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2008年01月15日

2008-1-15 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●80歳の誕生日祝賀を最大限利用

・12月26日付「聖教新聞」「在東京アフリカ外交団が池田SGI会長に『感謝状』」「9カ国の大使が創価国際友好会館へ」
 「在東京アフリカ外交団が、池田SGI会長の明年1月2日の80歳の誕生日を慶祝し、アフリカに対する長年の貢献を讃える『感謝状』を贈った。贈呈式は25日、東京・千駄ヶ谷の創価国際友好会館での全国代表幹部協議会の席上、行われ、アフリカ9カ国の大使が列席。俳優のあおい輝彦さんら来賓、原田会長、正木理事長ら代表が祝賀した」

・1月1日付「聖教新聞」「SGI会長の傘寿=80歳を慶祝し人類のリーダーからメッセージ」
 「広布第2幕の『人材・拡大の年』が明けた。あす1月2日、池田SGI会長は、80歳を迎える。世界平和と人間主義の興隆に尽力し続ける80年の闘争の人生を慶祝し、各国のリーダーから数多くの祝福のメッセージが寄せられている。ここでは、ノーベル平和賞受賞者のゴルバチョフ元ソ連大統領とアリアス大統領(コスタリカ)、チリのエイルウィン大統領の声を紹介する」
 「冷戦終結の立て役者 ゴルバチョフ元ソ連大統領(ノーベル平和賞)
 親愛なる友よ!
 80歳のお誕生日を心からお祝い申し上げます。
 ご健勝をお祈りするとともに、平和と民族の相互理解のために、教育と文化の発展のために、そして、露日文化交流拡大のために、卓越した業績を、一段と重ねていかれますよう、ご活躍をお祈り申し上げます。
 更なる友情の交流を今後もよろしくお願い申し上げます」

・1月4日付「聖教新聞」「池田SGI会長の生誕日を世界が慶祝」「80歳の御誕生日おめでとうございます! ブッシュ米大統領から祝電」「中国の唐家旋国務委員はじめ各国指導者がメッセージ」
 「学会創立78周年、SGI発足33周年の『人材・拡大の年』が開幕した。池田名誉会長の傘寿の誕生日の2日を慶祝し、アメリカ合衆国のブッシュ大統領、中国の唐家●国務委員ら世界の指導者から多数のメッセージが寄せられた。また各国で、名誉会長夫妻への祝賀顕彰が相次いでいる」
 「ブッシュ大統領
 親愛なるミスター池田!
 80歳の御誕生日、おめでとうございます!
 妻ローラと私は、この貴殿にとっての特別の日が、御一家と御友人の友愛、そして喜びにあふれた日でありますことを願っております。
 私たちは、貴殿の末永き御健康と、御多幸をお祈り申し上げております」

・1月6日付「聖教新聞」「キッシンジャー博士が1・2を祝福」
 「アメリカ元国務長官でノーベル平和賞受賞者のヘンリー・A・キッシンジャー博士から、池田SGI会長の傘寿(80歳)の誕生日である『1月2日』を慶祝するメッセージが寄せられた。そのなかで、キッシンジャー博士は、80歳の誕生日に際し、心からのお祝いを述べるとともに、尊敬と友情の真情を伝えている。そして、『これからのますますの御健勝をお祈り申し上げます』と結んでいる」

・1月7日付「聖教新聞」「座談会『広布第2幕』の開幕を語る」「創価の新年を世界が慶祝」
 「竹内(青年部長)とくに本年は、池田先生の80歳をお祝いするメッセージが、海外の指導者、識者から続々と届いている。

 原田(会長)その通りだ。アメリカのブッシュ大統領からも、次のように届けられた。(ブッシュ・メッセージ略)このように祝電が届いた。
 正木(理事長)中国の唐家●国務委員(元外相)、中日友好協会の宋健会長からも新年のメッセージが寄せられた。ほかにもパラオのレメンゲサウ大統領、インドのグジュラール元首相からも新年の挨拶状が届いた。
 谷川(副会長)それにまたコスタリカのアリアス大統領、ゴルバチョフ元ソ連大統領、チリのエイルウィン元大統領からも慶祝のメッセージが寄せられた。(中略)
 正木 この世界への広がり!日蓮大聖人は『世界広宣流布』『仏法西還』と御遺命なさった。その御遺命を、創価の三代、なかんずく池田先生こそが現実のものとされたのです」

