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2004-12-1

今月の「悪口雑言」―
「平和と人権」を看板にする団体の“ホンネ”集

新企画!「今月の悪口雑言」
 創価学会は、小誌発行人の乙骨正生に対する名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟の「訴状」において、自らを次のように規定している。
 「原告(創価学会)は、日本全国に約821万世帯のほか、海外177カ国・地域に約150万人の会員を有する宗教団体であり、宗祖日蓮大聖人の仏法を基調とし、世界平和と文化向上に貢献するため、宗教活動とともに幅広く文化活動、教育活動、平和活動を展開している団体である。
 かように社会に貢献する宗教団体……」
 また機関紙「聖教新聞」で、「人権と平和と社会を語る」と題する座談会を連載するなど、創価学会は自らを人権を尊重する宗教団体だとアピールしている。
 だが、その主張とは裏腹に「人権と平和と社会を語る」と題する座談会記事では、秋谷栄之助会長や森田一哉理事長をはじめとする創価学会首脳が、創価学会に批判的な立場にある人物や団体に対して、人権も名誉も無視した激しい誹謗中傷・悪口雑言を繰り返している。さらには「創価新報」などの機関紙誌、潮出版社、第三文明社などの外郭(直営)出版社が発行する各種の雑誌でも、創価学会に批判的な人物や団体に対する激しい攻撃を続けている。
 そうした誹謗中傷・悪口雑言の主な対象は、
 (1)阿部日顕日蓮正宗法主をはじめとする日蓮正宗僧侶ならびに関係者
 (2)池田大作氏や創価学会に造反した山崎正友・元顧問弁護士や竹入義勝公明党委員長など創価学会・公明党の元幹部
 (3)白川勝彦氏ら創価学会に批判的なスタンスをとる政治家ならびに共産党
 (4)反自・公連立の姿勢を見せる宗教団体
 (5)創価学会に批判的な言論を展開する「週刊新潮」をはじめとする雑誌メディアならびに小誌発行人の乙骨などのジャーナリスト
 などに分類される。だが表向き平和団体、人権擁護団体をアピールする創価学会の、こうした仮面の下の素顔は、一般にはほとんど知られていない。そこで、今号より“真実”の創価学会の姿を紹介するために「今月の『悪口雑言』」という企画をスタートする。

(1)日蓮正宗攻撃
・11月6日付「聖教新聞」「中国青年部座談会『鬼畜』青山聴瑩」
・11月18日付「聖教新聞」「日顕の跡目は無能・愚劣の尾林広徳?潤v
・11月20日付「聖教新聞」「忘恩の極悪坊主・河辺の末路」「仏法を破る極悪非道の輩は必ず滅亡」
 「正木(東京長)あの日顕直系の謀略坊主・河辺慈篤(東京・新宿区、大願寺)が、今月10日に死んだそうだな。
 弓谷(東京男子部長)宗門の関係者によると、河辺は9月20日の朝、心臓発作を起こして緊急入院。間もなく脳死状態となり、生命維持装置を取り付けて、かろうじて生きていたという。
 青木(副理事長)もともと糖尿病だった上、合併症で肝臓や心臓など身体中がボロボロだった。それで、しょっちゅう入退院を繰り返していたということだ。
 弓谷 死相、とにかく悲惨だったようだ。でっぷりしていた身体は見る影もなく痩せ細り、ドス黒い顔に、落ち込んだ目など見られた相ではなかった。そういう話だな。
 高柳(婦人部長)恐ろしい!まさに『堕地獄』の姿そのものですね。」
 「青木 仏法は慈悲だ。もう死んだ人間のことを、とやかく言うつもりはないが、仏罰は、あまりにも厳しい。(中略)
 森田(理事長)それにしても河辺という男は本当に、陰湿、傲慢、異常なやつだったな。あの男に、どれだけ信徒の純粋な心が踏みにじられたか。
 森田 学会の大恩も忘れた畜生坊主め!
 河辺のことは私は何十年も前から知っている。
 もともと教育もなく、学問もなく『口減らし』で坊主になったようなお前が、大寺院に入り、守りに守ってもらったのは、誰のおかげだ!
 全部、学会のおかげじゃないか!
 弓谷 その通りだ。もう死んだ男だから言わないが、あの男が、どれほど下劣で女性狂いで、ケダモノじみた生活を送っていたか!その金も、もともと全部、学会員の供養じゃないか!
 正木 その忘恩、謀略、遊び狂いの末路が、どうだ?仏罰厳然だ。
 青木 大恩ある、仏意仏勅の学会の破壊を策謀した報いが、いかに恐ろしいか。まさしく堕地獄の現象だ」

