信濃町探偵団―創価学会最新動向
2005-5-15
●池田大作礼賛
・５月１日付「聖教新聞」「会長就任45周年 ５・３記念特集 行動の人」「一人の青年が世界を変えた！人間主義の連帯は１９０カ国地域へ」「平和の種を世界へ 54カ国を訪問」「国家勲章23」「名誉市民４０７」「名誉博士 名誉教授１７４」
・５月２日付「聖教新聞」「会長就任45周年 ５・３記念特集 対話の人」「世界の識者と１６００回の語らい」
・５月３日付「聖教新聞」「会長就任45周年 ５・３記念特集 民衆指導者」
・５月４日付「聖教新聞」「会長就任45周年 ５・３記念特集 文化の人」「輝きと哲理に満ちた池田文学は人類を目覚めさせる言葉！」「小説『人間革命』『新・人間革命』 ４０００万部のベストセラー 『20世紀を代表する名著賞』に」「海外出版32言語７５０点に」「桂冠詩人・世界桂冠詩人 ５５０編13万行に及ぶ詩作」「『自然との対話』写真展35カ国83都市で」「ＳＧＩ提言は23回 教育・環境提言も」「池田博士の智慧は人類の遺産』世界に池田研究所」
・５月５日付「聖教新聞」「会長就任45周年 ５・３記念特集 教育の人」「恩師の構想をことごとく実現 創価教育は人類の希望の大光」
※毎年、創価学会は、池田大作氏の会長就任記念日である５月３日をはさんで、池田氏を宣揚・礼賛する大特集を組む。今年は５月１日から５日にかけて池田氏がいかに“偉大な存在”であるかをＰＲするような特集を連続して掲載した。ちなみに５月２日付では、「対話の人」として世界各国の政治的指導者や学者、文化人らと対話を繰り返してきたとアピールしているが、その中にチャウシェスク大統領やノリエガ将軍、ワヒド大統領、エストラーダ大統領のような民衆の怒りの対象になって失脚したり、違法行為によって失脚した政治的指導者らの名前は載っていない。
・４月26日付「聖教新聞」「あっせん収賄で公明区議を逮捕 都本部が除名処分」
「東京都足立区の保養施設の業務委託契約をめぐり、業者が受注できるよう働き掛けた見返りに現金二百万円を受け取ったとして、警視庁捜査二課は二十五日、あっせん収賄容疑で公明党足立区議の忍足和雄容疑者（六二）を逮捕した。公明党東京都本部の山口那津男代表は、『本人より議員辞職並びに離党届が提出されたが、規律委員会を開催し、除名処分とした』『「清潔・公平・自由」を党是とする公明党議員として、断じて許すことのできないことであり、足立区民の皆さま、党員・支持者の皆さまに心より深くお詫び申し上げます』との談話を発表した」
・４月26日付「公明新聞」「足立区議を除名処分 清潔の党是傷つける行為 都本部規律委」「公明党東京都本部（山口那津男代表）は25日夜、東京・新宿区の公明会館で都本部規律委員会（桜井良之助委員長）を開き、忍足和雄・足立区議を党規約第百条第一項第二項『党の名誉を傷つける行為をしたとき』に該当するとして、除名処分とすることを決めた。忍足区議は、足立区の保養施設の業務委託契約をめぐり、あっせん収賄容疑で25日、逮捕された。同議員は足立区議会に議員辞職願いを提出していた」
・５月２日付「聖教新聞」「大東京は正義の言論で勝て 座談会」「議員の腐敗は支持者の責任に非ず 議員本人の問題であり責任だ」
「青木（理事長）その通りだ。先日、東京の足立で腐った議員が出たが、議員の腐敗は、当然、支持者の責任じゃない。あくまでも議員本人の問題であり、責任だ。支持者は懸命に戦っているんだ。支持者の顔にドロを塗るな！恥をかかせるな！明確に言っておく」
※本誌今号の特報でも詳報しているように、４月25日、公明党の忍足和雄足立区議があっせん収賄の容疑で逮捕された。公明党・創価学会に弱い警視庁がどこまで厳正に捜査をするか注目されるが、創価学会では事件は議員個人の責任だとして、この「難」を乗り越えて都議選で勝利しようと叫んでいる。
なお、この事件については「聖教新聞」も「公明区議逮捕」との見出しをつけて社会面で報じたが、なんと「朝日新聞」は、忍足区議が「公明党」であることを報じなかった。驚くばかりの迎合姿勢である。
