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2009年12月04日

2009-12 信濃町探偵団――創価学会最新動向

●マンネリ特集

・11月16日付「聖教新聞」「学会創立80周年開幕記念特集?紂廖崛浪繕軌蕕?世界に広がれば人類の未来は盤石!」「各国に池田SGI会長の名を冠した教育機関が」
・11月17日付「聖教新聞」「学会創立80周年記念特集(上)」「創価学会は平和の勝利をもたらす大いなる希望」」「SGIの日を記念して27回の平和提言 『国連支援』『核廃絶』の方途を示す」
・11月18日付「聖教新聞」「学会創立80周年開幕記念特集(下)」「人類史に燦然と輝く壮挙池田SGI会長に4000の顕彰」「27の国家勲章」「268の名誉学術称号」「660を超す名誉市民称号」

 ※先般、創価学会は「聖教新聞」の秋季号なる特別号を発行。池田氏に世界各地の学術機関から259の称号が贈られたことを大々的にPRした。その後、学術称号が260に達するや、9月27・28の両日、「聖教新聞」で「特集『260』の名誉学術称号」と題する見開き記事を上・下2回にわたって掲載した。
  そして今回、11月18日の創価学会創立記念日に合わせてのまたまたの特集である。毎年、池田氏の会長就任記念日の5月3日と、創立記念日の11月18日に、池田氏に対する各種の名誉称号の授与や要人との対談数などをアピールし続けている創価学会。マンネリの極みという他ない。

●池田大作夫妻礼賛教
・11月2日付「聖教新聞」「中国・西南交通大学 池田名誉会長夫妻に『名誉教授』称号」「名誉会長は平和と中日友好の先駆者」「香峯子夫人は21世紀の現代女性の模範」
 「中国の近代産業化を力強くリードしてきた名門『西南交通大学』から1日、池田名誉会長に『名誉教授』称号が授与された。あわせて香峯子夫人に同大学政治学院の『名誉教授』称号が贈られた。これは、名誉会長を平和と中日友好の先駆者と賞賛し、名誉会長を支えてきた香峯子夫人を21世紀の女性の模範と讃えるものである」
・11月5日付「聖教新聞」「南米ボリビア 美しき高原都市コチャバンバ市 香峯子SGI会長夫人に社会貢献賞」「人間主義の思想をもとに人類を平和と幸福に導く」
 「池田SGI会長とともに、世界平和に長年にわたって尽力し、女性の地位向上に寄与してきた功績を讃えたものである」
・11月19日付「聖教新聞」「韓国 池田SGI会長に文化勲章を叙勲」
 「韓国から池田SGI会長に、国家勲章である『花冠文化勲章』が授与された。世界平和と韓日友好に尽力し、韓国SGIの和光新聞社の名誉最高顧問として、社会の発展に寄与した功労を讃えたものである。叙勲式は、創価学会創立記念日である18日夕、首都ソウル特別市の韓国プレスセンター・国際会議場で挙行され、文化体育観光部の金大棋次官から代理の大場SGI理事長に勲章が託された」
・11月20日付「聖教新聞」「池田SGI会長の韓日友好への貢献を讃え 韓国から文化勲章 李明博大統領が承認」
 「韓国の国家勲章である『花冠文化勲章』。これは、文化芸術の発展に貢献し、国民文化の向上と国家の繁栄に寄与した人物におくられる、同国の最高栄誉である。SGI会長への授賞は、社団法人『韓国専門新聞協会』が韓国政府に推薦し、李明博大統領の承認を経て、決定したもの。
 韓国専門新聞協会は、新聞各紙の公平で自由な報道を守るため、1964年に発足した“言論界の良心”である。韓国SGIの機関紙『和光新聞』も同協会に加盟している」

