« 10月15日号 目次 | メイン | 特集/原水爆禁止宣言50年を喧伝する池田創価学会の欺瞞 »

2007年10月20日

信濃町探偵団-創価学会最新動向 2007-9-15

●ポスト安倍は麻生

・8月16日付「聖教新聞」「戦後日本の大宰相・吉田茂氏 名誉会長に貴重な遺品が」「今年は没後40年 終戦の日にあたり直系の令孫から」

 「戦後日本を代表する人物・吉田茂元総理の貴重な遺品が、このほど、池田名誉会長に届けられた。これは8月15日の『終戦の日』にあたり、直系の令孫から学会本部に届けられたものである。『戦後を作った政治家』と称される吉田茂氏(1878〜1967年)。(中略)世論調査で『最も尊敬する人物』の第1位に挙げられたこともある。
 今回、届けられたのは、氏の書が記された袱紗と、愛用していた十徳ナイフ」

 「昭和26年9月8日、自由主義諸国と『サンフランシスコ講和条約』を調印した。これは戦後日本の針路を決める大きな分岐点となった。米国から再軍備の要求を受けるも、これを拒否し、復興の基盤づくりに尽力した。

 さらに、次の日本を担う人材を多数、育成。積極的に若い人材を登用し、後に総理大臣となった池田勇人、佐藤栄作ら『吉田学校』を呼ばれる人材群を輩出した。
 名誉会長が、佐藤総理の鎌倉の別邸を訪れた際、総理は吉田元総理と並んで写った写真を示し、『これが私の師匠です』と誇らしげに語ったとのエピソードもある。
 かつて戸田第2代会長は、偉大な政治家は誰かと問われた折、『戦後の日本においては吉田茂氏』と語った。

 戦後の荒野に一人立ち、民衆の幸福のために命をなげうって戦った戸田会長。その精神を受け継ぎ、日本と世界に、平和の連帯を築き上げた名誉会長。
 終戦の日にあたり届けられた、戦後日本の大宰相の貴重な遺品。
 信念の大道を歩む指導者の魂は、時を超えて、出会い、共鳴する」

 ※8月16日付「聖教新聞」が、池田大作名誉会長に吉田茂元首相の遺品が届けられたことを、吉田元首相の写真や届けられたという袱紗とナイフの写真を掲載しつつ大々的に報じている。
  その中で、戸田会長が吉田元首相を高く評価していたとか、池田氏が佐藤栄作首相の別邸を訪問した際に佐藤首相から、吉田元首相を「私の師匠」と紹介されたエピソードなどを伝えている。

  昨年、安倍首相が誕生する際、創価学会は戸田会長と安倍首相の祖父である岸信介元首相との関係や、安倍首相の父である安倍晋太郎元外相と池田氏との関係などを喧伝する記事を掲載した。
  先の参院選で大敗したにもかかわらず、続投し、内閣改造によって政権の危機を凌ごうとした安倍首相だが、後任閣僚や政務官などにも相次いで「政治と金」にまつわる不祥事が頻発。もはや安倍政権は死に体であり、いつ総辞職してもおかしくない状況にある。そうした政治状況下で、安倍後継の有力候補と見なされているのが、自民党幹事長に就任した麻生太郎前外相。その麻生幹事長は、吉田元総理の孫にあたる。

  岸元首相と安倍晋太郎元外相と戸田・池田の両会長との関係を誇示して、安倍自公連立政権を支持することの正当性を学会員にアピールしてきた創価学会は、今度は、吉田元首相を戸田会長が評価していたという?爛┘團宗璽副瓩函∈監8擬鸛蠅斑單鳥瓩箸稜嗣?な関係の中に吉田元首相の存在を投影させるという仕掛けをもって、吉田元首相の孫である麻生幹事長の首相就任への布石を打ったと言えるだろう。

  要するに創価学会ならびに池田氏は、死に体の安倍首相を見限ったということ。ヌエ的と評される創価学会・公明党の変わり身の早さよ。

投稿者 Forum21 : 2007年10月20日 17:56

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.forum21.jp/f21/mt-tb.cgi/113

inserted by FC2 system