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2010年03月17日

2010年3月号 目次

閻魔帳
「政治とカネ」で民主党が失速 融通無碍の公明は得意のコウモリ戦術/川崎泰資

特集/検証・池田大作の核廃絶提言

大論考「SGIの日」記念提言と本部幹部会スピーチ代読の実像/段 勲

「ヤミ鍋」まがいのSGI記念提言に見る池田大作の虚実/野田峯雄

「時代精神に」ともくろむ池田提言の底流にあるもの/乙骨正生

トピックス
民主党・小沢幹事長が秋谷前創価学会会長と会談の奇々怪々/本誌編集部

トピックス
太田昭宏前公明党代表 突然の「参院選公認取り消し」の怪/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

怪文書から世相を看る―・(20)
巨額の血税を食う、JALの社内事情伝える怪文書群/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(108)
つれづれなるまま/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(112)
公益法人改革と宗教法人税制/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(153)
政教分離とは何か(第20回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 早くも春3月、弥生を迎えることになりました。暖冬だったとはいえ2月に東京では積雪こそほとんどなかったものの10日も雪が降り過去20年間で最も多い雪日数となりました。一方、冬季五輪の開かれていたカナダのバンクーバーは、春の様な暖かさで桜が開花、スキー競技の実施が危ぶまれるなど、地球温暖化の深刻さをあらためて浮き彫りにしました。
 その冬季五輪では、女子フィギアでの浅田真央選手と韓国のキム・ヨナ選手のハイレベルな争いに注目が集まりました。結果はキム・ヨナ選手が金メダルを獲得しましたが、不振を乗り越えてトリプルアクセルを3回成功させた浅田選手の努力と頑張りは見事でした。
 ひとつの目標に向けてひたむきに精進・努力を重ねる若人の姿には、感銘を受けるものですが、若者を洗脳し画一的行動に誘導するカルトの手法には憤りを禁じ得ません。創価学会青年部が推進する核廃絶署名活動にも、池田氏の売名と組織の拡大という不純な動機と目的を感じざるを得ません。小誌今号の特集では、核廃絶を声高に叫ぶ創価学会名誉会長の欺瞞を取り上げました。

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2010年02月17日

2010年2月号 目次

閻魔帳
実態で判断した「政教分離」訴訟の最高裁判決/段 勲

特集/宗教法人の非課税問題と創価学会

宗教法人への税務調査の問題点/浦野広明

矢野元委員長の手記――
求められる具体的事実の公表と開示/溝口 敦

東京国税局の税務調査問題
虚偽だった聖教記事と国会発言/乙骨正生

トピックス
「昔の名前が出ています」 公明党「レトロ人事」の裏側/古川利明

トピックス
創価学会に利用された? 新春恒例の「箱根駅伝」/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

斎藤貴男の[キーワード漂流](18)
「幼稚」「ガキ」呼ばわりが思考を停止させる/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(19)
ワンマン相談役が君臨するドロドロ経営の有力地銀/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(107)
あけおめことよろ/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(111)
外国人参政権議論の前に考えたい/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(152)
政教分離とは何か(第19回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 1月18日に始まった通常国会で、創価学会を母体とする公明党は、鳩山政権が提出していた第2次補正予算に賛成しました。衆参両院で行われた予算委員会で公明党は、鳩山政権を批判する質問を続けていましたが、補正予算には「内容には不満だが、景気状況を考えると早く対応すべきだ」(1月29日付「毎日新聞」)として、賛成に回りました。
 これに先立つ1月9日に公明党は、本誌今号のトピックスで指摘されているように新進党時代、小沢一郎民主党幹事長と「一・一ライン」と呼ばれるほどの関係にあった市川雄一元書記長を、常任顧問に復帰させました。市川氏は新進党での政権獲りに失敗し、自民党の創価学会に対する国会での追及を招いたことから、池田大作名誉会長の勘気を被ったと伝えられており、議員引退後は創価学会の川崎組織の総主事という閑職に就いていました。第2次補正予算への賛成と市川氏の常任顧問への復帰、その狙いは民主党と同党の小沢幹事長対策であると見られています。
 本誌今号の特集で詳報しているように、創価学会は平成2、3の両年にわたって行われた東京国税局の税務調査を妨害していたことが、矢野元委員長の告発によって明らかになりました。東京国税局は、速やかに創価学会に対する再調査を実施すべきでしょう。また民主党は、以前から池田大作名誉会長と矢野絢也元公明党委員長の国会招致を求めるなど、宗教と政治の問題ことに創価学会問題を国会で追及してきた経緯があるのですから、国会でもこの創価学会の税務調査妨害をきちんと取り上げ、創価学会の宗教法人としての非課税問題や、創価学会の宗教法人としての適格性について審議をすべきでしょう。
 公明党が補正予算に賛成してくれたからといって、鳩山首相をはじめとする政府・民主党首脳は、山口公明党代表と談笑している場合ではありません。

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2010年01月11日

2010-1 目次

1月号 目次

閻魔帳
創価学会・公明党、政治路線の岐路
民主党は「政教分離」問題に決着を/川崎泰資

特集/矢野元委員長が問う「創価学会の公益性」とは??

矢野絢也元公明党委員長インタビュー
「池田大作さん、大風呂敷を畳んだらどうですか」

財務納金で「世界一の王者になれる」と説く、池田名誉会長の欺瞞/段 勲

トピックス/葛飾政党ビラ配布判決と信教の自由(1)―解説
「知る」権利と「知らせる」自由
宗教界にとっても「他人事」ではない/本誌編集部

トピックス/葛飾政党ビラ配布判決と信教の自由(2)―当事者の手記
最高裁判決の異常/荒川庸生

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

斎藤貴男の[キーワード漂流](17)
「プロ」が軽んじられる時代/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(18)
怪文書が伝える大荒れの09年教育界/六角 弘/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(106)
辞世の句/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(110)
矢野氏が明かした創価学会VS国税庁の攻防/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(151)
創価学会=日蓮宗 フランス創価学会の危険な戦略/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 あけましておめでとうございます。
 2002(平成14)年に創刊した小誌も、今年で9年目を迎えることになりました。終始一貫、宗教と政治・宗教と社会の諸問題、特に創価学会と公明党問題を取り上げてきた小誌にとって、政権交代が実現した昨年は、大きなエポックの年となりました。
 しかし今年は参院選も予定されています。今後も、小誌は倦まず弛まず宗教と政治・宗教と社会の諸問題についての報道と追究を続ける予定です。
 そのための嚆矢として、本号では一昨年の創価学会提訴以来、創価学会と公明党さらには池田大作氏についての隠された事実を明らかにしている矢野絢也元公明党委員長のインタビューを掲載しました。
 矢野氏は昨年末に講談社から『私が愛した池田大作 「虚飾の王」との五〇年』を刊行されましたが、小誌インタビューでも公明党委員長・書記長を歴任した矢野氏しか知り得ない池田大作氏の実像や、創価学会に対する国税の税務調査問題や自民党による池田大作国会証人喚問要求の背景について、興味深い事実を語られています。ぜひともご一読ください。

投稿者 Forum21 : 16:41 | トラックバック

2009年12月04日

2009-12月号 目次

閻魔帳
小沢民主党幹事長の参院選対策行脚の波紋
排他性批判は、キリスト教より創価学会に/川崎泰資

特集/惨敗の中の二つの創立記念日――あがく創価・公明

今、池田大作に必要な「政治からの撤退」の決断/古川利明

11・18創立記念日広告――「核廃絶」の悪用を図る/乙骨正生

11・17公明党創立記念日 「チーム3000」での巻き返しの問題点/本誌編集部

トピックス/「自公連立の落日」と仏教会の役割
大阪府仏教徒大会で矢野氏が講演/本誌編集部

トピックス
外国人参政権問題と創価学会・公明党/段 勲

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](16)
「私生活の平穏」の優先順位/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(17)
平成21年怪文書事情―政界篇/六角 弘/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(105)
愛菊会/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(109)
「新型インフルエンザ」騒動の虚実/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(150)
詐欺で有罪になった宗教団体/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 今年の小誌の発行も本号で終わりとなります。
 衆議院総選挙が予定されていた今年は、日本の政治にとって大きな岐路となる年でした。「宗教と社会のかかわりを考える」ことを標榜し、創価学会・公明党問題を中心とする宗教と政治の関係を報道し続ける小誌にとっても、衆院選の結果は今後の日本の政界における宗教と政治の関係を考える上で極めて重要なエポックであることから、その結果に注目をしていました。
 結果はご存じの通り。自公両党は惨敗し、自公連立政権は崩壊。自公に代わって創価学会が「仏敵」と位置づけていた民主党を中心とする連立政権が発足しました。
 まさに革命といってもいい政権交代が実現しましたが、宗教と政治の関係については、まだその先行きがよく見えてきません。今後とも小誌は、国政・地方を問わず、宗教と政治の関係について厳しい監視を続けていく所存です。
 ところで小誌今号のトピックスで報じたように、11月12日に大阪府で開催された仏教会のシンポジウムに矢野絢也元公明党委員長が、小誌の常連執筆者である川崎泰資氏と小誌の編集・発行人の乙骨とともに出席しました。
 その席上、矢野氏は、公明党国会議員OBに無理矢理奪われていた「黒い手帖」が返還されたことから、今後は、自らが関わった創価学会ならびに池田大作氏を守るために行った「大きな声では言えないこと」を、精査しつつ公表する意志を明らかにしました。
明年夏に予定されている参議院選挙に向けて「反転攻勢・1000万票の獲得」を掲げる創価学会・公明党。その闇の解明に期待したいものです。

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2009年11月11日

2009-11 目次

11月号 目次

閻魔帳
何故に政教分離なのか!?/白川勝彦

特集/衆院選惨敗――創価・公明反転攻勢の問題点

「二匹目の泥鰌」作戦を開始――詭弁に彩られた創価学会の政治戦略/乙骨正生

池田夫妻の受賞が止まらない 「名誉教授」称号の軽さ/段 勲

オバマ大統領「核廃絶宣言」に便乗 池田大作「記念提言」のお粗末/野田峯雄

トピックス/霊感商法対策弁連全国集会
「信仰二世」の深刻な実態も問題に/本誌編集部

トピックス
矢野元委員長「黒い手帖」返還から見えるあざとさ/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](15)
「暴言」は激減したけれど…/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(16)
実態暴露か誹謗中傷か……「阿呆ばかり」の証券会社/六角 弘/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(104)
鯛焼き/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(108)
新政権の本気度を問う(2)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(149)
政教分離とは何か(第18回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 矢野絢也元公明党委員長が使用していた衆院手帳をはじめとする各種資料が、10月6日、矢野氏の意志に反して無理矢理持ち去っていた公明党国会議員OB側から返還されました。
 最高裁の決定による矢野氏の勝訴の確定に基づいての渋々の返還ですが、平成17年5月に持ち去られて以来、4年半ぶりに矢野氏の手許に返った手帳をはじめとする資料類には、矢野氏が公明党の委員長・書記長として、創価学会を守るために行った「犯罪的」とも言える事実をはじめとするさまざまな事実が詳細に記載されているとのことです。
 矢野氏はすでに国会での「矢野絢也氏より話を聞く会」や雑誌「G2」の手記で、創価学会に対する国税の税務調査時に、創価学会の副会長から依頼された税務調査対策の内容を詳しく明らかにしていますが、今後、返還された資料類に記載されているさまざまな事実の公表を期待したいものです。
 衆院選挙の惨敗を受けて創価学会が各地の組織の人事を行い、組織の建て直しを図っています。そうした人事の中に、「朝日新聞」や「読売新聞」が報道した注目人事がありました。創価学会最強の組織として「常勝」を誇示していた関西創価学会の西口良三総合長と藤原武総関西長が退任し、その後任として池田大作氏の長男・博正氏と正木正明理事長が、関西のトップに就任したというものです。
 小誌の特集で詳述していますが、明年会長就任50周年を迎えるという池田氏が会長に就任したのは昭和31年の参院選挙
大阪選挙区の勝利によるものでした。来年の参院選の指揮を子息に執らせることの狙いは、世襲体制の確立以外には考えられません。
 その参院選について原田会長は「目指せ!広布の1000万」という目標を明らかにしました。衆院選に負けても創価学会は政治から手を引くつもりはないようです。

投稿者 Forum21 : 21:25 | トラックバック

2009-10 目次

10月号 目次

閻魔帳
新政権の必須の課題 公明・学会、宿痾の「政教一致」に断を/川崎泰資

特集/岐路に立つ政教分離――衆院選そして今後の課題

前政権の「膿」を出し切るために不可欠な「池田大作」の国会招致/古川利明

9・10本部幹部会
創立80周年・参院選への「反転攻勢」を強調/乙骨正生

「幸福実現党」が残したもの
欠落する「政教分離」の視点/本誌編集部

トピックス/東京・品川区議会公明党の政務調査費不正使用問題
判決を前に2100万円を区に返還/本誌編集部

トピックス
「黒い手帖裁判」と新聞報道/段 勲

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](14)
「コンテンツ」なる発想斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(15)
ぬるま湯にどっぷり……日本政策投資銀行の高笑い/六角 弘/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(103)
酒/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(107)
新政権の本気度を問う/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(148)
疑惑の法律改正/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 衆議院総選挙の結果を受けて、公明党は小選挙区で落選した太田昭宏氏・北側一雄氏に代わって山口那津男参院議員と井上義久代議士を、新しい代表・幹事長に選任しました。
 今回、代表に就任した山口氏は、もともと竹入義勝委員長の衆院中選挙区の地盤を引き継ぐなど、公明党のホープと見なされていましたが、その後、小選挙区で自民党内の反創価学会の急先鋒である平沢勝栄氏に2度にわたって敗北したことを契機に、衆議院から撤退し参議院に転身した経緯があります。
 それだけに小選挙区で全員が落選した公明党が、今後、小選挙区さらには衆議院から撤退するとなれば、適任の代表といえなくもありません。もっとも、今回、衆議院で反創価学会の急先鋒だった平沢氏に2度も敗北するという?牘?点?瓩鬚發鳥蓋?氏が、代表に就いた最大の理由は、一昨年来、民主党の国会での創価学会・公明党問題の追及の防波堤になってきたことが評価されたからと見られています。
 一昨年10月の参院予算委員会で、民主党の石井一副代表が、創価学会問題を追究し、池田大作氏と矢野絢也氏そして福本潤一氏の国会招致を要求した質問の直後に、質問に立った山口氏は、石井質問を激しく非難。また小誌の本年1月号で詳報したように、昨年10月の衆議院予算委員会で菅直人代表代行が行った政教分離に関する質問に対する内閣法制局の答弁について、昨年末、山口氏は与党の参院議員でありながら、質問主意書を提出し、創価学会流の政教分離解釈にとって不都合な内閣法制局長官答弁を撤回させています。
 今回、山口氏が代表に選任された背景には、こうした創価学会と池田氏を守るための?犲太圀瓩?あったのです。

