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2005-2-15

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●公明党賀詞交換会

・1月8日付「公明新聞」「都議選勝利に総力挙げる 公明の真価問われる1年」「東京都本部が賀詞交換会」
 「公明党東京都本部(山口那津男代表=参院議員)の賀詞交換会が7日、都内で盛大に開かれ、神崎武法代表、浜四津敏子代表代行、太田昭宏幹事長代行、今夏の東京都議選公認予定候補23氏らと、武部勤・自民党幹事長、石原慎太郎・東京都知事ら政界、経済・労働界から多数の来賓が出席した。あいさつで神埼代表は、新年の決意を披瀝し、都議選への取り組みについて、『大変に厳しい選挙戦になるが、次の国政選挙に連動する選挙でもあり、完勝をめざして総力を挙げて戦う』と述べ、力強い支援を訴えた」
 「来賓あいさつで自民党の武部幹事長は、『平和や福祉、環境問題でも最も一生懸命に取り組んでいるのが公明党だ』と評価した上で、『(自民党と公明党は)連立政権で時に切磋琢磨し、時に補い合っている。今年も力を合わせて、都政、国政の発展のために頑張っていきたい』と述べた。
 石原都知事は、地球温暖化などの諸課題の克服のために、『都としても行政と議会が協力して取り組まなければならない』と表明。また、『都議会では公明党に大変にお世話になり、(都政が)スムーズに進んでいる』として、都議会公明党のさらなる活躍に期待を寄せた。
 日本商工会議所の会頭である山口信夫日本商工連盟会長は、『本当の景気回復には中小企業に力を与えることが一番大事だ。そのことを最も理解している公明党の力に期待している』と表明。日本労働組合総連合会(連合)の草野忠義事務局長は『生活者、勤労者の味方である公明党は、パート労働や契約社員などの処遇改善、働く女性の出産、子育て支援に力を尽くして欲しい』と述べた」

 ※公明党の新春賀詞交換会が全国各地で行われ、これには武部幹事長をはじめとする自民党幹部や国会議員、石原都知事などの自治体首長、そして日本商工会議所や連合の首脳などが出席するなどした。
  このうち1月7日に行われた東京都本部の新春賀詞交換会には、自民党の武部幹事長と石原都知事らが出席し挨拶したが、公明党を「同志」と呼び、公明党候補の都議選必勝を祈念するなど、公明党に媚び続ける武部氏の話は、政権の生命維持装置である公明党に依存する自民党の姿勢をまざまざと投影する内容になっているので、以下に「公明新聞」に掲載された「あいさつ要旨」を紹介する。 

  「私が自民党の幹事長に就任して3カ月がすぎましたが、公明党の議員の皆さま方とお付き合いをする中で共通して感じていることは公明党の政治家の目の輝きが違う、ということです。
  公明党が東京都議会で初議席を得てから今年で50年になるとのことですが、自民党も、ちょうど立党50年を迎えます。自民党は『政治は国民のもの』という立党宣言を掲げ、今日まできましたが、むしろ『政治は国民のもの』を目指して、平和や福祉、環境の問題などに最も一生懸命頑張っているのは公明党の皆さんだと思っております。自民党と公明党は小泉首相を支えながら連立政権を担い、時には切磋琢磨し、時には補い合ってきました。今後も公明党の同志の皆さまと力を合わせて、都政、国政の発展のために頑張ります。
  今年は都議選が行われます。公明党の23人の立候補予定者の必勝を心からお祈り申し上げます。また、藤井富雄最高顧問をはじめ勇退される方々には、これからも後輩のためにご指導をお願いしたい。公明党都本部の皆さま方にとって、今年が本当に悔いのない一年となるよう、ご健勝とご発展をお祈りします」

  これでもかつては国会で創価学会問題を追及したことがあるんだから、笑ってしまう。
  そして昨年の通常国会で年金改悪を実行した公明党を、「生活者、勤労者の味方」などと持ち上げている連合事務局長の不見識にも呆れるばかり。

●創価学園・創価大学をアピール

・1月19日付「聖教新聞」「夢は大きく!東西の創価学園 識者が絶賛!『未来は学園生によって創られる!』」「卒業生が大活躍 博士176人 司法試験合格者88人 医師221人 教員1000人 公認会計士105人 税理士47人」
 「卒業後も各界で模範の活躍が光る。博士号取得者は176人、司法試験合格者は88人、医師は221人、公認会計士105人、税理士は47人、小・中・高の教員は1000人を超える。さらに国連などの国際機関、政治・経済・スポーツ・芸術等、あらゆる分野で大きく羽ばたいている」


・1月21日付「聖教新聞」「創価大学は世界市民教育の最先端 『留学』『語学』に強い!41カ国90大学と交流」「難関の国家試験でも活躍 司法試験117人 公認会計士147人 税理士108人 教員採用試験4300人」
 「また創大は、難関の国家試験へのサポートでも伝統が光る。『国家試験研究室』や『教職指導室』などが、志望する学生を強力に応援。開学以来、司法試験の合格者は、戦後に創立された私立の高等教育機関では『日本一』となる117人。公認会計士147人、税理士108人を輩出している。教員採用試験では、14年連続で100人以上が合格。ここ2年は連続して300人を突破し、のべ4300人を超えた」

※昨年12月の「聖教新聞」でも創価大学が各種の国家試験で実績を上げていることをアピールしているが、ここにきて再度、創価大学と創価学園をアピールしている。ちょうど受験シーズンということもあるのだろうが、総体革命が着々と進んでいることを喧伝し、学会員の士気を鼓舞しようということなのだろう。
  またそこには当然のことながら昨年暮れにNTTドコモ携帯電話の通話記録の不正引き出し事件で、創価大学OBの嘉村英二被告に、有罪判決が出たことも影響していることは間違いない。ダメージを払拭するためにイメージアップを図っているのだ。

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