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2006年03月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/3/15)

●池田大作氏の長男・池田博正氏(SGI副会長・創価学会副会長・創価大学理事)を大宣揚

・3月3日付「聖教新聞」
「台湾 中国文化大学創立44周年記念行事『ガンジー・キング・イケダ展 創価学会代表団が出席」
 「台湾の名門・中国文化大学の招聘をうけ、創価学会の代表団が、同大学の創立44周年記念行事に参加した。このうち『ガンジー・キング・イケダ――平和建設の遺産』展は、1日午後3時半から開幕式が行われ、代表団の池田博正副会長が、張鏡湖理事長、同夫人であるビン珠理事、李天任学長らとともにテープカットした」

・同「中国文化大学 池田博正副会長に名誉博士号」
 「2日にも、記念行事の一環として大学内の国際会議場で『名誉学位』授与式が挙行され、池田副会長に『名誉文学博士』が贈られた。
 これは、張理事長と中山大学(台湾)の前学長である劉維キ博士の推薦をうけ、学位審査委員会の議決により決定されたもの。読み上げられた『推挙の辞』には、『ご尊父であられる池田大作博士の平和・文化・教育の思想を世界に宣揚している』とあり、具体的な芸術と学術の交流・発展のための貢献を記している」

・同「台北 故宮博物院を表敬」
 「台北を訪れている代表団(団長=池田博正副会長)一行は1日午前、台北市内の故宮博物院を表敬した。(中略)池田副会長は、文化と美の光には、時代や地域を超え、人々を結ぶ尊い価値があると述べ、今後の協力を約し合った」

・3月4日付「聖教新聞」「繁栄の台湾SGIが勝利大会」
 「台湾SGIの勝利大会が2日午後3時、各部の代表が集い、台北市内の師弟会館で行われた。(中略)池田博正副会長は、献身的に社会に尽くし、繁栄を支える友の勝利の姿を賞讃。心を合わせ、明年の台湾広布45周年を飾って欲しいと念願した」

・3月5日付「聖教新聞」
「世界的碩学 饒宗頤教授と会見 代表団が香港入り」「創価大学の名誉博士号を授与」
 「香港に到着した池田博正副会長をはじめ代表団一行は3日夕、世界的な漢学者である饒宗頤教授を訪ね、香港市内で会見した」

・3月6日付「聖教新聞」
「創価大学代表団の一行が 中国 唐家セン国務委員を表敬訪問」「唐国務委員 『中国人民は古き友人の名誉会長と学会を信頼』」「創大北京事務所の開設を祝福!」
 「創価大学代表団(団長=若江正三学長)一行が4日午後、中国・北京市の釣魚台国賓館に、唐家国務委員(副首相級=外交担当)を表敬した。(中略)
 唐氏は、外交部長(外相)、日本公使などを歴任。池田名誉会長と李先念副総理の会見では通訳を務め、江沢民主席、李鵬首相との語らいにも同席している。席上、池田博正理事から創大創立者の名誉会長の謝意が伝えられた」

※池田大作創価学会名誉会長の長男で、創価学会インタナショナル(SGI)や創価学会の副会長を務める池田博正氏の宣揚が続いている。今回、創価学会の代表団の団長として台湾を訪問し、「ガンジー・キング・イケダ」展のテープカットに臨んだのをはじめ、中国文化大学から名誉博士号を受けた。さらには香港で「世界的な碩学」と会見した後、創価大学代表団の一行として北京に赴き、唐国務委員に対して池田大作氏の「謝意」を伝達した。

ポスト池田大作体制は池田博正氏への世襲体制と見られているが、一連の池田博正氏の宣揚の事実は、ポスト池田大作体制の構築に向けての作業が本格化したことを示している。それにしても台湾を訪問した直後の中国・北京訪問。その背景になにがあるのかが注目される。

●名古屋・大阪で「聖教新聞」パーティ

・2月22日付「聖教新聞」
「名古屋で創刊55周年記念祝賀会 =各界の来賓1200人が列席=」
 「本紙の創刊55周年を記念する祝賀会が21日、名古屋市内で開催された。中部、北陸、静岡の各種企業・団体の代表、文化人など各界を代表する来賓1200人が出席。
 本社の原田代表理事、池田博正副会長、大野副理事長、松原中部長、手取屋北陸長、大泉総静岡長、和知中部支社長らが歓迎した。(中略)
 来賓の代表から、祝福の声が寄せられた。

 「聖教新聞の創刊55周年、誠におめでとうございます。平和と文化に主眼をおいた紙面づくり、並びに関係者の皆様のたゆまぬご努力により、今日の隆盛を迎えられたことに敬意を表しますとともに益々のご発展を心よりお祈りいたします』(トヨタ自動車?蠢蠱面髻Φ惨董|嘲執晴雹瓠?

 『聖教新聞が旬刊5000部から始まり、55年間で日刊550万部に伸展されたことは、新聞界にとって驚嘆すべきことです。新聞製作を始める人は多いが、育てることは並大抵ではない。池田名誉会長が師の意志を受け継ぎ、大発展させてこられたことに深い敬意を表します』(中日新聞社最高顧問 大島宏彦氏)」

・2月23日付「聖教新聞」
「世界一の言論城を目指して 大阪で創刊55周年記念祝賀会」
「財界人、文化人はじめ来賓1500人」
 「『世界一の言論城』を目指しゆく聖教新聞の創刊55周年を記念する祝賀会が22日、大阪・中央区内で盛大に行われた。これには各種企業・団体、文化・学術など各界を代表する来賓1500人が訪れ、慶祝した。(中略)
 来賓からは、次のような祝福の声が――。

 『聖教新聞は一貫して、人間尊重を機軸に、世界平和、文化興隆の視点から、正義の言論を展開してこられました。そのことが、多くの支持と、今日のご興隆につながっていると思います。世界が混迷と激動の中にある現在、確たる理念と視座に基づく報道機関として、貴社の益々のご活躍に期待しております』(関西経済連合会 秋山喜久会長)

 『祝賀会に参加して、各界・各分野からお集まりの来賓の顔ぶれに、あらためて聖教新聞、創価学会の力を感じ、感嘆しております。人々に勇気と希望を与える、聖教新聞の社会的影響力は一段と大きくなっており、多くの読者が熱い支持を寄せておられます。創刊60周年、70周年へ、貴紙のさらなるご隆昌をお祈りいたします」(大阪商工会議所 野村明雄会頭)」

 ※前号の特集記事で報じたように、創価学会が全国各地で機関紙「聖教新聞」の創刊55周年パーティを開催しているが、注目されるのはその席次。名古屋、大阪で開催されたパーティでは、なんと池田博正氏が副理事長の西口総関西長らの上位に置かれている。おそらくこれは原田光治聖教新聞社代表理事に次ぐ、学会本部の代表として、名古屋や大阪などの方面の責任者でもある副理事長の上位に置かれているのだろうが、前述の池田博正氏の宣揚の記事と併せて考えると興味深い。

  というのも今回の「聖教新聞」創刊55周年パーティは、全国各地の政・財、マスコミ等の各界の関係者に対する池田博正氏のお披露目と考えれば合点がいくからだ。
  ポスト池田大作体制に向けての動きは、国内外で急速にテンポアップしている。

投稿者 Forum21 : 2006年03月15日 02:32

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