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2009年09月09日

2009-9

9月号 目次

閻魔帳
「仏敵」に殲滅された学会・公明党/段 勲

特集/国民の怒りの前に破綻した「天下取り」の野望

選挙集団と化した創価学会の敗北 自民党を食い潰して自滅の道をたどる/川崎泰資

「国民を幸せにしていない公明党」の実態が有権者の反発招く/山村明義

「自公連立の10年」に終止符を打った「8・30総選挙」/古川利明

新時代の潮流の開始/福本潤一

「水に落ちた犬」の公明党は叩かなければ目覚めない/野田峯雄

勢力縮小示した「広布のバロメーター」――政治活動から撤退すべし/乙骨正生


トピックス
東京12区で悪質な傷害事件発生 創価・公明批判ビラ配布を妨害/本誌編集部

トピックス
「黒い手帖」裁判・矢野元委員長勝訴の高裁判決が確定/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](13)
「清純派」の幻想/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(14)
不倫、横領、人事の私物化……ラジオ局トップ糾弾の狙いは?/六角 弘/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(102)
噺家の名前/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(106)
公益法人と新政権/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(147)
政教分離とは何か(第17回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 小誌は、自公連立政権発足から約2年半後の平成14年3月に「宗教と社会のかかわりを考える隔週刊誌」として産声をあげました。以来今日にいたるまで7年半にわたって宗教と政治・宗教と社会の諸問題、ことに創価学会問題を追究し続けてきました。
 創刊号の編集後記には小誌発刊の契機が次のように記されています。
 「もともと小誌発刊にいたる経緯は、平成十一年十月に特定の宗教団体である創価学会を母体とする公明党が政権に参画したことによって、憲法二十条一項後段規定の『いかなる宗教団体も国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない』との政教分離規定が危殆に瀕するとの危機意識をもった、多くの宗教者、学者、ジャーナリスト等で『フォーラム自由21』という勉強会をもったことを契機としています」
 いわば自公連立政権の発足による危機意識が、小誌という小冊子に結実したものといえましょう。その意味で、8月30日投開票で行われた衆議院総選挙で、多くの国民・有権者の怒りの前に、自民党と公明党が惨敗し、自公連立政権が崩壊したことに、小誌を編集・発行してきた者として、いささかの感慨を覚えたことを率直に申し上げます。
 自公政権崩壊の意義等については、小誌今号の特集をお読みいただきたいと思いますが、大事なのはこれからです。新しく政権の座に就く民主党が、野党時代に主張していた池田大作氏や矢野絢也氏の国会招致を含む、宗教と政治の関係についての本質的な議論を行う意志が本当にあるのかどうか。きちんと見守っていきたいと思います。

投稿者 Forum21 : 04:31 | トラックバック

2009年08月10日

2009-8

8月号 目次

閻魔帳
民衆革命前夜/白川勝彦

特集/見果てぬ夢の崩壊……都議選そして衆院選

選挙結果は池田創価学会倒壊の前触れ 進行する創価学会=公明党の腐朽/溝口 敦

政権交代は「改革」というより「革命」 自公政権の終焉と創価学会・公明党/川崎泰資

政教一体の選挙闘争――宗教的に煽りたてる学会首脳/乙骨正生

創価学会を真似る――これでよいのか浄財の使途 公益性へ、自浄能力発揮を/本誌編集部


トピックス
宗教法人「幸福の科学」は、なぜ総選挙に参戦したのか/段 勲

トピックス
衆院総選挙にも影響――日蓮正宗が7万5千人大会を開催/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](12)
「資源」扱いされる臓器移植と人間の命/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(13)
規制規制で倒産増加? 貸金業法改正への怨み節/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(101)
母国語?/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(105)
公明党の潮目/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(146)
政教分離とは何か(第16回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 とうとう衆議院が解散され、8月30日投票で衆議院選挙が実施されることになりました。7月12日投票の東京都議会議員選挙から8月30日投票の衆議院総選挙へ、今年の日本の夏は、選挙の夏となりました。
 東京都議選では「政権交代」を訴えた民主党が躍進、自民党は惨敗しました。しかし自民党とともに連立政権を組み、都議会でも自民党とともに石原知事の与党となっている公明党は、20選挙区に立てた23人の候補を全員当選させたため、創価学会は「完勝」「快挙」などと欣喜雀躍。都議選直後から「連続勝利」のかけ声のもと、来るべき衆院選での勝利を目指してなりふりかまわぬ政教一体選挙を繰り広げています。
 もっとも小誌今号の各特集で検証しているように、都議選での公明党の勝利は現状維持に過ぎず、得票数・得票率ともに前回都議選を下回っており、自公政権に厳しい審判が下ると予想される衆院選で公明党は、苦戦を免れないと見られています。
 それだけに創価学会は必死。元長野県知事の田中康夫新党・日本代表が出馬したことで、冬柴鉄三元公明党幹事長の当選が危うくなった兵庫8区を抱える兵庫の創価学会組織では、選挙区である尼崎と池田大作氏の特別な関係をPRするなどして、学会員を選挙闘争に駆り立てています。
 言論出版妨害事件に対する厳しい社会的批判を受けて、創価学会はいわゆる公明党との政教分離を宣言。その際、池田大作会長は学会員の政党支持の自由を確約しました。ところが創価学会は宗教的呪縛・マインドコントロールで、学会員の政党支持の自由を阻害し続けています。公益性を尊重され、税法上優遇措置を受けている宗教法人として、こうした行為が許されるものなのか。厳しく問う必要があります。

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2009年07月14日

2009-7

7月号 目次

閻魔帳
都議選の勝敗が自公政権の命綱/川崎泰資

特集/宗教法人の公益性とは

矢野元公明党委員長が国会で講演 創価学会の公益性・適格性に疑問符/乙骨正生

ついにここまできたか―宗教法人と「ラブホ」のお布施/段 勲

霊感商法問題――統一協会施設に捜査のメス/本誌編集部

トピックス
矢野元公明党委員長に敗訴した創価学会シンパ(?)雑誌「リベラルタイム」/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](11)
神の領域に入り込む「脳死は人の死」法案/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(12)
部長の自殺、会員数水増し、政治献金……日商を悩ます怪文書2種/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(100)
柳家小三治/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(104)
中国のウォータービジネスと日本の「水」/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(145)
セクト的逸脱対策関係省庁本部(MIVILUDES)08年度年次報告書/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 小誌が発行される7月10日には、東京都議選も最終盤を迎えています。小誌は、創価学会がこの東京都議選に血眼になっており、宗教的呪縛で会員を選挙闘争にかり出している実態を報じてきましたが、7月1日に参議院会館で行われた野党議員有志主催の「続『矢野絢也さんより話を聞く会』」の席上、矢野元公明党委員長は、「絶対的な宗教的価値観で相対的な価値観に基づく政治を支配する」ことは誤りであると発言。昨今の創価学会は、組織維持や組織防衛など、組織の都合で政治に容喙している動きが目立つと指摘しました。
 この会合で矢野氏は、創価学会の首脳幹部からの依頼で、国税庁の創価学会に対する税務調査に4項目の注文をつけたことを明らかにしましたが、矢野氏の実体験に基づく話は、創価学会の宗教法人としての適格性や、非課税措置の前提となっている公益性に大なる疑問を投げかけています。
 その7月1日には、小誌の特集で詳報した霊感商法に関わる特定商取引法違反(威迫・困惑)容疑で逮捕された統一協会関係者が、起訴され、販売担当者(実行犯)の5名が100万円の罰金に処せられました。
 宗教法人の税法上の優遇措置を悪用したとしか考えようのないラブホテル問題も含めて、いま宗教法人の公益性が社会から厳しく問われています。
 幸福実現党の問題も含めて、今後、宗教法人の公益性や適格性、さらには宗教と政治の関係について、社会全体で論議していく必要性を痛感します。小誌は、宗教と政治、宗教と社会に関する事実と真実を報道し続けます。

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2009年06月14日

2006-6

6月号 目次

閻魔帳
疑われる宗教法人の適格性/段 勲

特集/民主党代表選と政局・選挙

それぞれの最終決戦/白川勝彦

自民・民主ともに明確にすべき公明党へのスタンス/山村明義

民主党参議院議員が5月20日に矢野招致を要求
本部幹部会ではなりふり構わぬ選挙闘争を指示/乙骨正生

トピックス
宗教法人・幸福の科学が政党結成――問われる宗教と政治の関係/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](10)
麻生首相の「ぶれる」は無責任さの権化/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(11)
FM局関連会社社長10億円持ち逃げ疑惑/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(99)
不如帰/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(103)
難病対策の裏側とは(2)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(144)
政教分離とは何か(第15回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 5月25日、宗教法人・幸福の科学が、宗教政党である幸福実現党を設立したことを発表しました。小誌の「トピックス」でも詳報しているように、元幸福の科学常務執行理事だった饗庭直道幸福実現党党首は、記者会見の席上、300の衆院小選挙区に候補者を立て、「第一党を目指す」と発言。幸福の科学の大川隆法総裁もまた5月31日に大阪市内で行ったマスコミ公開の講演で、「憲法改正など、幸福実現のためには時間がない。第一党で過半数を取る」と発言しました。
 幸福実現党結党直前の5月10日に行われた集会で大川総裁は、千葉県知事選挙で、幸福の科学が支援した森田健作候補が101万票を獲得して当選したことを根拠に、幸福の科学の勢力は「統計的に計算すると、日本で千百万票」と発言。公称820万世帯の創価学会よりも大きいとアピールしました。
 今後、幸福実現党が本当に300小選挙区に候補者を立てるのか、実際に選挙に名乗りを挙げた場合、果たしてどのくらいの票を獲得するのかが注目されますが、問題なのは、小誌が以前から指摘している憲法の政教分離規定を含む宗教と政治の関係です。
 幸福実現党は、憲法20条を改正するとしています。報道によれば憲法20条は、信教の自由の保障だけを残して、削除すると主張しているとも伝えられます。
 国家や政治の宗教への介入を禁止するとともに、宗教の政治への介入も禁止することを謳っている憲法20条の1項後段を削除するとすれば、その狙いはなにか。創価学会は憲法20条1項後段の解釈は、国家の宗教への介入禁止に限定されると解釈していますが、どうやら幸福の科学・幸福実現党の主張は、さらに過激なようです。
 民主党代表選の4日後に行われた参院予算委員会で、民主党は再び創価学会問題を取り上げ、矢野絢也元公明党委員長の参考人招致を求めました。
 幸福実現党の登場は、日本における政治と宗教の関係を、本格的に議論する必要性があることを象徴的に示しているといえるのではないでしょうか。

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2009年05月01日

2009-5 目次

閻魔帳
09年度税制改定法の附則のたくらみ/浦野広明

特集/「矢野判決」から見えるもの

強奪の模様を糾明した画期的判決 不甲斐ない対応が党・学会の悪手を誘った/溝口 敦

「矢野裁判」で浮かび上がる創価学会の非常識/段 勲

「脅迫・威迫・威嚇」を招いた池田大作の反人権発言/乙骨正生

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](9)
「真理の護持者」による「真理」隠蔽の不可解/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(10)
事実は小説よりも奇なりか? 平和相銀事件の亡霊が出た/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(98)
春眠暁を覚えず/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(102)
難病対策の裏側とは(1)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(特別版)
島田裕巳著『民族化する創価学会』の正しい読み方(その2)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 残り4カ月を切った衆議院議員の任期。永田町では解散の時期がいつになるかが、与野党最大の関心事となっていますが、今年7月12日の投開票が予定されている東京都議会議員選挙を重視する創価学会・公明党は、東京都議選の前後1カ月の解散総選挙を避けるよう、麻生首相に執拗な申し入れを繰り返しています。
 創価学会が東京都議選を重視するのは、かつては創価学会の宗教法人資格が東京都認証の単立宗教法人だったためでした。しかし平成7年に宗教法人法が改正され、二つの都道府県以上にまたがる宗教法人の所轄は文部科学大臣へと変更されたため、以前より東京都を重視する比重は下がりました。それでも創価学会が東京都議選を重視するのは、警察対策の一環として警視庁への政治的影響力の確保を最重要課題と位置づけているからに他なりません。
 創価学会は昨秋の臨時国会冒頭の解散総選挙を想定し、選挙態勢に入っていました。ところが解散総選挙は今日にいたるも行われていません。今度こそ自分達にとって都合の良い時期に解散総選挙を実施させるために、必死なのでしょう。4月15日には、太田代表が昼に、北側幹事長が夜に麻生首相と面談し、東京都議選前後の解散総選挙を避け、8月下旬以降の解散総選挙を要求しました。
 これを受けてのことか河村官房長官は、創価学会の本部幹部会当日の22日午前に、東京都議選前後では自民党支援はできないと「警告」されているとして、公明党の意向に配慮する姿勢を示しました。総理の専権事項である解散権すらも、創価学会の意向によって掣肘されているのが、偽らざる日本の政治の現実なのです。
 こうした悪しき宗教と政治の関係は、国会で徹底的に審議する必要があるといえるのではないでしょうか。

