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2007年10月20日

信濃町探偵団―創価学会最新動向 2007-10-15

●日蓮正宗攻撃に登場する秋谷前会長

・9月19日付「創価新報」「新報緊急座談会」

・10月3日付「創価新報」「新報座談会―宗門大内紛」
 「秋谷 日顕は、宗門にとって最も大切にすべき先生の赤誠を踏みにじり、学会を切ったのです。だから宗門は衰亡したのです」
 「秋谷 古代ローマの暴君ネロのように、独裁者の最後はだれも信じられず、戦々恐々とした苦悶の日々にのたうち回るのです。これが暴君の最後です。日顕もまた、『除歴』に怯えながら生き恥をさらしていくのです」

 ※「創価新報」の9月19日付と10月3日付の座談会記事に、秋谷栄之助前会長が登場し、日蓮正宗と阿部日顕日蓮正宗前法主を激しく誹謗している。昨年7月に5期25年目の任期が切れる際に会長の交代が囁かれたが、秋谷氏は6期目の再任となった。ところが昨年11月、再任からわずか3カ月余にして突然、秋谷氏は退任となり、池田大作氏の身の回りの世話をする第一庶務室長や学会本部事務総長などを務めた原田稔氏が新会長に登用された。

 本年6月に公明党を離党し、その後公明党から除名された福本潤一前参院議員は、昨秋、出席した創価学会の本部幹部会において、現職会長の秋谷氏が池田氏から面罵された場面を目撃したことを明かしているが、昨年初頭以来、秋谷氏は池田氏のいわゆる「秋谷いびり」に晒されていたという。そうした「いびり」に耐えて、秋谷氏は6期目の会長再任を勝ち取ったにもかかわらず、わずか3カ月余での交代。そして本誌の9月1日号特集記事「4代・5代・6代会長否定の異常」で詳報しているように、今年7月31日付「聖教新聞」掲載の座談会記事で、創価学会は北條浩4代会長そして秋谷5代会長を激しく批判し、その業績を否定した。

  社会的通念で見れば、これは虚仮にされているということになる。だが秋谷氏は、こうした扱いに文句一つ言わず、創価学会の最高指導会議議長という肩書で、40歳になるかならないかの男子部幹部らとともに「創価新報」の座談会に登場し、池田氏をヨイショする一方で、日蓮正宗と阿部日顕前日蓮正宗法主を誹謗しているのである。
  秋谷氏は忍耐強い性格なのだろう。もっとも座談会記事の掉尾となる発言で秋谷氏は、暴君の最後に言及している。案外、秋谷氏は胸の内で、この暴君の対象を池田大作氏と位置付け、憂さを晴らしているのかもしれない。

●「世界の柱・日本の柱」である池田大作を守れ

・9月24日付「聖教新聞」「広布第2幕 第1回全国青年部幹部会から 要旨 原田稔会長」

 「今、本門の池田門下たる私どもの使命とは何か。それは『勝つ』ことです。あらゆる広布の拡大に勝利し、今度は私ども弟子が、師匠をお守りし、宣揚していくのだ――こう一念を定め、一心不乱に戦えば、力は無尽蔵に出てきます。また、先生の指導通りに戦うところに、破れない壁など断じてないのです。

 さあ、『日本の柱・青年部』の船出です。仏法正統の偉大な師匠こそ『日本の柱』『世界の柱』です。ゆえに、その師匠を守り、宣揚し、分身となって戦ってこそ、弟子もまた『日本の柱』『世界の柱』となりえるのです。人生の価値は、師匠で決まる。弟子の価値は、結果で決まるものです。どこまでも、先生直結で、呼吸を合わせ、命がけで戦ってまいりたい。私は、この身を学会のためにささげ、なげうつ覚悟で、戦い抜く決心です」

 ※池田大作氏に取り入ることで創価学会の会長まで昇りつめた原田稔氏。すでに齢60歳を超えた原田氏が、池田氏に身も心も捧げるのは勝手だが、前途のある青年部員に池田氏に人生を賭けるような指導をすることはやめてもらいたいものだ。

  それにしても池田氏を「世界の柱・日本の柱」であると宣揚。その池田氏の指導通りに戦えば必ず勝利すると強調する原田氏。そういえば今年4月の本部幹部会でも原田氏は、池田氏を「大将軍」と讃え、池田大将軍の指導通り戦えば勝利すると話していた。だが、池田氏が陣頭指揮した参院選は惨敗。特に池田氏がわざわざ足を運んだ埼玉選挙区では、国会報告で創価学会を「有害セクト」に認定しているフランスで、この認定を取り消すことに尽力していた高野博師氏が落選した。

  信教は自由だが、こんなあてにならない「大将軍」に人生を賭けることは……。池田氏をよく知る創価学会の元幹部や元公明党議員は、無駄だと発言していることを指摘しておこう。
  ちなみにこの青年部幹部会の席上、創価学会青年部は次のような「青年部宣言」を発表している。
 「創価学会青年部は、『破邪顕正』の獅子である。師敵対の極悪は絶対に許さない。正義を叫びに叫び、偉大なる師匠を、断じて護り抜く。それが愛する学会を、同志を、護る道であるからだ」
  参院選の敗北を受けて、組織の引き締めを図る創価学会。裏切りは許さないというわけか。

●中国との関係誇示

・9月29日付「聖教新聞」「きょう日中国交正常化35周年」「温家宝総理が学会代表に 北京・人民大会堂 『池田名誉会長の友誼の心に感謝」

 「歴史的な『日中国交正常化』から、きょう29日で35周年を迎えた。この佳節を祝賀するレセプションが27日夜、北京の人民大会堂で行われ、創価学会を代表し、三津木参議らが出席した。これに先立ち、日本の友好団体の代表らと会見に臨んだ温家宝総理に、学会代表から、池田名誉会長の祝福の言葉が伝えられた」

 ※日中国交正常化と友好促進を池田大作氏の功績と大宣伝する創価学会。だがその節目の式典に池田氏は出席できない。池田氏に対する外務省の便宜供与が国会で問題となり、取りやめになって以来、海外に出られない池田氏。さぞかし臍を噛んでいるに違いない。

投稿者 Forum21 : 2007年10月20日 18:09

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