがとうございました(拍手)。全国各地でお目にかかったお一人お一人は、さまざまな課題を抱えながら激闘してくださいました。その尊い皆さま方の頭上には勝利の月桂冠が輝いていると確信しています。
 一人一人が信心で勝ちました!わが地区は勝ちました!師匠を求め抜いて戦った歴史は燦然と輝いています。戦いきった喜びと大功徳は厳然です」
 「舘野光湖女子部長 全国の池田門下の女子部が、『師弟誓願』にむけ一丸となって戦い、かつてない大拡大を成し遂げ、勝利の姿で集い合うことができました。本当におめでとうございます!(拍手)」

 ※選挙という現実世界の政治闘争を「法戦」と称して馬車馬のように学会員を駆り立てた創価学会。その選挙に敗北するととたんに形而上の宗教次元では「勝利」したと強弁する。詭弁としかいいようがない。原田稔会長は、落選した選挙区で過去最高得票だったことで「盤石な前進を満天下に示すことができた」などと、あたかも勝利であったかのよう発言しているが、それでは比例区で過去最高得票の前回衆院選に比べて122万票も得票を減らしたことをどう説明するのか。ご都合主義的としかいいようがない。

●創価高校の甲子園出場アピールで敗北を糊塗

・8月1日付「聖教新聞」「創価高校甲子園へ!」「創立40周年を飾る快挙」「創立者が和歌 ああ勇敢な創価の君らよ」
 「あな嬉し 創価の優勝 父母も 世界の友も 大歓声かな
 偉大なる 文武の伝統 受け継ぎし 創価の王子は 何と頼もし
 堂々と 文化と平和の 道開く ああ勇敢な 創価の君らよ」
 「第89回全国高校野球選手権・西東京大会の決勝戦が7月31日、神宮球場で行われ、創価高校(小平市)が八王子高校に6―3で逆転勝ちし、夏は12年ぶり5度目、春夏通算8度目の甲子園出場を決めた。創立者の池田名誉会長は、学園創立40周年を飾る快挙を讃え、祝福の和歌を詠み、贈った」

 ※参院選敗北直後に、創価高校が甲子園出場を決めたことを「聖教新聞」が大々的にアピールしている。創立者である池田大作名誉会長も早速に?猩族煉瓩鯊?って激励したのだという。敗北のショックに打ちひしがれている学会員の目先を変えるには好都合なのだろう。

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2007年08月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-8-1

●法戦・池田“大将軍”メッセージ

・7月11日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「『いよいよ・はりあげてせむべし』青年部の魂は 『破邪顕正』だ。 大信念で叫び抜け!」
・7月12日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「勝負を決するのは 攻め抜く『勢い』! 断じて勝つ『執念』! 猛然と打って出よ! 正義は強気でいけ!」
・7月13日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「『一の獅子王吼れば 百子力を得て』 大生命力で語れ! 勇気が勇気を呼ぶ。時代を動かせ!」
・7月14日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「声は弾丸である。勢いよく賢明に 真心の声を! 確信の声を! 『声 仏事を為す』だ」
・7月16日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「『立正安国』とは 正義が勝つことだ。 ゆえに祈り抜け! 強い心で勝ちまくれ!」
・7月17日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「永遠不敗の魂を 朗らかに! 師弟不二の正道を 共々に!世界一の大連帯 万歳!」
・7月20日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「リーダーは 誠実と真剣 信念と目的をもて! すべてに 断固と勝ち抜け!」
・7月21日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「『真心』と『スピード』 そして『元気な声』で わが友を励ませ! 仲良く異体同心で 諸天を味方に!」
・7月22日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「勝つことが前進! 勝つことが幸福! 勝つことが仏の働き! 未来のために 勝利の歴史を残せ!」
・7月23日付「聖教新聞」「わが友に贈る」「尊き同志よ 勇敢に 大胆に 祈り切れ!戦い抜け! 執念と団結で開け」

 ※統一地方選直後の本部幹部会で、原田会長は池田大作氏を「大将軍」と讃え、「大将軍」の指揮の通りに戦えば勝てると発言した。その池田?狢臂?軍?cは、公示以後、「聖教新聞」掲載の「わが友に贈る」で、必勝・完勝を煽っている。それにしても「勝つことが幸福! 勝つことが仏の働き!」とは…。「負けるが勝ち」という諺もあるが、つくづく浅薄な仏教観・人生観しかもっていないことが、この一言からもよく分かる。

●政教一体の法戦

・7月12日付「聖教新聞」「埼玉に大勝の旗を 原田会長さいたま市特別区へ」
 「埼玉に大勝の旗よ翻れ――さいたま市特別区のブロック長・白ゆり長会が11日、埼玉文化会館で意気軒昂に開かれた。」「原田会長は、『常に師と共に』こそ弟子の決意であり必勝の要諦であると強調。反転攻勢へ、攻めの戦いに徹し、池田門下の底力を満天下に示そうと語った」
・7月17日付「聖教新聞」「原田会長が神奈川へ 壁を破れ!執念の闘争で」
 「総神奈川の区圏長会が16日、神奈川文化会館で開催された」「(原田会長は)真剣な祈りで諸天・諸仏も揺り動かし、勝利の大行進をと力説。今こそ、正義の神奈川の本領を発揮し、断固、師弟完勝の勝利劇をと呼びかけた」
・7月18日付「聖教新聞」「随筆・人間世紀の光 正義の東海道を讃う 山本伸一」「弟子よ綴れ 師弟の勝利劇 勇敢に立正安国の獅子吼を!」
・7月20日付「聖教新聞」「今こそ執念の大攻勢を!原田会長は埼玉へ 理事長は東京世田谷へ」「獅子王の総埼玉壮年部 常勝不敗の愛知栄光総県」
 「『今こそ執念の大攻勢を!』と広布に走る友の大会が19日、各地で意気軒昂に行われた。総埼玉壮年部の地区部長会は埼玉文化会館で。原田会長は『壮年が雄々しく立ち上がれば、地域が変わり、社会が動く』と力説し、敵をも味方に変える言論戦の王者にと望んだ。分部総埼玉長は『勇気の行動で完勝の決定打を!』と訴えた。
 愛知栄光総県の大会(中部池田記念講堂)では、川北総県長が『常勝不敗の大旋風を』と強調。谷川中部総主事は、諸天を動かす一念で、誓いの『この道』を堂々と勝ち飾ろうと励ました」
・7月21日付「聖教新聞」「常勝不敗の生命を築け 原田会長西横浜へ」
 「常勝不敗の金剛の生命を築きゆく友の集いが20日、各地で行われた。神奈川・西横浜総県の壮年部地区部長大会は、横浜市の横浜池田講堂で」「原田会長は、『今こそ執念と攻撃精神が重要である。友の心を揺り動かす気迫の対話、正義の叫びで、史上最高の拡大を』と呼びかけた」

 ※参議院の選挙区選挙に立候補している公明党5候補のうち、激戦・苦戦が伝えられるのが愛知・埼玉・神奈川の3選挙区。昨秋・秋谷前会長が更迭され、後任会長に登用された原田氏は、敗北すれば責任問題となるだけに必死で埼玉や神奈川を飛びまわっている。宗教団体なのに政治の勝敗で責任が問われるとはお気の毒様。

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2007年07月18日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-7-15

●離党した福本潤一参議院議員対策
・7月4日付「聖教新聞」「中国方面新時代を建設」「『中国最高会議』を設置 完勝へ盤石の布陣」
 「中国方面の新時代建設の幕が開いた!中国の総県長会議が2日、広島池田平和会館で行われ、『創価完勝』のための重層的な新布陣が発表された。それによると、勝利への全責任を担う『中国最高会議』を設置。また、中国方面最高参与に秋谷最高指導会議議長、同参与に長谷川・西口副理事長、上田(雅)副会長が就任。(中略)

 中国、池田名誉会長の手作りの組織である。1956年(昭和31年)9月5日、『大作、お前が行って、指導

・折伏の旋風を起こせ!』『はい。やらせていただきます!』戸田第2代会長と名誉会長の“師弟の呼吸”から、あの山口開拓闘争は始まった。中国の今日の大発展が決した。(中略)今こそ、21世紀の新しき『平和と正義の開拓闘争』を開始する時!――中国の友の、破邪顕正の意気が燃え上がる。
 【中国最高会議】秋谷栄之助 長谷川重夫 上田雅一 熊谷信孝(中国長)―以下略―
 【中国】▽最高参与=秋谷栄之助 ▽参与=長谷川重夫 西口良三 上田雅一」

 ※公明党を「全体主義的」「アンチヒューマニズム」と批判し、離党の意志を明らかにしたところ公明党に除名された福本潤一参院議員は、広島県の出身で、公明党比例区では中国・四国地方を選挙地盤としていた。離党・除名後、福本氏は、「週刊現代」をはじめとする各種の雑誌媒体で、創価学会と公明党の政教一致体質を厳しく批判しつつ、7月29日投開票の参議院選挙への立候補を模索してきた。

  こうした福本氏の動きを封じ込め、組織の引き締めを目的としてのことだろう。創価学会は中国に「中国最高会議」を設置し、秋谷前会長と長谷川・西口の両副理事長、そしてもともと中国長として中国方面に強い影響力をもっていた上田雅一副会長を最高参与・参与に任命して送り込んだ。昨年11月に解任され、最高指導会議議長なる閑職に追いやられた秋谷氏を陣頭指揮に立たせ、池田大作氏の最側近である長谷川副理事長と、関西のドンである西口副理事長、さらには上田副会長を送り込むこの布陣。創価学会が福本氏の離党・除名に基づく造反行為を脅威と感じていることの証左に他ならない。

  それにしても池田氏にさんざんいびられた挙げ句、会長を更迭されてもなお、組織引き締めの陣頭に立つ秋谷氏とはいったいなんなのか。今回の中国入り以前にも、秋谷氏は、激戦だった東京都台東区議選や、参議院選で公明党が苦戦を強いられ最重点区に位置づける愛知選挙区入りをさせられているという。しかも福本氏が離党・除名になった後の本部幹部会では、秋谷氏は太田公明党代表、秋山栄子SGI女性部長とともに、池田氏に叱責されたとの情報もある。つくづく気の毒というか哀れな晩年というしかない。

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2007年07月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-7-1

●陣頭指揮
・6月8日付「聖教新聞」「長編詩 永遠の常勝関西を讃う(上) 民衆は勝った!弟子は断固と勝った! 池田大作」
・6月10日付「聖教新聞」「長編詩 永遠の常勝関西を讃う(下)
 正義は勝つ!師弟は断じて勝つ! 池田大作」
 「おお 関西! 全世界が見ている。全民衆が仰いでいる。人類の未来が待っている。大関西の池田門下が築きゆく 二十一世紀の常勝の城を!そして 永遠不滅の師弟の大城を! 大関西 常勝関西 いざや立て 私の信ずる 真の弟子なば」
 ※各種選挙の前に池田大作名で「聖教新聞」に掲載される長編詩。今回は大阪選挙区に公明党候補者が立つ関西に向けての長編詩が載った。「断じて戦い勝つのだ」と来る参議院選挙での勝利を厳命した長編詩。今後、東京や中部(愛知)など公明党候補が擁立されている地域の組織に対する詩が紙面を飾ることになるのだろう。

●台湾からの顕彰をPR
・6月13日付「聖教新聞」「台湾の12都市が授与 池田SGI会長に『名誉市民』称号」「『創価の母』と讃え香峯子夫人に顕彰も」
 「台湾の12都市からこのほど、池田SGI会長に『名誉市民』称号が授与された。SGI会長による地球規模での平和・文化・教育事業を讃えたもの(中略)台湾における創価の民衆運動への共感は、全土で一段と大きく広がっている」
 ※中国の温家宝首相と池田大作氏との会談を大々的にアピールした創価学会。今度は台湾から池田氏にさまざまな顕彰が贈られていると大宣伝している。大陸派から台湾派へと転向したのかと思えばさにあらず。先頃、創価学会と対立する日蓮正宗の早瀬日如法主が台湾を訪問し大規模な法要に臨んだ。これに対抗するために創価学会なかんずく池田氏が台湾で評価されているとPRしているに他ならない。

●215賞を喧伝
・6月15日付「聖教新聞」「池田SGI会長に五大州から215の名誉学術称号(上)」「地球規模で平和と人権を護る池田博士の多大な貢献を顕彰」
・6月16日付「聖教新聞」「特集 名誉学術称号215(中)」「人類の道を開く『偉大な師匠』『対話の巨人』の池田博士に」
 ※昨秋200に達した名誉学術称号が215に達したとして「聖教新聞」が大々的な特集を組んでいる。つくづく世俗の名誉や権威に祝着する御仁としか言いようがない。

●大学野球
・6月15日付「聖教新聞」「第56回全日本大学野球 創価大学がベスト8 3年連続」
・6月16日付「聖教新聞」「創価大学準決勝へ 全日本大学野球 きょう決勝進出かけ早稲田大学と」
・6月17日付「創価大学が3年連続ベスト4 全日本大学野球 輝いた創価の『人間野球』」
 ※創立者である池田大作氏の指針のもとに戦ったという創価大学。準決勝でハンカチ王子が登板した早稲田大学の前に10対1で敗れたが、スタンドは青・黄・赤の3色に染まり、準々決勝の東北福祉大学戦では「威風堂々の歌」が、そして早稲田戦では「常勝の空」という学会歌が演奏された。ただおかしかったのは「歌詞は歌わないでください」とのプラカードが出ていたこと。そりゃ「濁悪のこの世ゆく学会の 行く手をはばむは何奴なるぞ」だもの。歌えるわけはないか。

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2007年06月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-6-1

●参議院選挙に向け始動

・5月9日付「聖教新聞」「名誉会長埼玉池田研修道場を初訪問」「代表と唱題 愛する埼玉の全同志の勝利を祈念」
 「池田名誉会長は8日午後2時20分過ぎ、新緑に包まれた埼玉池田研修道場を初訪問した。同研修道場で名誉会長は……敬愛する埼玉の全同志の所願満足と一家一族の永遠の幸福・勝利を深く祈念。広宣流布の完勝の歴史を刻む友に祝福の和歌を贈るとともに、『師弟不二と団結輝く模範の埼玉たれ!』とスピーチした」
 「日本中 皆がみつめむ 憧れて 大埼玉の 栄光輝け」「埼玉の 創価の全勝 祈るらむ 断固と勝ちゆけ 勝ちまくれ」

・5月8日付「聖教新聞」「原田会長、埼玉へ」
 「総埼玉の支部長会で、原田会長は創価の対話運動に世界が注目していると力説。『師匠が見守る埼玉の勝利へ、勇ましく前進しよう』と呼びかけた」

・5月14日付「聖教新聞」「原田会長が出席 大中部の幹部会」
 「大中部の幹部会が13日、愛知県名古屋市の中部池田記念講堂で開催された。谷川中部総主事、松尾同青年部長の後、松原中部長は『断じて創価完勝の白星を』と強調。高柳婦人部長は師弟不二の信心で大勝利をと語った。原田会長は、世界に大きく友情を拡大してきた池田名誉会長の行動に言及。・勇気・誠実・信頼の心で、圧倒的な拡大戦をと励ました」

 ※7月22日の投開票が予定されている参議院選挙で、公明党は東京・埼玉・神奈川・愛知・大阪の5選挙区に候補を立てる。このうち埼玉選挙区は、自民・民主・共産の各候補との間で、公明党候補が鎬を削ることになる。当然、激戦が予想されるだけに、池田氏が早々と参院選があった3年前以来の埼玉入りをし、さっそく「断固と勝ちゆけ 勝ちまくれ」と檄を飛ばした。
  今後、池田氏は公明党候補が立つ地域に和歌や長編詩を贈り檄を飛ばすはずだ。またすでに埼玉そして愛知選挙区に原田会長が出向いているが、今後、先の統一地方選でもそうだったように、原田会長が公明党候補が立候補している地域の組織に入り、梃子入れを図る腹づもりだろう。

●ロシア大使と会談

・5月16日付「聖教新聞」「池田SGI会長――ロシア連邦ベールィ大使と会談」
 「ロシア連邦のミハイル・ベールィ新駐日大使が15日午後2時半、東京・信濃町の聖教新聞本社を訪問。池田SGI会長が原田会長ら代表と歓迎し、2時間余にわたり語り合った」

 ※新任の駐日ロシア大使と池田氏が会談した。先に中国の温家宝首相と会談した池田氏だが、その件については本誌の5月15日号が詳報したとおり。以前から池田氏は中国そしてロシアを自らの権威・カリスマの高揚のために利用しているが、今回の会談もそうした一環と見ることができる。ただし、中国の留学生を創価大学が数多く受け入れ、卒業生が外交畑に進出しているように、ロシアの留学生も創価大学は受け入れており、卒業生が外交畑に進んでいる事実を、我々は注視する必要がある。

●名誉市民称号500を誇示

・5月14日付「聖教新聞」「世界から500の名誉市民称号」「台湾 土城市から栄冠」
 「池田SGI会長に、世界の都市から贈られた『名誉市民』称号が500に上った。500番目となったのは、台湾の台北県土城市からの栄誉。(中略)
 前人未踏の『500』を超えた栄冠は、慈悲と英知の大指導者を世界が讃歎する証である」

・5月17日付「聖教新聞」「SGI会長台湾7都市の名誉市民に」「香峯子夫人に新竹県議会から『平和教育の光』賞」

・5月18日付「聖教新聞」「アメリカ連邦下院議会でSGI会長夫妻を讃える演説」「グアム選出 ボーダロ議員が熱弁 議事録に永久登録」
 「アメリカ合衆国の連邦下院議会で1日、池田SGI会長夫妻を顕彰する議会演説が、マデレーン・ボーダロ下院議員(グアム選出)によって行われた。これは、
SGI会長夫妻の長年にわたる平和貢献を讃えるもの。演説の内容は、議会の議事録に永久登録される。このほど、議事録への登録を示す証書がSGI会長夫妻に贈られた」

  ※名誉博士・名誉教授の称号が200に達したとして大喧伝していた創価学会が、今度は池田氏に対する名誉市民称号が500に達したと宣伝している。世俗の称号や権威で身を飾る池田氏。あな空虚し。また池田大作夫人のかねさんにも台湾の新竹県議会から「平和教育の光」なる賞が贈られた旨、報じているが、これがポスト池田大作体制を視野に入れての池田家宣揚戦略に基づいていることは明白だろう。
  アメリカ議会下院の議事録に池田夫妻を顕彰する演説が登録されたという。ちなみに日本の国会議事録には、言論出版妨害事件をはじめ池田氏の国会喚問を求める国会議員の質問が数多く記載されている。

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2007年04月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-4-15

●戸田会長の50回忌法要記事は4面片隅、1面は池田大作の受賞記事
・4月3日付「聖教新聞」
1面……「桜満開!創立者が創価大学第37回短大第23回入学式で受賞 ブラジル哲学アカデミー『名誉博士』に 世界初 モデルノ総裁が『授章の辞』 池田博士は人類のために戦う哲学者 ソクラテスの勇気で平和 文化 教育を擁護」
4面……「全国で戸田第2代会長の追善法要 名誉会長は牧口記念会館 原田会長は学会本部で」
 「戸田城聖第2代会長の追善勤行法要が、祥月命日の2日を中心に、全国の主要会館、恩師記念室などで50回忌の意義を込めて厳粛に行われた。池田名誉会長は2日、八王子市の東京牧口記念会館で代表と勤行・唱題し、広宣流布の大誓願に生き抜いた恩師の崇高な生涯を偲んだ」
 ※戸田城聖会長の50回忌。創価学会を実質的に創始したのは戸田会長なのだから、創価学会や戸田会長を「恩師」と呼び、「師弟不二」を叫ぶ池田氏は、盛大な法要を行うべきだろう。だが創価学会はそうした法要は行わず、池田氏などは牧口記念会館で勤行しただけ。しかも学会本部で原田会長が出席した法要の模様は、「聖教新聞」の4面片隅にひっそりと掲載されただけで、勤行する池田氏の姿はいっさい掲載されていない。その代わりに「聖教新聞」1面に大々的に掲載されたのは池田氏の「ブラジル哲学アカデミー」の授章式の模様だった。これこそ不知恩……?

