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2008年10月08日

2008-10 信濃町探偵団―創価学会最新動向

●すでに選挙闘争本番に突入

・9月12日付「聖教新聞」「世界の憧れ兵庫 中央神戸 尼崎 婦人部が大会」
 「世界が憧れる希望の都・兵庫。その前進の原動力は私たち!――完勝を誓う友が11日、晴れやかに集った。(中略)田端総県婦人部長は『真剣な祈りと勇気の対話で、断じて勝利の歴史を!』と訴え、山下関西婦人部長は『常勝関西のスクラムで、新たな金字塔を!』と強調」

・9月15日付「聖教新聞」「連続勝利へ快進撃! 東京北総区が『区の日』記念総会」
 「9・14『北区の日』を祝う東京・北総区の総会が14日、巣鴨の東京戸田記念講堂で行われた。(中略)池田副理事長、三井婦人部長が使命と闘魂で進む友を讃えた。
 原田会長は、広宣流布の戦いの要諦は、『勇気』であると強調。臆病の心を打ち破りながら、ひざ詰めの対話で真の友情を広げ、連続勝利へ快進撃を続けようと力説した」

・9月28日付「聖教新聞」「誠実に勝るものなし 神奈川保土ヶ谷・旭総区」
 「『誠実さ』を前進の力に、かつてない正義の連帯を築く保土ヶ谷・旭総区の友が27日、横浜池田講堂で合同地区部長会を開催した。正木理事長に続き、藤井東海道男子部長が破邪顕正の言論戦を誓った。(中略)高柳総合婦人部長の後、原田会長は、創価の正義を叫ぶ対話こそ一人一人の心に響き、真の友好を深める要諦であると強調。リーダー自身の勇気の行動が不可能の壁を破る。“学会こそ日本の柱”との確信と誇りで、拡大の渦をと念願した」

 ※11月初旬を投票日とする衆院の解散・総選挙に向かって走り出している創価学会。太田公明党代表の選挙区や、冬柴前国交相の選挙区、さらには前回民主党の池田元久候補にわずか500票差だった上田勇候補が立つ神奈川5区の地元などで、会合を重ね、「連続勝利」「拡大」などと訴えている。昨年の参院選で惨敗した公明党と創価学会にとって、今回の総選挙は文字通り危急存亡の決戦となる。「本門の池田門下」正念場の「法戦」ということだろう。

●カリスマ強化で危機乗り切り?

・9月10日付「聖教新聞」「アメリカ カリフォルニア州 インディアンウェルズ市 8月24日を『池田大作・香峯子の日』に」
 「同市(インディアンウェルズ市)から、池田SGI会長夫妻に、本年8月24日を『池田大作・香峯子の日」と宣言する顕彰状が贈られた。これは先月30日、同州のリバーサイド会館の開館式の席上、紹介された。証書には、マリー・T・ロッチェ市長の署名が記され、『平和推進と世界中の人々の相互理解の向上のため、弛みなく尽力された』とSGI会長夫妻を讃えている」

・9月13日付「聖教新聞」「ロシアの大文豪の生地 ヤースナヤ・ポリャーナのトルストイの屋敷博物館 遺産財団 池田SGI会長に『トルストイの時代』賞を決定」「生誕180周年記念事業で発表 初代の受賞者に」
 「ロシアのトゥーラ州にある『国立記念自然保護区・トルストイの屋敷博物館”ヤースナヤ・ポリャーナ』と国際慈善財団『L・N・トルストイの遺産』から、池田SGI会長に『トルストイの時代』賞が贈られることが決定した。これは8日に同州内で開幕した、大文豪レフ・トルストイの生誕180周年行事を記念して制定されたもので、SGI会長が第一号の受賞者となる」

・9月20日付「聖教新聞」「池田SGI会長 シーファー米大使と会談」「大使 民主主義、信教の自由、言論の自由 日米は共通の価値観を持つ」「SGI会長 『教育の勝利』が未来を開く 米中日の友情が平和の土台」
 「池田SGI会長は19日午後2時、アメリカのJ・トーマス・シーファー駐日大使を、東京・信濃町の聖教新聞本社に歓迎。大使の母の教えをはじめ、教育論、外交論、友情論などを交えつつ、日本とアメリカ、そして中国を基軸としたアジア・太平洋地域の平和と繁栄を展望し、約1時間40分にわたり和やかに語り合った」

