« 信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-11-1 | メイン | 2007年11月1日号 目次 »
2007年12月21日
特集/再び国会で質された創価学会問題と政教一致の事実
民主党を「仏敵」と位置付け選挙闘争を煽る創価学会の政教一体の実態
本誌編集部
選挙闘争=宗教活動示す創価の現実
参議院予算委員会(10・16)で石井一民主党副代表が質した創価学会・公明党の政教分離違反を追及する質問に、創価学会・公明党が反発している。
石井質問の直後に質問を行った公明党・山口那津男参院議員は、質問冒頭、内閣法制局長官に創価学会の政治活動は、憲法20条違反ではないとの政府見解の確認を求めたのをはじめ、翌17日には北側一雄幹事長が「公明党と創価学会の関係についても、これまで何度か議論され、政府側も一貫した見解を述べている。憲法20条の『信教の自由』を担保するために政教分離規定があり、その意味は国家が宗教に介入しないということだ。従って宗教団体が政治活動をしてはならないとは、どこにも書いていないし、そのことが政教分離に反するわけでもない。憲法21条の『表現の自由』には、政治活動の自由もある。宗教団体であれ何であれ政治活動の自由はある」と石井質問に反論。そして創価学会も10月19日付「聖教新聞」の一面コラム「寸鉄」で、「現憲法で政教一致などあり得ない。『宗教者の政治参加は当然』欧州の学者」などと反発している。
だがこうした創価学会・公明党の主張が極めて欺瞞的なものであることは本誌でたびたび指摘してきた通りである。
その事実を示すものとして、今年7月に行われた参院選挙投票日直前の26日に開催された、香川総県本陣県の地区部長会での県長発言の全部と四国婦人部長の発言の一部を紹介する。
ここで県長・四国婦人部長は、民主党を「仏敵」と位置付け、信心でこれに勝利することを強調している。昭和45年5月3日に行われた本部総会の席上、創価学会・公明党による言論出版妨害の事実を謝罪した創価学会の池田大作会長は、同時に学会員の政党支持の自由を公約したが、実際には、宗教的呪縛・洗脳で学会員を選挙闘争に駆り立てている事実が、この発言からも明確に読みとれる。自公連立政権はこうした宗教的闘争の結果、成立しているのである。
2007年7月26日(参院選投票日3日前)
創価学会香川総県池田本陣県地区部長会
最後の3日間の闘争で完全勝利を……県長
こんばんは。連日のですね、ものすごい闘いでありますけれども、まだですねこの今日、現在において非常に厳しいというのがマスコミの情報であります。ということで私の方からはポイントだけ申し上げたいと思います。まず選挙区、5選挙区の状況でございますけれども、すでに何回も皆さんにお伝えしておりますように、特に愛知・埼玉、この情勢が一段と緊迫しております。
特にですね、愛知、埼玉は、今週、全国からいまだかつてない応援をしていただいておりますけれども、現状は第4位と、まだ第3位と、定数3ですからまだ入っておりません。特に民主は2人、バランスを取りながら第2位、3位、1位、3位という、もうこういう状態で、公明党はいずれもあの本当に厳しいということで、もう一回ですね、この3日間、電話を利用しまして、愛知・埼玉のすべてのFを確実に票にするということでお願いしたいと思います。これが第一点目です。
それから比例区の情勢でございますけれども、前回862万票とりましたけれども、現状、マスコミ報道で7議席、公明党の8番目は第49位次点、48番目に民主が入りそうであるというのが現状でございます。
8議席とるためには900万票なければできません。でそういう意味で、今までの票をすべて票にしたとしても、先ほどからありましたように全国で地区20票この3日間で上乗せしなければ900万票また8議席は届かないということでございます。そういう意味でですね、あの全国の人脈を生かして20票、県内だけじゃなくてですね、全国どこでもかまいませんので、地区20票なんとしてもとると、これをですね、今日はお願いしたいと思います。