●大作カトレア・香峯子蘭
・4月2日付「聖教新聞」「薫れ!勝利と幸福の花 南米ベネズエラで最優秀の栄冠 凛然と『大作カトレア』」「シンガポールで新種に命名誇らかに『香峯子蘭』」
 「南米ベネズエラから『ダイサク・イケダ・カトレア』の写真が届いた。(中略)各地から出品されるカトレアの中で“大作カトレア”は、2004年に『形』『花びらの質』『彩り』とも群を抜く花と絶賛され、『ベネズエラ最優秀カトレア』に選ばれた」
 「シンガポールで誇らかに咲く“香峯子蘭”。蘭が国花の同国で、新種の蘭が『デンドロビューム・カネコ・イケダ』と命名された。これは、池田香峯子SGI会長夫人の『世界平和の推進への無私の貢献』を讃えて」
 ※先にシンガポールで新種の蘭が「香峯子蘭」と命名されたことを創価学会が喧伝している事実を報じたが、今度は、「大作カトレア」だという。戸田城聖会長の祥月命日に「聖教新聞」は、3面にカラーで大々的に「大作カトレア」と「香峯子蘭」を紹介している。カラー写真でお見せできないのが残念だが、呆れるというか、ここまでくると嗤うしかない。

●日中友好を最大限利用
・4月1日付「聖教新聞」「日中国交正常化35周年を祝賀 創価学会周桜観桜会 北京大学、中国大使館の一行が出席」
 「創価大学で3月31日午後、伝統の第29回『周桜観桜会』(中国研究会主催)が行われた。創立者の池田名誉会長と周恩来総理の会見の翌年に、中国の留学生らによって植えられた『周桜』。夫人のトウ穎超女史の来日を記念して植樹された『周夫婦桜』とともに、日中国交正常化35周年の今年も美しい花をつけた。(中略)
 またこの日、中国大使館の胡勝才参事官を団長とする青年『周桜』参観団一行60人が、創価大学と東京富士美術館を訪問した」
 ※4月11日に来日した中国の温家宝首相。当初、5日の滞在予定が3日に短縮されたにもかかわらず池田大作氏と会談した。中国は創価学会を日本における橋頭堡として利用、創価学会なかんずく池田大作氏は、中国を自らの権威・カリスマの源泉として活用している。魚心あれば水心か。

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2007年04月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007/4/1

●芸術部礼賛と桜金造立候補

・3月8日付「聖教新聞」「春が来た!新時代第5回本部幹部会 全国壮年部幹部会 芸術部総会」「完勝の5月3日へ勇気の大行進」
 「新時代第5回本部幹部会が7日午後、全国壮年部総会、芸術部総会の意義を込めて八王子市の東京牧口記念会館で行われた」
 「名誉会長は5月3日『創価学会の日』を目指して進む全同志に記念の和歌を贈った。また、花の芸術部を心から讃え、広布のロマンの舞台で永遠の福徳と栄光をと念願」
・3月11日付「聖教新聞」「新時代第5回本部幹部会 全国壮年部幹部会での名誉会長のスピーチ」
 「『広宣流布の花』である芸術部の皆様、結成45周年の『芸術部の日』、本当におめでとう!(大拍手)皆様は、一人一人が光っている。偉大な方々だ。芸術部という言葉を聞くだけで、皆が朗らかになる。芸術部は花である。広宣流布の花である。―中略―
 そして今や、学会精神のみなぎる『戦う芸術部』になった。芸術部の皆様、これからも、学会のため、広宣流布のため、ご活躍をお祈りしています。生涯、不退の道を!私も、最大に応援しています!(大拍手)―中略―皆で『芸術部、万歳!万歳!』と祝福申し上げたい。(全員で、万歳三唱を)」

 ※3月7日に芸術部総会の意義も含めて開催された創価学会の本部幹部会で、池田大作名誉会長は、創価学会員の俳優や女優、歌手やタレントが所属する芸術部を最大限、讃歎した。3月11日付「聖教新聞」には、本部幹部会での池田スピーチが全文掲載されているが、そこにはスピーチする池田氏の写真とともに本部幹部会に出席した芸術部代表らの写真が載せられている。副芸術部長の久本雅美をはじめ岸本加世子、三船美佳、山本リンダ、段田安則らとともに、その中にはタレントの桜金造の姿がある。
  お笑いグループ・ハンダースに所属していたB級タレントだった桜金造は、NHK番組「お江戸でござる」で、伊東四郎の後を継いで座長的役割を果たしたことから、全国的に知名度をあげた。以後、「聖教新聞」で学会員であることをカミングアウトした桜金造は、本部幹部会で池田氏に激励されるという栄誉にも浴した。
  その桜金造が、4月8日投開票の東京都知事選挙に立候補した。石原慎太郎知事、浅野史郎前宮城県知事、吉田万三元足立区長、建築家の黒川紀章氏の主要4候補の争いになると見られていた都知事選。ここに突然、桜金造が挑んだことは世間の耳目を驚かせた。
  本誌の信濃町探偵団で既報のように、石原知事と公明党は協力関係にある。また創価学会・公明党は自公連立体制の維持を最重要課題としている。当然、子息の石原伸晃代議士が自民党の東京都連会長を務めている石原知事を推すのが、公明党そして創価学会としては自然の形だ。だが石原知事は、都議会対策という意味合いから、公明党と妥協し協調関係を維持しているものの、本音を言えば創価学会ことに池田大作嫌いで知られている。
  実際、8年前の都知事選に際して「週刊文春」が、石原・鳩山(邦)、柿沢・明石・三上・桝添の主要6候補に対して行ったアンケートの、「あなたの池田大作氏への人物評価をお聞かせ下さい」との質問に対して石原氏は、
 「一言で表現すれば、『悪しき天才、巨大な俗物』。公明党が連立に参加して、細川政権が成立する前々夜に、池田氏が、学会婦人部の幹部を前に話した内容を、テープで聞いたことがあります。『デージン(大臣)も何人か出るでしょう。みんな、皆さんの部下だから、そのつもりで』『皆さん、いよいよこの国は私たちの手の内に入ってきたね』と、池田氏が得意気に言うと、幹部が一斉に『ワーッ』と拍手する。あれを聞いた時の、肌が粟立つような恐怖は、忘れられません。また、それを許容せざるを得ない政治の現状も情けない限りです」(「週刊文春」平成11年3月25日号)
  と回答しているほどだ。そしてこうした池田認識を持つ石原知事を、池田氏も毛嫌いしている。当然のことながら創価学会なかんずく池田氏とすれば、創価学会票を石原知事になど回したくはない。ただ公明党は知事与党であり、創価学会もまた自公連立を維持することを最重要課題とする以上、表だって反石原の動きはできない。しかし学会芸術部の幹部でもある桜金造が立候補した場合、桜金造に強いシンパシーをもつ学会員が勝手に投票することは自由だ。
  創価学会・池田大作批判(宗教弾圧)を行った政治家は必ず滅びるとする創価学会にとって、池田氏を「悪しき天才、巨大な俗物」と批判した石原知事をこのままにしておくことなど、できようはずもない。その石原知事が一人勝ちした前回と異なり、豪華外遊や公私混同をはじめとする批判の逆風に晒され、浅野氏らの立候補によって苦戦を強いられ、あわよくば一泡吹かせる可能性が出てきたのである。
  桜金造の立候補の背景は明白といえよう。

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2007年03月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007/3/15

●加速する池田夫人の宣揚・礼賛

・3月3日付「聖教新聞」「ブラジルの緑の都市 マリンガ SGI会長夫人を『名誉市民』に」
 「南米ブラジルのパラナ州マリンガ市から、池田香峯子SGI会長夫人に『名誉市民証』が贈られた。授与式は香峯子夫人の誕生日であり、『ブラジル婦人部の日』である2月27日、同市の市議会議場で行われた。(中略)2000年6月には、当時の市長らが来日し、池田SGI会長に『名誉市民』称号を授与している」

・3月4日付「聖教新聞」「150年の歴史輝くシンガポール国立植物園 平和への貢献讃え新種の蘭に命名!『カネコ・イケダ蘭』」「国賓や要人に贈られる“蘭の国”の伝統式典」「これまでサッチャー英首相、マンデラ南ア大統領にも」
 「高貴にして可憐。気品あふれる蘭は、まさに花の最高峰。このほど、150年の歴史を誇る『シンガポール国立植物園』が、新種の蘭に池田香峯子SGI会長夫人の名を命名。これは『世界平和の推進への無私の貢献』を讃えるものである。
 その命名式典が2月27日に同園で行われた。新種の蘭の名は、『デンドロビューム・カネコ・イケダ』。(中略)蘭はシンガポールの国花。蘭の新たな交配は『多文化の調和』の象徴。国賓や著名人の訪問に合わせ、新種の蘭にその名を冠して贈ることが、50年以上前からの伝統となっている。
 これまで、イギリスのサッチャー首相、南アフリカのマンデラ大統領、アメリカや韓国の大統領夫人などに贈られてきた。
 “香峯子蘭”は、これらの蘭と同様、『イギリス王立園芸協会』が管理する『サンダーズ・リスト』に登録され、世界で唯一の品種として認められる。さらにシンガポール国立植物園の『名士の庭園』で展示。各界での重要な貢献に対する最高の敬意の証である。(中略)この日は香峯子夫人の誕生日にあたる」
 ※池田大作創価学会名誉会長夫人の香峯子さんに対する宣揚・礼賛が加速している。2月28日付「聖教新聞」掲載の「寸鉄」欄で、「池田名誉会長夫妻に620を超す名誉市民証」と、池田大作氏だけではなく池田香峯子さんにも数多くの名誉市民証が、世界各国から贈られていると喧伝している。
  その池田香峯子さんの名前を、シンガポールの国立植物園が新種の蘭につけたのだという。これまでに同園が新種の蘭に名前を冠したのは、サッチャー英首相やマンデラ南ア大統領、各国の大統領夫人なのだという。池田香峯子さんもこうした政治的指導者やその伴侶と同格だといいたいのだろうが、呆れた話である。そういえば北朝鮮の金正日総書記の誕生日には、金正日花なる花が飾られるそうだが、今後、創価学会は、2月27日には各種施設にこの「香峯子蘭」を飾るのだろうか。

●統一地方選・参院選に向けて全力疾走

・2月20日付「聖教新聞」「『法華経の兵法』は無敵!原田会長は横浜港北区へ」
 「『法華経の兵法』で勇み進む友の集いが19日、各地で行われた。神奈川・港北区の大会は、原田会長が出席し港北文化会館で開催。会長は、池田名誉会長の『正義』の魂が打ち込まれた誉れの天地こそ神奈川であると強調。あらゆる人を味方にする知恵と勇気の大言論戦で、勝利、勝利の大前進をと念願した」

・2月21日付「聖教新聞」「希望の春へ!広宣流布の勝鬨」
 「埼玉の川口池田県・川口牧口県合同の大会は、川口文化会館で盛大に。原田会長は、幸福の地盤を広げ強固にしていくことが本門の池田門下の戦いであると語り、各部が一丸となって、地域に正義と友情の旗をたなびかせようと念願した」

・2月24日付「聖教新聞」「原田会長 埼玉・上尾の友を激励」
 「原田会長は、埼玉・上尾県の幹部会へ。(中略)原田会長は、『対話とは、慈悲の大境涯で相手を包むこと』『戦いに打って出てこそ成長する。自信満々と正義を語り抜こう』と呼びかけた」

・3月3日付「聖教新聞」「原田会長は横浜・中区へ」
 「列島に対話と友情の春風を運ぶ友の大会が2日、各地で行われた。神奈川・南横浜総県の中区の大会は、神奈川文化会館で開かれた。原田会長は、広宣流布は仏と魔との戦いであり、勝負を決するのは敵をも味方に変える強き一念であると強調。『誠実』と『真心』の言葉は、必ず相手の心を動かす。勇気の対話で、魔を打ち破り、学会の正義を満天下に示そうと呼びかけた」

 ※昨年11月に会長に昇格した原田氏にとって、今年の統一地方選・参院選は、まさに試金石。仮に両選挙に敗北するようなことがあれば、秋谷・青木体制にかわって「本門の池田門下生」と銘打って発足した原田・正木体制の基盤が揺らぐ。そのために原田会長、正木理事長は必死。各地の大会で勝利に向けての檄を飛ばしている。自・公連立政権が発足して8年。政策や政治信条などおかまいなしに、池田氏や創価学会そして創価学会の執行部の保身のために選挙に駆り出される学会員こそ哀れだ。

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2007年02月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007/2/15

信濃町探偵団――創価学会最新動向

●翼賛するマスコミ
・2月3日付「聖教新聞」「小説『新・人間革命』ラジオ朗読1000回 名誉会長に特別顕彰杯 文化放送」「佐藤社長 小説 随筆 スピーチ 提言 多分野にわたる執筆活動に感嘆」
 「池田名誉会長の小説『新・人間革命』の朗読ラジオ番組(聖教新聞社提供)が、2月5日(月)の放送で『1000回』となる。これを記念し、文化放送(東京・港区)から、原作者の名誉会長に『特別顕彰杯』が贈られた。授与は1月31日、信濃町の聖教新聞本社で行われ、文化放送の佐藤重喜社長から、本社の原田代表理事に託された。
 2003年4月の放送開始から約4年。月曜から金曜までの10分間、文化放送をキー局として全国で放送され、反響を広げている。佐藤社長は語った。
 『歴史的な1000回の放送、誠におめでとうございます。こうしたラジオの特色を生かしたドラマ仕立ての朗読番組を放送できることは、弊社にとって最大の誇りであり喜びです』『40年以上の長きにわたって、小説「人間革命」「新・人間革命」を執筆してこられた池田名誉会長の激闘に、心からの敬意を表します。また随筆やスピーチ、記念提言など名誉会長の多分野にわたる執筆活動に感嘆しております』」
 ※たとえ10分であろうとも月曜から金曜までレギュラー番組を提供してくれているのだから、「特別顕彰杯」などを贈っても安いものということなのだろう。しかし、自局に番組を提供してくれているからといって、放送メディアの社長が、虚偽に手を貸すのはいかがなものか。放送している『人間革命』『新・人間革命』をはじめ、池田大作氏の著作物が、「特別書籍部」などと称する代作グループや代作者によって作成されてきたことは、当事者である特別書籍部の責任者だった原島嵩元教学部長をはじめとする多くの元創価学会幹部の証言するところ。
  関西テレビの「発掘!あるある大辞典?供廚隣埖な麁擦睫簑蠅世?、マスコミのトップが、池田氏の「多分野にわたる執筆活動に感嘆」などというコメントを行って、フレームアップに手を貸すことは重大な問題。文化放送社長の責任は重い。

●公明党と石原都知事
・1月13日付「公明新聞」「東京が全国の牽引力に 東京都本部が賀詞交換会」
 「公明党東京都本部(山口なつお代表)の新春賀詞交換会が12日、都内で盛大に開かれ、公明党の太田昭宏代表、浜四津敏子代表代行らと、中川秀直・自民党幹事長、石原慎太郎・東京都知事をはじめ、各界から多数の来賓が出席した」
 ※例年同様、公明党が全国各地で開催した賀詞交換会には、自民党幹部や議員、各地の知事や市長など地方公共団体の首長が出席し、公明党と誼を通じている。このうち東京都本部の賀詞交換会に出席した石原東京都知事の挨拶は次のとおり(「公明新聞」1月13日付より)。
 「公明党の皆さんは、都議会で、機微に付した、誰も思いつかない、おもしろい提案をされ、いつも感心しています。皆さんのお力を賜り、この東京が胸を張って住める首都にしていきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします」
  中川幹事長も石原都知事も、統一地方選・参院選で公明党すなわち創価学会票の支援を請おうという腹づもりなのだろう。ちなみに子息に対する公私混同や豪華出張費問題などで批判を浴びている石原都知事は、平成11年の都知事選の直前、「週刊文春」の「あなたの池田大作氏への人物評価をお聞かせ下さい」との質問に対して、「悪しき天才、巨大な俗物」と回答。あわせて創価学会に日本の政治が壟断されている現実を「情けない限り」と評していた。

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2007年02月01日

信濃町探偵団 2007/2/1

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●「人間革命」「新・人間革命」連載5000回を礼賛する識者
・1月15日付「聖教新聞」「民衆に勝利を!世界に平和を!正義のペンが開いた偉大な歴史 小説『人間革命』『新・人間革命」連載5000回の壮挙を祝賀」
 「一回、また一回と、魂を注ぎ続けて、前人未踏の壮挙!――池田名誉会長の小説『人間革命』(1509回)、『新・人間革命』(3491回=本日付)の連載が、今日、通算5000回を迎えた。新聞小説の連載回数では、最長といわれてきた山岡荘八氏の『徳川家康』(4725回)を超え、日本最多の記録を更新している。ここでは、各界識者の賞讃の声と、小説に励まされてきた会員のエピソードを紹介する」
 「長崎新聞社 代表取締役社長 松平和夫 『生命の尊厳』を叫ぶ大河小説」
 「小説『人間革命』『新・人間革命』が、連載5000回の壮挙を迎えられましたことを、新聞人の一人として、心よりお祝い申し上げます。想像を絶する激務のなかで、連載を持つことがどれほどの心労を伴うものであったか。さらに本小説の社会的な影響力、記事の裏付けや考証の労作業などを思うとき、池田名誉会長の超人的なバイタリティーには、脱帽する以外ありません」
 「ノンフィクション作家 高見沢たか子 平和への正しい歴史観示す」
 「評論家 岡庭昇 大興隆を生んだ『青春』の熱意」
 「中国新聞社 特別顧問 今中亘 “平和教育の書”に強く感銘」
 「『日本は、史上最初の被爆国であり、世界に誇るべき平和憲法を持つ国である。未来の世代に対して、『対話』と『非暴力』の正道を厳然と示しゆく責務があり、使命がある』これは、池田名誉会長から2002年の新春に、中国新聞へ寄せられた特別寄稿の一節です。まさしく、この高邁な理念が、通算5000回に及ぶ長編小説『人間革命』『新・人間革命』やSGIの活動に貫かれているのだと思います。とりわけ『新・人間革命』の執筆開始が、被爆48周年を刻む1993年の8月6日のことであったと知り、恒久平和への決意に感銘を受けました」
 「大谷大学 教授 鄭 早苗 一人の『幸福』を願う心に共感」
 「上智大学 教授 植田康夫 権力と戦う高邁な精神の輝き」
 「実在の人物を登場させる小説の場合、その主人公は、よほどの器量を備えていなければなりません。その点で、戸田第2代会長、山本伸一のモデルである池田名誉会長はとても実直な人柄で、人格には品位がある。人間の魅力を余すところなく体現するかのような振る舞いです。(中略)また、戸田会長はかつて『小説を書くときは、かならず時代背景と思想を忘れるな』と語られたそうですが、その時代の権力や思想と対決・葛藤し続けた三代会長の歴史は、現代人が心に刻むべき精神でしょう」
 ※池田大作氏が執筆しているとされる「人間革命」と「新・人間革命」の「聖教新聞」への連載回数が、5000回を超えたことを創価学会は、「前代未聞の偉業」だと大喧伝している。1月15日付「聖教新聞」には、その「偉業」を賞讃する識者の声が掲載され、地方新聞のトップや大学教授などが相次いで賞讃・礼賛の言辞を寄せている。
  だが「人間革命」や「新・人間革命」は、そもそも池田大作氏が執筆しているものではないことは、池田大作氏の代作チームの責任者である原島嵩元創価学会教学部長をはじめとする各種の幹部・創価学会の本部職員が明らかにしている通りである。
 事実や真実を究明すべき新聞社のトップや大学教授が、事実や真実を等閑視し、虚偽・虚飾に手を貸す。情けないとしかいいようがない。
 なお1月16日付「聖教新聞」は、「中国 人民日報インターネット版が『新・人間革命』を紹介」「最も多い感想は『感動』の二文字」との見出しで、「人民日報」のインターネット版が、「新・人間革命」を次のように紹介したと報じている。
 「中国を代表する日刊紙『人民日報』のインターネット版で、池田名誉会長の『新・人間革命』が、日本のベストセラーとして紹介された。日本の書籍取次大手トーハンが発表した『2006年年間ベストセラー』に選ばれた書籍について、内容などを解説したもの。(中略)『前世紀の70年代における日本の青年群像を活写している。読者が同書を評するなかで、最も多く出てくる言葉は、『感動』という二文字である」
 中国にとって創価学会は、日本国内におけるもっとも都合の良いパートナー。サービスするのも当然といえようか。

●池田門下生の中核部隊を激励
・1月9日付「聖教新聞」「名誉会長がメッセージ 婦人部伸峯会が30周年 原田会長、高柳婦人部長が祝福」
 「婦人部『伸峯会』の結成30周年記念の勤行会が8日、信濃町の創価世界女性会館で行われた。池田名誉会長はメッセージを贈り、『師弟不二の祈り』を根本に『誇り高き使命』へ進む友を祝福。『どうか、この大事な一年、伸峯会が全婦人部の要となって、私たち夫妻と共に、全学会の勝利の道を断固と開いてください』と念願した」

 ※「伸一会」とならぶ池田門下生の中核部隊であなる「伸峯会」メンバーを池田氏が激励した。「伸一会」の伸一とは、「人間革命」中の池田氏の登場人物名である山本伸一に基づく。そして「伸峯会」とは、その伸一と池田大作夫人である香峯子さんの峯を合成したもの。創価学会を支える婦人部・女子部を率いていく女性会員の要となるメンバーである。池田氏のメッセージに「私たち夫妻と共に」とあるように、このメンバーが池田家創価学会を支える先兵役でもある。おそらくポスト池田の世襲体制構築のためにこのメンバーは池田夫妻とともにフル回転することだろう。

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2007年01月01日

信濃町探偵団 2007/1/1

●池田夫人宣揚
・12月12日付「聖教新聞」「新時代第2回本部幹部会での名誉会長のスピーチ」
 「(戸田)先生から譲り受けた『旗』を、私はただ一人掲げて、戦い抜いてきた。そして勝った。その戦いを最もよく知っているのは、私の妻である。学会は勝ちました!」
・12月18日付「聖教新聞」「南米ボリビアの各界が讃歎をこめて 池田SGI会長夫妻に5つの顕彰」「人間主義を世界へ発信 御夫妻の慈愛の偉業に」
 「南米ボリビアの各界から、池田SGI会長夫妻に五つの栄誉が贈られた。SGI会長に・国立マリスカル・スクレ教育大学『教育・文化・平和貢献賞』・サンタクルス中央日本人会『特別感謝盾』・ボリビア司法学アカデミー『人道主義貢献メダル』、香峯子夫人に・コチャバンバ州司法倫理委員会『特別感謝盾』?ゥ汽鵐織?ルス州『平和貢献賞』である」
 「コチャバンバ州司法倫理委員会のリベロ副委員長は、香峯子夫人の『女性の地位向上への貢献』を讃える『特別感謝盾』を同(ササキ)婦人部長に。参加した1000人の女性リーダーから惜しみない拍手が送られた。式典に深く感動したのが、来賓として出席したサンタクルス州知事夫人のビンチェンティ女史(州社会開発室長)。女史は後日、サンタクルス州が香峯子夫人に送った『平和貢献賞』(11月29日付)に署名し、『自分の言葉で香峯子夫人にメッセージを伝えたい』と自ら綴った。
 『貴女が池田会長とともに実現しておられる、慈愛あふれる偉業に対し、サンタクルスの女性を代表して心から賞讃を申し上げます。貴女は平和と人間主義のメッセージを世界中に伝えておられます。それはSGIメンバーを通じて、私たちにも届いています』」

 ※池田大作夫人かね(香峯子)さんの宣揚が続いている。12月7日開催の本部幹部会の席上、池田大作氏はお得意の「勝った、勝った」発言を繰り広げたが、その際、自分の戦いを知っているのは「妻」だと、かね夫人を礼賛した。ポスト池田大作の世襲体制が取り沙汰される中、かね夫人を池田氏のカリスマの継承者に仕立てるための工作が続いている。