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2009年04月01日

2009-4 目次

閻魔帳
小沢民主を嫌う検察権力の暴走とメディアの世論操作/川崎泰資

特集/『黒い手帖』訴訟で矢野絢也氏が全面逆転勝訴

東京高裁――創価・公明の“人権侵害”厳しく認定
『黒い手帖』事件の経緯と矢野氏全面勝訴の判決文/乙骨正生

矢野氏の参考人招致を要求
3・19参院予算委員会での創価学会問題質疑/本誌編集部

●連載

斎藤貴男の[キーワード漂流](8)
幼稚な人間が舵を取る日本の政治に「ファー」」/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(9)
あの大手新聞社がついにリストラを始めた??/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(97)
かわず/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(101)
労働組合に希望を託せるか?/山田直樹

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 早くも桜の季節になりました。弊誌の編集部のある飯田橋周辺には桜の名所が多いため、桜の季節は多くの人出で賑わいます。
 その桜が開花し始めた3月27日、東京高等裁判所で、矢野絢也元公明党委員長が20余年に及ぶ政治活動の詳細をメモした衆議院手帖をはじめとする各種資料を、公明党国会議員OBの黒柳明・伏木和雄・大川清幸の各氏が、矢野氏の意志に反して無理矢理奪い去ったとされる、いわゆる「黒い手帖強奪事件」の控訴審判決が言い渡されました。
 詳細については、小誌今号の特集記事と判決文(要旨)を参照していただきたいと思いますが、東京高裁判決は、矢野氏と同事件を報じた「週刊現代」を発行する講談社を敗訴としていた一審・東京地裁の判決を破棄し、黒柳・伏木・大川の各氏に、衆議院手帖などの資料を矢野氏に返還するよう命じるとともに、矢野氏のプライバシーを侵害したとして300万円の損害賠償を支払うよう命じる逆転判決を言い渡しました。
 昨年5月に創価学会を脱会するとともに、創価学会と同会の各種幹部から激しい人権侵害を受けたとして、矢野氏は創価学会と同会の幹部7名を被告として名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟を提起していますが、今回の東京高裁の判決では、矢野氏が主張するそうした人権侵害行為を事実として認定しており、創価学会と公明党の謀略的で暴力的体質が厳しくかつ明確に認定されています。
 昨年来、矢野氏の国会への参考人招致が求められていますが、これに対して創価学会・公明党は矢野氏が本件訴訟の一審で敗訴していることを理由に、矢野氏の国会招致に反対してきましたが、今回の東京高裁の判決でその根拠が失われました。
 ぜひ小誌で掲載した東京高裁判決の「裁判所の判断」をご一読いただきたいと思います。

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2009年03月01日

2009-3 目次

閻魔帳
“頭を腐らせる”という手口/白川勝

特集/創価学会をめぐる「客観・中立」の立ち位置を問う

島田裕巳著『民族化する創価学会』の正しい読み方(その1)/広岡裕児

「客観的」という名の“玄関学術研究”の陥穽/古川利明

学会員に売れるはず! 牽強付会まみれの必読書?/野田峯雄

トピックス
第34回「SGIの日」記念提言とガザ地区問題/段 勲

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](7)
ミソとクソの狭間で漂う「言論表現の自由」/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(8)
「公明惨敗」を予測する自民党調査(?)の怪資料/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(96)
鶯/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(100)
電子マネーと電子マネーとポイント制の微妙な関係(2)/山田直樹


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 中川財務大臣の泥酔としか思えない醜態会見が世界に発信されましたが、随行していた政治部記者をはじめとする日本の新聞・テレビなどのメディアは、当初、この醜態会見をそれほど重大な問題だとは考えず、海外メディアが大きく報道したことを受けて、後追いで報道をはじめました。
 この中川醜態会見の報道に象徴される日本のマス・メディアの問題意識の低さ、ジャーナリズム精神の欠如は、そのまま創価学会問題にも共通します。
 小誌の今号では、最近、相次いで発刊されている学者らによる創価学会“研究”本を特集しましたが、すでに小誌でもたびたび報じているように、創価学会は、学会本部広報室や創価大学・東洋哲学研究所・潮出版社・第三文明社などの外郭機関が一体となって、学者や識者・ジャーナリスト等の取り込みを行うことで知られています。
 本来、中立とか客観という視座は、創価学会を例にとるならば、創価学会にとって不都合な事実、すなわち彼らにとってマイナスの事実とプラスでもマイナスでもない事実、そしてプラスの事実の三要素をともに勘案してはじめて定置されるものでなければなりません。
 ところが昨今、中立・客観を謳い文句にして発刊される?犖Φ脩疔椶蓮∩浪然慍颪砲箸辰読堙垤腓淵泪ぅ淵垢了?実は除外し、プラスでもマイナスでもない事実とプラスの事実のみで中立・客観という視座を定めている傾向が見られます。

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2009年02月02日

2009年2月号 目次

閻魔帳
5%の圧力に屈する麻生政権/川崎泰資

特集/内閣法制局長官答弁撤回問題と混迷する政局

「政教一致批判」に神経過敏になる「公明党=創価学会・池田大作」のウラ事情/古川利明

組織と既得権益擁護が最優先 官僚に似た公明党の手法/山村明義

「創価・公明の圧力で撤回――衆参の予算委員会で菅・石井氏が追及/乙骨正生


特報/りんごっこ保育園問題
第1審判決を全く変更せず 東京高裁でも完全勝訴/矢野穂積

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

怪文書から世相を看る―・(7)
某出版社と民放テレビ局、和解の背景に何が?/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(95)
野焼き/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(99)
電子マネーと電子マネーとポイント制の微妙な関係(1)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(143)
政教分離とは何か(第14回)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 年末の12月24日に行われた閣議で、10月7日の衆院予算委員会での菅直人民主党代表代行の質問に対する内閣法制局長官の答弁を撤回した問題。年初に開会された通常国会の衆参の予算委員会で、当事者である菅氏と民主党の石井一副代表が相次いで、この問題を取り上げ、公明党の圧力で内閣法制局長官の答弁が撤回されるという事実こそが、憲法20条1項後段が禁じる政教分離原則に反する重大問題だと指摘しました。
 菅・石井両氏は、国会で宗教と政治、政教分離に関する集中審議を行い、矢野絢也元公明党委員長と福本潤一元公明党参議院議員、原田稔創価学会会長と池田大作創価学会名誉会長の招致を要求しましたが、昨秋の政局や国民の大多数が不支持の定額給付金を麻生首相・自民党がごり押ししている事実が示すように、創価学会・公明党によって政治が壟断される事態を是正するためにも、是非とも実現して欲しいものです。
 小誌今号では、公明党の新春賀詞交換会での石原東京都知事と橋下大阪府知事の発言を紹介しましたが、橋下氏の公明党ベッタリの姿勢には呆れるばかりです。
 一連の事実は、日本の政治が国政から地方政治にいたるまで、創価学会・公明党によって左右されていることを改めて示しているといえるでしょう。
 東京都東村山市の「りんごっこ保育園」に対する、公明党を中心とした議会多数派の攻撃の異常さは、創価学会・公明党が政権や行政権を掌握した場合の「未来図」を映し出しているものとして注目されます。

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2009年01月07日

2009-1 目次

1月号 目次

閻魔帳
自公“合体”政権を打ち倒す年!/白川勝彦

特集/創価学会・公明党の[09年]を占う

消費期限切れの創価学会・公明党 立ち往生から立ち腐れへ/溝口 敦

09年、“仏敵”民主党に包囲される公明党・創価学会の苦悩/段 勲

「池田護持」の私益追求に腐心 水没待ちの創価学会・公明党/野田峯雄

特報/政教分離の危機的状況露呈??
創価学会・公明党の圧力で――閣議が法制局長官の政教分離答弁を撤回/乙骨正生

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](6)
序列化促す全国学力テスト 公表急ぐ「バカ」発言の狙い/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(6)
大混乱必至の金融界に飛び交う三菱UFJ経営陣批判の中味/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(94)
初/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(98)
田母神論文と文民統制の危機(2)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(142)
政教分離とは何か(第13回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 激動の年となるであろう2009(平成21)年の正月は、東京では例年にない穏やかな晴天で幕をあけました。
 その年明けを前にした昨年12月24日、自公連立の麻生内閣は、10月7日の衆院予算委員会での菅直人民主党代表代行の、憲法20条1項後段の政教分離規定に関する質問への、内閣法制局長官の答弁を撤回する決定を行いました。
 詳しくは小誌今号の特報をご一読いただきたいと思いますが、創価学会が組織した公明党が政権に参画する上で阻害要因になりかねない答弁を、必死になって撤回させようとする公明党議員の姿。そしてその主張を唯々諾々と受け入れた麻生政権の姿勢からは、創価学会・公明党によって日本の政治が左右されているという現実=政教分離の危機が、眼前にあることが浮かび上がってきます。
 民主党・菅代表代行は、この内閣の決定を受けて、年初の通常国会の冒頭で、創価学会・公明党の関係を含む宗教と政治についての集中審議を、衆参両院で行うべきと強調していますが、矢野絢也元公明党委員長・池田大作名誉会長を国会に呼んでの徹底した審議が望まれます。
 年末の29日、創価学会の元顧問弁護士だった山崎正友氏が、腎不全のため72歳で亡くなりました。宮本盗聴事件をはじめとする創価学会の悪しき実態を告発した山崎氏の一生は、創価学会の光と陰を体現したものだったと言えるでしょう。昨年7月には山崎氏同様、創価学会と池田氏の実像を告発した原島嵩元創価学会教学部長も鬼籍に入っています。
 創価学会の最高幹部だった二人の造反は、秘密のベールに包まれていた創価学会の暗部を白日の下に晒したという意味で、大きな社会的意味を持つものでした。
 小誌の特集で溝口敦氏が、山崎氏と原島氏は創価学会の末路を見切り、安心して「死出の旅」についたと評されていますが、その通りでしょう。
 小誌にもインタビューや原稿を寄せられた二人のご冥福をあらためて祈りたいと思います。合掌。

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2008年12月07日

2008-12 目次

12月号 目次

閻魔帳
自公連立政権の行方に迫らず
朝日は「耕論」で公明に擦り寄る/川崎泰資


特集/混迷深める自公政権&創価学会

なぜ自公“合体”政権は狂ってしまったのか!?/白川勝彦

公明党・創価学会は、政治の威信低下、与党混乱の原動力/山村明義

10月度本部幹部会
池田スピーチを代読させられた秋谷前会長/乙骨正生

トピックス
田母神空幕長解任事件について/太田述正

トピックス/野中・亀井両氏『小泉改革』を痛烈批判
矢野問題では『政局の具にしないで』の失望の声も/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](5)
「トヨタ」流“報復”発言とタイコモチのマスコミ幹部/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(5)
経営破綻した老舗生保 “将軍様”の前社長に批判集中/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(92)
枯れ/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(97)
田母神論文と文民統制の危機(1)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(140)
政教分離とは何か(第12回)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 師走に入り、めっき冷え込んできました。
 小誌の編集部のある東京都新宿区下宮比町は、JR飯田橋を最寄り駅としています。その飯田橋には飯田堀という江戸城の遺構(外堀)があります。春は桜の名所なのですが、桜はすでに堀に葉を落としており、いまは静かに新春の到来を待っているようです。
 飯田橋から中央線を高尾方面に進むと市ヶ谷、四ツ谷の次が信濃町となります。ご存じのとおり創価学会本部と公明党本部の最寄り駅です。
 その信濃町にある創価学会そして公明党は、今年、矢野絢也元公明党委員長の造反に揺れました。また、夏から秋にかけての政局では、主導的役割を果たし、早期の衆院解散総選挙を目論みましたが、選挙の顔として担いだ麻生太郎首相の変節により、思わぬ苦渋を強いられているようです。
 小誌では、先号、今号と創価学会の本部幹部会における池田大作氏をはじめとする各種幹部の発言を紹介しましたが、2カ月にわたって池田氏は、自らのスピーチを側近幹部らに代読させるという異常な行動に出ています。もう本部幹部会で小一時間にわたるスピーチが面倒だというなら、速やかに引退することをお勧めします。
 それが国であれ、企業であれ、宗教団体であれ、長く組織に君臨したトップが晩節を汚すケースは少なくありません。もはや手遅れの感は否めませんが、平成21年の新春を、貴殿の81歳の誕生日である1月2日を、心安らかに迎えるためには、速やかに一線から身を引くべきが肝要なのでは。

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2008年11月08日

2008-11月号 目次

閻魔帳
医療システムの崩壊――妊婦「たらい回し」事件/段 勲

特集/政教一体とカルト性……国会質疑と本部幹部会

衆院予算委・亀井質問と斎藤環境大臣答弁から見えるもの/乙骨正

本部幹部会・熾烈な矢野攻撃と池田夫妻礼賛の異常/本誌編集部

本部幹部会――代読されていた池田スピーチ/本誌編集部

●連載

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](4)
理想郷か諸悪の根源か 禁句に変身する「トヨタ」/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(4)
デタラメな金銭感覚を暴かれた某有名新興教団上層部/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(92)
もってのほか/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(95)
妊婦が安心して生きられない少子化の病理/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(140)
MIVUILUDES(セクト的逸脱対策警戒関係省庁本部)新本部長決まる/広岡裕児

信濃町探偵団――創価学会最新動向

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 矢野絢也元公明党委員長と池田大作創価学会名誉会長の国会招致を防ぐために仕掛けられた今秋の政局。福田前首相は次期衆院総選挙での自民・公明両党の勝利のために政権を投げ出すという、いわば人身御供となり、後任の自民党総裁・総理には国民大衆に人気が高いとされた麻生太郎氏が就任しました。
 その麻生氏は、月刊誌「文藝春秋」11月号に寄稿した論文で、臨時国会冒頭の解散を示唆したため、早期に衆院の解散総選挙が行われるものと見られていました。こうした政治状況の構築に腐心した公明党そして創価学会は、早ければ10月26日、遅くても11月2日ないしは9日を投票日とする総選挙を想定して、組織挙げての選挙戦に突入していました。
 ところがアメリカのサブプライムローン問題を契機とする金融危機により、経済対策の必要性が急速に高まったことから、麻生首相は「政局よりも政策」と方針を転換、創価学会と公明党が最後の一線とした、創価学会創立記念日の11月18日公示、11月30日投票の選挙日程を延期することを決定。総選挙は早くても来年1月、場合によっては来年9月の任期満了を待っての総選挙となる可能性まで出てきました。
 すでに9月から選挙態勢に入っていた創価学会は、もうお手上げ状態。創価学会・公明党からは担いだ御輿を間違ったと、麻生首相に対する怨嗟の声も出始めています。
 公明党に鼻面を引きずりまわされていた自民党。総選挙での支援を創価学会に求めざるをえないことから、今後、急激に創価学会・公明党との関係を悪化させることはないでしょうが、長い目で見れば、今回の事態が、自・公政権崩壊の端緒となるかもしれません。

