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2008年06月05日

2008-6 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●聖教新聞創刊57周年

・4月20日付「聖教新聞」「きょう4月20日本紙『創刊記念日』」
 「きょう4月20日、本紙は57周年の『創刊記念日』を迎えました。―中略―
 これからも、『人間のための機関紙』として、正義と真実を報道し、民衆に生きる勇気と希望を送る紙面づくりをしてまいります」

・4月21日付「聖教新聞」「座談会 新時代を勝ち開け!」「国内外の識者が賞讃 聖教新聞には邪悪と戦う魂が 神聖な理念と美しい文章がいい 一般ニュース(10面11面)も大変面白い」
 「原田(会長)この4月20日に聖教新聞は創刊記念日を迎えました。昭和26年の創刊以来、本年で57周年になります。―中略―
 原田 そういえば、かつて中国・武漢大学の虞崇勝教授が、言われていた。
 “聖教新聞には、邪悪な勢力に対する不屈の闘いがある”
 “堕落した極悪の勢力に対して、一歩も引くことなく闘争し、清廉公正で、真の信仰心を確立するための手本となっている”と分析しておられた。
 正木(理事長)さらに、こうも言っておられた。
 “物欲、肉欲がはびこる現代社会。多くの刊行物が、読者獲得のために、なりふり構わず、低俗で下劣な文章と写真を掲載し、低俗趣味の輩に迎合している。しかし聖教新聞は、そんなマスコミ界に一切、染まることなく『泥沼に咲く蓮華』のごとく、神聖な理念と美しい文章で、読む人の心を和ませ、読者の創造力と、一人立つ勇気を奮い起こさせている”
 このように論評してくださった。
 原田 関西学院大学大学院の奥野卓司教授も最近、期待の声を寄せてくださった(4月11日付、本紙『関西版』)。
 『聖教新聞は見事な輝きを放っています。文化・芸術・学術等の情報発信に力を入れているのが、紙面から伝わります。それは、池田名誉会長ご自身が、世界平和のために尽力されていることとつながっているのではないでしょうか。聖教新聞は、発行部数も多く、すごいパワーを持っています』『先人が伝え、残された、創価学会のよりよい宗教文化を、世界へ、そして、若い世代へと伝えていってくださることを念願してやみません』と語ってくださった。
 正木 この日本中、世界中からの大賞讃!」

 ※「聖教新聞」の記事は、「『泥沼に咲く蓮華』のごとく、神聖な理念と美しい文章」なのだそうだ。本紙の連載コラム「今月の悪口雑言――『平和と人権』を看板にする団体の“ホンネ”集」で紹介しているように、まさに読むに堪えない口汚い言葉を垂れ流して他者の人権を侵害しているのが「聖教新聞」。その悪口雑言を「邪悪な勢力との闘争」と評価し、「泥中の蓮華」と讃える中国の大学関係者。似た者同士の誉め合いと思えば、驚くにもあたるまい。

●池田夫妻・香峯子夫人を宣揚

・4月4日付「聖教新聞」「アメリカ各界がSGI会長夫妻を顕彰」「青年の育成に傑出した貢献」
 「アメリカ連邦議会やカリフォルニア州下院議会などアメリカの各界が、池田SGI会長夫妻を顕彰した。青年育成への傑出した貢献を讃えるもの。授与式は3月8日、カリフォルニア州サンディエゴ市のバイヤー小学校での第1回『桜祭り』の席上、盛大に挙行された。
 バイヤー小学校が美しい『桜の園』となった。校内の100本の桜は、同校の名誉校長である池田SGI会長夫妻が寄贈したものである」

・4月5日付「聖教新聞」「4・11『ヤング・ミセスの日』記念大会 池田名誉会長夫妻のメッセージ」「ヤング・ミセスは創価の宝 “師弟”という最高無上の人生を」
 「井田中央委員の話(要旨) ヤング・ミセスの使命は本当に大きいのです。先生・奥様の偉大さ、信仰をもった強い生き方を語り抜き、盤石な創価のスクラムを築いていきましょう。…さあ、ヤング・ミセスは、どこまでも先生、奥様とともに、朗らかに、勇気をもって仏縁を広げ、広布拡大のすべての活動に絶対勝利していきましょう」

・4月19日付「聖教新聞」「『香峯子抄』が世界で反響」「この本は教えてくれた幸福は使命に生きる中にある!アメリカの声」「中国語 韓国語 ポルトガル語 英語で発刊 日本では136万冊超えるミリオンセラーに!」
 「池田香峯子SGI会長夫人へのインタビューなどで構成される『香峯子抄――夫・池田大作と歩んだひとすじの道』が、世界各地で翻訳・出版され、反響を広げている」

・4月22日付「聖教新聞」「アメリカ各界が顕彰」「カリフォルニア州のマリン郡 3・16若き後継者のための世界平和の日を宣言」「サウスウエスタン大学 平和貢献を讃える石碑を除幕」「カルバーシティ高校 SGI会長夫妻に名誉校長賞」
 「池田SGI会長夫妻の人間主義の行動にアメリカ各界からの顕彰が相次いでいる」

 ※本誌でたびたび紹介しているように、池田大作夫人かねさんの宣揚が急ピッチで進んでいる。ポスト池田大作体制に向けて、かね夫人のカリスマを急速に高めておこうとの狙いなのだろうが、噴飯という以外に言葉がない。
  今回は若い主婦層を統括するヤング・ミセスの集会に、夫妻でメッセージを送っている事実を紹介したが、幼児の教育に決定的な影響を与えるのは母親である。その母親に「先生・奥様」中心主義を擦り込む幹部の発言は、創価学会の会員再生産システムの一端を明示して余りある。こうした形で池田大作氏やかね夫人を絶対視する教えが幼児に擦り込まれていくのである。

投稿者 Forum21 : 2008年06月05日 19:11

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