また次に香川選挙区の情勢でございますけれども、これは四国新聞にも、22日この日曜日にですね、見出しで出ておりましたけれども、「競り合う植松・真鍋」と、で真鍋が植松がですね、ものすごい勢いでいっておりましたが、この1週間でですね、闘いに闘ってですね、なんとかまだ5パーセントくらい開きがありますけど、この3日間で逆転勝利ができるところまできたそうでございます。
そういう意味で私たちは、山本ひろしをですね、この大勝利と、比例区当選8議席・5選挙区の上に、香川としては電話をしながら、香川県に電話する場合は、真鍋けんじを押し込む、このいまの現状で民主に逆転されればですね、私たちがせっかく推薦している真鍋を落とすわけにはいかない。香川が落ちれば4つ落ちます。間違いなくそうすると、過半数割れというのは間違いありません。そういう意味でですね、ひとつの例として、この22日に群馬県知事選がありました。これは自民の新人の大沢が現職を破って当選しました。
この日曜日。これは1週間前の調査では、現職に4万8千票差をつけられていると、無理だということでございましたけれども、結果はですね1万2千票差をつけて逆転したというのがですね、この群馬の戦いです。そういう意味ではこれからまだ間に合う。この3日間ですね。
でもうひとつ大事なことは、仏法というのは時が大事である。でいまの時は何か、これは民主は仏敵であるということを命に刻むということです。
これはいま比例区で民主党から日顕宗の坊主の息子が出ておるわけですね。これは菅直人の秘書である、元秘書である。で法華講は前面に押し立てているということですね。名前は山村てるつぐという、憶えていいですけど、なんか女みたいな。それから小沢の側近である一心会の衆議院議員が、乙骨や、乙骨や段と共謀して学会批判をしている。このようなですね時の信心は、民主は仏敵であるという頭に入れて真鍋をよろしくお願いします。
でとくにあの私たちは比例区で内票が大事であるということで、あの本当に漏れなくお願いしたいと思います。
それから地域サポーターの方もですね、あらたな保守層の核にあいさつにいきですね、あらたな公明党・山本ひろしの票を20票をですね、お願いしたいと思います。
それから当日、これからの3日間、再度、確認をいたします。全国フル電話を活用する。電話をフル活用する。それから当日いけない人は期日前をこの3日間でやらす。特に内部を含めてですね。ということでよろしくお願いします。
また当日は朝出発、いまの時ですから、ま、基本的には6時半から7時ですね、あの、ま、ちょっといまの時を感じていただいて、特に今回は午前中が勝負です。朝からフル回転で、午前中が勝負。連れ出し確認は午前中という意味合いもあってですね、朝6時半から7時くらいを基本としてですね、検討していただくということでお願いしたいと思います。
13時に地区に集まって報告を、それから夕方16時、4時には一回地区に集まっていただいて最後の詰めをお願いしたいと思います。から夜は8時まで、1分まで、8時まではもう歩き回り、確認しまわり、8時までには集まらない。8時過ぎに集まるというくらいにですね。
それから報告ですけれども、当日の報告は1番から9番までありまして、エー1番は、1、2、3は期日前です。1番期日前済の内(部票)、2番期日前済の外(部票)、3番期日前内外の合計、4番当日確認の内、4番当日確認の内、5番め当日確認の外、6番め当日確認の内外計、で、当日確認は全国比例区です。当日確認は全国比例区。確認してください。7番、8番、9番は、期日前と当日確認の合計数。7番は内の合計数、8番は外の合計数、で、最終内外の合計数、このような報告になっております。
だから、あのー、期日前と、内部は期日前済みと当日確認をプラスして内票が何票ということになります。から夜、最終報告は1、2、3番の報告、1番最終内票が何人、何名です、内票がなんぼ、期日前と当日確認を含んだ内がなんぼと、2番めは外がなんぼと、外の確認と期日前、で3番めは内外の報告、このような報告。
