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2006年10月01日

信濃町探偵団(2006/10/1)

●岸信介・安倍晋太郎との関係をアピール
・9月22日付「聖教新聞」「新連載 あの日あの時」「池田先生と中国方面」「山口闘争から50年」
 「山口は日本の急所である。保守本流の牙城。伊藤博文を筆頭に、それまで5人の総理を輩出していた。戸田会長と親交のあった自民党の岸信介(57〜60年、首相)の地盤でもあった。岸の実弟である佐藤栄作(64〜72年、首相)もいた。それに拮抗するように、野坂参三、宮本顕治など、野党の大物も出ている。(中略)
 安倍晋太郎は見た
 岸信介は1957年2月、第56代内閣総理大臣になった。約1年後の58年3月26日。戸田会長の招待を受けた首相・岸の代理として、娘婿・安倍晋太郎が会長のもとを訪ねてきた。首相秘書官。岸首相夫人の良子、妻の洋子を伴っている。
 広宣流布の記念式典。6千人の青年が集っていた。
 ?爐海譴世韻亮禺圓?戸田会長を慕っているのか??
 安倍は毎日新聞の元記者。現場の空気を巧みに読む。行事が進むにつれ、安倍の目は、ある一点に向けられた。
 戸田会長に、影のようにピタリと寄り添う青年がいた。指示を一言も聞き逃すまいと耳をそばだてながら、一糸乱れぬ全体の統制を指揮している。
 『人を守るとは、こういう姿のことを言うのか。私も、かくありたい。深く学ぶものがあった』
 後年、安倍は親しい友人に、池田室長の姿を感慨深げに語っている」
 ※岸信介元首相の孫で安倍晋太郎元外相の子息である安倍晋三官房長官が、自民党の新総裁に選出された翌々日の22日付「聖教新聞」に、岸と安倍晋太郎と創価学会の関係の深さをアピールする記事が掲載された。その内容は、昭和32年3月16日に日蓮正宗の総本山である大石寺で行われた「広宣流布の模擬試験」に参列した安倍晋太郎が、池田大作氏に刮目していたというもの。
  21日に安倍晋三総裁は、公明党を表敬訪問し、連立の維持を確認。22日には、自・公両党が連立に合意した。「戦後レジーム(体制)」からの脱却を掲げ、憲法改正や教育基本法の改正を打ち出す安倍総裁。池田氏は平成13年から14年にかけて教育基本法の改正に大反対する論陣を張っている。そうした自らの政治的主張と相容れない首相の誕生を前に、池田氏ならびに創価学会は、岸・安倍晋太郎と戸田・池田との親密な関係を強調し、自・公連立政権を維持することの欺瞞と矛盾を糊塗しようと予防線を張っている。

●池田神格化本の出版
・9月16日付「聖教新聞」「評伝『池田大作の軌跡』」「月刊誌『潮』に好評連載中 待望の単行本化」
 ※「潮」に連載した「池田大作の軌跡」を加筆して単行本化した『池田大作の軌跡』の宣伝を煽る創価学会。その内容は「昭和31年の大阪(上・下)」「大阪事件」「炭労事件」「日中国交正常化を提言(上・下)」などなど。これまでも何度も何度も喧伝されてきた池田氏のカリスマ化の材料に、また新たな調味料を加えて提供するという代物。
 「聖教新聞」などでは、これまでの評伝とは異なる、本格的な評伝との触れ込みだが、要するに死を前にして神格化を図るために、虚構のライフ・ストーリーをあたかも真実であるかのように、多くの学会幹部を証言者として作り上げるということなのだろう。ご苦労様。

●中国で続く池田礼賛
・9月22日付「聖教新聞」「中国の湖南大学に『池田大作研究センター』「中国10大学目の設立」
 「1000年の歴史をもつ中国の名門・湖南大学が『池田大作研究センター』の設立を決定した。池田名誉会長の思想・哲学を研究する『重要学術機構』として準備委員会が研究計画を推進。(中略)急速に発展する中国は、名誉会長の哲学に未来への大いなる指標を見出している」
 ※中国の大学に10番目の池田大作研究センターが設立されたのだという。本格的な池田研究を行いたいなら、是非、本誌の定期購読をとお薦めしておこう。また、中国の未来への指標に池田氏の哲学をというが、池田氏には見るべき思想・哲学はない。無駄だからおやめになった方がいいとも忠告しておこう。

投稿者 Forum21 : 2006年10月01日 00:43

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