 ※死者をこれほど悪し様に罵る宗教団体が、他にあるだろうか。それも「仏法は慈悲だ。もう死んだ人間のことを、とやかく言うつもりはないが」とか、「もう死んだ男だから言わないが」などと前置きをしながら、悪罵の限りを尽くす。平和、人権、文化、教育などの美辞麗句を表看板にしながら、実は、死者に対してすら罵詈雑言の限りを尽くす宗教法人・創価学会の“素顔”を端的に示す好例の座談会記事といえよう。
  それにしてもこの人々、本当に「宗教者」なのだろうか。

(2)造反幹部・議員攻撃
・11月2日付「聖教新聞」「正義と真実の声?K」「山崎は裁判所公認の『病的なウソき』」
・11月3日付「聖教新聞」「正義と真実の声?L」「退転者の共通点『金』『遊び』『女性狂い』で転落」「ペテン師・山崎正友の子分=原島」
 「――退転者といえば、昔、原島嵩という男がいましたが。
 会長 鼻もちならない卑しい男だった。山崎正友の『一の子分』に成り下がった男だ。
 とっくの昔に除名されたが、山崎に『金漬け』『遊び漬け』にされて、ロボットみたいに操られたあげく、奈落の底へ転落していった」 
・11月8日付「聖教新聞」「正義と真実の声(17)」「『金狂い』『麻雀狂い』『女狂い』の山崎正友」
・11月12日付「聖教新聞」「正義と真実の声(19)」「『裁判所公認の大ウソつき』山崎正友」
・11月13日付「聖教新聞」「座談会 人権と平和と社会を語る」「極悪ペテン師『山崎正友の回し者』だった大橋敏雄」「下劣極まる忘恩、不知恩の大橋敏雄 議席にあぐらをかいて『金銭問題』『女性問題』」
 「森田(理事長)国民が監視を少しでも怠れば、その途端に悪い議員がゾロゾロ出てくる。のさばる。はびこる。
 正木(東京長)そうだ。残念ながら、我々が支援している公明党からも狂った議員が出たじゃないか。
 山本(九州長)福岡でも出た。衆院議員にまでさせてもらった、あの忘恩、不知恩の大橋敏雄!
 こいつは絶対に許さない。
 正木 あいつも学会のおかげで偉くしてもらい、衆院議員にまでなった。
 笠岡 ところが、議席にあぐらをかいて、あくどい金銭問題、女性問題を起こしていたことが発覚。
 山本 その後、反逆し、狂ったように学会、公明党を攻撃したやつだ。
 森田 あいつは本当にたちの悪い、性根の卑しい男だったな」
・11月13日付「聖教新聞」「正義と真実の声(20)」「史上最悪の『悪徳元弁護士』山崎正友」
・11月14日付「聖教新聞」「座談会 人権と平和と社会を語る」「竹入←『学歴詐称』の元極悪議員→大橋」
 「佐藤(九州婦人部長)大橋敏雄という男は、国会議員になってからも下劣そのもの、傍若無人そのものでしたね。
 森田(理事長)権力の魔性は怖いものだ。どんどん狂っていった。(中略)
 山本(九州長)何しろ、あの男には『学歴詐称』疑惑まであるぐらいだからな。
 正木(東京長)なんだ、『学歴詐称』といえば竹入だけかと思っていたが、(笑い)、大橋もか(爆笑)。
 森田 やっぱり『同じ穴のムジナ』というわけだ。(中略)
 森田 結局、恩を知らない人間の末路は惨めだ。大橋にしても、あの竹入にしても、支持者の恩を少しでも感じているならば、いや『人間』ならば土下座して謝るべきだ。自分が犯した悪事を償うべきだ。
 佐藤 それにしても大橋みたいな下劣な大ウソつきが選挙に出なくなって、本当によかったですね!」
・11月16日付「聖教新聞」「正義と真実の声(23)」「他人を不幸に引きずり込む奪命者=山崎正友」

