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2006年10月15日

信濃町探偵団(2006/10/15)

●中国との親密な関係をアピール
・9月30日付「聖教新聞」「池田名誉会長 中国・王毅大使と会談」「歴史の原点を忘れず、友好の未来へ共に」
 「日中国交正常化の『共同声明』調印から34周年にあたる29日午後3時、中国の王毅駐日大使、熊波参事官、楊宇1等書記官が渋谷区の東京国際友好会館を訪問。池田名誉会長が、三津木参議、谷川・萩本副会長とともに歓迎し、約1時間にわたり会談した。
 王毅大使と名誉会長は本年2月の会見に続き、7カ月ぶりの再会。席上、王大使は、中日友好の『原点の日』にあたり、両国の友好に偉大な足跡を残した名誉会長に敬意を表したいと述べ、『中日関係が厳しい中にあって、名誉会長は一貫して「両国は“友好の原点”に戻るべきである」と発言されています』『名誉会長は中日友好の生き証人です』と変わらぬ姿勢に深い共感を。
 名誉会長は、大使の訪問に深謝しつつ、『私には貴国の大指導者であられる周恩来総理との深い約束があります。日中友好の誓いは、断じて果たしていくつもりです』と強く語った。(中略)
 王大使との語らいの席上、『共同声明』の前文に記された『日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する』との基本精神が確認されたほか、『平和共存』『代々友好』『互恵協力』『協同発展』という胡錦濤国家主席が提唱した中日関係発展の基本方針が紹介された。そして、こうした平和への基本原則に則って、いかなる困難をも乗り越え、両国が手を携えて進んでいくことが大切であるという点が語り合われた。(中略)
 名誉会長に世界から贈られた名誉学術称号は、まもなく200となる。王大使は『中国からも数多くの名誉学術称号が名誉会長に贈られています。それは中国人民からの尊敬のしるしであり、世界からの賞讃の証です』『トインビー博士との対談集をはじめ、名誉会長の著作は、中国の青年たちによく読まれています』と述べた」
・9月29日付「聖教新聞」「中国 建国記念の祝賀会 学会の代表が出席」
 「中華人民共和国の建国記念日『国慶節』の祝賀会が28日、都内で行われ、秋谷会長、山崎最高指導会議員、池田副理事長、三津木参議、谷川・萩本副会長、国際室の加倉井担当部長らが出席。歓迎した王毅大使、孔鉉佑公使参事官に、池田名誉会長の伝言が伝えられ、各界の代表と懇談した」
・9月29日付「公明新聞」「日中友好の絆さらに」「中国建国祝賀会に出席 親密な関係構築へ全力 神崎代表、太田幹事長代行ら」
 「公明党の神崎武法代表は28日夕、都内で開かれた中華人民共和国の建国57周年祝賀会に出席、王毅駐日大使らと和やかに懇談した。公明党から太田昭宏幹事長代行など多数の衆参国会議員が出席した。
 神崎代表、太田幹事長代行は、会場入り口で出迎えた王大使と笑顔で固い握手を交わし、日中友好の絆をさらに発展させることを確かめ合った。神崎代表は、『日中関係が非常に重要な時期を迎えている』とし、『日中両国が政治、経済ともにより親密なる関係になるよう、党として環境づくりに取り組みたい』と強調。太田幹事長代行も『両国の関係改善に努力していきたい』と述べた」
 ※中国の王毅駐日大使と創価学会の池田大作名誉会長が、9月29日、今年2回目の会談を行った。前日の28日に行われた中国の「国慶節」を祝賀するパーティには、創価学会の秋谷会長と池田博正副理事長、そして公明党からは神崎・太田の新旧の代表が出席した。
  今回の王毅・池田会談が、安倍新政権の発足と公明党の代表交代を視野に入れて行われたことは確実。中国は創価学会をそして創価学会は中国を、自らの思惑と存在感を発揮するための武器・切り札として利用していることが、この一事からも明確に読みとることができる。

●公明副大臣・政務官
・9月28日付「公明新聞」「公明党から3副大臣」「安倍内閣 富田財務、池坊文科、石田厚労氏」「政務官に谷口(和)総務、浜田外務、高木(美)経産氏」
 「政府は27日、臨時閣議を開き、安倍内閣の発足に伴う各省庁の副大臣22人を決定した。同日午後、皇居で行われた認証式で正式に発令され、公明党から財務副大臣に富田茂之衆院議員、文部科学副大臣に池坊保子衆院議員、厚生労働副大臣に石田祝稔衆院議員が就任した」「公明党からは総務大臣政務官に谷口和史衆院議員、外務大臣政務官に浜田昌良参院議員、経済産業大臣政務官に高木美智代衆院議員が起用された」
 ※冬柴鉄三前幹事長が国土交通大臣に起用された安倍晋三内閣で、公明党議員から新たに6人の副大臣・政務官が起用された。このうち富田・石田の両副大臣と谷口・高木の両政務官が創価学園ないしは創価大学出身者。

●九州・大分の乱
・9月30日付「聖教新聞」「正木副会長が出席――大分池田県幹部会」
 「大分池田県の第4回幹部会が29日、大分平和会館で盛大に。(中略)総大分総主事の正木副会長は、今こそ学会の正義を宣揚する大言論戦をと励ました」
 ※本誌でも紹介した九州・大分の乱。九州の創価学会幹部らに不正があるとしてその調査を求めたところ、逆に組織を攪乱したとして除名処分となった大分県の創価学会男子部幹部らは、今日にいたるも創価学会本部をはじめ全国各地の創価学会施設などに、自らの主張を記した文書の送信などを続けている。おさまらない“大分の乱”に手を焼いた創価学会は、秋谷会長の後継会長に擬された東京総合長の正木正明副会長を大分総県の総主事に就け、事態の収拾にあたらせているようだ。この問題が表面化した時には、秋谷会長が大分入りしたが、事態は一向に沈静化しない。それだけにこの“大分の乱”をうまく収めることができれば、再び、会長に、という含みでの総大分総主事の就任ならびに大分入りということか?

投稿者 Forum21 : 2006年10月15日 00:47

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