●財務と聖教啓蒙(拡販)
・12月9日付「聖教新聞」「新時代第2回本部幹部会から(要旨) 原田稔会長」
 「本年は、見事な聖教新聞の拡大を成し遂げていただきました。心から御礼申し上げます。そこで、明年『新聞長』誕生から15周年の佳節に合わせ、明年の11・18『学会創立の日』を記念して、全国の新聞長の代表の皆さまを表彰させていただくことになりました。大変におめでとうございます。
 また、すでに振り込みが始まっている財務については、広布部員の皆さまに厚く御礼申し上げます。最後まで無事故で、大福運の財務となりますよう心からお願い申し上げます」

 ※創価学会の社会的影響力の源泉は政治力と金力。その一方の金力を支えているのが、学会員の拠金でである「財務」と「聖教新聞」の購読である。公称550万部の日刊紙である「聖教新聞」の部数を維持・拡大するために創価学会は、年柄年中、「啓蒙」と称する「聖教新聞」の拡販運動を行うが、その責任者である「新聞長」を、来年から表彰するのだという。症状一枚で拡販活動に挺身させるのだから安い物だ。
  年末のボーナス時期を狙って実施される「財務」。創価学会が支援する自・公政権下で格差社会が拡大し、学会員も厳しい生活を余儀なくされているが、その学会員からの集金を図る創価学会。換言するならば学会員は創価学会のために選挙に財務、聖教啓蒙と馬車馬のように使役される。お気の毒なことだ。

●連続ベストセラー!?
・12月15日付「聖教新聞」「『池田大作全集』が全集部門で18年間連続ベストセラー」「全150巻の構想 現在98冊を刊行 世界最大級の個人全集」
 「『池田大作全集』(聖教新聞社刊)が、本年の年間ベストセラー・全集部門で『第1位』となった(トーハン調べ)。1988年の発刊開始以来、18年連続でトップを記録している。これまで98冊が刊行され、全150巻の構想である。古今東西の全集と比較しても、『世界最大級』の壮観な叡智と詩情の宝蔵となる」

 ※池田大作氏の「著作を体系的に収録するため」に発刊されている池田大作全集は、「英知と詩情の宝蔵」なのだと。池田氏の著作物を代作していた特別書籍部の責任者だった原島嵩元創価学会教学部長をはじめとする創価学会の多くの元幹部が、池田氏の著作のほとんどが代作者・ゴーストライター陣の執筆であることを明らかにしていることは、すでに本誌既報の通り。その著作物を全集として刊行。それを「英知と詩情の宝蔵」などと喧伝する。呆れた神経としかいいようがない。

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2006年12月15日

信濃町探偵団 2006/12/15

●新聞連載日本一!?
・11月21日付「聖教新聞」「小説『人間革命』『新・人間革命』連載回数日本一」「偉大なる師匠を世界に宣揚――弟子は書いた!弟子は叫んだ!」「発行部数4000万部――脈打つ『師弟不二』の大精神」
 「連載回数日本一!――池田名誉会長の小説『人間革命』(1509回)、『新・人間革命』(3448回=本日付)は通算4957回を数え、日本最多の連載を重ねる大長編小説となった。これは、新聞の連載小説として最長とされてきた山岡荘八氏の『徳川家康』の連載回数4725回をはるかに超える。その執筆の軌跡は、『師弟不二』の大叙事詩であり、栄光のドラマである」
 ※池田大作氏の著作物の代作を担当する「特別書籍」部の責任者だった原島嵩元創価学会教学部長をはじめ、多くの元幹部が『人間革命』を実際に執筆していたのは、創価学会の外郭出版社の社長だった篠原善太郎氏であったことを明らかにしている。『新・人間革命』の執筆者は明らかになってはいないが、“代作小説”の連載が日本一になったと大喧伝するとは、笑止千万という他ない。

●続く池田大作夫人宣揚
・11月24日付「聖教新聞」「韓国の環境都市『始興市』が池田SGI会長夫妻に名誉市民証」「人類共和の夢へともに外国人初の栄誉」
 「韓国・京幾道の始興市から、池田SGI会長と香峯子夫人に外国人初の『名誉市民』称号が贈られた。韓日友好へのリーダーシップと同市発展への貢献を讃えたもの。授与式は学会創立記念日の18日、ソウルの広宣会館で行われ、始興市の李蓮洙市長夫妻、地元SGIの代表1200人が出席した。(中略)李市長は感動をもって語った。『池田名誉会長ご夫妻は、仏法の人間主義の思想を根本として、人類のために世界的な平和・文化・教育運動をリードし、生活の中で幸福という価値を創造しておられます。40万市民とともに、ご夫妻を名誉市民として、わが市に歓迎いたします」
・11月27日付「聖教新聞」「ブラジルのラウロ・デ・フレイタス市 SGI会長に『名誉市民証』外国人初」「香峯子夫人に『顕彰証書』『偉大な人物の陰には常に偉大な女性がいる』」
 「南米ブラジルのバイア州ラウロ・デ・フレイタス市から池田SGI会長に外国人初の『名誉市民証』が贈られた。(中略)また席上、香峯子夫人の社会貢献を讃える『顕彰証書』が贈られた」
 ※池田大作夫人のかねさんが「韓日友好」や「社会貢献」に寄与していたとは、ついぞ聞いたことがない。いったいどのような貢献をしたのだろうか。

●創価大学を大宣伝
・11月22日付「聖教新聞」「創価大学は人間教育の大城」「教員試験の合格者6年連続200人突破 開学以来のべ4900人を輩出」
 「創価大学の平成19年度教員採用試験の合格者が、6年連続で200人を突破した。これで開学以来の累計は、のべ4900人となった」
・11月27日付「聖教新聞」「座談会 創価の大仏法を基調とした平和・文化・教育を語る」「司法試験開学以来134人が合格 戦後創立された大学では日本一」「公認会計士153人税理士116人の合格者」「教員採用試験は延べ4900人が突破」「国会議員出身大学ランキングで10位」
 「正木(理事長)以前、雑誌に国会議員の『出身校・大学ランキング』という特集記事が出た。ここでも創価大学がランキングされていた。『週刊朝日』(8月18日・25日合併大増大号)の記事によると、創価高校出身者は10人。慶應義塾高校、麻布高校に続いて3位だった。
 森山(学生部長)そして創価大学は東北大学、法政大学、立教大学と並ぶ10位に入った。
 原田(会長)堂々たる『実績』だ」
 ※総体革命を推進するための人材養成機関として設立された創価大学。現在、創価大学は教員の育成・輩出に力を注いでおり、多くの公立の小・中学校の校長や教頭、さらには教育委員会の指導主事などに創価大学出身者が就いている。教育改革の流れの中で、この創価学会教員の増加の事実を私たちは軽視することはできない。

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2006年12月01日

信濃町探偵団 2006/12/1

●池田夫人宣揚
・11月7日付「聖教新聞」「ノーベル平和賞のベティ・ウィリアムズ会長が創設 世界子ども慈愛センターが池田SGI会長に『特別表彰』」「SGI会長 香峯子夫人がセンターの諮問委員に」
 「『世界子ども慈愛センター』を創設したベティ・ウィリアムズ会長が6日、八王子市の東京牧口記念会館を訪れた。(中略)SGI会長とともに、香峯子夫人が同センターの『諮問委員』に就任した」
・11月15日付「聖教新聞」「アメリカ カーソン市 池田香峯子夫人に名誉市民証」
 「アメリカ・カリフォルニア州のカーソン市が、池田香峯子夫人に『名誉市民証』を贈った。(中略)証書には、池田会長と香峯子夫人が、『すべての人々が安穏に生きられる平和社会の建設を誓願として』歩んできたと記され、『香峯子夫人は幾百万の女性の模範を示してこられました』と讃辞が綴られている」
・11月16日付「聖教新聞」「アメリカ ロサンゼルスのアマネサ小学校 池田SGI会長夫妻を名誉校長に」
 ※池田大作夫人のかねさんへ名誉市民証などが贈られている。夫だけでなく、妻もまたこうした名誉称号を積み上げることで権威・カリスマを構築し、ポスト池田大作体制の中で重要な役割を果たそうということなのだろう。

●勲章への下地作り
・11月14日付「聖教新聞」「福岡県書店商業組合から 名誉会長に感謝状」
 「池田名誉会長の『出版文化振興』への功績と尽力を讃え、福岡県書店商業組合から、名誉会長に感謝状が贈られた。感謝状では、名誉会長が著作活動を通し、『日本のみならず世界の人々に豊かな心と深き教養』を与えてきたと賞讃」
・11月18日付「聖教新聞」「民音創立者の名誉会長に 徳島市から感謝状」
 「民音創立者の池田名誉会長に、徳島市から感謝状が贈られた。授与式は17日午前、同市の原秀樹市長が出席し、東京・信濃町の民音文化センターで行われた。原市長は、同市での多彩な民音公演が300回を迎えたことに触れ、市民文化の振興と、文化・芸術の発展に対する名誉会長の多大な貢献に感謝。また、名誉会長に対する世界からの名誉学術称号授与が200となったことを祝福し、民音の小林代表理事に感謝状を手渡した」
・11月23日付「聖教新聞」「民音創立者に 愛媛県から感謝状」
 「民音創立者の池田名誉会長に22日、愛媛県から『感謝状』が贈られた。授与式は、加戸守行県知事が出席し、東京・信濃町の民音文化センターで行われた。(中略)
 また加戸知事は、池田名誉会長が、200の名誉学術称号を受賞したことを祝福した」
 ※以前、全国各地の地方自治体が民音創立者あるいは東京富士美術館創立者という名目で、池田氏に感謝状を贈ったことがあったが、明年の統一地方選を前に、再び、地方自治体から池田氏への感謝状が出され始めている。日本では富士宮市の名誉市民以外、勲章にも名誉称号にも無縁の池田氏。こうした感謝状を積み上げることでいつかは日本の勲章をと夢見ているに違いない。

●世襲体制への布石
・11月21日付「聖教新聞」「未来本部が第1回協議会 池田博正総合本部長、山本・横溝本部長と 名誉会長が『三指針』を贈る」
 「未来本部の第1回協議会が20日、東京・信濃町の学会本部別館で行われ、池田博正総合本部長、山本哲也本部長、横溝節子女性本部長と青年・未来部各部のリーダーが出席した。これには、池田名誉会長が未来本部の三指針を贈った。
 池田総合本部長は、『未来本部の役割は、未来部育成に携わる青年部の21世紀使命会を応援することです』と強調。『未来部を育てることは、学会の未来を育てること』と述べ、50年にわたる広宣流布の手を盤石に打っていこうと呼びかけた」
 ※未来本部の総合本部長に就任した池田博正氏が、未来部の育成は「学会の未来を育てること」との本音を明らかにしている。その未来部に対する池田氏の「指針」とは「一人ひとりを師弟直結の後継者に」というもの。高・中・小学生に池田イズムを擦り込もうという企みだ。

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2006年11月15日

信濃町探偵団 2006/11/15

●200賞への阿諛追従(公立大学の学長らが祝辞)

・11月4日付「聖教新聞」「明石氏 池田会長の国際的な功績の数々は余人の追随を許さない 200の名誉学術称号に寄せて」
 「明石康 元・国連事務次長 幅広い国際交流のネットワークを構築 積極的平和主義を示す」
 「池田会長は、創価学会ならびに創価学会インタナショナルの希有な、また卓越したリーダーとして、ともすれば内向きになりがちなわが国の知的雰囲気を打ち破り、説得力とビジョンに富む『積極的平和主義』を我々に示してこられた。
 池田会長の長年にわたる幅広い国際的な功績の数々は列挙にいとまがないが、名誉称号200を達成した時点で省みてみると、その残された足跡には余人の追随を許さないものがあることをわかる」
 「西澤潤一 首都大学東京・学長 世界の学問の殿堂から前人未踏の栄誉 不幸を追放する叡智の使徒」
 「池田名誉会長が、世界の叡智の殿堂実に200から、その賞讃と共に栄誉を享けられたことは、先生が叡智の使徒として世界の不幸を解し、蒙昧による不幸を追放しなければならないことを啓示するものだと思います」
 「梶田叡一 兵庫教育大学・学長 巨大な平和運動の指導者の顕彰は当然 菩薩道の行動に心から敬意」
 「同時代に生を受けた日本人の一人として、池田大作SGI会長が担ってこられた巨大な宗教運動、社会運動の大業績に対し、またそれに対して各国の大学等から授与された多数の顕彰に対し、心からの祝意を表したいと思う」
 ※池田大作氏の200賞に対して公立大学で2校だけ祝意を表した首都大学東京と兵庫教育大学の学長と、元国連事務次長の明石氏の祝意のメッセージが「聖教新聞」に掲載された。梶田氏や明石氏は以前から創価学会シンパとして知られているが、いずれも池田氏の200賞を激賞・讃歎している。それにしても口汚く他者を罵り、自画自賛に明け暮れる池田氏の行動が「菩薩道」であり「不幸を追放する叡智の使徒」とは。真理や真実を学問的に追求する最高学府の責任者が、池田大作氏という人間の実像や、200賞受賞の背景を無視し、歯の浮くような讃辞を重ねている現実。混迷・混乱する日本の教育界だが、最高学府の責任者がこの程度の認識では、混乱もむべなるかな。

●池田夫人の宣揚

・10月31日付「聖教新聞」「シナノ企画の新作 微笑みの栄冠」「池田SGI会長と歩んだ香峯子夫人」
 「シナノ企画の新対話シリーズNo.55『微笑みの栄冠 池田SGI会長と歩んだ香峯子夫人』が完成した。広宣流布の激動の日々を、SGI会長とともに歩み抜いてきた香峯子夫人。本作には、第1次・第2次訪中、第1次訪ソなどの貴重な記録映像やSGI会長夫妻のインタビューなど収録。SGI会長の激務を支えながら、国内外の多くの友に励ましを送り続ける香峯子夫人の温かな人間性を描き出している」
 ※ポスト池田大作体制を考える上で重要な会員に対する求心力。現在、創価学会は池田大作夫人かねさんの権威化とカリスマ化を急いでいる。シナノ企画のかね夫人を扱う新作のビデオ・DVDは、ビジュアルによってかね夫人のイメージを高めようとの狙いがあるものと見られる。

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2006年11月01日

信濃町探偵団(2006/11/1)

●200の学術称号!?
・10月8日付「聖教新聞」「全世界から200の名誉学術称号」「池田名誉会長 北京師範大学『名誉教授』に」「世界39カ国の指導者、大学総長から祝電」「中国・周教育大臣、小泉前総理大臣からメッセージ」
 「創価大学創立者の池田名誉会長の教育・平和・文化への貢献を讃え、7日、世界の大学・学術機関から『200番目』の名誉学術称号(名誉博士・名誉教授等)が授与された。中国最高の師範大学である『北京師範大学』の名誉教授称号である。授与式は創価大学記念講堂で行われ、北京師範大学の葛建平副学長一行が出席した。この世界一の英知の栄冠に対して、ノーベル平和賞受賞者のゴルバチョフ氏とマータイ博士、中国の唐家セン国務委員、フィリピンのラモス元大統領、国連のチョウドリ事務次長ら39カ国・地域の200人を超える指導者・識者、また小泉純一郎前内閣総理大臣、安倍晋三自民党総裁、伊吹文明文部科学大臣のほか多くの大学首脳から祝福のメッセージが寄せられた。席上、中国の周済教育大臣の祝辞を中国大使館の李東翔公使参事官が紹介した」
 「世界と日本のための営々たる努力に敬意 小泉前内閣総理大臣
 池田大作名誉会長。
 200にもおよぶ名誉称号のご受賞、まことにおめでとうございます。世界平和および人類の相互理解・交流のため、そして日本のため、営々と積み重ねてこられたご努力と、他に類例を見ない大偉業に対し、衷心より敬意を表する物であります。
 貴殿および貴会のメンバーの、ますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げます」

 ※池田大作氏に北京師範大学から通算200になる名誉学術称号が贈られたことを創価学会が大々的にアピールしている。プロ野球の投手であれば200勝すれば「名球会」への入会資格を満たすことになり、文字通り超一流選手だった証となるが、池田氏の200賞に果たしてどのような意味合いがあるのかは判然としない。しかし創価学会ではこれを「人類史上の壮挙」と讃え、一般紙で言えば号外ともいえる「聖教新聞」の特別版まで作成し、一般に配布している。
  それにしてもこの池田氏の200賞に、小泉前首相をはじめ安倍首相、さらには伊吹文部科学大臣までが祝福のメッセージを贈っているのだというから呆れるばかりだが、いまや創価学会は自民党の最大の支援組織。その創価学会に「永遠の指導者」として君臨する池田氏の慶事に祝辞を贈るのは当然のことなのだろう。
  首相就任を前にしての安倍氏の池田詣で、そして首相退任直後の小泉氏の池田詣でを併せて、この200賞へ安倍・小泉・伊吹3氏が祝意を贈っている事実は、日本の政界がどのような状況にあるかを端的に示している。
  そしてこの池田氏の200賞受賞の模様を、「朝日新聞」と「毎日新聞」が池田氏の写真入りで報じた。創価学会の内部式典が外部のマスコミに公開されるのは15年ぶりとかのことで、「朝日新聞」「毎日新聞」には、池田氏の“ご真影”が久々に掲載された。安倍政権の誕生と安倍首相の訪中を背景に、その存在感を内外に誇示することが目的だったのだろうが、「聖教新聞」や「公明新聞」「創価新報」の印刷をはじめ、莫大な広告費をもらっている全国紙の無批判かつ安直な報道姿勢には呆れるばかり。

●創価・公明連絡協議会
・10月11日付「聖教新聞」「創価学会と公明党――第15回連絡協議会行う」
 「創価学会と公明党の第15回連絡協議会が10日、東京・新宿区の公明党本部で行われた。公明党の北側一雄幹事長が、太田昭宏代表をはじめ新体制で出発した党全国大会について報告。学会の絶大な支援に深い感謝を述べるとともに、今こそ立党の精神に立ち返り、政権与党として山積する政治課題に全力で取り組んでいくと語った。―中略―学会の原田光治副理事長(中央社会協議会議長)は、格差社会の是正や福祉のさらなる充実へ、平和と福祉を掲げる公明党の使命は大きいと指摘。国政進出50年にあたる本年、次の50年へ向かい、庶民の生活実感や痛みがわかる公明党として、改革の実をあげてほしいと望んだ。
 連絡協議会には、学会から山本副理事長、正木・藤原・前田(国)・金沢・佐藤(浩)副会長、坂口総合婦人部長、杉本婦人部書記長、竹内青年部長、公明党から木庭参院幹事長、漆原国対委員長、斎藤政調会長、遠藤総合企画室長、大石総務委員長、新井機関紙委員長、高木選対委員長、松女性局長、遠山青年局長が出席した」
 ※公明党が新体制となったことを受けて開催された連絡協議会。創価学会の原田中央社会協議会議長は、「平和と福祉を掲げる公明党の使命は大きいと指摘」して、「格差社会の是正や福祉のさらなる充実」を目指して「改革の実をあげてほしいと望んだ」とあるが、冗談も休み休み言ってもらいたいもの。小泉・竹中の格差拡大路線を支え続け、福祉斬り捨てに協力し続けてきたのはいったいどの政党か? 公明党である。格差社会で苦しむ多くの学会員はこうした現実をよく認識すべきだろう。もっとも宗教的メンタリティで選挙闘争をしている学会員に政治信条や政策の話をしても無駄かもしれないが。

●国家試験
・10月8日付「聖教新聞」「難関の国家試験に合格」
 「未来に羽ばたく俊英たち――難関の国家試験を突破した創大生の代表が記念撮影した」
 「(司法試験)開学以来の合格者は133人に。(公認会計士試験)累計は149人に。(税理士試験)累計は116人となった」
 ※総体革命戦略はいまも続いている。

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2006年10月15日

信濃町探偵団(2006/10/15)

●中国との親密な関係をアピール
・9月30日付「聖教新聞」「池田名誉会長 中国・王毅大使と会談」「歴史の原点を忘れず、友好の未来へ共に」
 「日中国交正常化の『共同声明』調印から34周年にあたる29日午後3時、中国の王毅駐日大使、熊波参事官、楊宇1等書記官が渋谷区の東京国際友好会館を訪問。池田名誉会長が、三津木参議、谷川・萩本副会長とともに歓迎し、約1時間にわたり会談した。
 王毅大使と名誉会長は本年2月の会見に続き、7カ月ぶりの再会。席上、王大使は、中日友好の『原点の日』にあたり、両国の友好に偉大な足跡を残した名誉会長に敬意を表したいと述べ、『中日関係が厳しい中にあって、名誉会長は一貫して「両国は“友好の原点”に戻るべきである」と発言されています』『名誉会長は中日友好の生き証人です』と変わらぬ姿勢に深い共感を。
 名誉会長は、大使の訪問に深謝しつつ、『私には貴国の大指導者であられる周恩来総理との深い約束があります。日中友好の誓いは、断じて果たしていくつもりです』と強く語った。(中略)
 王大使との語らいの席上、『共同声明』の前文に記された『日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する』との基本精神が確認されたほか、『平和共存』『代々友好』『互恵協力』『協同発展』という胡錦濤国家主席が提唱した中日関係発展の基本方針が紹介された。そして、こうした平和への基本原則に則って、いかなる困難をも乗り越え、両国が手を携えて進んでいくことが大切であるという点が語り合われた。(中略)
 名誉会長に世界から贈られた名誉学術称号は、まもなく200となる。王大使は『中国からも数多くの名誉学術称号が名誉会長に贈られています。それは中国人民からの尊敬のしるしであり、世界からの賞讃の証です』『トインビー博士との対談集をはじめ、名誉会長の著作は、中国の青年たちによく読まれています』と述べた」
・9月29日付「聖教新聞」「中国 建国記念の祝賀会 学会の代表が出席」
 「中華人民共和国の建国記念日『国慶節』の祝賀会が28日、都内で行われ、秋谷会長、山崎最高指導会議員、池田副理事長、三津木参議、谷川・萩本副会長、国際室の加倉井担当部長らが出席。歓迎した王毅大使、孔鉉佑公使参事官に、池田名誉会長の伝言が伝えられ、各界の代表と懇談した」
・9月29日付「公明新聞」「日中友好の絆さらに」「中国建国祝賀会に出席 親密な関係構築へ全力 神崎代表、太田幹事長代行ら」
 「公明党の神崎武法代表は28日夕、都内で開かれた中華人民共和国の建国57周年祝賀会に出席、王毅駐日大使らと和やかに懇談した。公明党から太田昭宏幹事長代行など多数の衆参国会議員が出席した。
 神崎代表、太田幹事長代行は、会場入り口で出迎えた王大使と笑顔で固い握手を交わし、日中友好の絆をさらに発展させることを確かめ合った。神崎代表は、『日中関係が非常に重要な時期を迎えている』とし、『日中両国が政治、経済ともにより親密なる関係になるよう、党として環境づくりに取り組みたい』と強調。太田幹事長代行も『両国の関係改善に努力していきたい』と述べた」
 ※中国の王毅駐日大使と創価学会の池田大作名誉会長が、9月29日、今年2回目の会談を行った。前日の28日に行われた中国の「国慶節」を祝賀するパーティには、創価学会の秋谷会長と池田博正副理事長、そして公明党からは神崎・太田の新旧の代表が出席した。
  今回の王毅・池田会談が、安倍新政権の発足と公明党の代表交代を視野に入れて行われたことは確実。中国は創価学会をそして創価学会は中国を、自らの思惑と存在感を発揮するための武器・切り札として利用していることが、この一事からも明確に読みとることができる。

