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2007年05月17日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-5-15

●政教一体の勝利を喧伝

・4月23日付「聖教新聞」「寸鉄」「創価の同志の圧勝を万歳!日本の将来を開く熱誠と勇気に感謝。栄光は燦然」
・4月24日付「聖教新聞」1面「全国が完勝 同志に感謝 『戦い切った』喜びの勝鬨 広宣流布へ!『法華経の兵法』で快進」
・同10面「統一地方選 公明党が連続完全勝利 後半戦も全員当選 市議選4回連続の第1党堅持」
 「第十六回統一地方選は二十三日、すべての開票作業が終了し、後半戦の全議席が確定した。公明党は、一般市議選の九百七十四人、東京特別区議選の百七十八人、町村議選の二百二十二人(推薦二人を含む)の合計千三百七十四人が全員当選。前半戦の道府県議選・政令市議選と合わせて、擁立した千七百二十四人が完全勝利するという、前回に続いて統一地方選『連続完全勝利』との金字塔を打ち立てた。中でも一般市議選は五回連続の全員当選を果たし、政党別の当選者数でも四回連続で第1党の座を堅持。東京特別区議選も十回連続の全員当選という快挙を成し遂げた」
・同「国民の期待に応える 太田代表記者会見」
 「太田代表は党声明を発表するとともに、選挙戦を振り返り、『各方面で極めて厳しい選挙区があり、そこにかなり集中して勝利に向けて力を注いできた』と指摘した上で、『党員・支持者の皆さま、創価学会員の皆さまの言葉に尽くせない真心の応援の賜物である』と述べ、献身的な支援に深く感謝した」
・4月25日付「聖教新聞」「寸鉄」「『創価学会は、善と平和を世界に創出』歴史家。正義の同志の完勝万歳!」
 「全国の壮婦男女『本部長』の激闘に感謝。皆様ありて同志も奮起し大勝利!」
・4月26日付「聖教新聞」1面「偉大なる民衆の大勝利万歳」「名誉会長が全同志に(和歌)」
 「堂々と 広布と共に 勝ち進む 偉大な使命の 勝利の指揮執れ(壮年部に)
 偉大なる 婦人部ありて 大勝利(婦人部に)
 青年部 厳と戦い 大完勝(男子部に)
 美しき 瞳の女子部の スクラムが 広布の完勝 飾りけり(女子部に)
 栄光の 断固と完勝 白星を(壮年部に)」
・4月27日付「聖教新聞」「新時代第6回本部幹部会から(要旨)」「見事、大勝利の5・3『創価学会の日』原田稔会長」
 「本年緒戦の統一地方選、見事に完全勝利を果たし、晴れやかに5・3『創価学会の日』を迎えることができました。大勝利の新時代第6回本部幹部会、そして『創価学会の日』本当におめでとうございます。この勝利も、すべては同志の皆さまの献身的な奮闘の賜であります。心から御礼申し上げます。大変にありがとうございました。『本門の池田門下の初陣』――その掉尾となる上半期後半へ、私どもは本日より、勝って勝って勝ちまくる、さらなる快進撃を進めてまいりたいと思います」

●今年も5月3日記念特集の噴飯

・5月1日付「聖教新聞「『5・3創価学会の日』記念特集?紂愨佻叩?2〜4面」
 「平和のために人類は第一に対話を!第二にも対話を!第三にも徹して対話を!」「世界に対話の渦を!国家元首、文化人、大学総長らと1600回の語らい」「名誉博士名誉教授211」「国家勲章26」「名誉市民472」
 「『国家勲章』は、国家や社会への貢献を讃え、その国が威信をかけて贈る最重要事項の一つ。池田SGI会長の各国からの叙勲は、『対話』を根底にした偉業を、世界が最大に賞讃する証である」
 「『名誉市民』称号は、文化、学術等の分野で功績ある人物に贈る市の最高顕彰。ブラジル・ゴイアニア市のギマランエス市長は語っている。SGI会長の哲学こそ、平和と正義の社会の構築に不可欠であり、『この深き哲学が、ますます世界に広がることを心から念願します』と――。」
 ※毎年、池田大作氏の会長就任記念日である5月3日と、創価学会が創立記念日とする11月18日前後に「聖教新聞」が掲載するお定まりのワンパターン記事が今年も紙面を飾っている。すなわち勲章や名誉称号、さらには池田氏の対談相手を羅列し、いかに池田大作なる人物が偉大であるかを大々的にアピールする記事だ。毎回、記事の内容はほとんど同じであり、違いは勲章や名誉称号、対談相手の数のみ。毎回、毎回、こんな記事を見せられてさぞ学会員も食傷気味だろう。
  ちなみに創価学会が大々的に掲載する26の国家勲章とは以下の通り。
  ・ドミニカ共和国 建国の父勲章 78/10 ・ペルー共和国 ペルー太陽大十字勲章84/3 ・ドミニカ共和国 クリストバル・コロン大十字勲章87/2 ・パナマ共和国 バスコ・ヌニェス・デ・バルボア勲章87/2 ・コロンビア共和国 国家功労大十字勲章89/12 ・アルゼンチン共和国 大十字五月勲章90/3 ・ブラジル連邦共和国 南十字国家勲章90/4 ・タイ王国 タイ1等王冠勲章91/7 ・オーストリア共和国 学術・芸術最高勲位栄誉賞92/6 ・フランス共和国 芸術・文学勲章92/7 ・コロンビア共和国 共和国特別大十字黄金勲章92/10 ・コロンビア共和国 サン・カルロス大十字勲章93/2 ・パラグアイ共和国 国家功労大十字勲章93/2 ・チリ共和国 チリ功労大十字勲章93/10 ・エルサルバドル共和国 ホセ・マティアス・デルガード国家大十字勲章93/11 ・コロンビア共和国 ボヤカ大十字勲章94/2 ・ブルガリア共和国 マダラの騎士第1等勲章94/10 ・ジブチ共和国 ジブチ『偉大なる星』勲章95/9 ・キューバ共和国 フェリックス・バレラ最高勲章96/6 ・ベネズエラ・ボリバル共和国 アンドレス・ベージョ最高位勲章99/7 (21)サンマリノ共和国 サンタ・アガタ大十字騎士勲章01/9 (22)ボリビア共和国 シモン・ボリバル大十字勲章02/4 (23)ベネズエラ・ボリバル共和国 ベネズエラ功労勲章勲1等03/12 (24)ベネズエラ・ボリバル共和国 フランシスコデ・ミランダ勲章勲1等05/6 (25)モンゴル国 北極星勲章05/7 (26)イタリア共和国 功労勲章グランデ・ウッフィチャーレ章06/1
  池田氏に授与された勲章は、タイ・オーストリア・フランス・モンゴル・イタリアを除いてすべて中南米諸国の勲章。しかも同じ国が2つも3つも授与している例も散見できる。池田氏への勲章授与国が中南米諸国に偏っている事実は、いったい何を意味するのだろうか。

●中国との関係をアピール

・4月26日付「聖教新聞」1面「中国大使館の集い 原田会長が出席」
 「中国大使館のレセプションが25日、東京・港区の同大使館で行われ、原田会長が出席した。これは、温家宝総理訪日の答礼の集い。原田会長は、池田名誉会長の謝意を伝え、王毅大使ら各界の代表と歓談した」

 ※本誌特集記事で取り上げている温・池田会談。その答礼の集いに原田会長が出席した。今後も、創価学会は中国との関係を最大限、利用していくことだろう。

投稿者 Forum21 : 2007年05月17日 15:32

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