 ※1月2日に80歳の誕生日を迎えた池田氏を世界が慶祝しているとの大喧伝を創価学会が繰り返し行っている。その中にはアメリカのブッシュ大統領からの祝電もあると、大々的にアピールしている。中国や旧ソ連・ロシアそして中南米諸国だけではなく、世界一の大国であるアメリカの現職大統領から祝電をもらったことに欣喜雀躍というところ。
  だが、周知のようにブッシュ大統領の支持率はアメリカでも急落しており、すでに今年秋の大統領選挙を前にブッシュ大統領はレームダック(死に体)状態にある。そもそもテロとの戦いを標榜しつつ侵攻したイラク戦争の愚が、白日の下に晒され、厳しい歴史の審判を受けることが確実のブッシュ大統領に祝福・評価されて喜ぶのは、アメリカの番犬・下請けと化している日本の為政者くらいのものだろう。そういえば池田氏は、そのアメリカの番犬政権である自公政権の最大のバックボーン。ブッシュに祝福されて喜ぶのも当然か。

●「新年の歌」に見る池田大作のメンタリティ

・1月1日付「聖教新聞」「新年の歌 名誉会長 池田大作」
 「仏法は 勝負なりせば 勝ちまくれ 豊かな 喜び 今日も明日も」

・1月1日付「創価新報」「新年の歌」
 「来る年も また 来る年も 新年を 連続勝利の 獅子の君たれ
 荒涼と 不安と魔性の 谷 越えて 完勝山に 創価の大旗を
 勝ちまくれ 自身の讃歌を 歌いつつ この一生を 悔いることなく」

・1月4日付「聖教新聞」「名誉会長 全同志に和歌と句贈る」
 「勝ち戦 栄光燦たり 師弟かな」

 ※例年恒例となっている池田大作氏の「新年の歌」が創価学会の機関紙に掲載されている。1月1日号掲載の「聖教新聞」「創価新報」でともに使われているフレーズは「勝ちまくれ」。昨年7月の参院選で惨敗。「反転攻勢の狼煙」(原田会長)と位置づけた大阪市長選でも敗北し、「常勝関西」の神話と、池田氏が陣頭指揮を執れば勝つとの神話が崩壊したいま、池田氏は学会員に「勝て」と檄を飛ばし、巻き返しに躍起となっていることが一連の和歌から読みとれる。それにしても創価学会や公明党が選挙に勝ったからといって、それを支えた学会員になんのメリットがあるのか。年金問題一つ見てもわかるように、創価学会が全面支援する自民・公明の両党による政権は、失政を繰り返すのみ。創価学会や池田氏が「勝利」したからといって、学会員は疲弊するばかり。「一将功成って万骨枯る」とは、「勝利」を呼号する池田大作「大将軍」に率いられる創価学会を示す言葉と言えようか。

●本当か? 天理教幹部が学会礼賛

・1月7日付「聖教新聞」「座談会『広布第2幕』の開幕を語る」「学会は凄い!」
 「高柳(婦人部長)福岡県の会館には、親族に連れられて、天理教の幹部が来館したようです。“新年から、こんなに活気があるとは驚いた。皆さんの表情が生き生きしている。若い人が多い。学会は凄い。本当に凄い。目の当たりに学会の会合をみて私は驚嘆しました”と語っておられたようです」

 ※天理教の幹部が創価学会の新年の会合に出席し、創価学会を讃歎したという高柳婦人部長の発言。以前、創価学会の外郭出版社である第三文明社発行の月刊誌「第三文明」に、伝統教団関係者が日蓮正宗を批判しているとか、日蓮宗の僧侶が創価学会に入会したなどの記事が載ったが、実際には巧妙なフレームアップ、レトリックが駆使されていた。今回の事実はどうなのか。

投稿者 Forum21 : 2008年01月15日 20:02

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