●公明副大臣・政務官
・9月28日付「公明新聞」「公明党から3副大臣」「安倍内閣 富田財務、池坊文科、石田厚労氏」「政務官に谷口(和)総務、浜田外務、高木(美)経産氏」
 「政府は27日、臨時閣議を開き、安倍内閣の発足に伴う各省庁の副大臣22人を決定した。同日午後、皇居で行われた認証式で正式に発令され、公明党から財務副大臣に富田茂之衆院議員、文部科学副大臣に池坊保子衆院議員、厚生労働副大臣に石田祝稔衆院議員が就任した」「公明党からは総務大臣政務官に谷口和史衆院議員、外務大臣政務官に浜田昌良参院議員、経済産業大臣政務官に高木美智代衆院議員が起用された」
 ※冬柴鉄三前幹事長が国土交通大臣に起用された安倍晋三内閣で、公明党議員から新たに6人の副大臣・政務官が起用された。このうち富田・石田の両副大臣と谷口・高木の両政務官が創価学園ないしは創価大学出身者。

●九州・大分の乱
・9月30日付「聖教新聞」「正木副会長が出席――大分池田県幹部会」
 「大分池田県の第4回幹部会が29日、大分平和会館で盛大に。(中略)総大分総主事の正木副会長は、今こそ学会の正義を宣揚する大言論戦をと励ました」
 ※本誌でも紹介した九州・大分の乱。九州の創価学会幹部らに不正があるとしてその調査を求めたところ、逆に組織を攪乱したとして除名処分となった大分県の創価学会男子部幹部らは、今日にいたるも創価学会本部をはじめ全国各地の創価学会施設などに、自らの主張を記した文書の送信などを続けている。おさまらない“大分の乱”に手を焼いた創価学会は、秋谷会長の後継会長に擬された東京総合長の正木正明副会長を大分総県の総主事に就け、事態の収拾にあたらせているようだ。この問題が表面化した時には、秋谷会長が大分入りしたが、事態は一向に沈静化しない。それだけにこの“大分の乱”をうまく収めることができれば、再び、会長に、という含みでの総大分総主事の就任ならびに大分入りということか?

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2006年10月01日

信濃町探偵団(2006/10/1)

●岸信介・安倍晋太郎との関係をアピール
・9月22日付「聖教新聞」「新連載 あの日あの時」「池田先生と中国方面」「山口闘争から50年」
 「山口は日本の急所である。保守本流の牙城。伊藤博文を筆頭に、それまで5人の総理を輩出していた。戸田会長と親交のあった自民党の岸信介(57〜60年、首相)の地盤でもあった。岸の実弟である佐藤栄作(64〜72年、首相)もいた。それに拮抗するように、野坂参三、宮本顕治など、野党の大物も出ている。(中略)
 安倍晋太郎は見た
 岸信介は1957年2月、第56代内閣総理大臣になった。約1年後の58年3月26日。戸田会長の招待を受けた首相・岸の代理として、娘婿・安倍晋太郎が会長のもとを訪ねてきた。首相秘書官。岸首相夫人の良子、妻の洋子を伴っている。
 広宣流布の記念式典。6千人の青年が集っていた。
 ?爐海譴世韻亮禺圓?戸田会長を慕っているのか??
 安倍は毎日新聞の元記者。現場の空気を巧みに読む。行事が進むにつれ、安倍の目は、ある一点に向けられた。
 戸田会長に、影のようにピタリと寄り添う青年がいた。指示を一言も聞き逃すまいと耳をそばだてながら、一糸乱れぬ全体の統制を指揮している。
 『人を守るとは、こういう姿のことを言うのか。私も、かくありたい。深く学ぶものがあった』
 後年、安倍は親しい友人に、池田室長の姿を感慨深げに語っている」
 ※岸信介元首相の孫で安倍晋太郎元外相の子息である安倍晋三官房長官が、自民党の新総裁に選出された翌々日の22日付「聖教新聞」に、岸と安倍晋太郎と創価学会の関係の深さをアピールする記事が掲載された。その内容は、昭和32年3月16日に日蓮正宗の総本山である大石寺で行われた「広宣流布の模擬試験」に参列した安倍晋太郎が、池田大作氏に刮目していたというもの。
  21日に安倍晋三総裁は、公明党を表敬訪問し、連立の維持を確認。22日には、自・公両党が連立に合意した。「戦後レジーム(体制)」からの脱却を掲げ、憲法改正や教育基本法の改正を打ち出す安倍総裁。池田氏は平成13年から14年にかけて教育基本法の改正に大反対する論陣を張っている。そうした自らの政治的主張と相容れない首相の誕生を前に、池田氏ならびに創価学会は、岸・安倍晋太郎と戸田・池田との親密な関係を強調し、自・公連立政権を維持することの欺瞞と矛盾を糊塗しようと予防線を張っている。

●池田神格化本の出版
・9月16日付「聖教新聞」「評伝『池田大作の軌跡』」「月刊誌『潮』に好評連載中 待望の単行本化」
 ※「潮」に連載した「池田大作の軌跡」を加筆して単行本化した『池田大作の軌跡』の宣伝を煽る創価学会。その内容は「昭和31年の大阪(上・下)」「大阪事件」「炭労事件」「日中国交正常化を提言(上・下)」などなど。これまでも何度も何度も喧伝されてきた池田氏のカリスマ化の材料に、また新たな調味料を加えて提供するという代物。
 「聖教新聞」などでは、これまでの評伝とは異なる、本格的な評伝との触れ込みだが、要するに死を前にして神格化を図るために、虚構のライフ・ストーリーをあたかも真実であるかのように、多くの学会幹部を証言者として作り上げるということなのだろう。ご苦労様。

●中国で続く池田礼賛
・9月22日付「聖教新聞」「中国の湖南大学に『池田大作研究センター』「中国10大学目の設立」
 「1000年の歴史をもつ中国の名門・湖南大学が『池田大作研究センター』の設立を決定した。池田名誉会長の思想・哲学を研究する『重要学術機構』として準備委員会が研究計画を推進。(中略)急速に発展する中国は、名誉会長の哲学に未来への大いなる指標を見出している」
 ※中国の大学に10番目の池田大作研究センターが設立されたのだという。本格的な池田研究を行いたいなら、是非、本誌の定期購読をとお薦めしておこう。また、中国の未来への指標に池田氏の哲学をというが、池田氏には見るべき思想・哲学はない。無駄だからおやめになった方がいいとも忠告しておこう。

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2006年09月15日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/9/15)

●WCRPとの関係
・8月25日付「聖教新聞」「ヨルダン王国 ハッサン王子 ローマクラブ会長 創価大学に来訪」「創大名誉博士号を授与」
 「中東のヨルダン・ハシム王国のハッサン王子一行が24日、東京・八王子市の創価大学を訪問。ハッサン王子に同大学の名誉博士号が贈られた。
 授与式には、同国のサルワット王子妃、ナウリ駐日大使夫妻らが列席。創大の若江学長、田代理事長、池田博正理事、創価女子短期大学の福島学長をはじめ、教職員・学生の代表が祝福した。
 ヨルダンは、イラク、サウジアラビア、イスラエル、シリアと接し、中東の安定に重要な役割を担う。その中にあってハッサン王子は、世界の知識人の民間組織『ローマクラブ』の会長を務めるなど、中東和平・世界平和への行動を続けてきた。池田SGI会長は同クラブの名誉会員。
 ハッサン王子は2003年、『ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産』展をヨルダンに招請。また、2004年に同国の名門・ヨルダン大学から、池田SGI会長に『名誉人文学博士号』が授与された際、祝福のメッセージを贈り『池田博士は、まさに、私たち人間が共有する、生まれながらの権利の守護者』と讃えている」
 ※ヨルダンのハッサン王子が創価大学を訪問し、創価大学名誉博士号を受けるとともに、記念講演を行った。今回のハッサン王子の来日は、8月26日から29日までの4日間、京都国際会館で開催された第8回世界宗教者平和会議(WCRP)世界大会に、WCRP国際委員会実務議長として出席することにあった。
  このWCRPとは、立正佼成会の庭野日敬開祖らの呼びかけによって始まったもので、第8回となる今回の世界大会には世界約100カ国の国と地域から800人を超える宗教指導者が参加した。8月26日に行われた開会式には、来賓として小泉首相をはじめハタミ・イラン前大統領、渡邉恵進天台座主などが列席。以後4日間にわたって全体会議や研究部会、地域会議などを行っている。
  このWCRPの主要なメンバーの一人だったインドネシアのワヒド元大統領(同国の有力なモスリム指導者でもある)が、東京で池田大作氏と面談した際、WCRPの関係者は、大きな衝撃を受けていたが、今回、WCRPの国際委員会の実務議長であるハッサン王子が、WCRP世界大会の開幕直前に創価大学を訪問し、名誉博士号などを受けたことをWCRP側はどう受けとめるのだろうか。宗教協力を謳うWCRPだけに、今後、創価学会との協調関係を模索するのか、あるいは創価学会がWCRPへの加入に動くのか、その動きが注目される。

●国連利用
・8月31日付「聖教新聞」「池田SGI会長が『新提言』をチョウドリ国連事務次長に 世界が期待する国連たれ」「SGI会長 国連中心こそ世界の反映」「国連事務次長 池田博士と学会の皆様の長年の国連支援に感謝」
 「SGI会長は30日午後2時半、来日中のアンワルル・チョウドリ国連事務次長を八王子市の東京牧口記念会館に歓迎し、事務次長に同提言を手渡した。事務次長は『国連を代表してお受けします』と述べた。人類の議会・国連を中心とした世界平和の構築を一貫して訴え続けてきたSGI会長に対して、これまで国連への招聘ならびに講演の要請が関係者から幾たびとなく寄せられてきた。今回の『国連提言』は、こうした要請に応えて発表されたものである。(中略)この日、SGI会長は、チョウドリ事務次長との再会を喜び、約2時間にわたり会見した」
・9月1日付「聖教新聞」「池田SGI会長の提言 『世界が期待する国連たれ(上)』」
 「中東情勢をはじめ、混迷極まる世界の中で、創設60年を経た国連の役割が一段と重要性を増している。こうした中、今月12日から開幕する第61回国連総会を前に、池田SGI会長は、『世界が期待する国連たれ――地球平和の基軸・国連の大使命に活力を』と題する提言を発表した。ここで、その全文を上下2回にわたって掲載する」
・9月2日付「聖教新聞」「池田SGI会長の提言 『世界が期待する国連たれ(下)』」「人権 人間の安全保障 人間開発を軸に」
 ※日蓮正宗に対する教義違背の責任をとって会長を辞任した池田大作氏が復権する際の大きな節目になったのが、昭和58年に当時の明石康国連事務次長がもたらした国連平和賞だった。これまで池田氏はアナン、デクエヤル、ワルトハイムの各国連事務総長と会談したことを大々的にアピールし、自らの権威付けに利用してきた。とことん国連を利用する腹なのだろう。それにしても「世界が期待する国連たれ」とは、国連を利用するあんたに言われたくないよと、国連関係者も思っていることだろう。

●池田博正氏と中国との関係をアピール
・8月31日付「聖教新聞」「学会本部の代表が中国・孔公使を訪問」
 「池田副理事長、谷川副会長、萩本副会長が学会本部を代表して30日、中国大使館を訪問。孔鉉佑公使参事官らと語った。ここでは、さらなる日中友好の促進に向け、これまで以上に民間レベルの交流を広げていく重要性などが話題になった。これには中国大使館の孫美嬌参事官、蔡紅1等書記官、趙偉2等書記官が同席した」
 ※創価学会の副理事長である池田博正氏が、中国大使館を訪問し、公使らと日中友好の促進に向けての民間レベルの交流を拡大することなどを話し合ったのだという。池田博正氏に同行したのは谷川副会長と学会本部広報室長の萩本副会長。谷川氏は先に創価学会青年部の交流訪中団の団長。池田博正氏の中国シフトのサポート役というところか。
  いずれにせよ日中関係のパイプも、父の池田大作氏から池田博正氏へとバトンタッチということなのだろう。

●教育界への浸透
・9月3日付「聖教新聞」「大阪 堺で人間教育実践報告大会」
 「第1回『堺人間教育実践報告大会』が2日、大阪・堺市内で行われた。昼の部では、安田博文堺総県教育部長らの後、植村久美子さん、池渕昌高さん、小林一夫さんが、心を閉ざした子どもたちに寄り添ってきた教育実践を報告した。来賓の高橋保堺市教育委員会教育長が『教師と子どもの信頼の上に教育が成り立つことをあらためて教えていただきました。75年の歴史ある創価教育を共有した思いです』と述べた」
 ※創価学会の教育部が主宰する各種の会合に、地方公共団体の教育委員会関係者の出席が目立っている。これも自・公連立体制のもとで公明党が政権や地方議会で与党化していることの影響か。明年の統一地方選挙に創価学会がいまから全力を傾注する理由が、この事実からも分かる。

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2006年09月01日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/9/1)

●相次ぐ池田夫妻顕彰報道
・8月9日付「聖教新聞」「アメリカ マウントバーノン市 SGI会長夫妻を名誉市民に「池田ご夫妻は『平和の使者』対話と交流に生涯を捧げる」
 「アメリカ・ニューヨーク州のマウントバーノン市から、池田SGI会長夫妻に『名誉市民称号』が贈られた。これは、SGI会長がニューヨークの地で綴った長編詩『我が愛するアメリカの地涌の若人に贈る』(1981年6月20日に発表)の25周年、そしてSGI会長のニューヨーク再訪10周年を記念したもの。(中略)
 名誉市民証では、世界の友に励ましを贈り、190カ国・地域に非暴力の連帯を築いてきたSGI会長夫妻の功績を讃歎。『池田ご夫妻は“平和の使者”として、対話と文化交流に生涯を捧げてこられました』と」
・8月12日付「聖教新聞」「南米ベネズエラ共和国ララ州がSGI会長に英雄の名を冠した第1等章」「同州のパラベジーノ市からも栄誉の章」「州政府関係者 池田博士は文化と教育を通して世界平和の建設に尽力」
 「南米ベネズエラ・ボリバル共和国のララ州から池田SGI会長に『ファン・ハシント・ララ第1等章』が贈られた。授与式は7月26日、同州政府庁舎での『ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産』展の開幕式の席上、行われた」
・8月13日付「聖教新聞」「アメリカ ニューヨーク州がSGI会長夫妻を顕彰」「ノーストナワンダ市『イケダの日』を宣言」
 「アメリカのニューヨーク州で池田SGI会長への顕彰が相次いでいる。州西部ノーストナワンダ市は、6月30日を『ダイサク&カネコ・イケダの日』と宣言した。(中略)
 ソンマー議長は『池田夫妻を顕彰することは、わが市にとって大変光栄なことです!』と」

 ※池田大作・香峯子夫妻の権威化に腐心する創価学会。この夏もアメリカで池田夫妻に対する顕彰が相次いだなどと報じている。このうちニューヨーク州にあるノーストナワンダ市は、6月30日を「ダイサク&カネコ・イケダの日」と定めたのだという。その理由は池田夫妻に名誉市民称号を贈ったマウントバーノン市の名誉市民称号にあるように、池田夫妻が「世界平和」に貢献したということらしい。
  ちなみに今年の夏も池田大作氏は、涼しい長野県軽井沢に滞在していた。いやはや。

●「週刊朝日」記事で創価大学・創価学園をアピール
・8月9日付「聖教新聞」「国会議員の出身校ランキング 週刊朝日 創価高校3位 創価大学10位」
 「国会議員の出身高校・大学ランキングで、創価高校が・政界ご三家?瓠∩浪疎膤悗?“トップ10”入りの快挙。『週刊朝日』の8月18・25日合併増大号に、『国会議員 衆参全720人 出身高校・大学ランキング』と題した特集記事が掲載された。
 それによると、創価高校出身者は10人で、慶應義塾、麻布に続き第3位。創価大学も10人で、東北大学などと並ぶ10位にランキングされた」
・8月17日付「聖教新聞」「創立80周年へ 前進と勝利の座談会」「世界に雄飛する創価教育 『国会議員の出身校ランキング』でも――創価大学が10位 創価高校が3位」
 「秋谷(会長)池田先生が創立なさった創価大学が開学して本年で35年。創価大学も、創価学園も大発展だ。どれほど偉大な先見か。(中略)
 青木(理事長)そういえば先日の週刊誌にも“国会議員の出身校ランキング”が出ていたな。そこで何と創価高校出身は3位、創価大学出身は10位と出ていた。
 秋谷 日本の幾千、幾百という高校、大学の中で、これは驚くべき壮挙だ。(中略)
 佐藤(男子部長)これは『週刊朝日』の記事だ。国会議員の『出身高校・大学ランキング』の特集記事が大きく出た。
 竹内(青年部長)この記事によると、創価高校出身者は10人。慶應義塾高校、麻布高校に続いて3位だった。
 佐藤 そして創価大学は東北大学、法政大学、立教大学と並ぶ10位に入った。
 青木 堂々たる実績じゃないか!池田先生が創立された大学、学園は、いよいよ陸続と、人材を輩出している。その証明だ」

 ※昨年の「読売ウィークリー」に続いて、「週刊朝日」が組んだ国会議員出身校ランキングで、創価大学と創価高校が上位に入ったことを大々的にアピールする「聖教新聞」や創価学会首脳だが、一般の高校や大学と異なり、創価学会という上部組織の下に大学や高校そして政党が外郭として連なり、政党に人材を供給しているのだから、こうした結果になるのも当然。もとより創価高校・創価大学出身の国会議員の所属はすべて公明党である。

●墓苑・納骨堂で新規募集
・8月15日付「聖教新聞」「墓地公園・納骨堂は生死不二の霊鷲山」
 「『お盆期間』に入り、雄大な自然に抱かれた13の墓地公園・各地の納骨堂が、にぎわっている。(中略)
 九州池田記念墓地公園(大分県日田市)では13日、一日で8000人を超える友が来園。北九州市から家族・友人と訪れた佐藤ミチ子さんは『大自然に囲まれて、空気が透き通っています。この墓園に眠る主人も、喜んでいると思います』と感想を。礼拝堂では、吉橋九州総主事の導師で法要が営まれた」
・同「86所の墓園、すべての納骨堂で 新規使用希望を受け付け」
 「現在、次の墓園で、新規使用の希望申込みを受け付けています」「【戸田記念墓地公園】北海道石狩市厚田区。【みちのく池田記念墓地公園】岩手県奥州市江刺区。【ひたち平和記念墓地公園】茨城県・城里町。【中国平和記念墓地公園】広島県・北広島町。【山光平和記念墓地公園】島根県松江市。【四国池田記念墓地公園】香川県・三木町。【九州池田記念墓地公園】大分県日田市。【沖縄平和記念墓地公園】沖縄県・本部町」

 ※今年4月以降、九州・大分県の元県幹部らが、大分県日田市にある創価学会の九州池田記念墓地公園に関する不正などを指摘して、創価学会執行部に対する批判活動を行っていることは、本誌既報のとおり。それもあってか、お盆の様子を紹介する記事では、九州池田記念墓地公園が取り上げられている。
  それにしてもすでに既存の8ヵ所の墓園で、新規募集とは。中国や四国、沖縄など、地元の反対を押し切って建設した大規模墓苑だが、どうやら大幅に売れ残っているようだ。

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2006年08月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/8/15)

●大森(旧姓・矢倉)涼子元SGI公認通訳の写真は不掲載
・7月26日付「聖教新聞」「名誉会長アルバム 対話の十字路 第37回イギリス サッチャー首相」

 ※7月19日に、夫の元サザンオールスターズメンバーの大森隆志とともに覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた涼子元通訳。サッチャー首相と池田大作氏との会談の通訳を務めていたが、「聖教新聞」掲載のサッチャー・池田会談の写真に涼子元通訳の姿はなかった。
  最近、創価学会は「SOKA」と題するパンフレットで、池田氏に対する顕彰が2000を超えたとの特集を組んでいるが、その中にも涼子元通訳の姿はない。英語圏への出張ならびに英語圏の識者等の通訳はほとんど独占的に涼子通訳が務めていただけに、今後、池田氏ならびに創価学会は写真の選択に困ることだろう。