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2008年10月08日

2008年10月号 目次

閻魔帳
食の不安、次なるものは――農水省の責任を問う/段 勲

特集/池田大作を守るため――政局を揺さぶる創価学会

池田大作を守るのが公明党――「支援は人物本位」の狡猾な意図/乙骨正生

小沢民主が自・公政権と鮮明な対決
 自民に弔鐘、小泉引退、中山辞任が拍車/川崎泰資

私が自公“合体”政権に突きつけた“最後の果たし状”/白川勝彦

トピックス
垣間見えた池田大作「活字文化賞」受賞の背景/本誌編集部

トピックス
大学への浸透図る各種カルト――霊感商法対策弁連が集会/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

斎藤貴男の[キーワード漂流](3)
恐怖なのか悦びなのか 監視社会に「鳥肌が立つ」/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(3)
大量リストラでサービス低下 実態を暴露された外資系投信会社/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(91)
風天の俳句/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(94)
ここまで来た! 創価学会の“電波ジャック”/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(139)
政教分離とは何か(第11回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 平成10(1999)年の10月に自・公連立政権が発足して以来、今年で10年目を迎えることになりました。小渕・森・小泉・安陪・福田・麻生とその間に、6人の総理大臣の交代がありましたが、この自・公連立政権の10年の間に、日本社会は文字通り、惨憺たる状況を呈するに至りました。
 振り返ってみれば平成10年に公明党は、同党が「日本の柱になる」として連立政権への参画を決めました。この「日本の柱」とは、公明党の前身である公明政治連盟が国会で院内交渉団体の資格を得て、控え室を与えられ、池田大作創価学会会長が、同控え室を訪れた際に、将来、「日本の柱となれ」と指示し、二本の杉の木の絵を贈ったことに起因しています。要するに池田氏の「天下取り」の号令を実現すべく、公明党は連立政権に参画したのでした。
 以後、公明党そして創価学会は、参議院と選挙区のキャスティングボートを根拠に、政治的影響力を拡大。いまや自民党の生命維持装置とまで言われています。
 その力を背景にした今夏の政局での公明党の動きは、矢野元公明党委員長と池田大作氏の国会招致を潰すためのものであり、矢野氏が野党の有志議員が開催した集会で述べた、公明党は創価学会の番犬的役割を果たしているということを、事実の上で裏づけるものとなりました。
 いま巷には「生活を守るのは、公明党です」との看板があふれていますが、あれは「池田大作と創価学会を守るのは、公明党です」と読むのが正しいと言えるでしょう。

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2008年09月09日

2008-9月号 目次

閻魔帳
福田首相も無責任に政権投げ出し 公明党の離反で解散早まり政局緊迫/川崎泰資

特集/皇太子と「創価学会の御曹司」同席写真の意味

皇室・王室利用をくり返してきた創価学会――難局に皇太子を利用か/乙骨正生

「創価学会の皇室利用」を許した面々/広岡裕児

池田大作氏の国会召致問題と皇太子報道/段 勲

トピックス
公明党の副大臣・政務官/本誌編集部

トピックス
首相官邸は信濃町にあり――創価モルヒネに冒された自民党の惨状/山村明義

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(9)
拙速な「裁判員制度の実施」/二木啓孝

斎藤貴男の[キーワード漂流](2)
つい口走ってしまった「やかましい」発言の背景/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(2)
情実人事と経歴詐称……一族経営大学に翻った反旗/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(90)
目黒の秋刀魚/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(94)
馬脚あらわになった高名創価学会ウォッチャー/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(138)
政教分離とは何か(第10回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 8月1日に、福田内閣が改造されました。すでにマスコミでは、「後が内閣」とか「どうしようも内閣」などと揶揄されていますが、福田首相は新内閣で解散総選挙に臨むつもりなのでしょう。
 この内閣に公明党からは斎藤鉄夫政調会長が環境相として入閣しました。斎藤氏は広島を中心とする中国比例ブロックの選出。そして宇宙工学を専攻する学者です。「広島・学者」というフレーズで考えるならば、昨年、公明党を「全体主義的」と批判して離党した福本潤一元参議院議員も、広島出身で学者です。
 平成5年に細川非自民連立政権が誕生した際に入閣した神崎武法氏は、山崎正友元創価学会顧問弁護士らが実行した宮本盗聴事件へ関与した疑惑をもたれていましたが、その盗聴を取り締まる電波通信事業法を所管する郵政大臣に就任。細川内閣を引き継いだ羽田内閣でも、山崎元顧問弁護士の出身地である岡山を選挙区とする日笠勝之氏が郵政大臣として入閣しました。
 池田大作氏にすれば、神崎・日笠両氏を郵政大臣として入閣させることで、造反した山崎氏に対する「仇を討った」つもりだったのでしょう。そのひそみに倣うならば、今回の斎藤氏の入閣も、池田氏や創価学会にすれば福本氏に対する「意趣返し」の意味合いをもたせているのかもしれません。
 公明党は、矢野・池田両氏の国会召致を防ぐために、首相の進退や内閣改造、臨時国会の期日にまで容喙、さらには連立の選択肢にまで言及するなど、なりふり構わぬ言動を繰り返しています。この一事をもっても、創価学会・公明党問題を国会で審議する必要を痛感します。

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2008年08月08日

2008-8月号 目次

閻魔帳
「東村山事件」――13年目の夏/段 勲

特集/矢野元公明党委員長国会召致問題

政教分離の黒白をつける矢野絢也氏の証人喚問/白川勝彦

「窮鼠猫を噛む」の矢野提訴
 堂々と演じてもらいたい本丸との大立ち回り/溝口 敦

「自公政権の膿」を出し切るのに不可欠な「矢野国会召致」/古川利明

「師を守れ」「師の仇を討て」――国会召致問題に小心翼々の池田大作/乙骨正生

トピックス
創価学会青年部幹部らの不法行為責任が最高裁で確定/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(8)
自民党以上に正念場となった民主党/二木啓孝

斎藤貴男の[キーワード漂流](1)
外来語の三冠王「ストレス」が語るもの/斎藤貴男

怪文書から世相を看る―・(1)
怪文書が弾劾する国交省内の宗教団体人脈/六角 弘

世之介の「つれづれなるまま」(89)
季語/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(93)
「回復不能なミス」で焼け太る社保庁の怪/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(137)
「セクト的逸脱に直面する地方公共団体」の「定義」/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 8月1日に、福田内閣が改造されました。すでにマスコミでは、「後が内閣」とか「どうしようも内閣」などと揶揄されていますが、福田首相は新内閣で解散総選挙に臨むつもりなのでしょう。
 この内閣に公明党からは斎藤鉄夫政調会長が環境相として入閣しました。斎藤氏は広島を中心とする中国比例ブロックの選出。そして宇宙工学を専攻する学者です。「広島・学者」というフレーズで考えるならば、昨年、公明党を「全体主義的」と批判して離党した福本潤一元参議院議員も、広島出身で学者です。
 平成5年に細川非自民連立政権が誕生した際に入閣した神崎武法氏は、山崎正友元創価学会顧問弁護士らが実行した宮本盗聴事件へ関与した疑惑をもたれていましたが、その盗聴を取り締まる電波通信事業法を所管する郵政大臣に就任。細川内閣を引き継いだ羽田内閣でも、山崎元顧問弁護士の出身地である岡山を選挙区とする日笠勝之氏が郵政大臣として入閣しました。
 池田大作氏にすれば、神崎・日笠両氏を郵政大臣として入閣させることで、造反した山崎氏に対する「仇を討った」つもりだったのでしょう。そのひそみに倣うならば、今回の斎藤氏の入閣も、池田氏や創価学会にすれば福本氏に対する「意趣返し」の意味合いをもたせているのかもしれません。
 公明党は、矢野・池田両氏の国会召致を防ぐために、首相の進退や内閣改造、臨時国会の期日にまで容喙、さらには連立の選択肢にまで言及するなど、なりふり構わぬ言動を繰り返しています。この一事をもっても、創価学会・公明党問題を国会で審議する必要を痛感します。

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2008年07月08日

2008-7月号 目次

閻魔帳
秋葉原事件から見える日本社会/斎藤貴男

特集/混沌とする自公政権の半年

メディアの退廃/首相問責は証文の出し遅れと野党を批判
矢野氏の訴訟を黙殺、公明を持ち上げるサンデー毎日/川崎泰資

特別な“ねじれ”を、一刻も早く解消せよ!/白川勝彦

特報/矢野元公明党委員長が国会・外国特派員協会で講演
焦点となる矢野元委員長・池田名誉会長の国会招致/乙骨正生

トピックス
池田大作版「大三国志展」の虚構/尾崎 洋

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
確実に起きている「大きな変化」/有田芳生

二木啓孝の情報解体新書(7)
小泉・安倍への強烈な対抗意識 福田「長期政権戦略」の原動力/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(88)
お中元/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(92)
厚生年金「入力ミス500万件」発覚の衝撃/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(136)
政教分離とは何か(第9回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 矢野絢也元公明党委員長の造反に創価学会・公明党が揺れています。池田大作氏は小誌本号の「信濃町探偵団」で紹介したように、「私を守れ」と叫び続けています。
 また公明党の太田代表は、訪中の予定をキャンセルしましたが、これは矢野氏と池田氏の国会招致をなんとしても防ぐためには、いま日本を離れている場合ではないとの判断が働いたからなのではと見られています。
 創価学会や池田氏は自分たちが正義であると声高に言い、矢野氏の主張は「虚偽」だと非難しているのですから、池田氏は国会という公の場に出て堂々と自らの信ずるところを述べればいいのではないでしょうか。矢野氏と池田氏の言っていることのどちらが正しいかは、両者の主張を見聞した国民が賢明に判断するでしょう。
 その創価学会が、小誌の平成16年1月15日号掲載の「やはり他殺だった東村山事件」で名誉を毀損されたとして乙骨や矢野穂積東村山市議を提訴していた事件が、乙骨らの勝訴で確定しました。創価学会は乙骨らが敗訴した一審判決に基づき、乙骨や矢野市議を激しく誹謗中傷しましたが、高裁での逆転判決そして最高裁での決定については、ただの一行も報じようとはしません。その欺瞞的体質・ご都合主義には呆れるしかありません。

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2008年06月05日

6月号 目次

閻魔帳
「矢野氏提訴」を報じない大新聞の罪/古川利明

特集/矢野絢也元公明党委員長が造反

矢野絢也元委員長造反の経緯と意味 真実を明かすことが責務/乙骨正生

創価学会及び最高幹部7人を提訴した「訴状」全文

「聖教新聞」に見る熾烈な矢野攻撃の実態/本誌編集部


トピックス
「ガンジー・キング・イケダ」の看板が泣いた
胡錦濤・池田大作両氏の空しい「対話」/段 勲

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
「金まみれ・拝金主義」の統一教会/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(87)
漢字/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(91)
「創価学会都市伝説」から見えるもの/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(135)
政教分離とは何か(第8回)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 矢野絢也元公明党委員長の創価学会からの退会と提訴に、いま創価学会が揺れています。学会本部関係者からの情報によれば、矢野氏の造反を聞いた池田大作名誉会長は、なぜ造反させるような下手を打ったのかと激怒。その後、寝込んでしまったとも言われています。
 創価学会問題を追及していた今は亡きジャーナリストの内藤国夫氏は、かつて矢野氏と創価学会の関係を、双方がミサイルを向けあっている緊張関係と評していました。
 しかし小誌今号に掲載した矢野氏が創価学会と創価学会幹部7名を提訴した「訴状」には、創価学会が矢野氏に対して人権蹂躙を含む激しい攻撃を加えていたと記されています。
 なぜ、矢野氏と創価学会の均衡が破れたのでしょうか。その要因としていくつかのことが考えられます。まず第1には、自公連立政権が、自公合体と形容されるまでに深まったことから、従来、創価学会・公明党と自民党とのパイプ役を果たしていた矢野氏の影響力が低下したこと。第2には、矢野氏との関係が深かった秋谷会長が更迭され、池田氏子飼いの原田会長・正木理事長体制になり、矢野氏を毛嫌いしている池田氏の意向を受けての攻撃が堰を切る形になったこと、などです。
 いずれにせよ創価学会・公明党の裏も表も知り尽くしている矢野氏には、創価学会・公明党そして池田大作氏の実像・素顔を明らかにして欲しいものです。

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2008年05月03日

2008-5 目次

5月号 目次

閻魔帳
脅かされる言論・表現の自由 乗っ取られる「NHK」と映画「靖国」/川崎泰資

特集/創価学会・公明党の政治力に歪む地方議会・行政権力
「池田先生の教え」で予算反対 鎌ヶ谷市議会で見せたその体質/本誌編集部

創価学会の批判に呼応した東村山市議会の運営を判決が痛烈批判/矢野穂積

「“折伏”で逮捕」の背景に指摘される元公明党都議の存在/乙骨正生


トピックス
衆院山口2区補選――埋没した公明党の苦渋/段 勲

トピックス
カルト問題に取り組む全国霊感商法対策弁護士連絡会が全国大会を開催/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