 ※創価学会が造反した幹部や議員、日蓮正宗の僧侶を誹謗するパターンがよく分かる。「不知恩、忘恩」を繰り返し、その人物の人間性を「金銭問題」「女性問題」などの汚名を着せて貶めるのである。
  その上で、すべてを学会員に「悪の権化」と思い込ませている山崎正友・元創価学会顧問弁護士に結びつけ、「手下」「子分」などとレッテル貼りをして、学会員に悪のイメージを刷りこんでいくのである。
  洗脳は、一方的な情報を繰り返し繰り返しインプットすると同時に、他の情報を遮断することで完成する。この創価学会に批判的立場の人物や団体を繰り返し繰り返し誹謗中傷する手法、それも同じことを何度も何度も繰り返す手法は、洗脳、マインドコントロールの典型的手法と言うことができる。
  それにしても、竹入氏や大橋氏を公明党から立候補させ、学会員に集票活動させたのは、他ならぬ創価学会であり、池田大作氏である。また、山崎氏や原島氏を最高幹部に登用し、最側近として手腕を発揮させたのも池田大作氏である。もし、山崎、原島、竹入、大橋の各氏が「極悪人」だというなら、そうした「極悪人」を最高幹部や国会議員に登用し、学会員や国民を欺罔した池田氏の責任はどうなるのか。おかしな話である。

(3)メディア・ジャーナリスト批判
・11月14日付「聖教新聞」「正義と真実の声(21)」「悪辣極まる『ガセネタ屋』乙骨 『山崎正友の子分』がまたもや事実無根の卑劣なデマ」
 「――乙骨といえば、あの凶悪な3億円恐喝事件を起こした山崎正友の子分。
 迫本青年部長 山崎は社会で、まともに相手にされない。それで山崎が『使い走り』として利用してきたのが乙骨だ。
 ――その『ガセネタ屋』の乙骨が、また悪辣なデマで訴えられているとか。
 迫本 身延の坊主が約3億3000万円の所得を隠し、約1億3000万円もの所得税を脱税した容疑で本年3月、甲府地検に告発された。乙骨が自分の発行しているデマ雑誌で、この事件を取り上げたのが事のはじまりだ。(中略)
 迫本 そもそも乙骨といえば『週刊新潮』に寄せたデマのコメントのせいで、今年の6月に東京高裁から100万円の賠償命令を受けている。
 ――9月にも、北海道の墓苑をめぐるデマ発言で、東京地裁から50万円の支払い命令が下っています。
 迫本 そのうえ、今回のデマ事件だ。一年のうちに2度もデマで断罪されたうえ、さらにデマで訴えられる。こんな悪辣極まる『ガセネタ屋』は、日本広しといえども、乙骨だけだろう」
・11月15日付「聖教新聞」「正義と真実の声(22)」「デマ事件だらけの“妄想狂”乙骨」

 ※もとより小誌発行人の乙骨は、「山崎正友の子分」ではない。上記のようにすべてを山崎氏に結びつけることで悪のレッテル貼りを行っているのである。
  創価学会は「フォーラム21」を「デマ雑誌」と罵り、乙骨の書いた記事はすべて全く根拠のない「デマ」だの「妄想」だのと誹謗しているが、小誌を購読されれば、本当に「フォーラム21」が「デマ雑誌」か否か、乙骨執筆の記事が、根拠のない「デマ」や「妄想」かどうかは、すぐにお分かりいただけるだろう。
  小誌の五月十五日号では、「司法制度を悪用する創価学会」という特集を組んでいるが、創価学会が「週刊新潮」をはじめとする雑誌メディアや乙骨に対して名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟を濫発する真の理由が、司法制度を悪用しての言論統制・言論圧力であることが、この記事からも読み取ることができる。

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