●新・広告塔!?
・8月7日付「聖教新聞」「ハリウッドの人気俳優 オーランド・ブルームさんを池田SGI会長が歓迎」
 「若き芸術の貴公子、ようこそ!――池田SGI会長は7月30日、世界的に著名な俳優のオーランド・ブルームさんを、長野研修道場に歓迎した。『ハリウッドで、今、最も勢いのある若手俳優』と評されるオーランドさんは、英国出身のSGIメンバーである。SGI会長夫妻とオーランドさんは、初の出会いを喜び合い、芸術と人生、家族愛と友情、環境保護と人間の行動などをめぐり、親しく語り合った」
 「席上、オーランドさんの芸術・文化への多大な貢献を讃えて、『創価芸術賞』が授与された」
 ※「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演していた俳優オーランド・ブルームが、長野県軽井沢町にある創価学会の長野研修道場で、池田大作夫妻と面談した事実を大々的に報じる「聖教新聞」。記事によればオーランド・ブルームは、SGIメンバーなのだという。
  ところで両者の面談は7月30日だが、両者が面談した記事を掲載したのは8月の7日。この日は、自・公が推した村井元自治大臣が田中康夫知事を破った注目の長野県知事選挙の投開票翌日にあたる。要するに知事選挙期間中、池田氏は長野にいたわけである。その事実を隠すためにオーランド・ブルームとの面談を1週間、報道しなかったとの推測がなり立つ。

●中国との関係を誇示
・7月26日付「聖教新聞」「中国 北京巨人教育集団が池田名誉会長を名誉顧問に」「勇気の国交正常化提言が中日両国の友好発展に寄与」
・同「教育本部 日中友好教育者交流団 中国児童センターを訪問」
・7月28日付「聖教新聞」「日中に青年交流の太陽」「青年訪中団 21世紀の中国を担う若きリーダー周強共青団第1書記と会見」
 「学会の日中友好青年交流団は24日、招聘元の中華全国青年連合会(全青連)本部を表敬訪問し、周強・中国共産主義青年団(共青団)中央書記処第1書記と会見した」
・7月29日付「聖教新聞」「北京で日中の教育者が実践報告交流会」
 「教育本部の『日中友好教育者交流団』は25日、中日友好協会との共催で『教育実践報告交流会』を中日友協講堂で開催した。交流会では、許金平中日友好協会秘書長のあいさつに続き、日本から3人、中国から2人が登壇し、互いの教育理念や実践を報告。教育を中心とした参加者は熱心に耳を傾けた」

 ※青年部や教育部の代表の訪中の模様を大々的に報道し、中国がいかに池田大作氏を賞讃しているかをアピールし続ける創価学会。小泉首相の靖国参拝や、自民党の総裁レースで優勢を伝えられる安倍官房長官は、4月に靖国に参拝し、首相就任後も参拝を続ける意志を明らかにしている。首相や官房長官の靖国参拝を厳しく批判する中国との関係を誇示する創価学会が、今後、両者の靖国参拝にいかなる態度を示すかが注目される。

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2006年08月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/8/1)

●続く池田夫妻礼賛報道
・7月20日付「聖教新聞」「アメリカ フロリダのブロワード郡 『ダイサク カネコ イケダ・デー』を宣言」
 「アメリカSGIの『フロリダ自然文化センター』の開設10周年を記念し、地元フロリダ州ブロワード郡が6月19日を『ダイサク・カネコ・イケダ・デー』と宣言した」
・同「創立80周年へ 前進と勝利の座談会」「名誉会長夫妻は世界の模範 識者」「北京大学 池田大作研究会の賈会長――“香峯子夫人の胸中には勝利の二文字が?瓠鼻?
 「笠貫(主任女性部長)全世界の心ある人々が池田先生とSGIの運動に注目しています。池田先生ご夫妻を?猝枠呂凌擁??瓩隼召┐討い泙后?―中略―
 高柳(婦人部長)賈教授といえば、先生の奥様についての論文(『池田香峯子――平凡さの中で光り輝く美しい女性』)も書かれています。
 笠貫 そうでしたね。賈教授は、聖教新聞にも寄稿しておられました。奥様について・善良にして優しい妻・忍耐強い母親・いたれり尽くせりの看護師?ねソ┐僻觸顱?女性の手本、と言われていました。
 今成(女子部書記長)そして『これは、ひとえに女史(=香峯子夫人)自身が、戸田先生という恩師のもと、師弟不二の実践を通して確固たる信念を持ち、胸中に『勝利』の一念を抱きつつ、長年にわたって自らを修練し続けたからに他ならない』と結論されていました。
 坂口(総合婦人部長)よく見ておられますね!私たちは、偉大な池田先生、奥様とともに、はつらつと広宣流布に前進できる。これほどの幸せはありません」

 ※池田大作氏のみならず、その夫人・香峯子(本名・かね)さんの宣揚が続いている。それにしても北京大学の池田大作研究会の教授の「香峯子論」には驚いた。また「池田夫妻は世界の模範」なのだという。それでは一つうかがいたい。池田大作・かね夫妻は、次男の池田城久氏が胃穿孔による大量出血で急逝した際、火葬場に足を運ばなかった。いくら悲しみが深いとはいえ、普通、自分の息子の骨は自分の手で拾うものだろう。息子の骨を拾わなかった池田夫妻が、「世界の模範」なのだろうか。

●日中友好を活用
・7月22日付「聖教新聞」「青年部訪中団 上海に安着 教育本部きょう出発」
 「青年部200人による『日中友好青年交流団』(谷川佳樹総団長)が21日午後、中国・上海の浦東国際空港に安着した。一行は、中国最大の青年団体である中華全国青年連合会の招聘で上海のほか北京、天津を訪れる。一方、中日友好協会の招聘を受け派遣される教育本部『日中友好教育者交流団』(宮本発団長)20人はきょう出発する」
・7月23日付「聖教新聞」「青年部訪中団 上海市庁舎を表敬」
 「楊副市長は、1700万の上海市民を代表して歓迎の意を表するとともに、『池田名誉会長は中国の古き友人です。名誉会長が両国の国交正常化に多大な尽力を果たしたことを、中国人民はいつまでも忘れることはありません』と強調」

 ※青年部と教育部の代表が訪中している。中国側は常套句で池田大作氏を礼賛しているが、最近、政界やマスコミ界にこんな話が流れている。今春、来日して池田氏と面談した中国政府の関係者が、池田氏に小泉首相の靖国問題に対する公明党の弱腰を抗議し、池田氏に善処を求め、もし改善がなければ池田氏の中国における評価に影響すると話したのだという。池田氏は謝罪し青年部の訪中を約束したというのだ。それがこの訪中団なのかどうかは知る由もないが。

●芸術部員を活用
・7月23日付「聖教新聞」「チャレンジトーク」「女優 原日出子」
 「渡辺(鼓笛部長)女優を目指したきっかけは?
 原 芝居が好きで、高校卒業後、専門学校、劇団へと進んだのが直接のきっかけです。でも思い起こすと、その前があるんです。
 渡辺 何ですか?
 原 東京未来会3期生として会合に参加した時、池田先生が『弁護士になりたい人?』『パイロットになりたい人?』って聞かれて。私は何も手が挙げられないのが悔しくて、最後に『女優になりたい人?』って言われ、とっさに手を挙げてしまった。
 渡辺 子どものころ師匠に約束したことを、実現していく。素晴らしいことですね。
 原 その後も、家族のことで悩んでいた私を激励してくださり、感謝にたえません」

 ※人気女優の原日出子が学会員であることは知る人ぞ知るところだったが。この度、「聖教新聞」で大きくカミングアウトし、女優になったのは池田大作氏への約束だったことを明らかにした。岸本加世子に久本雅美、雪村いづみに山本リンダと食傷気味だっただけに、原日出子の登場は、案外、新鮮。これから広告塔として売り出すねらいか。

●迎合する地方自治体・地方マスコミ
・7月20日付「聖教新聞」「創立80周年へ 前進と勝利の座談会」「全国85会場で『平和の文化フォーラム」「マスコミも注目」
 「笠貫 婦人部では結成55周年を記念して、各地で『平和の文化フォーラム』を盛大に開催しました。
 杉本(婦人部書記長)全国85会場で開催し、約6万人の方々が来場しました。
 笠貫 このフォーラムでは、370人の婦人部員、女子部員が、仕事や地域活動、そしてまた信仰体験をもとに体験主張を発表しました。―中略―
 高柳 マスコミも注目していましたね。
 笠貫 和歌山のフォーラムは地元の8紙で紹介。テレビのニュースでも放送されました。ラジオでは、なんと総県婦人部長が生放送で登場して、フォーラムの予告をしました(拍手)。
 杉本 宮崎ではテレビでフォーラムの予告が放送されたんですよ」

 ※創価学会の婦人部の会合を新聞やテレビニュースで流し、予告も放送する。これらのメディアは、他の宗教団体の会合でも同じようなスタンスをとっているんだろうか。興味のあるところ。

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2006年07月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/7/15)

●迎合する地方自治体・地方マスコミ
・6月22日付「聖教新聞」「大ナポレオン展が開幕」
 「『大ナポレオン展』が21日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ1階展示ホールで開幕した。(中略)約350人の来賓などが出席した開会式では、東京富士美術館の野口満成館長があいさつ。埼玉県の都筑信副知事、埼玉新聞社の丸山晃代表取締役社長が祝辞を述べた」
・6月23日付「聖教新聞」「長野・松本市から 東京富士美術館に感謝状」
 「長野・松本市から22日、東京富士美術館に『感謝状』が授与された。これは同市で開催され、反響を呼んだ『大ナポレオン展』を企画した同美術館を讃えたもの。授与式は松本市役所で行われ、菅谷昭市長、東京富士美術館の野口館長らが出席。席上、同美術館創立者の池田名誉会長の伝言が紹介された」
・6月24日付「聖教新聞」「静岡で『トインビー・池田大作展』が開幕」
 「20世紀を代表する歴史家・トインビー博士と、池田SGI会長の交流に光を当てた『「21世紀への対話」――トインビー・池田大作展』が23日、静岡市の清水マリンターミナルで開幕した。(中略)開幕式には、静岡の各界を代表する来賓80人が出席。渡辺静岡総県長のあいさつ、テープカットなどの後、来場者は熱心に展示を鑑賞した。
 静岡新聞社常務取締役の原田誠治氏は『トインビーほど、新聞の論評にその分析が採用された歴史家はいないでしょう。人間性が衝突する現在の世界にこそ、トインビーの対話論を見直すことが必要です』と強調。
 清水商工会議所の杉山公一会頭は『トインビー博士と池田SGI会長という、洋の東西を分けた二人の賢人の出会いは、人類のために偉大な財産を残してくださったと感動しました』と感想を述べた」
・同「民音創立者の名誉会長に 鳥取市から感謝状」
 「民音創立者・池田名誉会長の芸術文化への貢献を讃え、鳥取市から『感謝状』が贈られた。贈呈式は23日午後、東京・信濃町の民音文化センターで行われ、同市の竹内功市長が出席した。
 冒頭、竹内市長が『感謝状』を読み上げた。
 『民主音楽協会は、昭和38年の創立以来、幅広い音楽文化運動を展開し、鳥取市の芸術文化の向上及び国際文化交流に尽くされました。よってここに深く敬意と感謝の意を表します』(中略)
 小林代表理事が、栄誉に対する名誉会長からの謝意を伝えた」
・6月28日付「聖教新聞」「岐阜で平和の文化と女性展」
 「『平和の文化と女性』展(主催=同展岐阜展実行委員会、後援=岐阜県ユネスコ協会、岐阜エフエム放送)が27日、岐阜市文化センターで開幕した。開幕式には多数の来賓が出席。三井怜子岐阜県商工会女性連合会会長は『女性の連帯によって、平和の大波は必ず、日本そして世界に広がりゆくと信じます』と期待した」

 ※全国各地で開催されている創価学会関連の展覧会への地方自治体の首長・地域の有力者、地域マスコミ幹部の出席や、外郭団体である民音や東京富士美術館を通じての活動に対する感謝状などが相次いでいる。
  以前、民音創立者・東京富士美術館創立者の池田氏に相次いで地方自治体が感謝状を出していたが、その再来ともいえる動きである。おそらくは明年の統一地方選挙を視野に入れての動きなのだろうが、その背景と構図は、池田大作氏に「感謝状」を出した鳥取市の竹内市長の場合に端的に見て取れる。というのも竹内市長は、今年4月の市長選挙で公明党の支持を受け、創価学会票をもらって当選を果たしているからだ。
  「聖教新聞」に名前は掲載されていないが、静岡の「トインビー・池田大作展」のオープニングセレモニーには、静岡県の石川嘉延知事が出席している。逆説的にいうなら、創価学会関連の展覧会等は、地方自治体の首長に対して、一種の踏み絵としての役割を果たしているともいえる。政治と宗教の関係の監視を怠ることは危険である。

●創価学園理事会メンバー
・6月24日付「聖教新聞」「創価学園が理事会行う」
 「世界市民を育てゆく創価学園の理事会が23日、長谷川理事長を中心に、同学園の信濃町分室で行われた」
 「理事会のメンバーは次の通り
 長谷川重夫 池田尊弘 渋谷英紀 塩田英彦 城川正敏 西口良三 正木正明 森田修平 忍田和彦 野村繁敏 大原良満 佐藤敏明」

 ※学校法人・創価学園の理事会の記事に、理事会メンバーが掲載されていたので紹介する。理事長は先に就任した学会本部の第一庶務室長の長谷川重夫副理事長。以下、池田大作氏の3男である池田尊弘副会長、西口総関西長、正木総東京長、森田修平前ドクター部長などが続く。理事会が「信濃町分室」で行われたという事実も、創価学園の実態を反映しており興味深い。

●統一地方選・参院選を睨んで
・7月2日付「聖教新聞」「団結こそ勝利の要 秋谷会長が出席さいたま市特別区が立つ!」
 「さいたま市特別区の新出発の地区部長会が1日、埼玉文化会館で行われた。これには池田名誉会長がメッセージを贈り、『首都圏の希望の都・さいたま特別区の躍進こそ、創価の勝利の最大の力と励ました。
 秋谷会長は、リーダーの根本は師匠直結の一念にあると強調。誠実な行動で本物の弟子の陣列を幾重にも広げ、新たな勝利の歴史をと語った」
 「埼玉県に会員奉仕の新布陣――本部人事委員会で検討・決定された新人事によると、これまでさいたま市特別区に所属していた3つの総区が発展的に解消。そのもとにあった11の区に重点を置く体制が整った」

 ※明年夏の参議院選挙では、埼玉選挙区に公明党の高野博師候補(現)が立候補する。本誌既報のように高野氏は、平成16年夏に参議院の公的出張でフランスを訪れた際に、フランスのセクト被害対策市民団体の個人と家族を守る市民連合を日本大使館員に案内させて訪問。C・ピカール会長に、創価学会がフランスの国会報告で有害セクトとしてリストアップされていることに不快感を示すなどした。
  その高野氏の改選を1年後に控えて、池田名誉会長と秋谷会長が、早くもさいたま市の創価学会組織に檄を飛ばした。しかもこの日の「聖教新聞」によれば、従来3総区で統括されていたさいたま市の創価学会組織を11の区で統括することにしたと発表している。明年春の統一地方選挙では、埼玉県議選とさいたま市議選が行われるが、このうちさいたま市議選の選挙区は10選挙区。これまで3総区で統括してきたさいたま市の創価学会組織が11区体制に変更されたのは、このさいたま市議選を視野に入れたものであることはまず間違いない。
  選挙を組織維持の求心力としている創価学会の一端がこんなところにも垣間見える。

●団地部を宣揚
・6月26日付「聖教新聞」「勝利の砦団地部、万歳!」「名誉会長が和歌とメッセージ」
 「6・25『団地部の日』を記念する首都圏大会が25日、巣鴨の東京戸田記念講堂で行われた。池田名誉会長は、『団地部の皆さま方の活躍は、社会の縮図であり、勝利であり、未来の社会・世界の原点の姿です。永遠の誉れを高々と掲げられた皆さま方の人間讃歌を讃えます。団地部の同志、万歳!』との言葉とともに3首の和歌と、祝福のメッセージを贈った。秋谷会長は、『多くの人々に献身する団地部の皆さまこそ模範の存在』と、地域広布の本舞台で活躍する友を讃えた」

 ※先のさいたま市のケースと同様、明年の統一地方選、参院選を戦う上で、重要なのが団地部の存在。団地の自治会をはじめとする各種の地域団体の役職をもち、その地域での活動を通じて、創価学会・公明党シンパを醸成し、それをF票に繋げるというのが創価学会の作戦である。団地やマンションの自治会や管理組合の役員の多くを学会員が占めるという事例が、全国各地で頻発しているのは、こうした背景があるからだ。

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2006年07月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/7/1)

●日中友好
・6月19日付「聖教新聞」「創大で中国京劇院が特別公演」「『三国志』を熱演」「名誉会長が来賓と鑑賞」
 「民音の招聘で来日している京劇界の最高峰『中国京劇院』の特別公演が18日、東京・八王子市の創価大学記念講堂で行われた。民音創立者の池田名誉会長夫妻は、同京劇院訪日団の井頓泉名誉団長(中国人民対外友好協会副会長、中日友好協会副会長)、呉江院長一行、また来賓の中国・韶関学院の魏中林院長一行、韓国・東新大学の李釣範総長一行らと、『三国志――諸葛孔明』を鑑賞した」
・6月21日付「聖教新聞」「社説」「友好の証・『中国京劇院』講演」
 「脚本を書いた同京劇院の呉江院長は、“孔明の姿が周恩来総理と重なり、涙を拭いながら筆を進めた”として、次のように語った。
 『中国には、無私の人はその心に多くの人を入れることができるという意味の言葉があります。孫文先生や周恩来総理は、そういう指導者でした。また民衆のために世界に平和・文化・教育の橋を架けてこられた民音創立者(池田名誉会長)も、諸葛孔明に通じ合う存在だと私は申し上げたいのです」
・6月21日付「聖教新聞」「日中友好の金の橋は永遠」「7月200人の青年交流団 教育者交流団を派遣」
 「青年部の『日中友好青年交流団』が7月下旬、中国に派遣される。これは、池田名誉会長が本年の2月、中国の王毅駐日大使との会談の席上、提案したもの。(中略)一方、教育本部『日中友好教育者交流団』は、7月下旬、北京、西安を訪問することになった。これは、駐日友好協会の招聘によるもので、『学会教育本部の派遣』が要請され実現した。
 交流団は、保育士、小・中学、高校の教諭、教育相談室や地域教育に携わるメンバーの代表ら20人。東京・八王子市の創価大学で18日、結団式が行われ、池田尊弘副会長が激励した。
 一行は中国の小・中学校など教育機関への参観・交流を予定しており、日中の教育者による『教育実践報告交流会』も企画している」
 ※創価大学の池田記念講堂で行われた中国の京劇院の公演の模様を「聖教新聞」が日中友好の一つの証として大々的に報じている。21日付「聖教新聞」掲載の「社説」にその狙いがよく示されている。孔明に孫文・周恩来そして池田大作なんだそうだ。こうしたフレーズを池田氏はきっと喜ぶのだろう。
  ところで、7月下旬に創価学会が青年部と教育者の訪中団を送るのだという。青年部はともかく、ここで注目されるのは小・中学校や高校に勤務する学会員の教諭が、現地の教育機関と教育交流をするという事実。いま中国はいわゆる「反日教育」を展開しており、日本に歴史認識問題を突きつけている。そうした最中に「中国に謝罪し続けるべきだ」と主張する池田氏率いる学会員の教育者の交流にどのような意図と結果が伴うのか。その成り行きには注意を払う必要がある。

●歴史改竄と虚構の歴史創出・回顧録で都合の悪い発言は割愛
 ・6月11日付「聖教新聞」「池田名誉会長の世界との語らい 第5回 欧州統合の父 クーデンホーフ・カレルギー伯爵」
 「1970年10月17日。創価学園(東京・小平市)の講堂で講演に立った伯爵は、しみじみと語られた。
 『こんなに素晴らしい生徒がいるとは。創立者の池田先生は、本当に幸せな方です』
 当時の私の心中を察してくださっての一言ではなかったか。
 『言論の自由』の美名に隠れ、利用し、学会を執拗に攻撃する者たちがいた。
 期するものがあった。ならば学会も言論で立つ!言論で勝つ!
 それも世界への言論だ。まず伯爵との対談を後世に残そう」
 ※今日のECの前身となるEECを提唱したクーデンホーフ・カレルギー伯爵との対談の思い出を記した池田記事。カレルギー伯との対談時期が、ちょうど言論出版妨害事件で激しい社会的指弾を浴びた直後だったことから、「言論の自由の美名に隠れ、利用し、学会を執拗に攻撃する者たちがいた」などと書いている。言論出版妨害事件をはじめとする創価学会の悪しき歴史的事実の改竄を図っている創価学会・池田氏らしい書き様である。
  もっともその一方で、カレルギー伯がたぶんにお世辞だったのだろうが、池田氏に「ノーベル(平和)賞がもらえますよ」と激励した際、池田氏は、「そのような栄誉はほしくもありません。また下さるといっても、受けることもありません。そのような人間が世界に一人くらい、いてもよいでしょう」と大見得を切った。だが、このような発言をした事実を、池田氏は「聖教新聞」記事に書いていない。ま、いったいどこにあるのか、さっぱり分からないような町からの名誉称号や、聞いたこともないような大学からの名誉称号をもらって得々としているのだから、とてもこんな発言をしたことは恥ずかしくて載せられないのだろうが。

