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2006年08月15日

信濃町探偵団―創価学会最新動向(2006/8/15)

●大森(旧姓・矢倉)涼子元SGI公認通訳の写真は不掲載
・7月26日付「聖教新聞」「名誉会長アルバム 対話の十字路 第37回イギリス サッチャー首相」

 ※7月19日に、夫の元サザンオールスターズメンバーの大森隆志とともに覚醒剤取締法違反で有罪判決を受けた涼子元通訳。サッチャー首相と池田大作氏との会談の通訳を務めていたが、「聖教新聞」掲載のサッチャー・池田会談の写真に涼子元通訳の姿はなかった。
  最近、創価学会は「SOKA」と題するパンフレットで、池田氏に対する顕彰が2000を超えたとの特集を組んでいるが、その中にも涼子元通訳の姿はない。英語圏への出張ならびに英語圏の識者等の通訳はほとんど独占的に涼子通訳が務めていただけに、今後、池田氏ならびに創価学会は写真の選択に困ることだろう。

●新・広告塔!?
・8月7日付「聖教新聞」「ハリウッドの人気俳優 オーランド・ブルームさんを池田SGI会長が歓迎」
 「若き芸術の貴公子、ようこそ!――池田SGI会長は7月30日、世界的に著名な俳優のオーランド・ブルームさんを、長野研修道場に歓迎した。『ハリウッドで、今、最も勢いのある若手俳優』と評されるオーランドさんは、英国出身のSGIメンバーである。SGI会長夫妻とオーランドさんは、初の出会いを喜び合い、芸術と人生、家族愛と友情、環境保護と人間の行動などをめぐり、親しく語り合った」
 「席上、オーランドさんの芸術・文化への多大な貢献を讃えて、『創価芸術賞』が授与された」
 ※「ロード・オブ・ザ・リング」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」に出演していた俳優オーランド・ブルームが、長野県軽井沢町にある創価学会の長野研修道場で、池田大作夫妻と面談した事実を大々的に報じる「聖教新聞」。記事によればオーランド・ブルームは、SGIメンバーなのだという。
  ところで両者の面談は7月30日だが、両者が面談した記事を掲載したのは8月の7日。この日は、自・公が推した村井元自治大臣が田中康夫知事を破った注目の長野県知事選挙の投開票翌日にあたる。要するに知事選挙期間中、池田氏は長野にいたわけである。その事実を隠すためにオーランド・ブルームとの面談を1週間、報道しなかったとの推測がなり立つ。

●中国との関係を誇示
・7月26日付「聖教新聞」「中国 北京巨人教育集団が池田名誉会長を名誉顧問に」「勇気の国交正常化提言が中日両国の友好発展に寄与」
・同「教育本部 日中友好教育者交流団 中国児童センターを訪問」
・7月28日付「聖教新聞」「日中に青年交流の太陽」「青年訪中団 21世紀の中国を担う若きリーダー周強共青団第1書記と会見」
 「学会の日中友好青年交流団は24日、招聘元の中華全国青年連合会(全青連)本部を表敬訪問し、周強・中国共産主義青年団(共青団)中央書記処第1書記と会見した」
・7月29日付「聖教新聞」「北京で日中の教育者が実践報告交流会」
 「教育本部の『日中友好教育者交流団』は25日、中日友好協会との共催で『教育実践報告交流会』を中日友協講堂で開催した。交流会では、許金平中日友好協会秘書長のあいさつに続き、日本から3人、中国から2人が登壇し、互いの教育理念や実践を報告。教育を中心とした参加者は熱心に耳を傾けた」

 ※青年部や教育部の代表の訪中の模様を大々的に報道し、中国がいかに池田大作氏を賞讃しているかをアピールし続ける創価学会。小泉首相の靖国参拝や、自民党の総裁レースで優勢を伝えられる安倍官房長官は、4月に靖国に参拝し、首相就任後も参拝を続ける意志を明らかにしている。首相や官房長官の靖国参拝を厳しく批判する中国との関係を誇示する創価学会が、今後、両者の靖国参拝にいかなる態度を示すかが注目される。

投稿者 Forum21 : 2006年08月15日 18:52

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