・9月22日付「聖教新聞」「アメリカ」カリフォルニア州2都市が『8・24』を慶祝」「ブライス市『創価学会の日』宣言」「コーチェラ市『池田大作・香峯子の日』に」

・9月24日付「聖教新聞」「メキシコの発展を支える工業都市 サン・ニコラス・デ・ロス・ガルサ市 SGI会長夫妻を名誉市民に 日本人初」
 「メキシコのヌエボレオン州サン・ニコラス・デ・ロス・ガルサ市から、池田SGI会長夫妻に、日本人初となる『名誉市民』称号が贈られた。市議会の前回一致で決議されたもの」

・9月26日付「聖教新聞」「ケニア作家協会が顕彰」「池田SGI会長に平和賞 香峯子夫人に世界平和のための女性賞」
 「アフリカが誇る”文学の殿堂”『ケニア作家協会』は、池田SGI会長夫妻の世界平和への貢献を讃え、SGI会長に『平和賞』、香峯子夫人に『世界平和のための女性賞』を贈った」

・9月30日付「聖教新聞」「アメリカ カリフォルニア州 各界が池田SGI会長を賞賛」「州立大学サンバーナーディノ校 生涯人道貢献賞 州下院議員から顕彰状」
 「アメリカ各界から池田SGI会長の入信61周年を記念し、その世界平和への貢献を讃える顕彰が相次いでいる」

 ※矢野絢也元公明党委員長とともに国会への招致が取りざたされる池田大作創価学会名誉会長。揺らぐカリスマを維持するためには、世界からの顕彰をアピールすることが得策ということか。9月19日にはアメリカのシーファー大使と会談したというが、おそらく公明党が新テロ特措法の衆院3分の2条項を使っての賛成に難色を示していたことから、米大使は公明党のオーナーに、直接、交渉にいったものか。ちなみにこの会談以後の10月に入ると、公明党は3分の2条項を使っての賛成に応じる姿勢を見せている。

●中国との関係を誇示

・9月8日付「聖教新聞」「きょう日中国交正常化提言40周年」「命がけの提言が友好の未来を開いた ジャーナリストの西園寺一晃氏」「群を抜く気概、将来を見通す先見性 中国大使館 崔天凱大使」
 「きょう9月8日は、池田名誉会長の『日中国交正常化提言』から40周年。この佳節を記念し、中国大使館の崔天凱大使から慶祝の声が寄せられた」
 「中国大使館 崔天凱大使 池田大作先生は、中国人民のよく知る、尊敬すべき古き友人です。中国歴代の指導者の親友でもあります。私は、『池田提言』40周年に際し、衷心よりお祝い申し上げます。本年5月に胡錦濤国家主席が訪日した際、胡主席と池田先生は再会を喜び、真心通う友好的な会談を行いました。胡主席は、十年一日のごとく一貫して堅固で揺るぎない、池田先生の中日友好事業へのご尽力に対し、非常に高く評価しておりました」

 ※池田氏のカリスマの柱が中国との関係。これを最大限、誇示することが創価学会なかんずく池田氏にとっては頼みの綱となっている。

●司法試験

・9月13日付「聖教新聞」「創価大学法科大学院 司法試験に13人が合格」
 「法科大学院修了者を対象とした新制度第3回の司法試験の合格者が11日、法務省から発表された。創価大学法科大学院からは、13人が合格。これで、新司法試験の合格者は合計41人。3回通産の合格率では、私立大学で9位となった」

 ※各種の国家試験の合格に力を入れる創価大学。一般の大学と異なり、創価大学では「創立者である池田大作先生のご構想の実現」を図ることが力説される。総体革命という創価学会の影響力を社会的に拡大するとの意図が、国家試験対策に力を入れる底流にあるとすれば問題だ。

投稿者 Forum21 : 2008年10月08日 20:41

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