●創価大学野球部の勝利は創立者(池田大作氏)のおかげ!? では、負けは……?
・6月9日付「聖教新聞」「全日本大学選手権 創大野球部ベスト8進出」
 「第55回全日本大学野球選手権の2回戦が8日、神宮球場で行われ、創価大学が阪南大学に8―3と快勝。2年連続でベスト8に進出した。(中略)
 創立者は試合中、神宮球場の周囲を車で通り、応援団の歓声を聞きながら声援を送った」
・6月11日付「聖教新聞」「創価大学逆転でベスト4 全日本大学野球 法政大破る」
 「創大野球部、2年連続のベスト4!――第55回全日本大学野球選手権の準々決勝が10日、神宮球場で行われ、創価大学は法政大学に5―3で逆転勝ちし、準決勝に進出した。
 試合前、創立者の池田名誉会長が、車中から、選手と応援の学生に声援を送った。『みな元気でうれしい。思う存分に闘い、勝ち飾ってください!』――創立者からの伝言が選手に伝わった。
 その言葉の通り、創価大学は、選手とスタンドが一丸となった『人間野球』を、思う存分、優勝候補にぶつけた」
・6月13日付「聖教新聞」「創価大学2年連続ベスト4の金字塔 全日本大学野球準決勝で青学大に健闘」
 「第55回全日本大学野球選手権の準決勝が12日、東京・神宮球場で行われ、創価大学は青山学院大学に2―9で惜しくも敗れたが、『2年連続ベスト4』の金字塔をつくる大健闘だった」
 ※犬がやれば「犬野球」かと皮肉の一つもいいたくなるが、「人間野球」とはいったいなのことやらさっぱり分からない。ただ、創価大学が勝った時だけは、創立者である池田大作名誉会長が、開催場所である神宮球場の周辺で車中から応援していたとの記述があるが、負けた時には記述なし。まさか2回戦や準々決勝は応援に行ったが、昨年の優勝校である青学大との重要な試合となった準決勝は行かなかったとでも言いたいのか。
  応援に行っていて負けたのでは格好がつかないということだろうが、大学野球の結果までも、池田氏の売名に利用するあざとさには、恐れ入るしかない。

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2006年06月15日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/6/15)

●竹入元委員長を提訴

・5月20日付「聖教新聞」「公明党 竹入を提訴」「党の資金を着服横領し妻に宝石を買う」「550万円の損害賠償を請求」
 「公明党(神崎武法代表)は19日、党の資金を着服横領していた元委員長の竹入義勝に対し、損害賠償金550万円の支払いを求める訴訟を東京地方裁判所に起こした。
 訴状によれば、竹入は都内の高級百貨店で妻のために宝石の指輪を500万円で購入。昭和61年7月、党本部の会計から500万円を出させて、指輪の代金に充てた。
 党側は、委員長の地位を悪用した行為であり、刑法上の横領罪に該当する不法行為として、550万円(弁護士費用を含む)の損害賠償を求めている。
 竹入義勝は平成2年に議員を引退。同10年には虚飾と謀略、自己宣伝にまみれた“回顧録”なるものを一般紙に公表して、党と支持団体の学会を中傷した」

 ※本誌前号で「公明新聞」の記事を紹介した竹入義勝元公明党委員長提訴についての「聖教新聞」の記事を紹介する。その理由や背景等については、特集記事を参照されたし。

●「聖教新聞」「5・3記念特別号」を発刊

・5・3記念特別号「聖教新聞」「5月1日付から7日付に掲載した、特集紙面などを収録しています」
1面=「晴れわたる5月3日!創価の英雄を諸天も賛嘆 池田SGI会長国際ナポレオンアカデミー名誉会長に」
2・3・4・5面=「池田SGI会長に世界五大州から2200の顕彰」「国家勲章26」「名誉市民434」「名誉博士 名誉教授190」「国連機関から23」「行政機関から652」「名誉会員104」「「池田公園・池・森を命名 『池田大作の日』と制定 112」「国内から272」「平和・文化・学術団体248」「教育機関から227」「SGI会長夫人は女性の模範 名誉博士6 名誉市民150」
 以下、「なぜ世界は讃えるのか」の特集記事を「平和編」「文化編」「教育編」「師弟編」として、また「世界にSGI会長を顕彰する公園」など16ページにわたる大特集。

 ※毎年、池田大作氏の会長就任記念日である5月3日と、創価学会の創立記念日である11月18日前後に、「聖教新聞」は池田大作礼賛大特集を組むことは、本誌既報の通り。今年も5月1日から7日にかけて大特集を展開したのだが、なんとその大特集、すなわち提灯記事だけを編纂した「聖教新聞」の「5・3記念特別号」が発刊された。
 全ページ、ひたすら池田大作氏を礼賛するまさに「池田大作新聞」。その6・7面には「なぜ世界は讃えるのか 平和編」が掲載されているが、そこに麗々しく掲載された、後に南ア大統領となるネルソン・マンデラ氏やガリ国連前事務総長と池田氏の写真には、5月11日に夫の元サザンオールスターズのギタリスト大森隆志容疑者とともに、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された、池田氏の通訳である旧姓・矢倉涼子容疑者の姿がある。
 逮捕前に作成された記事ゆえはずせなかったのだろうが、今後も矢倉容疑者と池田氏のツーショット写真が機関紙誌に掲載され続けるのかどうか、注目されるところ。ちなみに6月1日付「聖教新聞」に掲載された「名誉会長アルバム 対話の十字路 インド文化関係評議会会長 ネルー大学総長 カラン・シン博士」に掲載された写真では、通訳の矢倉容疑者と思われる人物の顔が分からない後ろ姿のカットと、矢倉容疑者を外したとしか思えない不自然なカットの写真が掲載されている。
 麻薬の親玉としてアメリカに拘禁されたパナマのノリエガ将軍や、国民の怒りの前に殺されたルーマニアの独裁者・チャウシェスク大統領と池田氏のツーショット写真は、いまでは機関紙誌に掲載されることはない。またノリエガ将軍やチャウシェスク大統領と池田氏が対談し、両者を礼賛した事実も報じられることはない。麻薬つながりではないが、おそらくは矢倉容疑者もノリエガ将軍のように外される可能性が高い。

●ご活躍の「名代」氏

・5月25日付「聖教新聞」「中国南京芸術学院が池田名誉会長に名誉教授称号」
 「創立94年の歴史と伝統を誇り、中国屈指の芸術家養成の名門大学である『南京芸術学院』から池田名誉会長に『名誉教授』称号が授与された。これは同学院から外国人への初の栄誉である。(中略)招聘を受けた創価学会南京訪問団一行が出席。馮健親院長から名誉会長の名代である池田博正団長(副理事長)に『名誉教授』の証書が手渡された」

・同「江蘇省で中日友好週間が開幕 梁省長が学会代表を歓迎 名誉会長が祝福のメッセージ」
 「江蘇省人民対外友好協会が主催する『江蘇・日本民間友好交流週間』が開幕し、記念式典が22日午後、同省の省都である南京市の中日友好会館で行われた。これには、創価学会の南京訪問団が出席。梁保華省長が訪問団一行を歓迎した。席上、池田博正副理事長は、開幕を祝福する池田名誉会長のメッセージを代読した」

・6月2日付「聖教新聞」「タイ プーミポン国王在位60周年慶祝 横浜で特別写真展 文化省が池田香峯子夫人に『栄誉賞』」
 「タイ王国のプーミポン・アドゥンヤデート国王在位60周年を慶祝する特別写真展(横浜・戸田平和記念館)の開幕式典が1日、隣接する神奈川文化会館で行われた。席上、タイ文化省から池田SGI会長の香峯子夫人に『栄誉賞』が贈られ、池田博正副理事長に手渡された」

 ※父親である大作氏、母親である香峯子さんの「名代」として八面六臂の活躍をする池田博正氏。父親の大作氏は、健康上の理由や、かつて外務省が行っていた外遊の際の特別通関の便宜供与が受けられず、出入国の際、入・出国検査(イミグレーション)に一般人と同様並ばなくてはならないことから、海外に出ることがまったくなくなったので、池田博正氏の代理受賞もわからぬではない。
 しかし、池田香峯子さんに対するタイ文化省からの「栄誉賞」の称号が授与されたのは、横浜の創価学会施設。なんで香峯子さんは横浜まで出向いて自分で賞を受けないのかと思うが、これも息子に箔をつけさせるためだからやむをえないのだろう。
 ちなみに池田博正氏の著書『青春の道 私の若き日の記録』には、父である池田大作氏と母である池田香峯子さん、そして自らがあたかも三位一体であるかのようなアピールがなされている。
  父である池田大作氏の権威と、それを支えたとしていまやさまざまな賞を受け、権威付けが進む池田香峯子さん。その権威を継承するのは池田博正氏であるというパフォーマンスが、いま「名代」という肩書のもとで着々と進められている。

●政教一体の選挙活動

・5月21日付「聖教新聞」「東京 立川壮年部が躍進大会」
 「東京・立川壮年部の大会が20日、立川文化会館で行われた。(中略)正木総東京長は、勇気の一念で壁を打ち破り、拡大の旋風をと念願した」
・5月24日付「聖教新聞」「寸鉄」「第2総東京の源流・立川よ、正義の突破口を断固開け。大勝利を皆が待つ」

 ※なんのことはない。ここで言う「大勝利」とは、6月18日投票の立川市議選を意味する。すでに東京の幹部・活動家の多くが立川に入り、公明党“大勝利”のための活動に挺身している。
  というのも立川には創価学会がかつて「焼肉屋か」などと侮辱した宗教法人・真如苑の本部があり、真如苑の支援を受ける市議会議員候補も複数立候補するため、創価学会としては負けられないからだ。統一外地方選で連戦連勝と豪語してきた創価学会・公明党だが、その記録も途切れ、あろうことか先の衆院補選千葉7区では、自・公で推薦した元キャリア官僚の前埼玉県副知事が落選した。その創価学会・公明党にとって来年春の統一地方選に向けての各種選挙は、自らの政治的影響力を維持する取りこぼすことのできない選挙となる。その結果、熾烈な政教一体選挙が各地で繰り広げられることになる。

●創価大学工学部の研究が文科省の推進事業に

・5月21日付「聖教新聞」「創価大学工学部 大学院情報システム学専攻の研究テーマ 文科省の『学術研究高度化推進事業』に 病院、介護、セキュリティーに新技術を応用」
 「創価大学工学部の情報システム工学科の渡辺一弘教授らが推進する研究が、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業に採択された。(中略)これは、文部科学省が私立大学を支援する事業。地域の活性化のために、実用性の高い研究や、これから伸びゆく分野の研究を、企業と共同で進めるプロジェクト等に対して重点的な支援を行うもので、今年度は12大学のプロジェクトが採択された」

 ※創価大学工学部の研究が、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業に採択されたことを「聖教新聞」が1面トップで大々的に報じている。その研究内容は「光ファイバー」を利用した「光神経」技術であり、すでに「光ファイバセンサ技術」として防犯システムとして製品化されているものもあるという。池田氏の専用施設なども、この技術が応用されているのだろうか。

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2006年06月01日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/6/1)

●マスコミ迎合

・5月12日付「聖教新聞」「日本を代表する英字新聞 ジャパンタイムズ紙にSGI会長のコラム連載」「毎月第2木曜日付 1年間12回を予定」
 「日本を代表する英字新聞『ジャパンタイムズ』(日刊)のオピニオン欄で、池田SGI会長のコラム連載がスタートした。毎月第2木曜日に、計12回掲載される予定。第1回となった5月11日付のタイトルは『未来を創る力』。この中でSGI会長は、世界各地で繰り返される紛争を前に無力感が強まる風潮に対し、“人間の生命には、いかなる時代の激流にも断じて屈しない力がある”との確信を述べ、歴史を変え、未来を創る人間の力を信じて対話を進めていきたいと綴っている」

 ※「ジャパンタイムズ」に対する5度目の寄稿となる今回のシリーズ。かつて「ジャパンタイムズ」では、創価学会や池田氏のPR記事の掲載に難色を示した編集者の更迭をめぐるトラブルもあったが、今は昔。

●中国とロシア・池田父子

・5月10日付「聖教新聞」「中国の孔新公使 学会本部へ来訪 池田副理事長が歓迎」
 「駐日中国大使館の孔鉉佑公使参事官が9日、学会本部に来訪。池田副理事長らが聖教新聞本社で歓迎した。孔公使は、中国外交部アジア局副局長を経て、程永華前公使の離任にともない、3月に着任した。(中略)
 池田副理事長は、新公使の就任を祝う名誉会長の言葉を伝え、大恩ある中国との友好に尽くしたいと述べた。会見には、中国大使館の孫美嬌参事官、趙偉2等書記官、喬倫2等書記官が同席。民音の小林代表理事、創価大学の馬場副学長、教育本部、青年部の代表らが公使就任を祝福した」

・5月13日付「聖教新聞」「池田SGI会長 ロシアのロシュコフ大使と会談」
 「池田SGI会長は12日午後2時、ロシア連邦のアレクサンドル・ロシュコフ駐日大使一行を東京・信濃町の聖教新聞本社に歓迎。約2時間にわたり、和やかに会談した。ロシュコフ大使とSGI会長との出会いは、2004年の10月に続き、2度目。この時、ロシア政府から、SGI会長の貢献を讃え、『文化交流感謝状』が贈られている。(中略)
 この日の会見には、ロシア大使館のミハイル・ガルージン公使、ユーリー・ユーリエフ1等書記官、本社の原田代表理事、学会の池田副理事長、萩本広報室長、吉郷国際室長、江藤国際室担当部長が同席した」

 ※孔新中国公使が、5月9日に学会本部を表敬訪問。池田博正氏が応対した。また12日には、ロシアのロシュコフ大使が学会本部を訪問し、池田大作氏と会談したが、その席にも池田博正氏が同席している。池田博正氏の箔付が着々と進んでいることを両記事は示している。ちなみに中国大使館の程前公使は創価大学出身だった。

●公明党が竹入義勝元委員長を提訴

・5月20日付「公明新聞」「昭和61年 妻の指輪を党資金で購入 東京地裁に」
 「公明党(神崎武法代表)は19日、竹入義勝元委員長が、公明党の資金500万円を着服横領していたことが今般の党内調査で判明したとして、竹入元委員長に対し、損害賠償500万円(弁護士費用を含む)の支払いを求める民事訴訟を東京地方裁判所に起こした。
 訴状によると、竹入元委員長は、委員長在職中に、党委員長の地位にあることを悪用して、東京・中央区日本橋の三越百貨店から自分の妻のために、宝石の指輪を代金500万円で購入し、1986年7月10日、党本部内で党会計から現金500万円を出金させて指輪代金の支払いに充て、党資金500万円を着服横領した。
 訴状では、竹入元委員長のこの行為は、『刑法上の横領罪に該当する行為であって、民法709条の不法行為責任を負うことは明らか』と指摘し、不法行為による損害賠償として550万円を求めている」

 ※公明党が、20年前の昭和61年に竹入義勝元委員長が党の資金を横領したとして、東京地裁に損害賠償請求訴訟を提訴した。マスコミの取材に答えて竹入氏は「記憶にない」と答えている。驚くべき執拗さだが、本誌の「今月の悪口雑言」欄を参照していただければ、その背景が理解できよう。

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2006年05月15日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/5/15)

●マンネリの池田夫妻礼賛特集

・5月1日付「聖教新聞」「5・3『創価学会の日』記念特集? 廖崔單庁咤韮媛馗垢棒こΩ淆臀?から2200の顕彰」
 「国家勲章26 国家勲章は、『最も傑出した著名な人物に授与する最高位の勲章』(エルサルバドル共和国のホセ・マルティアス・デルガード国家大十字勲章)である」
 「名誉市民434 名誉市民称号は、『(平和のために)民衆と民衆を結ぶ絆の構築への貢献』(伊・トリノ市)を賞讃するなど、各都市が『市民の模範』に贈る友好の証」
 「名誉博士 名誉教授189 『名誉博士』『名誉教授』等の名誉学術称号は、最高学府が厳正な審査を重ね、評議会、理事会などの決議をもって決定される」
 「国連機関から23 軍縮・核廃絶、人権擁護に貢献」
 「行政機関から652 地域・社会の発展に寄与」
 「名誉会員104 深き哲学で全人類を啓発」
 「平和・文化・学術団体から248 地球規模の平和行動を展開」
 「教育機関から227 人類を結ぶ卓越した教育者」
 「SGI会長夫人は女性の模範 名誉博士6 名誉市民150」
 「『偉大な人物の横には、常に偉大な女性がいます』――ブラジリア連邦区議会のカルヴァリョ議長はこう語り、香峯子夫人に『名誉市民証』を手渡した。社会で、ますます女性の役割が重要になっている現代で、その先頭を走りゆく人こそがSGI会長夫人――と世界が賞讃する。アメリカ・ミネラルエリア大学のバーンズ学長は、『女性の人権と社会進出の擁護者、そして世界中の幾百万の女性の模範としての役割を讃えたい』と期待を寄せる」

・5月2日付「聖教新聞」「5・3『創価学会の日』記念特集?◆,覆疾こΔ六召┐襪里? 平和編」
・5・3日付「聖教新聞」「5・3『創価学会の日』記念特集?? なぜ世界は讃えるのか 教育編」
・5月4日付「聖教新聞」「5・3『創価学会の日』記念特集?ぁ,覆疾こΔ六召┐襪里? 文化編」「池田博士は哲学者 作家 詩人 写真家 教育者」

・同「『5・3』祝賀勤行会 各部代表が秋谷会長を中心に」
 「5・3『創価学会の日』『創価学会母の日』の祝賀勤行会が3日午前、東京・信濃町の学会本部師弟会館で行われた。(中略)秋谷会長は、創価の元朝『5・3』を迎え、池田名誉会長夫妻の大恩に心から感謝申し上げたいと述べ、名誉会長こそ仏意仏勅を受けられた偉大な人類の師匠であられると強調した」

・5月5日付「聖教新聞」「5・3『創価学会の日』記念特集?ァ甦亜,覆疾こΔ六召┐襪里? 師弟編」
 ※例年同様、5月3日をはさんで池田大作氏を大々的に礼賛する提灯記事が並んだ。だが今年の特集では、池田大作氏への顕彰とともに、かね夫人に対する顕彰も併せて掲載。5月3日に行われた「祝賀勤行会」での挨拶で、秋谷会長は「池田名誉会長夫妻の大恩に心から感謝申し上げたい」と発言。同時に、池田氏を「仏意仏勅を受けられた偉大な人類の師匠」すなわち全人類のグルだと、最大限、礼賛した。池田氏を教祖に祭り上げ、その宗教的権威を受け継いだ夫人や子息などの池田ファミリーを核に、ポスト池田体制に臨もうとする創価学会。5月3日をめぐる「聖教新聞」の各種記事には、そうした創価学会の本音と思惑が赤裸々に現れていた。

●「御名代」池田博正氏の宣揚

・4月25日付「聖教新聞」「エジプト大使を歓迎 池田副理事長が本社で会見」
 「エジプト・アラブ共和国のヒシャム・バドル駐日大使が24日午後、東京・信濃町の学会本部を訪問。池田博正副理事長が本社で会見した。
 席上、バドル大使は、池田SGI会長のエジプト訪問とムバラク大統領との会見(1992年)から、両国の交流が広がったことに深い感謝を述べた。(中略)
 池田副理事長は、SGIが進める文化・平和・教育運動を紹介。エジプトとの交流を深め、平和と幸福の世界をともに築きたいと語った」

・4月29日付「聖教新聞」「聖教新聞と池田先生 代表理事 原田光治」
 「4月20日、本紙は創刊55周年を迎えた。全国で記念祝賀会を開き、東京、北海道、中部、関西、九州では、御名代として、池田博正副理事長に出席していただいた」

 ※世襲を軸とするポスト池田体制の要である池田博正氏の売り出しが続いている。これまでは池田大作氏もしくは池田大作氏が不在の際には、秋谷会長が代行していた駐日大使に対する応対を、ついに池田博正氏が果たした。
  聖教新聞社代表理事の原田氏の一文にも、池田博正氏が池田氏の名代として、全国各地に派遣され、顔を売っていることが記されている。
  池田創価学会は、いよいよ池田家創価学会に向けて、最終的な助走に入っているのだ。

●大分県の元幹部が学会本部へ抗議行動

 4月下旬、東京都新宿区信濃町にある創価学会本部前で、トラブルが発生し、パトカーが出動する騒動になった。
 学会本部関係者などの話を総合すると、大分県の県ならびに圏の幹部2人が、4月初旬に除名になったことに抗議するため、学会本部を訪れたが、これを阻止する学会本部の警備陣とトラブルになり、パトカーが出動する騒ぎになったとのこと。詳しい事情はまだ分からないが、除名になった県と圏の幹部は、九州ならびに大分県の創価学会幹部の不正を糾そうとしたところ、除名となり、その理不尽さに抗議しているとも伝えられる。

●日蓮正宗攻撃をあらためて宣言

・5月5日付「聖教新聞」「我らの5月3日を祝す 座談会」「敵を責めなければ成仏なし」「追撃の手を緩めるな!邪教=日顕宗は断じて許さぬ」
 「大場(SGI理事長)とにかく『広宣流布』は、永遠に『仏と魔との闘争』だ。戦いなんだ。徹底して攻め抜くことだ。(中略)
 秋谷(会長)いわんや日蓮大聖人は厳然と仰せであられる。『法華経の敵をだにも・せめざれば得道ありがたし』。我々は大聖人の仰せの通りに進む。仏の敵を一段と責めて責め抜く。日顕!早瀬!絶対に許すな!断じて許さぬ!」

 ※世襲体制を柱とするポスト池田体制の最大の弱点は、宗教的正当性。いま創価学会ならびに池田大作氏は、勲章や名誉称号など世俗の権威にその正当性をもとめているが、いくら世俗の権威を積み重ねても宗教的権威が高まるわけではない。その意味では、もともと創価学会が本尊・教義・信仰の拠り所としてきた日蓮正宗は、脅威であり続ける。
  そんなこともあってか、昨今、創価学会は日蓮正宗攻撃を激化しつつあり、5月5日付「聖教新聞」では、秋谷会長が、あらためて日蓮正宗の67世と68世の両法主に対する攻撃を宣言した。

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2006年05月01日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/5/1)

●池田礼賛続ける秋谷会長&各種幹部

・4月22日付「聖教新聞」「第59回本部幹部会から 秋谷栄之助会長」「学会は永遠に『師弟』が根本」
 「思えば、戸田先生は『いざ往かん/月氏の果まで/妙法を/拡むる旅に/心勇みて』と、『東洋広布』の大願を池田先生に託されました。そして、
 学会は永遠に『師弟』が根本です。いかに創価の三代の師匠が偉大であり、なかんずく池田先生が、仏法史上、どれほど偉大な業績を遂げられた指導者であるか。その池田先生を師匠と仰ぐことができる私どもは、どれほど幸せなことか。私自身、池田先生の弟子の一人として、ただただ知恩・報恩あるのみです。『知恩をもて最とし報恩をもて前とす』との御聖訓を肝に銘じ、大恩ある池田先生への報恩こそ『わが人生のすべて』と深く心に定め、先頭に立って戦ってまいります。ともどもに戦おうではありませんか」

・4月23日付「聖教新聞」「五月三日へ 私の感謝 学会本部参与 柏原ヤス」「『第三代会長』を守り抜く」
 「戸田先生が池田先生お一人を後継者と定め、薫陶なされたことは、当時の最高幹部の誰もが知っていました」
 「私は有難いことに初代、二代、三代の会長にお仕えすることができました。しかし池田先生のご指導によってはじめて、牧口・戸田両先生の偉大さが本当に分かりました。創価の三代会長の精神は池田先生の御一身に凝縮しています。私は誉れ高き池田門下生です」

 ※今年に入ってから以降、各種の会合で池田氏のバッシングを受けていると伝えられる秋谷会長。本誌の特集記事でも引用されているように、3月の本部幹部会で卑屈なまでに自らを卑下しつつ池田氏を礼賛した秋谷氏だが、4月の本部幹部会でも、またまた自らを卑下しつつ池田礼賛を繰り広げている。それにしてもこの礼賛の口調。まるで「偉大なる将軍様のおかげ」を濫発するかの国のプロパガンダに、なんとよく似ていることか。
 同様に柏原ヤスさんも、牧口・戸田の両会長に仕えたが、牧口・戸田の両会長の偉大さを知ったのは池田氏のおかげと、自らを池田門下生と位置づけた上で、牧口・戸田両会長の精神は池田氏の「御一身に凝縮」していると礼賛している。
 それにしても柏原ヤスさん、戸田会長が池田氏一人を「後継者と定め」たと書いているが、ではなぜ戸田会長が死去した昭和33年4月から、池田氏が会長に就任する昭和35年5月3日までの2年もの間会長は空位だったのか。戸田会長が「後継者」と定めていたのなら、すぐに池田氏が後継の三代会長に就任してもよかったではないか。その理由は、戸田会長が後継の指名をしなかったからに他ならない。事実の重みはいかんともしがたいのである。

●夫婦そろってコレクター?

