« 2008-11月号 目次 | メイン | 2008-12 特集/混迷深める自公政権&創価学会 »

2008年12月01日

2008-12 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●年末恒例の金集め

・11月24日付「聖教新聞」「座談会 新時代を勝ち開け!」「無事故の財務を」
 「正木(理事長)ところで、もうすぐ財務の納金が始まります。ご協力くださる広布部員の皆さまには、心より、感謝申し上げます。
 谷川(副会長)本当に、ありがとうございます。学会の万代の基盤を築く時に、真心の財務で広宣流布の聖業を支えてくださる。その福徳は、仏法の法理に照らして三世永遠、子々孫々に厳然です。
 三井(婦人部長)その通りです。日蓮大聖人が『末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍・過ぐべしとこそ説かせ給いて候』と仰せの通りです。
 原田(会長)池田先生は先日、このよう指導された。『まず幹部が財務の大成功と学会の大発展を祈ることだ。同志が功徳を受け、福運が増すように、真剣に祈ることだ。異体同心で心を合わせて、絶対に事故のないよう推進していただきたい』等と、幹部に教えてくださった」

 ※創価学会は10月ないしは11月に衆議院の解散総選挙が行われるとして、学会員に選挙闘争を課していた。具体的には小選挙区に公明党候補の立つ地域に応援に入り、いわゆるFとりに励むのである。その費用はもちろん自弁。その選挙が延びたと思ったら、今度は財務である。票集めの次は金集め。「福徳」だの「功徳」「福運」などと財務を煽る幹部たちは、そうした会員の浄財で食っている職業幹部だ。

●マスコミ工作

・11月18日付「読売新聞」「朝日新聞」「毎日新聞」他各紙に全5段広告
 「私たち創価学会は、仏法を基調に平和・文化・教育貢献するとともに、ひとりひとりのかけがえのない人生の充実と幸福をめざして、世界192の国と地域で活動しています。『人生の目的――それは、幸福。人生の願望――それは、平和。』(小説『新・人間革命』)11月18日は創立記念日 創価学会」

 ※創価学会が創立記念日とする11月18日に全国紙・地方紙に全5段広告を掲載した。こうした広告費をはじめとするマスコミ工作の原資は、もちろん財務をはじめとする学会員の寄付である。

●京都府書店商業組合からの「貢献賞」について弁明

・11月22日付「聖教新聞」「座談会 新時代を勝ち開け!」
 「正木 池田先生の偉大な言論活動は日本国内で各界から絶賛されている。本8月には京都府書店商業組合から、先生に第1号の『文字・活字文化に対する貢献賞』が贈られた。
 谷川 京都といえば日本の出版文化発祥の地。なかで同組合は120年の歴史と伝統を誇り、220もの書店が加盟している。
 原田 その“出版業界の雄”が全会一致で決定し、威信をかけて贈った最高の顕彰が、今回の賞だったのです。
 三井 同組合は賞状などで、こう賛嘆していました。『喜びと励ましに満ちた言葉を綴る「現代の大詩人」として、世界に仰がれる池田先生』『(貴殿の)永年にわたる執筆活動は、出版文化に携わる私達の模範であります』と最大に讃えていました。
 棚野(男子部長)同組合の横谷隆幸理事(萬年堂書店社長)先日、京都市内の学会の会館に来られた折、こう語っておられた。『今回の賞を決定するにあたり、聖教新聞をはじめ、数多くの書籍を通じて池田先生のこと調べさせていただいた。その中で実感したのは「先生の活字文化の振興に対するご尽力は、一宗教団体のリーダーという枠を大きく超え、まさに日本が誇るべき方である」ということでした』強調しておられた」

 ※本誌は、今年の10月号に「垣間見えた池田大作『活字文化賞』受賞の背景」と題するトピックス記事を掲載。その中で出版業界の専門紙「新文化」が、京都府書店組合の池田氏に対する「文字・活字文化に対する貢献賞」の背景を報じている事実に言及した。
  そこに不透明な選考の過程や、多くの組合員が池田氏に「賞」を贈呈することに疑問を抱いている事実が記載されていた。
  この「新文化」の報道ならび本誌の報道に“刺激”されたのか、「聖教新聞」掲載の首脳座談会で、京都府書店組合の「賞」贈呈について、最高幹部らが“弁明”にこれ務めている。よほど痛いところを突かれたということか。

●芸術部宣揚

・11月8日付「聖教新聞」「広布の華」「女優 岸本加世子さん」
 「『学会活動は私にとって不可欠“元気の源”。師匠、同志に感謝しながら皆と一緒に笑って動いて…それが女優として大切な、人格を磨くことにつながります!』」
・11月11日付「聖教新聞」「広布の華」「女優 久本雅美さん」「師弟の誓い 本物の弟子に」「“一歩も引かない。祈りで勝つ!”仕事と活動の勝利の鉄則。『世界的女優 栄光輝!』。師に応えるために、マチャミの世界への挑戦は続く!!」
・11月13日付「聖教新聞」「学会創立100周年 2030年へ池田華陽会が前進!」「師の励ましの心を世界に」「芸術部員 山田花子さん」
 「『広布の華』芸術部で、“華陽の友”の活躍が光る。見る人の心和ませる笑顔と個性的なキャラクターでお茶の間の人気を集める、“花ちゃん”こと山田花子さん」

 ※10月度の本部幹部会で、池田氏は芸術部を「広布の華」と讃えた。芸術部員の活動は一人で百人力だと。選挙闘争に際して学会員タレントの貢献度は高い。それゆえ人気芸能人を「聖教新聞」で讃えることで、自尊心をくすぐる作戦なのだろう。これ以後も、山本リンダや島田歌穂などが紹介されている。

投稿者 Forum21 : 2008年12月01日 20:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.forum21.jp/f21/mt-tb.cgi/173

inserted by FC2 system