創価学会関連裁判報告

二木啓孝の情報解体新書(6)
情緒に流される司法とマスコミ/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(86)
10代目金原亭馬生/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(90)
「年金一揆」はいつ起きる?(2)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(134)
危機に瀕しているフランスのセクト対策(3)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 4月27日に投開票が行われた衆院山口2区補欠選挙では、民主党の平岡秀夫候補が、自民党公認で公明党推薦の山本繁太郎候補に2万票の差をつけて当選しました。
 「姥捨て山」よりひどいといわれる後期高齢者医療制度の導入に、ガソリン税の暫定税率再可決による値上げ、そして年金不祥事の未解決と、庶民いじめとしかいいようがない自公連立政権の失政に、保守王国といわれた山口県の有権者もさすがにひじ鉄をくらわしたというところでしょう。
 それにしても衆議院の小選挙区や補欠選挙、さらには参院の1人区では、自民党票+創価学会票となることから、自公連立体制下の選挙協力は、無敵とまで言われてきました。
 ところが昨年の参院選で公明党の選挙協力を得た1人区の自民党候補は、民主党候補に5勝23敗と惨敗。そして従来は自民党が圧勝してきた補欠選挙でも、今回、自公は大敗を喫したのです。
 平成10年に成立した自公連立体制。その下で我が世の春を謳歌してきた創価学会は、昨年の参院選での惨敗に続く今回の衆院補選の敗北に、いま顔色を失っていることでしょう。
 「傲れる者は久しからず」は歴史の鉄則です。昨年の参院選は、創価学会という宗教と政治を一体化させた異常な宗教政治集団が、日本の政界と社会を大混乱させた“悪夢”としかいいようがない時代の終焉を画する分水嶺だったと、歴史に刻印されることになるでしょう。

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2008年04月03日

2008-4 目次

4月号 目次

諸悪の根源としての公明党/白川勝彦


特集/竹入バッシング訴訟・公明党敗訴が示すもの

「疑問」「不自然」と斥けられた公明党の主張/乙骨正生

竹入バッシング訴訟の経緯/本誌編集部

竹入義勝横領訴訟東京地裁判決文

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

有田芳生の情報おもちゃ箱
異常事件続出と家族のありよう/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(85)
ちりとてちん/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(89)
「年金一揆」はいつ起きる?(1)/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(133)
危機に瀕しているフランスのセクト対策(2)/広岡裕児

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 暖冬といわれながら、寒い日の続いた今年の冬。しかし3月中旬には温かい日が続いたことから、桜が一気に開花し、すでに小誌の編集部のある東京の飯田橋近辺は桜吹雪となっており、小誌発行日の4月10日には、葉桜になっていると思われます。今年も4分の1が過ぎ去ったと思うと、時の過ぎゆく早さに慨嘆する思いです。
 さて小誌前号でご通知申し上げたように、小誌は、平成14年3月1日の創刊以来、隔週で発行を続けてきましたが、創刊満6年を経た新年度の4月から月刊とし、毎月10日に発行させていただきます。重ねてよろしくお願い申し上げます。
 その月刊第1号にあたる小誌今号では、3月18日に東京地方裁判所で判決のあった竹入義勝元公明党委員長に対して、公明党が党の資金500万円を横領着服したとして、550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決を、特集として掲載しました。
 小誌をご購読いただいている皆様には、すでに周知の事実でしょうが、創価学会そして公明党は、竹入氏を「犬畜生に劣る忘恩・不知恩の輩」であるとして、激しいバッシングを続けています。
 そうしたバッシングの一環として提起された横領着服訴訟でしたが、東京地裁は、公明党の主張を、「大きな疑問」があるとか「不自然」、さらには「的確な証拠がない」などとして斥け、公明党の請求を棄却しました。朝・毎・読をはじめとする新聞各紙も、この判決を報道しましたが、判決の詳細を報じたメディアはありませんでした。

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2008年03月28日

FORUM21 月刊化のお知らせ

 平成14年3月1日号をもって創刊した弊誌は、本年の3月1日号(通巻145号)の発行をもって創刊満6周年を迎え、7年目の歩みを開始しております。
 多年にわたって創価学会・公明党問題を中心に、宗教と政治・宗教と社会に関するさまざまな情報を発信し得たのは、ひとえに弊誌をご購読くださった読者の皆様方のご厚志と、弊誌への執筆をご快諾くださった執筆者の皆様をはじめ、弊誌の編集・印刷・出版・発送・事務をはじめとする各種の業務に携わってくださった皆様方のご尽力の賜物と深く感謝申し上げます。

 さて弊誌発刊の動機と経緯は、創刊号の編集後記に記載したように、創価学会を母体とする公明党の自・公連立政権への参画により、創価学会の政界・マスコミ界に対する影響力が拡大した結果、創価学会・公明党に関する正確な情報が発信されにくくなった日本社会の現状を憂い、たとえ微少なりとも創価学会・公明党に関する事実報道・論評等を行う雑誌媒体を設立しようとの切実な思いに起因しての創刊でした。
 以来、満6年の歳月が流れる中で、創価学会や創価学会関係者による各種の訴訟をはじめ、「聖教新聞」や「創価新報」をはじめとする創価学会機関紙誌や系列メディア等による誹謗中傷に晒されながらも、通巻146号にわたってさまざまな情報を発信してまいりました。
 そうした経過の中で、昨夏の参院選で公明党が惨敗したことに象徴されるように、創価学会・公明党に対する世論の意識も、徐々にではありますが、着実に変化の兆しを示しており、止むに止まれぬ危機意識に基づいて雑誌媒体を設立した創刊当初とは状況を異にしてきております。
 そうした状況の変化を受けて、弊誌の発行スタイルも、緊急性を伴う隔週刊のままでいいのかどうか、昨年来、検討を続けてまいりましたが、最近、複数の読者の皆様にアンケート調査をいたしましたところ、月刊にしてより成熟した雑誌にして欲しいとのご要望が数多く寄せられました。
 そこで思い切って弊誌の発行スタイルを、社会一般における新年度の4月より、現行の隔週刊から月刊へと変更させていただくことにいたしました。
 4月からは、前月の情報を網羅しての発刊を目指し、毎月10日発売とさせていただきます。したがって次号(通巻147号)は4月1日号ではなく、4月10日号となります。
 月刊への変更に伴い、ページ数を2割増やすとともに、企画記事・連載ともいっそうの充実を図ってまいります。また料金につきましては、恐縮ですが1号250円で月間500円だったものを、月刊で400円へと改定させていただきます。

 今後ともいっそうの誌面の充実を図り、日本で唯一、創価学会・公明党問題を中心とする宗教と政治・宗教と社会の情報を発信する専門誌としての矜持をもって、努力する所存ですので、どうぞよろしくご理解賜りますよう、ここにお願い申し上げます。

平成20年(2008年)3月15日
有限会社フォーラム代表者取締役
「フォーラム21」編集・発行人
乙骨正生

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2008年02月15日

2月15日号 目次

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閻魔帳
年金官僚の生態/岩瀬達哉

特集/創価学会の政治進出――そのタテマエと本音を問う

創価・公明の体質を如実に示す“政務調査費問題”/乙骨正

税金泥棒を繰り返す「公明党議員」の実績/尾崎 洋

猫を被り、「福田・生活重視路線」に追随する「公明党=創価学会・池田大作」の欺瞞/古川利明

トピックス/日蓮正宗が西日本決起大会
京セラドームに3万3千人を結集
創価学会に対する折伏を打ち出す/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
「ひとり1台」時代のケータイ事情/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(82)
猫の恋/金原亭世之介

ヨーロッパ・カルト事情(130)
政教分離とは何か(第6回)/広岡裕児

創価学会関連裁判報告


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 昨年の暖冬とは異なり、今年は寒い日々が続いており、東京では節分後の2月6日にも雪が降りました。そうしたさなかの2月3日、大阪の京セラドームで日蓮正宗の西日本決起大会が開催されました。
 創価学会が「常勝関西」と呼称し、池田大作名誉会長のカリスマの原点の地である大阪での大会だけに、日蓮正宗を「邪教・日顕宗」と呼び、「撲滅・打倒」を叫ぶ創価学会による妨害も予想されましたが、大会は3万3千余の信徒参加のもと、盛会裡に開催されました。その大会では「世間に害毒を流す一凶」(八木総監)である創価学会に対する「折伏」が訴えられました。したがって今後、日蓮正宗と創価学会の間で激しい「折伏」がたたかわされることになるでしょう。

 昨夏の参院選で惨敗した創価学会は、大阪市長選で巻き返しを図りましたが敗北。両選挙では「大将軍」と讃えられる池田大作氏が現地入りし指揮を執りましたが、結果は敗北でした。ところが池田氏が指揮を執らず、公明党や創価学会が前面に出ることのなかった大阪府知事選では、橋下徹候補が民主党と共産党がそれぞれ推薦した候補に大差をつけて当選しました。橋下氏は当選後、さっそく自民党と公明党に挨拶に訪れたということですが、池田氏が指揮を執ると負け、指揮を執らないと勝つという結果に、創価学会なかんずく池田氏は臍を噛んでいるのでは。
 その創価学会にとって、日蓮正宗が創価学会の金城湯池である大阪で大会を成功させ、折伏を打ち出したことは大きな脅威。日本の政治の動向を占う上でも、今後の両者の動静が注目されます。

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2008年02月01日

2月1日号 目次

閻魔帳
憲法の「3分の2条項」と公明党 民意を無視したテロ新法の再可決/川崎泰資

特集/虚飾にまみれた池田大作「勝利の80年」

「不毛の歴史」重ねた池田大作の80年/溝口 敦

虚数と虚飾に彩られた池田大作の80年/乙骨正生

「敗北の歴史」だった池田大作の80年/古谷 博


寄稿
“伝家の宝刀”が仇となる/白川勝彦

●連載

二木啓孝の情報解体新書(4)
小沢一郎――この凄腕で厄介な政治家/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(81)
雪/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(87)
知られざる「有名脱会者」の創価学会体験/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(129)
政教分離とは何か(第5回)/広岡裕児

信濃町探偵団――創価学会最新動向


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 1月2日に80歳の誕生日を迎えた創価学会の池田大作名誉会長。その誕生日を世界が慶祝していると創価学会が大喧伝しています。いわくブッシュ大統領から祝電が来たの、アメリカ合衆国議事堂に、池田氏の誕生日を祝して星条旗が掲げられたのと、賑々しい限りです。加えて創価学会は、池田夫人・かねさんに対する世界からの顕彰も続いているとさかんに喧伝しています。
 人生の最晩年にあたる80歳(かね夫人は76歳)に達してなお、自己宣揚に明け暮れ、周囲に礼賛と服従を強いる“宗教者”と、その伴侶の生き様には、ただただ呆れるしかありません。
 その池田氏が80歳を迎えたことについて、創価学会が「勝利の人生」だったと喧伝していることについて、小誌今号の特集記事では、創価学会の出版物をはじめとする基礎資料を丹念に検証し、創価学会の実態と池田氏の素顔を的確に描き出した、創価学会に関する古典的名著といえる『池田大作権力者の構造』の著者である溝口敦氏と、創価学会の芸術部書記長などを歴任、間近で池田氏に触れてきた古谷博氏に、論評をお願いしました。

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2008年01月15日

1月15日号 目次

閻魔帳
NHK新会長に福地茂夫アサヒビール相談役 安倍前首相の友達の友達は、果たして適任か/川崎泰資

特集/創価学会に迎合するマスコミ・識者の無知蒙昧

池田礼賛番組を垂れ流すローカル局/乙骨正生

田原総一朗責任編集の『オフレコ!』誌がまたも迷走/岩城陽子

『外から見た創価学会・』に登場する識者の不見識/段 勲


●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
1枚のポスターから/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(80)
子年/金原亭世之介

ヨーロッパ・カルト事情(128)
セクト的逸脱対策関係省庁本部の手引書「セクト的リスクに直面する企業」/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 2008(平成20)年の新春、東京は穏やかな日和となりました。1月2・3の両日行われた恒例の箱根駅伝は、事前の「戦国駅伝」の評判通り、激戦となりましたが、なんと往路では昨年優勝の順天堂大学が棄権。復路でも古豪の大東文化大学と、前評判の高かった東海大学が棄権するという大荒れのレースとなりました。
 順天・大東・東海の各大学ともに、まさか自分たちが棄権することになるとは、想像だにしていなかったことでしょう。まさに「一寸先は闇」としかいいようがありません。
 「一寸先は闇」ということでいえば、今年は衆議院の解散総選挙が実施されることが確実視されており、解散時期がいつになるかは、まさに「闇」の状態。衆院で3分の2を占める自公両党は、夏のサミット以後、特に昨年、統一地方選・参院選に全力を傾注した創価学会に全面依存する公明党は、創価学会の組織的疲弊が回復する秋以降の解散を望んでいます。
 これに対して民主党・共産党をはじめとする野党は、昨夏の参院選で示された民意尊重の意味からも、早期の解散総選挙を求めており、予算の成立と予算関連法案の審議をめぐる激突の中での解散を視野に入れて準備を進めています。
 小誌今号の「信濃町探偵団」で報じているように、創価学会の総帥である池田大作氏は、今年の1月2日に齢80を迎えましたが、その年初にあたって創価学会に対して「勝ちまくれ」との檄を飛ばしています。

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2008年01月01日

1月1日号 目次

閻魔帳
節操なく、解散権を公明に渡す 民意無視の自・公政権の断末魔/川崎泰資

特集/08年の池田創価学会と自公政権を占う

池田大作発言から占う創価学会の08年/乙骨正

自公“合体”政権は、すでに裸の王様である/白川勝彦

池田大作がさらに突き進むであろう
「老いの妄執」としての永久与党戦略/古川利明


トピックス
民主党――福本参考人の召致を決定/本誌編集部

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

世之介の「つれづれなるまま」(79)
偽/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(86)
新聞の危機と創価学会のメディア支配/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(127)
政教分離とは何か(第4回)/広岡裕児