・4月17日付「聖教新聞」「我らの五月三日を祝す――座談会」
「香峯子夫人に名誉学位6 名誉市民149」

 「館野(女子部長)池田先生に世界の学術機関から贈られた名誉博士、名誉教授の称号も、これまでに188にもなりましたね。
 高柳(婦人部長)すごいですね。世界一だそうです。
 杉本(婦人部書記長)名誉市民の称号も432です。これほどの顕彰は、日本はおろか世界でも、先生以外に、誰もおられません。私の友人が、それはそれは驚いていた。
 高柳 うれしいことに、奥様にも6つの名誉博士、名誉教授の称号が贈られていますね。
 笠貫(主任女性部長)フローレス大学(アルゼンチン)の社会学部名誉教授、福建師範大学(中国)の名誉教授、中国文化大学(台湾)の名誉法学博士、光州女子大学(韓国)の名誉教授、百済芸術大学(韓国)の名誉教授、ミネラルエリア大学(アメリカ)の名誉教授。いずれも一流の名門大学です(拍手)。
 今成(女子部書記長)世界の各都市から奥様に贈られた名誉市民証は、これまでに149にもなります。日本には、このような多くの賞を受けた人はいないのではないでしょうか。
 坂口(総合婦人部長)本当に、うれしい!すべてに勝ち抜いた証拠ですね。すべての人々の模範でありますね」

 ※もはや何も言う必要はないだろう。「バカップル賞」でも創設して贈呈しようか。

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2006年04月15日

信濃町探偵団――創価学会最新動向(2006/4/15)

●卒業式と入学式でカリスマ演出

・3月21日付「聖教新聞」「創立者 創価大学・短大卒業式で受賞 マレーシア全国作家協会連盟『最高文化賞』」
 「太平洋とインド洋、東はイースター島から西はマダガスカル島まで――世界に広がるマレー文化圏。その興隆をリードしてきた『マレーシア全国作家協会連盟』から20日、創価大学・創価女子短期大学の創立者である池田SGI会長に、『偉大なる世界の哲人』の称号を冠した『最高文化賞』が贈られた。授章式は創大(第32回)、短大(第20回)の卒業式の席上、創大記念講堂(八王子市)で行われた」

・4月4日付「聖教新聞」「中国最古1000年の歴史を受け継ぐ『知の殿堂』創大創立者湖南大学『名誉教授』に」
 「中国最古の1000年の歴史を誇る『湖南大学』(鐘志華学長)から3日、創価大学創立者の池田名誉会長に『名誉教授』の称号が贈られた。授与式は、創価大学の第36回入学式、創価女子短期大学の第22回入学式に続いて、午後2時から創大記念講堂で行われ、湖南大学の王耀中常務副学長一行らが出席した。授章の辞で王副学長は、同大学『池田大作研究センター』が設立されることを紹介」

 ※創価大学の卒業式と入学式の席上、池田大作氏にマレーシアと中国から顕彰と名誉称号が贈られた。ここ数年、創価大学の卒・入学式では、必ずと言っていいほど、この手の顕彰行事が行われ、創価大学の創立者である池田大作氏がいかに偉大であるかのパフォーマンスが繰り広げられる。
 ちなみに4月4日付「聖教新聞」には、昨年のドラフトで日本ハムに逆指名の1位で入団し、初登板初勝利をあげた同大出身の八木智哉投手が、創価大学の入学式の席上、池田氏から激励を受けたことが写真付きで大々的に報じられている。
  なお池田氏が中国の湖南大学の名誉教授号を授与されたことは、「山梨日日新聞」をはじめとする複数のローカル紙が報道した。ベタ記事とはいえ、山梨県民にとって縁もゆかりもない池田氏に対する中国の大学からの名誉称号授与を報じる「山梨日日新聞」に、創価学会に迎合する日本の新聞マスコミの惰弱な姿勢が垣間見える。

●池田家と中国

・3月26日付「聖教新聞」「日中友好の新時代を?紂宗汁浪疎膤惺餾殄?長 寺西宏友」
 「4日には、創立者の名代として北京入りした池田博正創価大学理事以下、創価大学関係者8人が、唐家セン国務委員を表敬した。
 唐国務委員は、駐日公使、外交部長等を歴任され、現在は、主に外交を担当する副首相級の国務委員として、胡錦濤国家主席を補佐する立場。(中略)池田博正理事が、『創価学会も、池田家も世々代々にわたって中日友好を大事にしてまいります』と申し上げたところ、唐国務委員は、わざわざ秘書を呼び寄せられ、『これは重要な発言だから、ぜひ記録にとどめておくように』と指示をされる一幕もあった」

 ※本紙の3月15日号で報じた池田博正氏の台湾・中国訪問のクライマックスである唐家セン国務委員との会談内容を、創価大学の国際部長が詳しく報告している。それによると池田博正氏は、唐氏に対して「創価学会も、池田家も世々代々にわたって中日友好を大事にしてまいります」と言上したところ、唐国務委員はこの発言を重要として、記録させたのだという。
 カリスマ・神話というのがいかにして作られていくかを如実に示すエピソードといえるが、それにしても「日中友好」と言わず「中日友好」と発言したところがひとつのミソ。創価大学の入学式で池田大作氏に中国の湖南大学の名誉教授号が贈られたように、いまや創価学会とくに池田大作氏にとって中国は、自らの権威・カリスマの強化にとってなくてはならないパートナー的存在。その中国との関係を大事にすると宣言した池田博正氏。媚中派・創価学会の後継者としての面目躍如というところか。

●「聖教新聞」創刊55周年パーティ

・3月23日付「聖教新聞」「福岡本紙創刊55周年祝賀会」
 「本紙創刊55周年の記念祝賀会が22日、福岡市内で盛大に行われ、九州7県から来賓約800人が出席。本社の原田代表理事、池田博正副理事長、山本総九州長、田村九州長、佐藤九州支社長らが歓迎した。(中略)
 来賓から祝福の声が。
 『わが社の設立と同年に創刊した聖教新聞が、550万部に発展したのは、創価学会の平和・文化・教育運動に、多くの人々が共鳴している証左です。私も、人間を育てる明確な哲学に共感を覚えます』(九州電力 松尾新吾代表取締役社長)
 『聖教新聞にはアジアの平和、中日友好を大切にする池田名誉会長の強い意志を感じます。5年前、名誉会長とお会いした時、氏の情熱が中日友好の架け橋となったことを実感しました』(中華人民共和国 武亜朋駐福岡総領事)」

・3月24日付「聖教新聞」「本紙創刊55周年――沖縄で盛大に祝賀会」
 「本紙の創刊55周年の記念祝賀会が23日、沖縄・那覇市内で盛大に開催された。沖縄各界を代表する来賓200人が出席。本社の原田代表理事、山本副理事長、桃原沖縄総県長、仲間沖縄支局長らが歓迎した。(中略)
 来賓からは次のような声が寄せられた。
 『「聖教新聞」は、「文明間の対話」「環境と教育」など、常に時代の中心テーマを取り上げ、それらを世界的な規模で展開する学会の取り組みを報道しています。このダイナミックな、的を射た運動の求心力である池田名誉会長の卓越した指導力に、尊敬の気持ちでいっぱいです』(琉球大学 東江平之名誉教授)」

 ※東京を皮切りに札幌、仙台、名古屋、大阪と全国を縦断していた「聖教新聞」創刊55周年パーティが、九州・沖縄を最後に終了した。一連のパーティには、各地域の各界の名士が出席したと創価学会は大喧伝。来賓からは讃辞の声が相次いだと報じているが、そのお粗末なこと。
 福岡で行われたパーティでは、九州電力の社長が創価学会の姿勢を賛嘆しているが、このパーティの直前には、東京地裁で宗教法人・創価学会と秋谷会長らの名誉毀損行為が厳しく指弾されているのである。お茶の水女子大の藤原正彦教授による『国家の品格』がベストセラーになっているが、なにごとも商売優先・利益優先の拝金主義に堕した日本の政財界さらには学界の各位には、『国家の品格』を熟読玩味し、自らの不明を顧みてもらいたいものである。

●人権展の開催

・3月29日付「聖教新聞」「大分で希望の人権展」
 「創価学会青年部が制作した『21世紀 希望の人権展――かけがえのないあなたがいる』の大分展が28日、大分市のトキハインダストリー『明野センターアクロス』で開幕した。主催は同展実行委員会、後援に国連人権高等弁務官事務所、国際連合広報センターほか。(中略)同展は、国連の『人権教育のための世界プログラム』を支援するもの。いのち輝く21世紀のために、人権と平和の尊さを訴える」

 ※「人権」団体であることを標榜する創価学会にとって、この手の展覧会は、創価学会をデコレーションする上で格好の手段。他者の名誉や人権を侵害しておきながら、「希望の人権展」とは片腹痛い。しかもこうした創価学会の展覧会を国連人権高等弁務官事務所や国連の広報センターが後援しているのだから、問題である。創価学会が名誉毀損で裁判所から「断罪」されている事実や、過去に言論出版妨害事件や盗聴事件などの人権侵害事件を引き起こしていることを、国連の諸機関は、重く受け止めるべきである。もっとも、所詮は官僚の国連機関。何を言っても無駄かもしれないが。

●東京の“怪”人事――池田大作氏の三男・池田尊弘副会長が副総東京長へ

・3月31日付「聖教新聞」「大東京が勝利の布陣」
 「広宣流布の正義の本陣・大東京が勝利へ驀進!本部人事委員会で決定した総東京の人事が発表された。それによると、総東京長に正木正明さんが就任した(総東京総合長を兼任)。

 ※池田大作氏の三男である池田尊弘創価学会副会長が、創価学会の総東京組織の副総東京長に就任した。この人事、実に奇妙な人事といえる。というのも、今回の人事で、総東京長に正木副会長が総東京総合長兼任で再任され、これまで総東京長だった谷川佳樹副会長が総東京副総合長に就任。そして前出のように池田尊弘氏が副総東京長に就いたからだ。
  正木氏は以前、東京長から総東京長に就任し、現在は総東京総合長のポストに就いている。仮に総東京長の谷川氏が交代するのであれば新任の総東京長を任命すればよいはず。ところが総東京総合長にある正木氏が、役職の上では格下の総東京長を兼任することとなった。これは今回、副総東京長に任命された池田尊弘氏の総東京長就任の布石と考えられる。方面組織の幹部としての実績のない池田尊弘氏をいきなり総東京長に就けるのは憚られる。それで正木氏に総東京長を兼任させ、折を見て池田尊弘氏を総東京長に就けるつもりなのだろう。
  世襲はしないと言い続ける創価学会だが、池田氏の長男・池田博正氏は、先に創価学会の副理事長に昇格するとともに、中国と池田家の項でも紹介したように池田大作SGI会長の名代として、海外で活躍。三男の池田尊弘氏は、創価学会が「本陣」と称する東京の組織の要職に就任することとなった。

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2006年03月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/3/15)

●池田大作氏の長男・池田博正氏(SGI副会長・創価学会副会長・創価大学理事)を大宣揚

・3月3日付「聖教新聞」
「台湾 中国文化大学創立44周年記念行事『ガンジー・キング・イケダ展 創価学会代表団が出席」
 「台湾の名門・中国文化大学の招聘をうけ、創価学会の代表団が、同大学の創立44周年記念行事に参加した。このうち『ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産』展は、1日午後3時半から開幕式が行われ、代表団の池田博正副会長が、張鏡湖理事長、同夫人であるビン珠理事、李天任学長らとともにテープカットした」

・同「中国文化大学 池田博正副会長に名誉博士号」
 「2日にも、記念行事の一環として大学内の国際会議場で『名誉学位』授与式が挙行され、池田副会長に『名誉文学博士』が贈られた。
 これは、張理事長と中山大学(台湾)の前学長である劉維キ博士の推薦をうけ、学位審査委員会の議決により決定されたもの。読み上げられた『推挙の辞』には、『ご尊父であられる池田大作博士の平和・文化・教育の思想を世界に宣揚している』とあり、具体的な芸術と学術の交流・発展のための貢献を記している」

・同「台北 故宮博物院を表敬」
 「台北を訪れている代表団(団長=池田博正副会長)一行は1日午前、台北市内の故宮博物院を表敬した。(中略)池田副会長は、文化と美の光には、時代や地域を超え、人々を結ぶ尊い価値があると述べ、今後の協力を約し合った」

・3月4日付「聖教新聞」「繁栄の台湾SGIが勝利大会」
 「台湾SGIの勝利大会が2日午後3時、各部の代表が集い、台北市内の師弟会館で行われた。(中略)池田博正副会長は、献身的に社会に尽くし、繁栄を支える友の勝利の姿を賞讃。心を合わせ、明年の台湾広布45周年を飾って欲しいと念願した」

・3月5日付「聖教新聞」
「世界的碩学 饒宗頤教授と会見 代表団が香港入り」「創価大学の名誉博士号を授与」
 「香港に到着した池田博正副会長をはじめ代表団一行は3日夕、世界的な漢学者である饒宗頤教授を訪ね、香港市内で会見した」

・3月6日付「聖教新聞」
「創価大学代表団の一行が 中国 唐家セン国務委員を表敬訪問」「唐国務委員 『中国人民は古き友人の名誉会長と学会を信頼』」「創大北京事務所の開設を祝福!」
 「創価大学代表団(団長=若江正三学長)一行が4日午後、中国・北京市の釣魚台国賓館に、唐家国務委員(副首相級=外交担当)を表敬した。(中略)
 唐氏は、外交部長(外相)、日本公使などを歴任。池田名誉会長と李先念副総理の会見では通訳を務め、江沢民主席、李鵬首相との語らいにも同席している。席上、池田博正理事から創大創立者の名誉会長の謝意が伝えられた」

※池田大作創価学会名誉会長の長男で、創価学会インタナショナル(SGI)や創価学会の副会長を務める池田博正氏の宣揚が続いている。今回、創価学会の代表団の団長として台湾を訪問し、「ガンジー・キング・イケダ」展のテープカットに臨んだのをはじめ、中国文化大学から名誉博士号を受けた。さらには香港で「世界的な碩学」と会見した後、創価大学代表団の一行として北京に赴き、唐国務委員に対して池田大作氏の「謝意」を伝達した。

ポスト池田大作体制は池田博正氏への世襲体制と見られているが、一連の池田博正氏の宣揚の事実は、ポスト池田大作体制の構築に向けての作業が本格化したことを示している。それにしても台湾を訪問した直後の中国・北京訪問。その背景になにがあるのかが注目される。

●名古屋・大阪で「聖教新聞」パーティ

・2月22日付「聖教新聞」
「名古屋で創刊55周年記念祝賀会 =各界の来賓1200人が列席=」
 「本紙の創刊55周年を記念する祝賀会が21日、名古屋市内で開催された。中部、北陸、静岡の各種企業・団体の代表、文化人など各界を代表する来賓1200人が出席。
 本社の原田代表理事、池田博正副会長、大野副理事長、松原中部長、手取屋北陸長、大泉総静岡長、和知中部支社長らが歓迎した。(中略)
 来賓の代表から、祝福の声が寄せられた。

 「聖教新聞の創刊55周年、誠におめでとうございます。平和と文化に主眼をおいた紙面づくり、並びに関係者の皆様のたゆまぬご努力により、今日の隆盛を迎えられたことに敬意を表しますとともに益々のご発展を心よりお祈りいたします』(トヨタ自動車?蠢蠱面髻Φ惨董|嘲執晴雹瓠?

 『聖教新聞が旬刊5000部から始まり、55年間で日刊550万部に伸展されたことは、新聞界にとって驚嘆すべきことです。新聞製作を始める人は多いが、育てることは並大抵ではない。池田名誉会長が師の意志を受け継ぎ、大発展させてこられたことに深い敬意を表します』(中日新聞社最高顧問 大島宏彦氏)」

・2月23日付「聖教新聞」
「世界一の言論城を目指して 大阪で創刊55周年記念祝賀会」
「財界人、文化人はじめ来賓1500人」
 「『世界一の言論城』を目指しゆく聖教新聞の創刊55周年を記念する祝賀会が22日、大阪・中央区内で盛大に行われた。これには各種企業・団体、文化・学術など各界を代表する来賓1500人が訪れ、慶祝した。(中略)
 来賓からは、次のような祝福の声が――。

 『聖教新聞は一貫して、人間尊重を機軸に、世界平和、文化興隆の視点から、正義の言論を展開してこられました。そのことが、多くの支持と、今日のご興隆につながっていると思います。世界が混迷と激動の中にある現在、確たる理念と視座に基づく報道機関として、貴社の益々のご活躍に期待しております』(関西経済連合会 秋山喜久会長)

 『祝賀会に参加して、各界・各分野からお集まりの来賓の顔ぶれに、あらためて聖教新聞、創価学会の力を感じ、感嘆しております。人々に勇気と希望を与える、聖教新聞の社会的影響力は一段と大きくなっており、多くの読者が熱い支持を寄せておられます。創刊60周年、70周年へ、貴紙のさらなるご隆昌をお祈りいたします」(大阪商工会議所 野村明雄会頭)」

 ※前号の特集記事で報じたように、創価学会が全国各地で機関紙「聖教新聞」の創刊55周年パーティを開催しているが、注目されるのはその席次。名古屋、大阪で開催されたパーティでは、なんと池田博正氏が副理事長の西口総関西長らの上位に置かれている。おそらくこれは原田光治聖教新聞社代表理事に次ぐ、学会本部の代表として、名古屋や大阪などの方面の責任者でもある副理事長の上位に置かれているのだろうが、前述の池田博正氏の宣揚の記事と併せて考えると興味深い。

  というのも今回の「聖教新聞」創刊55周年パーティは、全国各地の政・財、マスコミ等の各界の関係者に対する池田博正氏のお披露目と考えれば合点がいくからだ。
  ポスト池田大作体制に向けての動きは、国内外で急速にテンポアップしている。

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2006年03月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●駐日中国大使と会談

・2月17日付「聖教新聞」
「名誉会長 中国の王毅大使と永遠の日中友好へ会談」
 「万代に光る日中友好の金の橋を!――池田名誉会長は16日午後2時、中国の王毅駐日大使一行を東京・信濃町の聖教新聞本社に歓迎。21世紀の日中友好とアジアの発展を展望し、和やかに会談した」

 「席上、王毅大使は、『池田名誉会長は、中国人民が尊敬する、私たちの古い友人です』と語り、1968年の『日中国交正常化提言』など、両国関係の正常化に果たした名誉会長の功績を高く評価。大使は『名誉会長は「井戸を掘った功労者」です。その素晴らしい貢献は、日中交流の歴史のなかで、大変重要な一ページとなっています。国交正常化の後も、周恩来総理との出会いをきっかけに、日中間に友情の「金の橋」をかけ、教育・文化の面で両国民の相互理解のために多くの有意義な仕事をしてこられました。さらに、アジアと世界の平和のために奔走してこられました。名誉会長は、まさに「友好の使者」であるだけでなく、「平和の使者」です』と共感を寄せた。

 名誉会長は、大使の厚情に深く感謝し、周総理が『平和友好の正義の事業は、断じて壊されない』とのべたように、変わらぬ信念で両国の友好に進んできた思いを伝えた。さらに名誉会長は、『私どもが信奉する仏法をはじめ、日本の多くの文化は貴国から学んだものです。貴国は、日本にとって文化大恩の「師匠の国」です』と強調。その意味で、中国を心から敬愛し、大切にし、その恩義に報いていくところに、日本の正しき軌道がある。その上に立ってこそ、真実の日中友好があり、アジアと世界の平和にも寄与していくことができるとの一貫した信条を語った」

