●本部幹部会に出席しスピーチした池田大作氏
�e６月13日付「聖教新聞」「晴れやかに第28回本部幹部会　第６回全国婦人部幹部会」「池田名誉会長、秋谷会長が全国の代表と出席」
　「第28回本部幹部会が12日午後、第６回全国婦人部幹部会の意義を込めて、東京・千駄ヶ谷の創価国際友好会館で晴れやかに行われた。これには池田名誉会長、秋谷会長が、婦人部など全国の代表と出席した。スピーチした池田名誉会長は、仏典に照らし、広宣流布に励む人こそが『最高の宝』であると強調。きら星のごとく、若き人材群が育ってきたことを心から喜び、青年の大いなる成長に期待。荒海のごとき社会にあって、強き信心で勝利の人生をと語った」

　※四月十九日以来、学会員の前から姿を消していた池田大作名誉会長が、六月十二日に開催された本部幹部会に出席し、約四十分にわたってスピーチ。これで「重病説」も流れ、学会本部広報室が「風邪と疲労」による体調不良を認めていた池田氏の健康状態が、一応、人前で話をすることが可能な状態であることが確認された。
　　本誌は、本部幹部会の模様を収録したテープを入手したが、それによると、池田氏は、時に声を強めたり、あるいは冗談を飛ばしたりと、従前と変わらぬ雰囲気でスピーチ。声の質や声量にもとくに変化はなかった。また、音楽隊の演奏に立ち上がって拍手を送るなど、健康であることをアピールして見せた。
　　今回、池田氏が淀みなくスピーチしたことで、「脳梗塞で順天堂病院に入院」であるとか、六月初旬にマスコミ等に流れた「脳梗塞で半身不随・言語障害がある」とする「池田先生の病状について」と題する怪文書の内容が、事実ではないことが明らかになった。
　　もっとも、池田氏の病状については、昭和六十年に東京女子医大に入院した際にも、学会本部広報室は、「風邪気味と疲労」による検査入院と発表したが、池田氏自身が「心臓の検査」と発言しているように、心筋梗塞などの心臓疾患だったと言われている。それだけに「風邪と疲労」による体調不良とされる今回も、昭和六十年に発症した心臓系の疾患だったと見られている。
　　スピーチの中で池田氏は、婦人部を「国宝中の国宝」と礼賛するとともに、対立する日蓮正宗については、
　「世界の広宣流布を妨害する日顕の一派は、『悪党の中の悪党』『賊の中の賊』であると宣言しておきたいのであります」
　　などと激しく非難。また、自身が体調を崩したこともあってか、東京・関西の創価学園から多数の人材が輩出していると発言する中で、特に、医者が二百二十一人も誕生しているとアピール。さらには師匠を守ることが創価学会の発展の原点だと次のように声を強めた。
　「私は命を捨てて、全財産を捨てて、一家を捨てて、師匠である戸田先生を守ったんです。それで、いまの学会があるんです」
　　一応の復帰を果たした池田氏だが、健康に不安な要素があることは事実。それだけに今後、ポスト池田大作に向けて、どのような動きが顕在化するかに注目が集まっている。

●創価大学が法科大学院の設置を申請
�e６月20日付「聖教新聞」「学生第一の創価大学」「明春開学　法科大学院　入学希望者は適性試験受験を」
　「明２００４年４月の開学に向け、準備を進めてきた法科大学院は、今月末に、文部科学省に認可を申請し、説明会（ガイダンス）を開催する。
　『法科大学院』とは、政府の司法制度改革の一環として、２００４年４月に開催される法曹（裁判官、検察官、弁護士）養成の専門機関」

　※「聖教新聞」は、創価大学が戦後に創立された大学等の高等教育機関の中で、百六人という全国トップの司法試験合格者を輩出していることを誇示。明年、法科大学院を設置するとアピールしている。今後、さらに多くの学会員子弟を法曹界に送り込もうという狙いである。

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