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2009年11月11日

2009-10 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●核廃絶提言

・9月8日付「聖教新聞」「戸田第2代会長 生誕110周年 記念提言(上)「核兵器廃絶へ 民衆の大連帯を」「地球上から『悲惨』の二字をなくす 人類共闘の限りなき挑戦を!」
 「明年の戸田第2代会長生誕110周年の開幕を記念し、池田SGI会長は、戸田会長が『原水爆禁止宣言』を発表したきょう9月8日に寄せて、『核兵器廃絶へ 民衆の大連帯を』と題する提言を発表した。提言ではまず、世界で核拡散の脅威が高まる中、アメリカのオバマ大統領が『核兵器のない世界』への決意を表明するなど、変化の兆しが見られることに言及」

 ※衆議院選挙の大敗を受けて意気消沈していた創価学会だが、9月8日付「聖教新聞」に突然、池田氏の記念提言を大々的に掲載した。
  来年の戸田氏の生誕110周年を記念するものと位置づけられているが、生誕記念なら当該年に出せばよい。それを今出したのは、アメリカのオバマ大統領がプラハで行った「核兵器なき世界」へのアピールに便乗するかたちで池田氏の権威化をはかり、選挙の敗北で意気消沈する学会員の士気を鼓舞する狙いに他ならない。

●池田大作&池田夫妻への顕彰を誇大アピール。

・9月1日付「聖教新聞」「ブラジル文化の都タウバテ市 池田SGI会長に名誉市民称号」
・9月3日付「聖教新聞」「アメリカ 創価の希望の哲学を賛嘆 池田SGI会長に授与 連邦議会顕彰 下院」
・9月4日付「聖教新聞」「中国・西安理工大学が決定 池田名誉会長に『名誉教授』称号」
・9月5日付「聖教新聞」「韓国の名門弘益大学がSGI会長に名誉文学博士号」
・9月6日付「聖教新聞」「世界の観光都市アメリカ ラスベガスが 池田SGI会長夫妻に『市の鍵』」
・9月15日付「聖教新聞」「SGI会長夫妻の平和貢献に感謝 アメリカ カリフォルニア州上院議会が顕彰」「サンフランシスコ市はじめ5都市からも顕彰状」
・9月18日付「聖教新聞」「中国 大連中日教育文化交流協会 池田名誉会長に最高顧問称号」
・9月21日付「聖教新聞」「モンゴル 池田平和公園にSGI会長の詩碑が完成」
・9月22日付「聖教新聞」「アメリカ・ミズーリ州ブルームズデール市が池田SGI会長夫妻を『名誉市民』に」
・9月23日付「聖教新聞」「中国紹興文理学院が決定 池田名誉会長を名誉教授に」
・9月24日付「聖教新聞」「台湾 彰化県大城郷が池田SGI会長に名誉郷民称号」
・9月25日付「聖教新聞」「五大州から260の名誉学術称号 マカオアジア国際公開大学がSGI会長に名誉哲学博士号 香峯子夫人に図書館『名誉館長』称号」
・9月27日付「聖教新聞」「アメリカ 知性の首都ケンブリッジ市『池田大作博士の日』を宣言」
・同「特集『260』の名誉学術称号(上)」
 「池田SGI会長に260の名誉学術称号 人類史上並び得ない壮挙」
・9月28日付「聖教新聞」「台湾 育達商業科技大学が決定 池田SGI会長に『名誉教授』称号」
・同「特集『260』の名誉学術称号(下)」
 「260の名誉学術称号 五大州から知性の宝冠 西洋と東洋を結ぶ功績への評価」

 ※先の記念提言同様、池田氏と池田夫人を世界が顕彰しているとPRすることで、選挙敗北のダメージを払拭しようとの狙いなのだろう。それにしても200賞でも250賞でも大騒ぎしたにもかかわらず、中途半端な260という数字でも誇大に宣伝する。まるでタネがバレバレの手品のようなもので虚仮威しにもならない。

●ハコモノ完成を誇示

・9月2日付「聖教新聞」「本部第2別館が完成 創立80周年記念事業進む」
 「さあ、創立80周年へ前進!――明2010年の『創価学会創立80周年』を荘厳する記念事業として、東京・信濃町の学会本部周辺では会館等の諸施設が着々と整備されている。その一環として建設が進められてきた『本部第二別館』が、このほど完成した」

 ※池田氏の宣揚とともに、創価学会創立80周年であるという来年に向かってハコモノが着々完成しているとの記事。選挙の惨敗により勢力の後退が明らかになった創価学会だが、ハコモノを作ることで発展していると見せかける狙いなのだ。

●票集めの次は新聞拡販

・9月15日付「聖教新聞」「勇気の大行進! 各地で大会 東京新聞長会も真剣に」
 「東京(23区)の新聞長会が信濃町の本社・言論会館で行われた。本社の前谷編集局次長、津田総東京婦人部長のあいさつ等の後、金沢総東京長が『聖教の拡大こそ広布拡大の第一歩』と訴え、創立80周年を目指して奮闘する友を賞讃した」
・9月25日付「聖教新聞」「第2総東京で新聞長会」
 「第2総東京の新聞長会が24日、東京・立川市の立川平和会館で行われた。(中略)松本正新聞長、杉本由美子婦人部新聞長は『本年の総仕上げへ!広宣流布の機関紙を全国に広げ、共感のスクラムを築こう』と呼びかけた」

 ※東京都議選、衆議院選と真夏に熾烈な選挙闘争に駆り立てられ、公明党候補のための票集めに奔走した学会員。休む間もなく今度は「聖教新聞」の拡販に駆り立てられる。そして年末には財務(寄付)集めの闘争に使役される。お気の毒なことだ。

投稿者 Forum21 : 2009年11月11日 21:18

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