 「さらに、各国に高まる中国語ブームや、北京オリンピック、上海万博など、ますます世界から注目を集める中国の発展ぶりが話題になった。
 語らいには中国大使館の程永華公使、孫美嬌参事官、楊宇1等書記官、喬倫2等書記官、創価大学の若江学長、池田理事、寺西国際部長、学会の三津木・正木・谷川副会長らが同席。また青年部の代表が歓迎した」

・2月18日付「聖教新聞」
「中日友好協会代表団が学会本部へ 名誉会長夫妻を招聘 ◎唐家●国務委員から親書◎」
 「中日友好協会の代表団が17日午後、学会本部を訪問し、池田博正副会長らが、東京・信濃町の創価文化会館で一行を歓迎した。代表団は、同協会の井頓泉常務副会長(中国人民対外友好協会副会長)をはじめ、許金平秘書長、袁敏道副秘書長(政治交流部長)、程海波理事(同部副部長)の4人。席上、唐家セン国務委員(副首相級=外交担当)から池田名誉会長に寄せられた親書が手渡された」

 ※本誌前号(2月15日号)で池田大作氏が、「SGIの日記念提言」の中で日中関係の改善に言及している事実を特集した。それから20日後の2月16日、池田氏は王毅駐日中国大使を聖教新聞社に迎え懇談した。王毅大使が、池田氏を日中国交正常化に貢献した「功労者」であり、「尊敬する古い友人」「平和・友好の使者」と手放しで礼賛すると、池田氏は、中国は「文化大恩の師匠の国」であり、「心から敬愛し、大切にし、その恩義に報いていくところに、日本の正しき軌道」があり、「真実の日中友好」があると応ずる。

例によって互いが互いを礼賛し合う「おべんちゃら対談」である。「聖教新聞」によれば、この席上、北京オリンピックや上海万博の話は出たようだが、険悪化する日中関係のネックになっている靖国問題や上海総領事館の電信官自殺問題、さらには尖閣諸島の帰属問題や東シナ海でのガス田開発問題についての話し合いはなされなかったらしい。

 もっとも池田氏と外国大使の会談を記録した創価学会の内部文書には、国際情勢について饒舌に語る池田氏の発言が記録されているが、その内容は「聖教新聞」にはほとんど載せられていない。それだけに今回の会談でも、種々の問題についての意見交換がなされたのかもしれないが、聖教報道以外の会談の中味については知る由もない。ただ小泉首相が9月に退陣する意志を表明しているだけに、後任の自民党総裁についての意見交換がなされた可能性は十分ある。ビッグマウスの池田氏のこと、「後任の総理は、私が手を打っています。ご心配なく」などと発言している可能性は大いにある。

 ちなみに池田・王毅会談の翌日、中日友好協会の代表団が学会本部を訪問した際には、池田氏の長男である池田博正副会長が創価学会側の代表として応対した。ポスト池田大作の後継体制固めは着々と進んでいることがこの一事からも分かる。

 ところで池田・王毅対談のあった2月16日は、創価学会が宗祖と仰ぐ日蓮聖人の生誕日。それだけに2月17日付「聖教新聞」も1面トップには「日蓮大聖人御生誕日を世界で慶祝」なる記事を載せている。しかし実質的なトップは、「日蓮大聖人御生誕日を世界が慶祝」なる見出しよりもはるかに大きな見出しと写真で報じている池田・王毅対談といえよう。この事実は、創価学会の宗教的権威が、実質的には中国の大使によって讃えられる池田大作氏のカリスマに準拠していることを示している。要するに宗教団体・創価学会の正統性の根拠は、いまや中国の礼賛や裁判での勝訴など、俗世の権威によって支えられていることが分かる。

●創価学会の序列

・2月12日付「聖教新聞」
「第57回本部幹部会の参加者」
 ※本部幹部会の参加者名を学会本部中央、方面、婦人部、青年部、各地方などに分けて掲載しているので、ここでは学会本部中央、関西、婦人部、青年部の参加者の名前を掲載順のまま引用する。( )内の役職は編集部注。

 【学会本部中央】秋谷栄之助(会長) 青木亨(理事長) 山崎尚見(副理事長) 原田稔(同) 大場好孝(同) 池田博正(副会長・池田大作氏長男) 福島啓充(弁護士) 正木正明 松山久夫 竹入央迪 原田光治(聖教新聞代表理事) 鈴木琢郎 忍田和彦 八尋頼雄(弁護士) 緒方博光 谷川佳樹(総東京長) 大山博道 長谷川重夫 日箇原徹 佐藤浩 本多正紀(「創価新報」編集長) 森田康夫 石嶋謙二 小林道夫(創価学園理事長) 斉藤克司(教学部長) 中上政信 小林啓泰 松山満信 吉郷研滋 山本哲也 松岡資 萩本直樹(広報室長) 田代康則(創価大学理事長)

【関西】西口良三(副理事長・総関西長) 藤原武(関西長) 満田正明 西山雄治 河原保雄 山内洋一

【婦人部】坂口幾代(総合婦人部長) 浅野香世子 高柳洋子(全国婦人部長) 秋山栄子(総主事) 八矢弓子 上田京子(総主事) 杉本しのぶ(書記長) 笠貫由美子(主任女性部長) 津田千鶴子 川原恵子 三井麻生(総東京婦人部長) 先崎貴代子 田代正子 杉本由美子

【青年部】杉山保(総主事) 竹内一彦(青年部長) 佐藤芳宣(男子部長) 山田宣正 高木義介 笠原康紀 奥村孝史 西直木 舘野光湖(女子部長) 今成博子 岡峰陽子 森山城昌(学生部長)

 ※世襲が取りざたされている池田氏の長男池田博正副会長は、副理事長に次ぐ副会長筆頭の位置で掲載されている。また創価学会の弁護士を統括し、訴訟対策を行っている福島啓充弁護士(副会長)が、池田博正氏に次いで掲載されているが、これは池田氏ならびに創価学会がいかに裁判闘争を重視しているかの表れと見ることが可能だ。

もとよりこの序列は2月8日に行われた本部幹部会の出席者の序列に過ぎないが、この順番からも創価学会の権力構造の一端や各種幹部の池田氏との距離感などが垣間見えて興味深い。

●スポーツ界の人材グループ発足

・2月17日付「聖教新聞」「スポーツ界の人材グループ――創価勇勝会が発足」
 「スポーツ界で活躍する友の人材グループ『創価勇勝会』が、このほど発足した。
 メンバーは、球技、陸上、格闘技、オリンピック競技など、国内外で活躍する現役選手と指導者ら計104人。

 現役では、岩隈久志投手(プロ野球、東北楽天イーグルス)、澤野大地選手(棒高跳び、日本記録保持者)、塚越孝行選手(カラテワールドカップ重量級チャンピオン)、山田伸子選手(スケート・ショートトラック、トリノ五輪代表)ら、各界を牽引する妙法のアスリートが。指導者では、プロ野球のアジア王者・千葉ロッテマリーンズの西村徳文ヘッドコーチなど、スポーツを通して文化の発展に尽力する同志がメンバーとなった」

※スポーツ選手を統括する人材グループとして「創価勇勝会」が発足したのだという。「勇勝」とは「優勝」の語呂合わせだろう。主なメンバーは楽天の岩隈や棒高跳びの日本記録保持者の澤野ら。今後、野球やサッカーなど各種の競技で活躍する「妙法のアスリート」が登場することだろう。いわば芸術部のスポーツ版というところか。

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2006年02月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●新春の公明党に関する発言から

昨年9月の衆議院総選挙の結果、自民党が296議席を獲得したことから、自・公連立政権における公明党の影響力が低下していると言われている。
事実、小泉首相や武部自民党幹事長などが、民主党との大連立に言及するなど、政府与党首脳の間からは、公明党を軽んじるような発言も相次いでいる。

しかし小泉首相は今年9月での退陣を表明しており、早くも政界ではポスト小泉の後継人事、政局に関心が集まっている。そうした政治状況下で開催された、全国各地の公明党の新年賀詞交換会での自民党国会議員や首長、財界・労働界の代表らの発言には、今後の政局や政治の動向を占う上での興味ある発言が散見された。
以下、自民党大会での小泉純一郎総裁(首相)と神崎武法公明党代表の発言とともに、各地の公明党賀詞交換会中から、興味深い発言と参加した首長などを紹介する。

・第73回自民党大会(1月18日)
・小泉総裁(首相)
 自民党は公明党と協力しながら連立政権をつくり、さまざまな改革を進めている。今年も公明党との協力関係、信頼関係を大事にしながら、しっかりと改革を進めて、ようやく(景気)回復の道を歩みはじめた軌道を本格的なレールに乗せていきたい。(「公明新聞」1月19日付)

※この挨拶は公明党大会ではなく、自民党大会で行われたもの。小泉首相は、民主党との大連立を視野にしつつも、党大会では公明党との協力関係、信頼関係の重要性を強調した。公明党へのブラフあるいは政局の主導権を握り影響力を保持するためには、大連立という奇手に言及する必要があるのかもしれないが、所詮、小泉政権は公明党すなわち創価学会票という生命維持装置の上に乗っていることが、この発言からも分かる。

・神崎公明党代表挨拶
7年前、国民は金融危機などの不安から『日本はどうなるのか』と心配し、自信を喪失していた。今、経済は、もう少しでデフレ脱却というところまで回復し、国民も自信を回復してきた。
これも、たゆみない改革の努力のたまものであり、私どもは国民の信頼にこたえるためにも、結束して取り組まなければならない。
小泉改革の総仕上げともいうべき国会だ。私どもは自民党としっかり連携しながら、小泉政権を支えて、総仕上げを実現していく。(同)

※神崎代表は、自・公連立政権が推し進めた改革路線の結果、経済は回復していると強調した。だがその一方で、「勝ち組・負け組」という言葉が象徴するように、富裕層と貧困層の二極化が進んでいることが問題とも言及している。ライブドア問題や耐震偽造事件に象徴される改革路線の瑕疵はいまや歴然。その改革路線を推し進めてきた責任をどうとるのか。「外交面でアジアの国々とどう向き合うのか」などと問題提起もしているが、靖国問題に中国・韓国との外交関係の悪化と、小泉路線は公明党が従来、主張してきた政治的スタンスとは大きく異なる。にもかかわらず・「小泉政権を支えて、総仕上げを実現」するという。ご都合主義的体質は相変わらず。

・東京都本部新春賀詞交換会(1月13日)
・武部自民党幹事長挨拶
7年間の自民・公明与党体制は、互いに遠慮はしないが、同じ方向を目指す関係になってきたと思います。
昨年の衆院選、都議選では、公明党の皆さまに大変なご協力をたまわりました。この力添えがなければ、今日のような固い小泉体制には、なっていないのではないか。(中略)
私は昔から、公明党に「平和と福祉の党」というイメージを感じています。少子化対策における児童手当の問題など、公明党が大きな力を発揮し、私たちをリードしている面も数々あります。今年1年間、皆さま方と力を合わせ、頑張ってまいりたい。公明党のさらなる発展と活躍をお祈りします。(「公明新聞」1月14日付)

※1月8日放送のNHKの日曜討論で、民主党との大連立に言及するなどしている武部幹事長だが、公明党の賀詞交換会では、昨年の衆院選挙で自民党が大勝したのも公明党のおかげである旨、発言するとともに、公明党との連携を強調した。

・与謝野馨金融・経済財政担当大臣
私の選挙区には公明党の党本部、東京都本部があり、以前から公明党の皆様とは強い信頼関係を築いてきたと思っています。
私はもともと自公連立論者でした。なぜなら、私の地元の区議会も自公連立、東京都も自民党と公明党が協力して都政を支えてきたからです。その意味では、国政で自公連立があっても不思議ではないと長い間考えていました。
それが、7年前にようやく実現し、公明党と自民党は、政策や選挙を含め本当に緊密な関係が構築できたと思っています。一言で言えば、公明党の方々は本当に真面目で、立場の弱い方々に常に光を当てる姿勢を持っています。今後も自民党に対して直言、苦言を呈していただきたいと思っています。(同)

※民主党の海江田万里氏の前に苦杯を舐めていた与謝野氏が、比例復活(平成15年総選挙)、小選挙区当選(平成17年総選挙)を果たした背景に公明党の推薦を受け、創価学会票をもらっている事実があることは周知の事実。
とはいえここで与謝野氏が発言しているように、地方政治は多年にわたって自・公体制で仕切られており、国政だけがねじれた関係にあった。その意味では、この与謝野発言は多くの自民党国会議員の本音を代弁しているものであり、小泉首相が退陣した後は、自公連立体制がいっそう強化される可能性があることを示している。

・石原慎太郎東京都知事
東京は日本の首都であり、機能的には頭脳部、心臓部です。そのような意味で、都議会は東京を支え、再生することで、日本の繁栄につなげようと努力しています。
その中、いつも公明党の質問には関心しています。どこから仕入れてくるのか、なかなか新しいおっと思うようなことを聞いてくださる。東京都は今年度から公会計制度に複式簿記を導入しますが、一番最初に反応を示してくださったのが公明党でした。(中略)
議会側ともスクラムを組み、日本の大きな縁になるべく東京を守ってまいりますので、存分な知恵と力を貸していただきたい。(同)

※創価学会嫌いの石原都知事ですら、議会対策として公明党におべっかをつかわなければならないというところに、現在の日本の地方政治の現状が投影されている。

・山口信夫日本商工会議所会頭
昨年の衆院選において自公連立政権のもとで圧勝し、安定政権ができたことは、われわれにとって大変喜ばしく、この中で公明党が果たした役割は、非常に大きかったと思っています。(同)

※小泉自公政権が推進する経済政策が中小企業に多大な負担を強いてきたことは、年間の自殺者3万人の中に多くの中小企業経営者が含まれていることからも分かる。だが中小企業経営者の連合体である日本商工会議所の山口会頭は、その小泉自・公政権を支える公明党を高く評価している。

・古賀伸明連合事務局長
より一層、連合に対する、ご指導、ご支援をお願いするとともに、今年が公明党、東京都本部にとって実り多き1年であることを祈ります。(同)

※政権与党の一角を占める公明党に挨拶することは、連合の重要な仕事となっている。民主党の前原代表をはじめとする若手が労働組合離れを企図しているいま、連合は公明党への接近をさらに強める可能性もある。
 (公明党出席者)神崎武法代表、浜四津敏子代表代行、太田昭宏幹事長代行
 
・大阪府本部新春年賀会(1月18日)
・太田房江大阪府知事
公明党にお世話になり、ようやく大阪にも明るいきざしが見えてきた。引き続き支えをいただいて、府政の改革と、にぎわいの大阪づくりを進め責任を全うしたい。(「公明新聞」1月19日付)

※財政破綻寸前の大阪府、大阪市だが、太田知事は公明党にお世話になった結果、明るいきざしが見えてきたと発言。「公明新聞」(1月19日付)には、関淳一大阪市長も「公明党の一層の活躍に期待を寄せた」とある。
 (公明党出席者)冬柴幹事長、北側国交相
 
・宮城県本部新春賀詞交換会(1月12日)
(来賓祝辞)村井嘉浩知事、梅原克彦仙台市長、市川一朗自民党参議院議員(県連会長)
(公明党出席者)神崎代表、井上義久政調会長

・千葉県本部新春の集い(1月11日)
(来賓)堂本暁子知事
(公明党出席者)北側国交相

・北海道本部新年賀詞交換会(1月12日)
(来賓)高橋はるみ知事
(公明党出席者)冬柴幹事長

・長崎県本部新春賀詞交換会(1月12日)
(来賓)金子原二郎知事
(公明党出席者)坂口力副代表、江田康幸環境副大臣

●キッシンジャーに関する池田発言から

・1月15日付「聖教新聞」
「名誉会長アルバム 対話の十字路」第12回「米中日の3国を走った2人」

※現在、「聖教新聞」に「名誉会長アルバム 対話の十字路」なる記事が連載されている。1月15日付「聖教新聞」では、その第12回として「米中日の3国を走った2人」と題する見出しのもと、「キッシンジャー米国務長官」を取り上げており、対談・談笑する池田氏とキッシンジャー氏の写真とともに、キッシンジャー氏が池田氏を尊敬している旨が点描風に描かれている。
平成8(96)年6月に池田氏は、ニューヨークでキッシンジャー氏と8回目の対談を行った。膝詰めだったというその対談でのキッシンジャー氏の態度はこんな具合だったという。

「ゆっくりとした言い回し。かすかなドイツなまり。いつもの博士の口調だが、言葉の端々に名誉会長への敬意がにじんでいる」
同様に、創価大学に植えられた「キッシンジャー桜」が大きくなったと、池田氏がキッシンジャー氏に伝えたところ、「博士の目に喜びの感情がわいた」と「聖教新聞」は書いている。
本当だろうか?というのも池田氏は、駐日ルーマニア大使や創価大の中国人留学生などに対して、こんなふうにキッシンジャー氏を見下した発言をくり返しているからだ。

「キッシンジャー長官にはもっと勇気をもつこと。余裕をもつこと、そうでないとノーベル平和賞が泣くと、そこから会談が始まった。なまいきだともいいました。私はいばっていったのではない。その人の心になっていっています」(昭和50年3月25日・ニコラエ・フィナンツー駐日ルーマニア大使との会見で)

同様に50年5月2日に創価大学の創立者室で中国の留学生と懇談した際には、次のように発言している。
「それから今度はアメリカに行きます。ワシントンでキッシンジャーと会って、戦争しちゃいけないといっておきます」
キッシンジャー氏に「なまいきだともいいました」とか、まるでキッシンジャー氏を諭すかのような物言い。こういう尊大な態度を世間では「夜郎自大」という。

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2006年02月01日

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●キング博士未亡人に弔電

・2月2日付「聖教新聞」
「キング博士夫人が逝去 SGI会長が弔電送る」

 「アメリカの公民権運動の指導者・故マーチン・ルーサー・キング博士を支えたコレッタ・スコット・キング夫人が1月31日、アトランタで逝去した。78歳だった。池田SGI会長は弔電を送り、人種差別の撤廃のために戦ったキング博士の意志を継ぎ、平和と非暴力の社会建設の闘争に尽力した夫人の生涯を賛嘆」

※国内外で「ガンジー・キング・イケダ展」を開催し、キング牧師と肩を並べる偉人と顕彰してもらっている池田氏としては、弔電を送らないわけにはいかないということだろう。

●26番目の国家勲章をはじめとする顕彰をPR

・1月22日付「聖教新聞」
「台湾 桃園県が文化貢献を讃え 名誉県民第1号の池田SGI会長に感謝状」

 「池田SGI会長に、台湾の桃園県政府から、このほど、その文化への貢献を讃えて感謝状が贈られた。また高雄市立福山中学校からも感謝状が授与されたのをはじめ、台湾社会では今、SGI会長が推進する世界的な平和・文化・教育の運動が、大きな注目を集めている」

・1月31日付「聖教新聞」
「池田SGI会長にイタリア共和国功労勲章」

 「イタリア共和国の『功労勲章 グランデ・ウッフィチャーレ章』が30日、池田SGI会長に授与された。功労勲章は文学・芸術などの分野におけるイタリアへの功労、社会的な博愛と人道の活動などを讃え、大統領が決定」
 「今月1日にチャンピ大統領が公式声明を出し、叙勲を公布。SGI会長は『哲学者』『執筆家』として紹介されている」

・2月1日付「聖教新聞」
「中国の遼寧師範大学が『池田大作平和文化研究所』を設立」

・2月3日付「聖教新聞」
「アメリカの連邦議員 州・郡・市 教育機関からSGI会長夫妻に18の顕彰」
「池田博士夫妻の模範の人生は青年を鼓舞する『君もベストを尽くせ』と」

 「アメリカの連邦議員、カリフォルニア州および同州の郡・市・教育機関などから、池田SGI会長夫妻に、18の顕彰が贈られた。これは、アメリカSGIの中国語系メンバーによる『春節祭』に際し、授与されたもの。各顕彰では、世界の青年に励ましを贈り続けるSGI会長夫妻を賞讃するとともに、多様性を尊重して進むSGIに深い共感が寄せられている」

※池田氏がイタリアから勲章を授与されたことを「聖教新聞」が大々的に報じている。2月2日付「寸鉄」では「26の国家勲章。185の名誉学術称号。偉大な平和行動に、嫉妬の島国は呆然」などと書いているが、誰も嫉妬などしていない。ただその世俗の権威に対する異常な執着にただただ呆れているだけである。

本誌今号では中国と池田氏の関係についての特集記事が編まれているが、池田氏は台湾でも高い評価を得ているという。台湾問題は東アジアにおける最大の懸念事項。中国に迎合を続ける池田氏は、この台湾問題にいったどのようなスタンスで臨むつもりなのだろうか。

●阪神タイガースと関西創価学会

・2月5日付「聖教新聞」
「?狆鐓ヾ慇錠瓩?勝ちまくる」

 「プロ野球は春季キャンプがスタート――。今回の『トーク21』は阪神タイガース監督の岡田彰布さんの登場。監督就任2年目にしてセ・リーグ優勝を果たした同監督と、?狆鐓ヾ慇錠瓩離蝓璽澄次?西口総関西長の対談は、人材育成論や勝負哲学、そして師匠への報恩などをテーマに有意義な語らいがはずみました。2人の熱いトークをお楽しみください」

 「西口 昨年のリーグ優勝、あらためておめでとうございます。ファンの一人として無上の喜びでしたよ(笑い)。
 岡田 ありがとうございます。阪神ファンのパワーは本当にすごい(笑い)。熱い声援あったればこそです。(中略)
 西口 矢野選手は創価の同志であり、多くの学会員は、とりわけ応援していますよ」

 ※関西の創価学会組織は「常勝関西」と呼ばれ、創価学会最強の組織だと言われている。その関西創価のトップである西口良三副理事長と阪神タイガースの岡田監督との対談記事が「聖教新聞」に掲載された。ガッチリと握手をして、両者ともに「勝利」を誓っている。甲子園にも「聖教新聞」の広告がある。シブチン阪神の広告塔は辛い。

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