執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 あけましておめでとうございます。
 2008(平成20)年の新春をすこやかにお迎えのことと拝察します。
 それにしても平成も今年で早くも20年、まさに光陰矢の如しですが、「平らかに成る」との元号とは裏腹に、日本社会は混乱と激動が続いています。
 特に昨年は、さまざまな「偽装」が相次いで露見。年末恒例の今年の一字には「偽」が選ばれる始末でした。今年こそは、文字通り「平らかな」年になって欲しいものです。
 しかし昨年末に1カ月の会期延長となった国会では、給油新法の成立をめぐって与野党の激しい対立が予想されており、政治的には今年も混乱・激動が続きそうです。特に今年の夏以降は、いつ衆院の解散総選挙があってもおかしくない状況になり、解散総選挙を睨んでの熾烈な駆け引きが繰り広げられることは必至の情勢です。
 しかし小誌今号の特集記事「自公?犢臑煉畧?権は、すでに裸の王様である」で、元自治大臣の白川勝彦氏が指摘しているように、「自公合体政権」は参院選の敗北によってとっくに破綻しているのですから、早急に解散総選挙が行われ、政権交代が図られるべきが国民の利益といえましょう。

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2007年12月21日

12月1日号 目次

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閻魔帳
防衛省スキャンダルに頼りない「ブレーキ役」公明党/段 勲


特集/自民・民主大連立――驚愕した創価学会

大連立構想の真の原因――追い詰められている自公“合体”政権/白川勝彦

「大連立」は自民党の新「生命維持装置」
「民主党も政権責任を分担せよ」はまやかし/川崎泰資

「大連立」構想浮上にも忍従の道歩む「下駄の雪」/山村明義

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(3)
小沢辞任・留任騒動が照射した政治ジャーナリズムの体質/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(77)
大根/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(85)
汚点残した池田大作「大阪行」/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(125)
政教分離とは何か(第2回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

創価学会関連裁判報告

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 先の参院選で民主党を「仏敵」と位置付け、公明党の勝利と自・公による過半数維持を目指して、熾烈な「法戦(選挙闘争)」を繰り広げた創価学会。その創価学会そして公明党の頭越しに福田首相・自民党が、「仏敵」である民主党の小沢代表と「大連立」について党首会談を行ったというのですから、創価学会なかんずく池田大作氏としては大ショックでしょう。
 しかも福田・小沢の党首会談の席上、小沢代表は、公明党との連立を解消することを要求したことが明らかとなっています。参議院のキャスティングボートと、各種選挙で当落を左右するキャスティングボートを失った創価学会・公明党の政治的影響力が急落していることは間違いありません。
 そもそも自民党が公明党と連立したのは、参院で過半数を確保するためであり、公明党と連立を組んでも過半数を維持できないのであれば、連立の必要性はないわけです。しかし衆参両院選挙や先の統一地方選で、多くの自民党候補が創価学会の支援を受けている事実が示すように、参院のキャスティングボートを失っても、創価学会・公明党は、この創価学会票を武器に連立と政界への影響力の維持に腐心しています。
 だが先の参院選の一人区に続いて、池田大作氏が7年ぶりに「常勝・関西」の大阪に入って梃子入れしたにもかかわらず、衆院の前哨戦と位置づけられた大阪市長選挙で自・公推薦の現職候補が落選した事実は、創価学会票の限界をあらためて示しました。こうした政治的現実に、いま創価学会なかんずく池田大作氏は大きなダメージを受けています。

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12月1日号 目次

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閻魔帳
防衛省スキャンダルに頼りない「ブレーキ役」公明党/段 勲


特集/自民・民主大連立――驚愕した創価学会

大連立構想の真の原因――追い詰められている自公“合体”政権/白川勝彦

「大連立」は自民党の新「生命維持装置」
「民主党も政権責任を分担せよ」はまやかし/川崎泰資

「大連立」構想浮上にも忍従の道歩む「下駄の雪」/山村明義

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(3)
小沢辞任・留任騒動が照射した政治ジャーナリズムの体質/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(77)
大根/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(85)
汚点残した池田大作「大阪行」/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(125)
政教分離とは何か(第2回)/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

創価学会関連裁判報告

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 先の参院選で民主党を「仏敵」と位置付け、公明党の勝利と自・公による過半数維持を目指して、熾烈な「法戦(選挙闘争)」を繰り広げた創価学会。その創価学会そして公明党の頭越しに福田首相・自民党が、「仏敵」である民主党の小沢代表と「大連立」について党首会談を行ったというのですから、創価学会なかんずく池田大作氏としては大ショックでしょう。
 しかも福田・小沢の党首会談の席上、小沢代表は、公明党との連立を解消することを要求したことが明らかとなっています。参議院のキャスティングボートと、各種選挙で当落を左右するキャスティングボートを失った創価学会・公明党の政治的影響力が急落していることは間違いありません。
 そもそも自民党が公明党と連立したのは、参院で過半数を確保するためであり、公明党と連立を組んでも過半数を維持できないのであれば、連立の必要性はないわけです。しかし衆参両院選挙や先の統一地方選で、多くの自民党候補が創価学会の支援を受けている事実が示すように、参院のキャスティングボートを失っても、創価学会・公明党は、この創価学会票を武器に連立と政界への影響力の維持に腐心しています。
 だが先の参院選の一人区に続いて、池田大作氏が7年ぶりに「常勝・関西」の大阪に入って梃子入れしたにもかかわらず、衆院の前哨戦と位置づけられた大阪市長選挙で自・公推薦の現職候補が落選した事実は、創価学会票の限界をあらためて示しました。こうした政治的現実に、いま創価学会なかんずく池田大作氏は大きなダメージを受けています。

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11月15日号 目次

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閻魔帳
日本の恥部/太田述正

特集/池田神格化――その醜悪な裏側

勲章・称号で身を飾る池田大作の自語相違/乙骨正生

話題のNOVA豪華社長室で蘇る
贅を尽くした池田大作専用施設/段 勲

神仏を超える・「偉人池田」洗脳に狂奔する創価学会/野田峯雄

キャラ全開! 何でもありの「池田本」を読む/尾崎 洋


●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

有田芳生の情報おもちゃ箱
亀田問題へ移行した群衆の熱狂/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(76)
七五三/金原亭世之介

ヨーロッパ・カルト事情(124)
政教分離とは何か(第1回)/広岡裕児

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 小誌の校了作業中に、突然、民主党の小沢一郎代表が、民主党の代表を辞任するとの報が飛び込んできました。先に福田首相と小沢氏は二度にわたる党首会談を行いましたが、その席上、自民・民主の大連立という驚くべき話が出たと報じられていました。
 小沢氏の代表辞任の最大の理由は、この大連立が民主党の役員会で受け入れられなかったことにあったということですが、先の参院選で、自公を打倒しての政権交代を訴えていただけに、突然の大連立の話には、驚かされるばかりでした。
 もっとも、この大連立の話に腰を抜かさんばかりに驚いたのは、創価学会・公明党だったようです。当然でしょう。小誌先号の特集記事で紹介したように、創価学会は、先の参院選に際して、民主党を「仏敵」と位置付け、これを「信心で打倒」しようと訴え、四国では県婦人部長以上の幹部が、「丑の刻参り」よろしく、深夜、「打倒民主の同盟唱題」までしていたというのに、必死で支援した自民党が、自分たちの頭越しに「仏敵」である民主党と連立しようとしたのですから、面子は丸つぶれ。池田大作氏がショックを受け、怒り心頭に発していることは想像に難くありません。
 もともと自公連立政権は、参院で過半数割れした自民党が、政治の空白・混乱を避けるために、公明党と組み、参院の過半数を確保することを目的としていました。しかし先の参院選で惨敗し、自公で過半数割れをしたのですから、自民党にとってもはや公明党は用済みの存在であったわけです。今回の大連立の話は、公明党の置かれているそうした政治的位置を浮き彫りにしたともいえるでしょう。

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2007年11月1日号 目次

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閻魔帳
メディアへの強権的介入 安倍前首相の「負」の置き土産/川崎泰資

参院予算委で創価学会問題を追及
石井一民主党副代表の国会質問全文/乙骨正生

民主党を「仏敵」と位置付け選挙闘争を煽る
創価学会の政教一体の実態/本誌編集部

トピックス
どこまで野放しにするのか「カルト教団」/段 勲

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(2)
「偽装と混ぜモノ社会」には猜疑心を張り巡らせるしかない/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(75)
小林一茶/金原亭世之介


ヨーロッパ・カルト事情(123)
インターネット掲載SGIフランス擁護論者のデタラメ/広岡裕児

創価学会関連裁判報告

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 国会で創価学会問題に関する熱い議論が復活しました。
 10月16日、民主党の石井一副代表が、参議院予算委員会で創価学会問題を質問。小誌今号の特集記事で紹介したように、池田大作創価学会名誉会長の国会召致を求めるなど、厳しい追及を行いました。この質問の模様は、NHKの国会中継で全国放送されていたことから、大きな反響を呼び、小誌編集部にも多くの読者の方々から「国会中継での石井議員の質問を見た。今後も厳しく追及して欲しい」等の声が寄せられました。

 小誌でたびたび報じてきたように、これまで国会は自公の数の力、具体的には各種選挙で自公ばかりか、民主党の一部議員にまで及んでいる創価学会による“票縛り”の影響で、創価学会問題を論じることがタブーとされてきました。
 今回、石井副代表が参院予算委員会で創価学会問題を追及し得た背景に、先の参院選での自公敗北による過半数割れがあることは間違いありません。自公が参院で過半数を割った結果、ようやく国会が正常化したことを、今回の石井副代表の質問は象徴的に示しているといえるでしょう。
 この石井副代表の質問に対して、創価学会・公明党は、政教一致などないと主張しています。しかし先の参院選を前にしての創価学会のさまざまな会合では、各種幹部が「民主党は仏敵」であるとして、これに「信心で勝て」などと檄をとばしていました。今号の特集では、そうした事実の一端として、香川県の創価学会組織での県長・四国婦人部長の発言を紹介しました。

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2007年10月20日

10月15日号 目次

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10月15日号 目次

閻魔帳
背水の陣に問われる歴史認識 福田内閣のヌエ的性格と自公政権/川崎泰資


特集/朝木明代市議怪死事件報道で創価学会に全面勝訴

アレレ?  「聖教新聞」が沈黙した「東村山事件」控訴審判決/段 勲

朝木市議「怪死」事件――裁判の経緯と判決文/本誌編集部


緊急寄稿
前代未聞の選挙のための連立!?
 ――矛盾を露呈した自民党と公明党の連立/白川勝彦 16

●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
自民党総裁選が浮き彫りにしたもの/有田芳

世之介の「つれづれなるまま」(74)
穴/金原亭世之介


ヨーロッパ・カルト事情(122)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(番外編)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 自民党総裁選の結果、福田康夫元官房長官が新総裁に選出され、首相指名選挙が国会で行われました。……それにしても自・公連立政権は、小誌今号の特別寄稿で、白川勝彦元代議士が指摘しているように、参議院で過半数割れした自民党が、公明党との連立で参院の過半数不足分を補い、国会の混乱や政治的空白を補うということを大義名分としていました。

 しかし、先の参院選の結果、自・公は両党で過半数割れ。もはや自民党は公明党と連立する大義名分を失ったのです。にもかかわらず連立を組むことは野合以外の何ものでもありません。自民党は早急に公明党と袂を分かつべきだと声を大にして訴えたいと思います。

 ところで小誌今号の特集記事で詳報しているように、小誌の朝木明代東村山市議怪死事件報道に関する名誉毀損訴訟で、9月26日、東京高裁は一審の東京地裁では創価学会勝訴、フォーラム・乙骨敗訴だった判決を取り消し、フォーラム・乙骨側全面勝訴の逆転判決を言い渡しました。東京地裁の判決後、創価学会の機関紙「聖教新聞」は創価学会勝訴を大々的に報道し、座談会記事等で繰り返し乙骨を激しく誹謗しました。ところが東京高裁の判決についてはただの一行も報道しません。

 こうした手前勝手なご都合主義の体質をもつ宗教団体が母体の政権が、日本にとって有益か否かは、もはや論ずるまでもないでしょう。

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10月1日号 目次

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閻魔帳
国民が望む解散総選挙/段 勲


特集/史上最低の安倍首相を支えてきた創価学会・公明党の責任

市場原理主義にかぶれ弱者切り捨て
 安倍首相の無責任な政権投げ出し/川崎泰資
 
宗教的“縁”で安倍首相を支えた創価・公明の無惨/乙骨正生

今回も「下駄の雪」と化した公明党/山村明義


●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

二木啓孝の情報解体新書(1)
“穴熊作戦”が必至の福田政権/二木啓孝

世之介の「つれづれなるまま」(73)
相撲/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(84)
安倍退陣に判断停止状態の公明党/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(121)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(8)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 暑さ寒さも彼岸まで――と言いますが、今年はお彼岸になっても30度を超える真夏日が続きました。猛暑に続いての長引く残暑。つくづく地球が温暖化していると痛感させられました。

 その長引く残暑の中、自民党の総裁選挙が行われました。自民党は従来、政権の危機になると派閥間で疑似政権交代を繰り返し、当面の危機を回避してきました。しかし、今回の安倍首相の無責任極まる政権投げ出しと、自民党総裁選を国民はどのように評価するのか、その答えは次期衆院選で出ます。
 それにしても史上最低の無責任首相を担ぎ・支えてきた自民党をはじめ、首班指名選挙で安倍氏に投票し、各種選挙で安倍政権を支えてきた公明党そして創価学会の責任は重大です。

 公明党そして創価学会が支援した小泉・安倍の二代にわたる政権下では、格差が拡大し、多くの国民が苦しんでいますが、その中には池田大作氏をはじめとする幹部の指示・命令に従って安倍自・公政権維持のために奔走した学会員も数多く含まれているはずです。
 安倍政権の崩壊を契機に、学会員もそろそろ公明党・創価学会によるプロパガンダのいい加減さに気づくべきでしょう。