時間がございませんので、これであの終わりますけれども、エー本当にですね、今回のこの3日間でいっさいがきまります。この3日間でもう本当にですね、闘いに闘ってですね、この日曜日の大勝利を迎えて、8月はゆっくり休みたいと思いますので、よろしくお願いします。
※宗教活動として組織挙げて選挙闘争に臨む創価学会の実態が、赤裸々に示されている県長発言。期日前投票の活用や全国電話作戦、さらには投票日当日の連れ出しや報告の手法などを事細かく指示している。一連の発言は、創価学会が宗教法人・宗教団体に名を借りた政治集団であることを明白に示している。しかも事細かに選挙闘争の日程や活動内容を指示するこれらの発言が行われたのは、宗教施設として税法上の優遇措置を受けている創価学会の会館である。それにしても本誌発行人の乙骨の名を出して、民主党を「仏敵」と煽る県長の発言には、呆れる他ない。
婦人部幹部挨拶……松下四国婦人部長
いよいよ残すところ4日、四国各地でも与野党逆転を狙う民主との熾烈な戦いが展開をされておりますが、民主党の幹事長代理で徳島県連代表の仙石が、いま各地をまわってもうとんでもない公明党批判を繰り返しております。8日にも徳島の駅前で街頭演説をした。そしてそこで公明党という中途半端でインチキな政党がいる。なにが平和の党だ、なにが福祉の党だ、どこかから命令がおりたら3日間で5万票が動く、こんなでたらめな民主主義があるか。自公の選挙協力は無節操な取引だ。ま、こういう痛烈な批判をしているわけです。
これを聞いていた共同通信の記者も「政策の批判ならともかくあれは中傷ですね、あまりにもひどい」ま、こんな風に呆れておりました。いま徳島の同志は怒りの火の玉となってもう民主への徹底抗戦を展開しております。
ただいま県長からもお話があったとおり、また皆さんからもお話があったと思いますけれども、いまや仏敵となって私たちの前に立ちはだかる民主とは、信心で戦い、信心で勝つ以外にありません。
全国に応援に行っては日顕宗の寺めぐりをしている菅直人が、先日は松山市の白水台という新興住宅街で街頭演説を行うことになりました。それを聞いた地元の婦人部本部長。やすやすと仏敵に物言わせてなるものか、もうそれはそれは、祈祷師のように祈りまくったんですね。
すると当日、夕刻の5時15分、まさに菅の話が始まろうとしたその時、この白水台の上だけが、一天にわかにかき曇り、まっ黒い雲がもくもくと湧き上がって、折から突風が吹き荒れて、たちどころに横なぐりの大雨となりました。
もちろん菅も民主の候補者も挨拶もそこそこに立ち返ったことは言うまでもありません。この胸のすくような彼女の戦いに続けと、いま連日、深夜、四国中の県婦人部長以上で、もう打倒民主の同盟唱題を行っております。
そんな中、愛媛で諸天が動き始めます。13日、東京都知事の石原慎太郎が、自公の応援に山本ひろし候補の地元八幡浜に来て、小沢の政策を一刀両断、バッサリと切ってくれました。私は石原慎太郎、これまではあまり好きじゃなかった。でも、いい人だなあと思います。(以下略)
※創価学会の独善的でご都合主義的な体質が露骨なまでに現れている四国婦人部長発言。「打倒民主の同盟唱題」とは、まるで丑の刻参りのようだ。こうした宗教的呪縛・洗脳で学会員の政党支持の自由、政治選択の自由を抑圧することは重大な問題である。
そして、池田大作氏を批判し続けてきた石原東京都知事が、公明党候補を支援したことをもって「いい人」と礼讃する軽薄さ。日本の政治の根幹・本質がこうした創価学会の宗教活動に名を借りた政治活動によって左右されていることは、不幸としか言いようがない。
投稿者 Forum21 : 2007年12月21日 01:42
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.forum21.jp/f21/mt-tb.cgi/120