 ※世界各地の都市や学術機関からの池田氏に対する名誉称号の授与を連日、報道し続ける「聖教新聞」。今度は韓国から「花冠文化勲章」なる勲章が授与されたのだという。記事を読めば韓国の「聖教新聞」である「和光新聞」が加盟する新聞協会が推薦し、授与されたことが分かるのだが、「聖教新聞」では「韓国から文化勲章」と、まるで日本の「文化勲章」に匹敵する勲章が授与されたかのような報道。ま、日本の文化勲章を授与されることは絶対にありえないのだから、韓国の「花冠文化勲章」を授与されたことで溜飲を下げているのだろう。

●2010年の活動方針を発表
・11月14日付「聖教新聞」「2010(平成22年)の活動 テーマ『創価完勝・青年躍進の年」「万代にわたる学会の基盤を盤石に 栄光の創立80周年を祝賀!」
 「栄光の学会創立80周年、池田名誉会長の会長就任50周年となる2010年は、広宣流布の拡大に完全勝利し、その意義深き佳節を祝賀する一年である。また、万代にわたる学会の基盤を盤石に構築しゆくため、広布後継の青年部・未来部育成と拡大が極めて重要となる。そこで2010年はテーマを『創価完勝・青年躍進の年』と定め、威風堂々と前進する」
 「勇気凛々と『わたしの創立80周年運動』
 自分の具体的な目標を決めて取り組んでいこう!
 【目標例】
・自身の課題に勝利の実証
・一家和楽の信心
・折伏・弘教や聖教新聞の拡大に挑戦
・10人の学会理解者づくり」
 「1、『創価完勝』へ広布の拡大
?.瀬ぅ淵潺奪?に『仏縁』の拡大
◎創立80周年記念のパネル展示や支部ライブラリー(DVD)、パンフ『SOKA』などを活用し、全員が学会理解者づくりを推進
◎特に青年層への着実な折伏・弘教を推進
?∩換颪帽?福を広げる『聖教の拡大』
◎地区の年間目標を設定し、地域のみならず全国に学会理解者を拡大(中略)
3、信頼広げる貢献活動を推進
◎幹部率先で地域行事への参加、貢献活動を積極的に展開
◎『地域友好デー』『地域友好週間』等を設け、地域に友好を拡大」

 ※明年を「創価完勝・青年躍進の年」と位置づけ、拡大を図るという創価学会の活動方針が発表された。学会員一人ひとりに「わたしの創立80周年運動」を課し、「弘教や聖教新聞の拡大」「10人の学会理解者づくり」に挑戦させるのだという。10人の学会理解者を作るということは、来年夏に予定されている参院選挙で公明党のために一人10票を取れということに等しい。いま創価学会は財務と称する金集めに奔走している。年が明ければ「目指せ広布の1000万」を合い言葉にした一人10票の選挙闘争が始まるということである。集金・集票宗教であることが活動方針からも読みとることが可能だ。

●相変わらずの書店商業組合からの感謝状
・11月19日付「聖教新聞」「新潟県書店商業組合から名誉会長に『感謝状』」
 「新潟県書店商業組合から18日、池田名誉会長に『感謝状』が贈られた。これは、名誉会長の活字文化交流への尽力を讃え、創価学会創立の日である『11・18』を記念し、同組合理事会の満場一致で決定されたものである。(中略)贈呈式は東京・信濃町の聖教本社で行われ、同組合の西村俊男理事長、斎藤幸成専務理事が出席。斎藤専務理事は『推挙の辞』を述べ、出版業界にとって名誉会長の著作は『大きな希望の光』と語った。西村理事長が感謝状を読み上げ、学会の長谷川副理事長に託した。感謝状には『珠玉の作品を世に生み出し 世界中の人々に文字・活字の力を通じて広く感動と感銘を与えてこられました』と綴られていた」

 ※全国各地の書店組合から池田氏に「感謝状」が贈られている。出版不況の中で売り上げが減少している書店にとって学会員の組織的な購買が見込める池田大作本は、ありがたい存在。感謝状一つで売り上げが伸びれば安い物というところか。

投稿者 Forum21 : 2009年12月04日 00:34

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