 今号から新連載記事として、テレビのコメンテーターとしておなじみの元日刊ゲンダイ編集部長の二木啓孝氏の「情報解体新書」を、月1回掲載します。ご期待ください。

投稿者 Forum21 : 17:48 | トラックバック

2007年09月15日

9月15日号 目次

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9月15日号 目次

閻魔帳
偉そうなことをいうな!/白川勝彦

特集/原水爆禁止宣言50年を喧伝する池田創価学会の欺

「原水爆禁止宣言」を神格化に利用する池田大作の狡猾/乙骨正生

再びコウモリ飛行を始めた池田大作がダシにする「戸田・原水爆禁止宣言」/古川利明

「戦争の愚劣さと欺瞞を暴け」と訴えた「終戦62年」の池田所感のお粗末/段 勲


トピックス
防衛次官人事問題とは何だったのか/太田述正

トピックス
ご都合主義的体質を垣間見せた「靖国議員」たち/田中みのる


●連載

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

有田芳生の情報おもちゃ箱
不見運動で低俗番組を駆逐/有田芳生

世之介の「つれづれなるまま」(72)
雷と稲妻/金原亭世之介

ヨーロッパ・カルト事情(120)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(7)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 創価学会は、「聖教新聞」で「青年よ心して政治を監視せよ」との戸田城聖会長の言を引用し、さかんに政治家の不祥事を非難しています。もっともその対象はいつも民主党・共産党などの野党だけ。松岡・赤城・遠藤の各農水大臣をはじめとする「政治と金」の不祥事については、いっこうに非難しようとはしません。創価学会・公明党の政治倫理の判断基準が、いかにご都合主義的なものなのかは、この一事からも判断することができます。

 ところでいま創価学会では、昭和32年9月8日に戸田氏が行ったいわゆる「原水爆禁止宣言」から、今年が50年目であることから、「原水爆禁止宣言」50周年を喧伝。創価学会なかんずく池田大作氏の平和指導者としての?牋梁腓魚瓩魘?調していま。その極めつけは本誌の特集で紹介しているように、「原水爆禁止宣言」は、戸田・池田の合作だったという主張です。

 いったい池田氏という人は、どこまで戸田氏を利用すれば気が済むのでしょうか。今年の4月2日は、戸田氏の50回忌でしたが、池田氏ならびに創価学会は、盛大な法要はしていません。池田氏にとって戸田氏は、単なる利用の対象でしかないのでしょう。さぞかし戸田氏も泉下で嘆いていることでしょう。
 今号から有田芳生氏の「情報おもちゃ箱」が復活しました。ご期待ください。

投稿者 Forum21 : 17:47 | トラックバック

2007年08月27日

9月1日号 目次

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閻魔帳
満身創痍の安倍政権、付ける絆創膏はあるのか/段 勲

鼎談/破綻する池田創価学会の思惑
元の木阿弥だった池田大作の50年/古谷博/小川頼宣/乙骨正生

池田大作の目の黒いうちに現出!?
創価学会=公明党の崩壊/溝口 敦

●連載

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

世之介の「つれづれなるまま」(71)
どぜう/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(83)
「問題あり」のハイブリッド鉄道車両/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(119)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(6)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児
 
信濃町探偵団――創価学会最新動向

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 地球温暖化に伴う異常気象が取り沙汰されて久しくなりますが、今夏の猛暑は、地球環境がおかしくなっていることを、あらためて私たちに警告しているかのように思われます。それにしても埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で更新された日本最高温度は40・9度。体温をはるかに凌ぐ猛烈な暑さです。この暑さはお彼岸頃まで続く可能性があるということですので、くれぐれも体調にお気をつけください。
 「一将功成って万骨枯る」という言葉がありますが、池田大作氏一人のみが栄え、その池田体制を必死に護った北條氏や秋谷氏でさえ、悪し様に非難される創価学会の世界は、まさに「池田のみ栄えて万骨枯る」異常な世界としかいいようがありません。

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2007年08月15日

8月15日号 目次

閻魔帳
世襲議員が日本国を滅ぼす/南丘喜八郎

特集/自・公惨敗!――参議院選挙総括

歴史的大敗が歴史を動かす/白川勝彦

歴史的大敗に続投で居直る「醜い」首相
公明党は敗北談話で創価学会に感謝と陳謝/川崎泰資

自省なき創価学会・公明党の参院選総括/野田峯雄

創価勢力退潮を裏付けた選挙結果――参院のキャスティングボートを喪失/乙骨正生


●連載
 
信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

世之介の「つれづれなるまま」(70)
怪談牡丹灯籠/金原亭世之介

日本見聞録(42)
人力飛行機――青森県三沢市/本郷 健 28

ヨーロッパ・カルト事情(118)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(5)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児

創価学会関連裁判報告

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 注目の参院選で国民の審判が下りました。
 衆院の絶対安定多数と参院の過半数を背景に、暴慢としかいいようがない強行採決を繰り広げ議会制民主主義を破壊してきた、失政だらけの安倍自・公政権、自・公与党に国民は「NO!」をつきつけたのです。
 当然、大敗北の責任をとって安倍首相は退陣するものとおもいきや、なんと安倍首相は、最終結果の出る前に続投宣言。「参院選は政権選択選挙ではない」「私の基本政策は理解されている」とは。呆れてものも言えません。
 その安倍首相を支え、年金は100年安心などと主張して社会保険庁の腐敗にいっこう手をつけようとしなかった公明党。「清潔の党」といいながら松岡・赤城の両農水大臣の事務所費問題でもまったく責任を追及せず、ザルだらけの政治資金規正法の改正案に賛成するなど、平和・福祉・清潔の看板に偽りがあることを露呈した公明党も、惨敗を喫しました。
 東京・大阪でしか当選者を出せず、比例区票も前回衆院選に比して122万票も減らした公明党の選挙結果は、創価学会の勢力後退を数字的に実証したといえるでしょう。
 小誌今号の各特集記事が指摘しているように、今後、創価学会の政治的影響力は徐々に低下していくものと思われます。創価学会が「本門の池田門下初陣の法戦」と名付けた参院選。それが池田創価学会の勢力後退を象徴するものだったとは、皮肉以外の何ものでもありません。

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2007年08月01日

8月1日号 目次

閻魔帳
参院選直前の理屈――「光熱水費月800円」の重さ/段 勲


特集/宗教と政治の混沌(カオス)

福本潤一参院議員の創価学会除名から見えるもの/乙骨正生

創価学会が展開する選挙のための宗教レトリック/岩城陽子

学会「除名」に連動する福本攻撃
学術部有志が露呈する「全体主義」体質/本誌編集部


●連載

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

創価学会関連裁判報告

世之介の「つれづれなるまま」(69)
蝉/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(82)
私の大震災体験/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(117)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(4)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児
 
信濃町探偵団――創価学会最新動向

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 小誌発行日の8月1日には、参議院選挙の結果が出ています。事前の世論調査では、年金問題に事務所費問題、閣僚の相次ぐ暴言・妄言に不適切発言と、安倍自・公政権の失政に大逆風が吹いており、自民党は橋本首相が退陣した44議席どころか、宇野首相が退陣した30議席台という大敗に、そして公明党も目標としていた選挙区5、比例区8の13議席の獲得は難しく、最悪の場合ヒトケタ台に沈むとの予測もなされていました。
 数の力を背景に強行採決を繰り返し議会制民主主義を崩壊せしめた自・公が過半数を維持したのか、それとも野党が過半数を占めたのか、その結果が注目されます。

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2007年07月18日

7月15日号 目次

閻魔帳
想像を絶する年金官僚たちの違法行為 神輿に乗った坂口元厚労相は頬かむり/岩瀬達哉

特集/07参院選―自・公政権を問う

参議院選挙で問われるもの 暴走する自・公の権力政治の終焉を/川崎泰資

自公“合体”政権に代わる新しい政権のための選挙/白川勝彦

創価学会「会館」で「投票練習」 「朝日新聞」投書に見る事実とロジック/本誌編集部

トピックス
「政党政治の堕落・自滅」を地で行く自・公(創)の選挙協力/本誌編集部

トピックス
原爆投下は「しょうがない」との久間発言を巡る創価学会のご都合主義/乙骨正生

●連載
創価学会関連裁判報告

信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

世之介の「つれづれなるまま」(68)
うなぎ/金原亭世之介

日本見聞録(41)
霧のスクリーン――北海道釧路市/本郷 健

ヨーロッパ・カルト事情(116)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(3)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児
 
執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 公明党から離党・除名になった福本潤一参院議員が、「週刊現代」をはじめとするさまざまな雑誌媒体のインタビューに応じ、創価学会と公明党の政教一致の実態について赤裸々に語っています。
 もともと福本氏は愛媛大学の助教授という学者であり、参議院議員に転身した際にも、新進党からの立候補だったため、公明党へ先祖帰りした後の公明党の体質には強い違和感を感じていたということです。
 それにしても創価学会の本部幹部会や座談会への出席と、その感想を記した報告書の提出の強要。太田・北側体制になってからの公明党本部での朝8時からの勤行会の復活と強要と、呆れるばかりの実態。さらにはいわゆるマルP献金と称される池田氏への献金や物品の贈与や創価学会への上納金の強要。そして選挙地盤だった四国に創価学会の墓苑がなかったことから墓苑用地を探せとの指示など、呆れるばかりの実態です。
 その創価学会の政教一致の実態について「朝日新聞」の「声」欄に注目すべき投書が掲載されました。国会議員である福本氏や「声」の欄に投書した学会員が体験したような、まさしく異常としかいいようがない宗教と政治の融合の上に成り立っているのが、今日の自・公連立政権です。
 来る7月29日投開票の参議院選挙において、多くの有権者にはぜひとも賢明な判断と投票行動をお願いしたいものです。

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2007年07月01日

7月1日号 目次

閻魔帳
米国の保護国日本/太田述正

特集/参院選――年金問題と宗教票

年金問題で追い詰められた自公 破綻したご都合主義とまやかし/長谷川 学

年金100年安心プランを激賞していた創価学会首脳の罪深さ/乙骨正生

参院選に向けて露骨に展開される宗教票漁り/本誌編集部

特報
福本参院議員が公明党を離党 「全体主義的」と党を批判/本誌編集部

●連載
信濃町探偵団――創価学会最新動向

世之介の「つれづれなるまま」(67)
四万六千日/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(81)
コムスン問題の行方――体験的訪問介護論/山田直樹

ヨーロッパ・カルト事情(115)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(2)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児
 
創価学会関連裁判報告

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

「池田門下生初陣」の「法戦」と創価学会が位置づける参議院選挙を目前にして、公明党の現職参議院議員の福本潤一氏が、公明党の体質を批判して離党しました。6月15日に国会内で行われた記者会見で福本氏は、公明党を「全体主義的な体制だ」「ヒューマニズムを標榜していても、アンチ・ヒューマニズムの政党ではないか」と批判したのです。
 たしかに公明党にとって功労者ともいえる竹入義勝元委員長や矢野絢也元委員長に対する激しい誹謗中傷を伴う攻撃の「アンチ・ヒューマニズム」性や、こうした常軌を逸した攻撃を行っていることに対して、議員や党員が批判の声をあげられないという「全体主義的」な体質は、公明党そして公明党の母体である創価学会の特質ともいえるもの。
 果たして公明党そして創価学会は、今後除名した福本氏に対してどのような対応を見せるのか、注目されます。また福本氏も、公明党の体質を批判した以上、自らが知っている公明党や創価学会の実態を広く社会一般に公表すべき責任があると思われます。手記等の発表を期待したいものです。

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2007年06月15日

6月15日号 目次

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閻魔帳
安倍政権、強権政治の果ての末期症状/川崎泰資

特集/NTTドコモ事件判決・認定された創価学会青年部幹部の犯行関与

全容究明へあいた風穴 その先にこそ真相が……/本誌編集部

てい談/事件の経緯と問題点
創価学会の反社会的体質の投影/段 勲/乙骨正生/佐藤せい子

創価学会幹部の犯行関与認めた裁判の経緯と判決要旨/本誌編集部


●連載
世之介の「つれづれなるまま」(66)
鵜飼い/金原亭世之介

日本見聞録(40)
活字の共同体――神田神保町/本郷 健

ヨーロッパ・カルト事情(114)
セクト問題における宗教学者のアプローチを検証する(1)
 ――島田裕巳著『創価学会』(新潮新書)を中心に/広岡裕児
 
今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記


編集後記から

 平成14年9月に発覚したNTTドコモ事件。その真相の一端がようやく明らかになりました。5月29日、東京地方裁判所は、創価大学OBで創価学会男子部の活動家だった嘉村英二被告が、小誌発行人の乙骨正生の使用する携帯電話の通話記録を違法に引き出していた事件の民事訴訟の判決で、事件は嘉村被告の単独犯行ではなく、創価学会の全国副青年部長だった根津丈伸被告の指示によるものと認定したのです。
 これにより事件は、事件発生当初から疑問視されていたように、創価学会による創価学会に批判的な立場にある人物に対する情報収集活動である可能性が一段と強まりました。小誌今号では、この判決を特集し、事件の経緯や問題点、さらには判決の意義等について、解説やてい談を行いました。

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2007年06月01日

6月1日号 目次

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閻魔帳
本性顕現が問われる/白川勝彦

特集/揺れる宗教と政治――統一地方選から参院選

参院選に強まる宗教的呪縛/乙骨正生

地方選・参院選分析――自公政権現状維持に腐心する公明党/山村明義

羽目が外れた「政教一体」と「悪政戦犯」
共産党、久々に創価・公明批判の中身/本誌編集部

緊急寄稿
サルコジ勝利の深層――フランス国民が選択したもの/広岡裕児

特報/妙観講ならびに大草講頭中傷ビラ配布事件に判決

東京地裁が創価学会幹部の不法行為責任を認定

明らかにされた創価学会幹部の異常な体質/本誌編集部

●連載
信濃町探偵団――創価学会最新動向

今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

創価学会関連裁判報告

世之介の「つれづれなるまま」(65)
蚊/金原亭世之介

雑誌記者の備忘録(80)
旧「オウム」新団体結成の是非/山田直樹

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から

 小誌今号の「今月の『悪口雑言』」で報じているように、創価学会が、過日、逝去した草創の創価学会幹部で都議会公明党幹事長などを歴任した龍年光氏を、「聖教新聞」の座談会記事で誹謗中傷しています。
 これまでにも創価学会は、「聖教新聞」の座談会記事で多くの故人について、悪口罵詈・誹謗中傷を繰り返してきました。例えば、民社党委員長だった春日一幸氏については、「もう死んだやつだから言わないが」などとしながら、激しい誹謗を加えています。
 およそ宗教団体とは思えぬこうした異常としかいいようのない体質が、他者の人権や名誉おかまいなしの卑劣な人格を醸成するのでしょう。
 今号の特報では、創価学会の富士正義県青年部長や杉並総区副青年部長という青年部・男子部の幹部らが、対立する日蓮正宗の信徒団体・妙観講に対する悪質な名誉毀損ビラを配布したことで、東京地裁が不法行為責任を認定した事実を詳報しましたが、多くの創価学会に所属する青少年が、こうした創価学会機関紙誌や諸幹部の指導によって、正常な人権感覚や意識を喪失していくのでしょう。

