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2004-11-1

信濃町探偵団―創価学会最新動向

●2005年度のテーマは「青年・拡大の年」
・10月9日付「聖教新聞」「第42回本部幹部会から 秋谷栄之助会長」
 「次に、明年のテーマについて申し上げます。明2005年(平成17年)のテーマを『青年・拡大の年」としてまいりたいと思いますが、いかがでしょうか(拍手)」

 ※創価学会は毎年、その年度を「○○の年」と位置付け、活動のテーマとする。明2005年は「青年・拡大の年」とし、青年部の育成に力を入れるとともに、「聖教新聞」の拡大に力を入れるのだという。
  また同時に「地域へ信頼と友好を拡大する年」だとして、地域社会への浸透を打ち出している。これが明夏の都議選、さらにはその先にある国政選挙の布石であることは間違いない。

●165番目の名誉学位を喧伝
・10月17日付「聖教新聞」「世界最高峰!165番目の名誉学位 池田名誉会長 中国 曲阜師範大学名誉教授に」
 「中国古代の大思想家・孔子の故郷、山東省の曲阜市。その地を代表する総合大学『曲阜師範大学』から、創価大学創立者の池田名誉会長に16日、『名誉教授』称号が贈られた。これで名誉会長に対する世界の大学・学術機関からの『名誉博士・名誉教授』等の栄誉は『165』になり、中国からは60番目の受賞となった」
 「姫路獨協大学 伊井健一郎教授 『世界一』の知性の栄冠 “池田哲学”が世界をリード」
 「池田名誉会長が海外から受賞した名誉博士・名誉教授等の栄誉が『165』に達しとお聞きしました。心から祝福申し上げます。これほど世界から大いなる賞讃を受けている人はおられるでしょうか。まさに、世界一の功績のゆえでありましょう。―中略―
 孔子の思想が人々に親しまれ、社会の柱となってきたように、21世紀は、名誉会長の哲学・思想が必ず世界をリードする――そうした時代の到来を、私は強く実感しています」

 ※池田大作氏に対する名誉学位が中国の曲阜師範大学からの名誉教授で165になり、中国からも60に達したことを「聖教新聞」が大々的に報道。姫路獨協大学の教授が讃辞を寄せている。コレクターでもあるまいに数あればいいというものでもないと思うが。それにしてもこの大学教授は、本当に池田氏の「哲学・思想」が「21世紀の世界をリードする」などと思っているのだろうか。

●『新・人間革命』第13巻発売
・10月9日付「聖教新聞」「小説『新・人間革命』第13巻 14日発売」「東京新宿 紀伊國屋書店に懸垂幕が」
 「池田名誉会長の小説『新・人間革命』の第13巻が、14日(木)から各地の書店で発売される。―中略―第13巻の発売を記念し、東京の紀伊國屋書店・新宿本店に懸垂幕が登場。街行く人々の注目を集めている」
・同「第42回本部幹部会から 秋谷栄之助会長」
 「さて、本年は、池田先生が昭和39年に小説『人間革命』の執筆を開始されてから、40周年になります。これを記念して、待望の小説『新・人間革命』第13巻が今月、発刊となります。
 学会の歴史、師弟の精神を学ぶ広宣流布の教科書です。正義と真実を語る『新・人間革命』を大いに学び、人材育成、友好対話に、しっかりと私どもは活用してまいりたいと思いますが、いかがでしょうか」

 ※「人間革命」がゴーストライターの手によって執筆されていることは、これまでにも多くの元学会幹部、学会本部職員が証言しているところ。しかもその内容は事実と全く異なっている。その点を指摘されると創価学会は、「小説です」と逃げを打つ。だが、創価学会内部にあっては、本部幹部会の秋谷会長の発言に明らかなように、これを「真実」の「創価学会の歴史」と位置づけている。虚偽の歴史、偽造の歴史を創価学会は、この『人間革命』『新・人間革命』によって学会員にすり込んでいるのである。 

●オリンピック選手を激励
・10月13日付「聖教新聞」「アテネ・オリンピックに出場した陸上・男子棒高跳びの澤野大地選手と、水泳・女子100?r背泳ぎの稲田法子選手に、名誉会長夫妻から鮮やかな花のレイが。『よく闘ったね!頑張った!皆で、応援しました。万歳です!』と温かく激励」

 ※本部幹部会の席上、オリンピックに出場した学会員アスリートを激励した池田夫妻。最近の「聖教新聞」には大分トリニータの瀬戸春樹選手の記事が紹介されるなどスポーツ選手や芸能人関連の記事も多く、10月17日付「聖教新聞」の「トーク21」には副芸術部長の山本リンダが登場している。明年1月は北九州市議選、そして夏には東京都議選が予定されている。大分トリニータの選手を取り上げたのはその北九州市議選に向けての話題作りか。

●迎合姿勢目立つローカルテレビ局
・10月5日付「聖教新聞」「民音招聘の東方歌舞団」「栃木と和歌山で特別番組」
 「民音が創立40周年を記念して招聘した中国の『東方歌舞団』を紹介する特別番組『金の橋を渡って 東方歌舞団日本へ』が3日、とちぎテレビとテレビ和歌山で30分間にわたり放映された。
 同番組では、東方歌舞団の魅力とともに、民音創立者である池田名誉会長の日中友好への信念と行動が、貴重な映像や証言を通して描かれている」
 ※なんのことはない。東方歌舞団の紹介番組に事寄せて池田大作創価学会名誉会長を宣揚・宣伝しているのである。地方テレビ局の創価学会迎合姿勢はあいかわらず。

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