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2007年05月17日

5月15日号目次

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閻魔帳
マスコミが報じない「長崎市長銃殺事件」の背景/斎藤貴男
特集/温家宝・池田大作会談を検証する
中国側が最大限利用した「政治家・池田大作」との会談/山村明義
池田大作が自らの権力基盤維持に使い倒した温家宝会談/古川利明
「閣下、光栄です。愛してます」――報じられなかった仰天の池田発言/乙骨正生
短期集中連載
創価学会党化した自民党(9)
連載の“ひとまず”の終りにあたって/白川勝彦
●連載
今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集
信濃町探偵団――創価学会最新動向
世之介の「つれづれなるまま」(64)
しこ名/金原亭世之介
日本見聞録(39)
スローフード発祥の地――千葉県成田市/本郷 健
ヨーロッパ・カルト事情(113)
シラク大統領の大きな置き土産 ライシテ憲章とライシテ観察所/広岡裕児
創価学会関連裁判報告
執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記
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編集後記から

 ゴールデンウィークも終了し、今年もすでに中盤に差しかかりました。小誌先号既報のように、今年前半の最大の政治決戦だった統一地方選でも創価学会は熾烈な選挙闘争を展開しましたが、その最中の4月12日には、温家宝中国首相と創価学会の池田大作名誉会長との会談がありました。
 今年で齢79歳の池田氏は、平成15年に体調を崩し、約1カ月にわたって表舞台から姿を消したことから、以後、健康不安説が取り沙汰され、重体だとか死亡したなどの情報が、時折、政界やマスコミ界で飛び交いました。
 しかし今回、創価学会は温・池田会談をマスコミに公開したことから、会談冒頭の温首相に歩み寄り、語りかける池田氏の映像が、テレビを通じて流れました。同会談の模様を取材したマスコミ関係者によれば、池田氏はやや足を引きずっている感はあるものの、元気そうだったようです。
 この会談により創価学会は、池田氏の健康不安説を払拭し、池田氏の存在感を内外にアピールできたと考えているでしょうが、問題はこの温・池田会談に象徴される日中関係に占める中国と創価学会のパイプです。小誌今号では、この温・池田会談を特集しました。
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5月1日号目次

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閻魔帳
勝者なき都知事選挙 学会・公明は石原三選に寄与でなく「寄生」/川崎泰資
特集/統一地方選・政教一致の実態
政教一致こそ創価学会のアキレス腱
内部資料に見る政教一致の実態/本誌編集部
池田門下初陣の法戦
――政教一体示す香川県組織地区部長会/乙骨正生
特報
日蓮仏教は創価学会だけのもの?
創価学会フランスの「創価憲法」全訳/広岡裕児
短期集中連載
創価学会党化した自民党(8)
庇を借りて母屋を乗っ取る、寄生獣(パラサイト)的体質/白川勝彦
●連載
政教一体を示す 信濃町探偵団&今月の悪口雑言
世之介の「つれづれなるまま」(63)
鯉幟/金原亭世之介
雑誌記者の備忘録(79)
政教一致の選挙戦――現地取材余話/山田直樹
創価学会関連裁判報告
執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記
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編集後記から

 統一地方選挙が終了しました。前半の知事選や道府県議選では、公明党が推薦・支持した知事候補が相次ぎ当選。また道府県議選では、公明党の183人の候補が全員当選しました。
 その公明党候補当選の背景に何があるのか。小誌今号の特集では、宗教活動に名を借りて政治活動・選挙闘争に血道をあげる創価学会のなりふりかまわぬ政教一体の実態を検証しました。そこでは創価学会の「永遠の指導者」である池田大作名誉会長にお応えし、池田門下生としての初陣を勝ちとろうとのアピールが繰り返されていました。
 昨年11月、創価学会は戸田門下生だった秋谷栄之助氏に代えて池田門下生である原田稔氏を会長に登用。併せて創価大学出身のやはり池田門下である正木正明氏を理事長に就けました。今回の統一地方選挙は、その池田門下の執行部による初の本格的な選挙だったのです。
 選挙を組織の体制固めや勢力の維持に利用する。これこそ政教一体そのものでしょう。
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2007年04月26日

4月15日号 目次

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閻魔帳
池田大作の抱える「謀略」という名前の宿痾/野田峯雄
特集/戸田城聖50回忌と創価学会の変貌
戸田死後の創価学会の悲劇
最も人間的に卑しい人物が後継者に/溝口 敦
戸田会長50回忌と龍年光氏の逝去/段 勲

トピックス
政務調査費に頬被りし公明礼讃する創価学会首脳/乙骨正生

短期集中連載
創価学会党化した自民党(7)
理想や理念を求めようとしない俗物的体質/白川勝彦

●連載
今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集
信濃町探偵団――創価学会最新動向
世之介の「つれづれなるまま」(62)
菜の花/金原亭世之介
日本見聞録(38)
米国食、持ち出し禁止――神奈川県大和市/本郷 健
ヨーロッパ・カルト事情(112)
欧米の統一協会の現状――セクト的逸脱対策関係省庁本部(MIVILU
DES)2006年度報告書より/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から
 池田大作創価学会名誉会長の実像や創価学会裏面史の語り部として、小
誌にもたびたび登場してくださった、創価学会の草創期からの大幹部で、
東京都議会公明党幹事長などを歴任した龍年光氏が、3月25日に多臓器不
全で逝去されました。……
 戸田会長の弟子を自認する龍氏は、現在の創価学会は、戸田会長が創設
した創価学会とは似ても似つかぬ教団になってしまったとして、その解散
を求める闘争を続けていました。4年前に脳梗塞を患い、左手が不自由と
なりましたが、利き腕の右手が動くことから、最後まで池田創価学会を糾
弾する手記と回顧録を執筆されていたそうです。ここに慎んでお悔やみを
申し上げます。
 ところで龍氏の逝去から1週間後の4月2日は、戸田会長の50回忌でした。
この日、創価学会は戸田会長の50回忌を記念する勤行法要を各地で行いま
したが、翌4月3日付「聖教新聞」の1面は、ブラジルの哲学アカデミーな
る団体から名誉博士号を受ける池田氏の大々的な記事であり、戸田会長の
50回忌法要の記事は4面の左肩にわずかに掲載されていただけでした。
 戸田会長を「恩師」と呼び、戸田会長の薫陶や後継指名によって今日の
自分があるとする池田大作氏。随分なんじゃありませんか。
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4月1日号 目次

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閻魔帳
選挙イヤー最大争点としての「政治とカネ」/古川利明
特集/池田大作全集100巻・人間革命5000回礼讃の裏事情
全集100巻の刊行を可能にした、池田大作「多作」のからくり/岩城陽子
質より量!『池田大作全集』の笑止千万/尾崎 洋
人間革命5000回に敬意評した識者の池田大作認識の程度/本誌編集部

特報/調査費問題で揺れる広島市
不正支出のほとんどは公明党市議団の分だった/山田直樹

短期集中連載
創価学会党化した自民党(6)
詐術的・謀略的手段を平気で用いる自民党(その2)/白川勝彦

●連載
今月の「悪口雑言」――「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集
信濃町探偵団――創価学会最新動向
世之介の「つれづれなるまま」(61)
桜開花予想/金原亭世之介
雑誌記者の備忘録(78)
大相撲八百長告発報道の背景/山田直樹
ヨーロッパ・カルト事情(111)
セクト対策の原点回帰――セクト的逸脱対策関係省庁本部(MIVILU
DES)2006年度報告書について/広岡裕児

執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から
 暖冬だった今年の冬ですが、桜の開花直前の3月半ばになって寒気が襲
来。東京も観測史上、もっとも遅い初雪がちらつきました。その結果、桜
の開花時期予想が混乱し、気象庁が謝罪するという顛末も生じました。
 その桜を芸名に冠する桜金造の東京都知事選出馬には驚かされました。
いくらNHKの人気バラエティ番組「お江戸でござる」で座長役を張った
とはいえ、人気・知名度とも抜群とはいえない桜金造だけに、マスコミも
「なぜ」と狐につままれたようでした。
 しかし翻ってみれば、平成11年の都知事選に際して、石原慎太郎氏は、
「週刊文春」(99年3月25日号)の池田大作認識を問うアンケート調査に、
「悪しき天才、巨大な俗物」と回答しているように、もともと創価学会・
池田氏と石原氏は犬猿の仲だったのです。……
 それにしても、いくら「お江戸でござる」で名前を売ったとはいえ、B
級タレントの域を出ない桜金造の出馬が、創価学会の活動家であるという
だけで都知事選の帰趨を左右する可能性があるとは。日本の政治の貧しい
現状が、ここに象徴的に現れているといっても過言ではないでしょう。
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3月15日号 目次

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閻魔帳
米アフリカ軍新設は中国封じ込めへの布石/太田述正
特集/衆院・予算委の亀井質問を読み解く
安倍・池田会談の事実を追及 亀井静香議員の国会質問/段 勲
衆院予算委での創価学会・公明党問題に関する亀井議員の質問全文/本誌
編集部

特報
創価学会フランスが開陳する荒唐無稽なサイトの中身/広岡裕児

短期集中連載
創価学会党化した自民党(5)
詐術的・謀略的手段を平気で用いる自民党/白川勝彦

●連載
信濃町探偵団――創価学会最新動向
世之介の「つれづれなるまま」(60)
早蕨/金原亭世之介
日本見聞録(37)
築地から豊洲へ――東京都中央区築地/本郷 健
執筆者紹介 バックナンバー一覧 編集後記

編集後記から
 2月13日に行われた衆院予算委員会。亀井静香代議士と安倍首相の間で
たたかわされた創価学会・公明党・池田大作氏に関する質疑を詳報した新
聞・テレビはありませんでした。そこで宗教と政治・宗教と社会に関わる
諸問題を報じることをモットーとする小誌は、予算委員会質疑のうち、創
価学会・公明党・池田大作氏にかかわる部分を全文掲載した次第です。
 小誌既報のように国会では衆参ともに自・公が過半数を制し、その数の
力にものを言わせて国会運営を仕切っていることから、創価学会に関する
質疑は事実上、タブー扱いとなっています。
 そうした政治状況の中で、衆院予算委員会という国会でもっとも注目を
浴びる表舞台で、創価学会なかんずく池田大作名誉会長と安倍首相の会談
の有無や自・公の選挙協力の問題など、宗教と政治に関する極めてステディ
な事柄についての質疑が行われたことは注目に価します。
 しかし今回の亀井質問を契機に、国会で創価学会問題が取り上げられる
ようになるかと言えば、その期待はほとんどありません。同様に安倍・池
田会談を報じた記事を、「虚偽」と断言されたにもかかわらず、その真偽
を追及しようとしない全国紙の姿勢を見ても分かるように、全国紙やテレ
ビが創価学会問題を取り上げることも、あまり期待はできません。
 それゆえに小誌は創価学会・公明党問題をはじめとする宗教と政治の事
実と真実を報道し続けるのです。
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3月1日号 目次

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創刊5周年を迎えて
カナリアの囀り/乙骨正生
記念特集/創刊5周年に寄せて
テレビ界の「鶴タブー」/有田芳生
言論の自由市場で奮闘/浦野広明
沖縄密約とNHK番組介入 権力と闘わないジャーナリズムの敗北/川崎泰資 
ジャーナリスト魂/斎藤貴男
「FORUM21」創刊5周年を祝う/段 勲
とめどない腐敗膨張に対する闘争の歩み/野田峯雄
言葉の魔力と事実の力/広岡裕児
「言論の自由」とは「書き続ける」ことの中に存在する/古川利明
政治の宗教化進む日本の社会/本郷 健
小泉政権と重なる5年間の意味/松井繁明
監視小屋/溝口 敦
創価学会の瓦解を予兆する制度疲労/山田直樹
創価学会の仏敵/山村明義
怪文書から看る「フォーラム21」創刊から5年間の世相/六角 弘

短期集中連載
創価学会党化した自民党(4)
反自由的で非民主的となった自民党/白川勝彦
世之介の「つれづれなるまま」(59)
十二単/金原亭世之介

編集後記
 おかげさまで小誌は、今号で創刊満5周年を迎えることができました。
 これもひとえにご購読を頂いている読者の皆さまのご支援の賜物と、あ
らためて御礼申し上げます。
 振り返ってみれば小誌が創刊された平成14年3月は、自・公連立政権が
発足して2年余、小泉首相が総理に就任して約1年になる時期でした。小
誌既報のように小泉前首相は、首相退任直後の昨年9月28日、東京・信濃
町にある聖教新聞社を訪問して池田大作氏と面談し、首相在任中の支援に
謝意を表するなど退任の挨拶を行いました。
 この一事が示すように、小泉政権とはまさに創価学会依存政権でした。
平成13年11月に行われた公明党大会の席上、小泉首相が現役の首相として
初めて、池田氏の名前を挙げて礼賛発言を行ったことは、政界ならびにマ
スコミ界が創価学会翼賛体制に染まっていくことを示す象徴的事実であり、
小誌発行の大きな契機となりました。
 爾来5年の月日が流れましたが、今日の政治状況はますます悪化。自・
公の関係が連立から融合・合体へと進んでいることは、自民党の総務局長
や自治大臣を歴任した白川勝彦元代議士の論考からも読みとることができ
ます。
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